選挙結果を前に、考えていたこと
こんにちは、森です。
昨日の選挙結果を見て、
いろいろな言葉が飛び交っています。
「若者は保守化している」
「リベラルは支持を失った」
「結局、変化は望まれていない」
でも、僕はあまり
その言い方にしっくりきていません。
今回の結果を、
「どちらが正しかったか」で
整理してしまうのは、
少し雑な気がしているからです。
若者の選択は、矛盾していない
たとえば、
同性婚については
若い世代の多くが賛成しています。
それでも、
自民党に投票した若者は少なくない。
これを
「関心がないからだ」
「矛盾している」
と言ってしまうのは、簡単です。
でも、現実はもう少し違う。
関心がないのではなく、
優先順位が低かった
それだけの話だと思っています。
生活の重さは、思想より先に来る
奨学金の返済。
不安定な雇用。
上がり続ける生活費。
こうした現実を前にすると、
人はどうしても考えます。
「来月、どうなるんだろう」
「この先、やっていけるんだろうか」
そのとき、
理念や理想が頭から消えるわけではない。
ただ、
今の生活に直結する不安の方が、
前に出てくる。
これは、未熟さではありません。
とても現実的な判断です。
人は、理屈だけでは動かない
政治の議論では、
「正しいかどうか」が
強調されがちです。
でも、人は
正しさだけで動く存在ではありません。
不安。
怒り。
安心したいという気持ち。
こうした感情は、
政治判断において
とても大きな力を持っています。
それは否定されるべきものではない。
むしろ、
そこに触れない言葉は、
どれだけ正しくても届かない。
問われているのは、理念の正しさではない
今回の結果が示しているのは、
リベラルの理念が
否定された、という単純な話ではない。
問われているのは、
人びとの現実を
どこまで見てきたか何に不安を感じ、
何を後回しにしているのかを
どこまで受け止めてきたか
その点だと思っています。
理念が共有されていても、
それが生活の中心的な課題と
結びつかなければ、
投票行動には直結しない。
関わり方は、一つじゃない
大学生や新社会人にとって、
政治はどうしても遠く感じやすい。
全部を理解できていなくていい。
すべてに意見を持てなくてもいい。
大事なのは、
なぜ自分はそう感じたのか
なぜその選択をしたのか、しなかったのか
そこを、
自分なりに考えてみることです。
投票だけが、
政治参加ではありません。
考えること。
話すこと。
違和感を言葉にすること。
それも、
立派な関わり方です。
最後に
不安な時代ほど、
人は「守る」選択をしやすくなる。
それ自体を、
責める必要はありません。
ただ、そのときに
考えることまで
手放してしまわないでほしい。
自分はいま、
何を一番怖がっているんだろう。
何を後回しにして、
何を大切にしようとしているんだろう。
この問いを持てたなら、
もう十分、社会と向き合っています。
これから、
いろいろなデータや分析が
出てくるでしょう。
僕の見方も、
間違っているかもしれない。
それでも、
こうして考え続ける人が
少しずつ増えていくことを、
願っています。
また来週。
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