【HIROの授業・研修デザイン】日々の授業や研修に悩む全国のミドルリーダーの仲間たちに贈る 全国の先生方へ届ける熱量と、8分間の実践報告にかける覚悟【特別編】
おはようございます。週末の朝、全国各地で子どもたちの未来のために、そして自身の授業や学級経営のために汗を流し続けている仲間たちへ。今日お届けするのは、通常の連載とは異なる【特別編】です。
土曜日の夜。私は今、各地で奮闘される先生方の前で、約8分間のお時間をいただき、同僚と共に掲げてきたビジョンや実際の実践、そしてこれからの見通しについて発表する機会を控えています。
この活動報告において、私が何よりも大切にしたいこと。
それは、ご依頼いただいた方の温かい想いに応えること。
そして何より、私の話を聞いてくださる全国の先生方が「よし、自分もやってみよう」「よし、私たちにもできるかもしれない」という希望とエネルギーをどれだけ感じていただけるか、その一点に尽きます。
本稿では、この8分間の発表に向けて私がどのようにスライドを再構築し、何を削り、どんな想いを言葉にのせるのか。その舞台裏をそのままお届けします。
序章:59枚の資料を手放し、本質へと絞り込むまでの葛藤
今回の実践報告に向けて、私は自分自身に問いかけを重ねながら、実に59枚のスライドを準備しました。
第1章:現在地はどこ?/何のために?/掲げたテーマは?/何を勝ちとするのか?
第2章:具体的には?/何をしたの?/それをしてどうなった?/成果と前進は?
第3章:課題点は?/踏ん張りどころは?/本質はどこにある?
第4章:具体的なフェーズ設計は?/ここからのVisionは?/身近な一歩
同じ仲間の先生方や先輩方に事前に見ていただいたところ、
「これまでの積み上げが本当によくわかる」
「Before→Afterも鮮明で、今後何をしていくかがクリアに映し出されている」と心強い太鼓判をいただきました。
しかし、本番を目前に控え、最終の原稿を詰めながら、私は深い自問自答に行きあたりました。
「この59枚の資料を、たった8分間という限られた時間の中でスライドを追いながら聞いたとき、果たして参加してくださる方々に、私の本当の想いは届くだろうか?」
「依頼してくださった方(K先生)の期待やイメージを超える、そんな報告の場にできるだろうか?」
発表を聞いてくださるリーダーの先生方に、「自分の学校・学級だったらどうだろう?」と自問自答し、自分ごとに捉えてほしい。その一心であえて多くの問いかけを並べていましたが、8分間という制約の前には、かえって情報の洪水になってしまう危険があったのです。
第1章:「問い×ドラマ」の思想——31枚への厳選と情報の引き算
そこで私は、大きな決断をしました。
59枚あったスライドを、31枚まで徹底的に厳選したのです。
さらに、AI生成の画像はあえて「1枚のみ」に絞り込みました。
参加される方の中には、新しいテクノロジーに対して様々な受け止め方を持つ方々もおられることを見越し、余計なノイズを排除したのです。その代わり、「1スライドに一言」という原則を貫き、情報量を極限まで削ぎ落としました。
その上で、各スライドのサブタイトルやアイキャッチとして「自問自答の問いかけ」を配置し、その下で語る私自身の泥くさい「具体的な答えとリアルなドラマ」を対比させる構造へと組み替えました。
参加者は「問いかけ」で自分の現場を振り返り、
HIROの「具体的なドラマ」に共感し、
最後に「自分たちにもできる」という確信へとたどり着く。
この「問い×ドラマ」の構造こそが、8分間を最高のものにするための鍵だと気づいたのです。
第2章:汗を流した日々から見えてきたもの
この夏、私たちが取り組んできた研究や実践は、決して机上の空論ではありません。教室という現場で、子どもたちと向き合い、同僚と衝突し、悩み、立ち止まり、それでも「1mm前へ」と進み続けた日々の積み重ねです。
「どうしようかな、こうしようかな」と職員室で頭を抱えながら、それでも明日を待つ子どもたちのために教材を開いた時間。
「こんな授業がしたかったんだ」と、子どもたちの目がパッと輝いた瞬間の熱量。
そうした「辛労の先にある喜び」が、私たちの実践の土台にあります。その生々しいプロセスを、飾り立てず、しかし情熱を込めて言葉にします。
結び:この8分間が、誰かの「一歩」に変わるように
本番の時間はわずか8分間かもしれません。
しかし、その8分間を通じて、聞いてくださる先生方がこう思ってくださるなら、これ以上の喜びはありません。
「よし、私も明日からやってみよう!」
「よし、私たちチームならできるかもしれない!」
研修を重ね、実践を積み上げる意味はそこにあります。一人の実践が仲間に伝播し、学校の枠を超えて全国の点と点が線につながっていく。その営みこそが、私たちの夢や未来につながっていると、私は信じています。
さぁ、本番の幕が上がります。
この朝の誓いを胸に、最高の発表を届けてきます!
あとがき:同じ空の下で闘うあなたへ
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。
今日の特別編は、私自身がこれから迎える8分間の発表に向けた、いわば「決意表明」でもありました。
平日の忙しい日常を抜け出し、土曜日の夜という限られた時間であっても、全国各地から「より良い教育を創りたい」「子どもたちのために学び続けたい」と集まってくる仲間たちがいます。その姿を想像するだけで、胸が熱くなります。
私たちは日々の学校現場で、時に孤独を感じたり、思い通りにいかない現実に立ち尽くしたりすることがあります。
「本当にこのやり方でいいのだろうか」
「自分たちの実践は、子どもたちに届いているのだろうか」
そうやって悩み、汗を流し、職員室の隅で小さくため息をついた夜が、誰にでもあるはずです。
だからこそ、誰かが一歩を踏み出す姿や、「こうやって乗り越えたよ」というリアルなドラマは、同じように現場で闘う誰かにとっての「灯火」になると私は信じています。
完璧な人間なんていません。スマートにすべてをこなせるスーパーティーチャーである必要もない。 ただ、目の前の子どもたちのために悩み、泥臭く足掻きながらも「1mm前へ」進もうとするその背中こそが、周りの同僚を動かし、やがて大きなうねりとなって学校や地域を変えていく。
今日の8分間が、聞いてくださる先生方にとって「明日からまた頑張ろう」と思える小さなきっかけになれば。
そして、このnoteを開いてくださったあなたにとっても、「自分も一人じゃない、一緒に進んでいこう」と思えるエールになれば、これ以上の喜びはありません。
さぁ、それぞれの場所で、それぞれの物語を紡ぎながら。
今日も明日も、共に1mm前へ進んでいきましょう。
HIRO
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