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SoFi、売上+40%と高成長を維持🔥 手数料収入は3年で4倍──2026年Q2決算データを読む Part2

Part1に続き、SoFi 2026年第2四半期決算の各種データを集計しました。

星の意味は以下となります。
「★★★:必須」「★★:深掘り」「★:参考」

🚨Part2のポイント🚨
・売上前年比+40.5%。高成長を維持し、年間売上50億ドル超も視野
・Adjusted EBITDA Marginは29.7%、Rule of 60を6四半期連続で達成
・会員あたりの商品利用数は過去最高の1.54
・会員あたり売上も回復し、クロスセル効果が売上に波及
・手数料収入は2022年から4倍、売上構成比も39%へ上昇し、資本負担の軽い収益構造へ

📊掲載内容一覧
1. 売上・前年比・前期比:★★★
2. 売上・Adjusted EBITDA・Adjusted EBITDA Margin:★★★
3. Rule of 40/50/60:★★★
4. 売上・純利益・純利益率:★★★
5. 増分純利益率:★★
6. Adjusted EPS(1株あたり利益)推移:★★★
7. 会員数・利用商品数・売上推移:★★★
8. 会員1人あたりの利用商品数および売上:★★
9. 会員数および売上前年比伸び率:★★
10. 手数料収入:★★★
11. 手数料収入内訳:★★

【1. 売上・前年比・前期比:★★★】
売上12.06億ドル:前年比+40.5%、前期比+10.9%。最近は前年比約+40%の成長が続いている。個人的には、2026年通期は年間売上50億ドル超え(前年比約+40%)を予想している。

【2. 売上・Adjusted EBITDA・Adjusted EBITDA Margin:★★★】
売上12.06億ドル、Adjusted EBITDA 3.58億ドル、Adjusted EBITDA Margin 29.7%。

2026年は新たな事業への投資に加え、2025年第4四半期対比で、2026年上期はマーケティング費用を引き上げる方針を示していたなか、高い利益率を記録している。

※Adjusted EBITDA=本業の収益力を示す指標(利払い・税金・減価償却・一時費用〔株式報酬やM&A関連費用等〕を除外)。日本の営業利益に近い。

【3. Rule of 40/50/60:★★★】
「Rule of 40」は19四半期連続、「Rule of 50」は8四半期連続、「Rule of 60」は6四半期連続達成となった。

※Rule of 40/50/60:売上の対前年成長率(%)とAdjusted EBITDA Marginを合計し、その数値が40/50/60を超えているかどうかで、企業の成長性と収益性のバランスを評価する指標

売上成長率30%、Adjusted EBITDA Margin 30%前後を維持できれば、当面「Rule of 60」が続く可能性もある。売上成長率と利益率が高水準で推移する局面に入れば、EPSは非線形的に拡大する。

【4. 売上・純利益・純利益率:★★★】
売上は12.06億ドル、純利益は1.60億ドル、純利益率は13.3%。株式報酬に伴う税効果などを背景に実効税率が上昇し、純利益・純利益率ともに前期比で低下した。ただし、実効税率上昇の影響を考慮すれば、利益率の改善基調は維持されている。

【5. 増分純利益率:★★】
SoFiは2026年第2四半期決算発表において、純利益率25%を長期目標として示した。この達成根拠が増分純利益率(増えた売上のうち、新たな利益がいくら残ったのかを見る指標)である。

例えば、売上100億円、利益10億円だった会社が、翌年に売上120億円、利益16億円になった場合、増えた売上と利益はそれぞれ20億円と6億円となる。会社全体の利益率は「16億円÷120億円=13.3%」にすぎないものの、増えた売上20億円に対して6億円の利益が増えたため、増分純利益率は30%となる。

SoFiの増分純利益率を前年比ベースで計算すると、直近4四半期では単純平均約30%となる。なお、黒字化前後の大幅な利益改善を含む2023年第1四半期以降の単純平均では約40%となる。

売上を伸ばしながら30%前後の増分純利益率を生み続けることができれば、利益率の高い売上が全体に占める割合は徐々に大きくなる。その結果、会社全体の利益率も押し上げられていく。

こうした実績を基に、SoFiは長期的な純利益率25%への道筋を示している。

【6. Adjusted EPS(1株あたり利益)推移:★★★】
Adjusted EPSの計算のもととなる株式数は、2025年第4四半期以降ほぼ横ばいで推移している。そのため、2025年第4四半期対比でAdjusted EPSが減少している要因は、株式数の増加ではなく、実効税率上昇の影響が大きい。

※参考:実効税率の推移
・2025年 Q1 10.9%、Q2 13.3%、Q3 6.2%、Q4 6.4%:通期8.5%
・2026年 Q1 16.4%、Q2 23.4%:上半期19.9%
※2026年は株式報酬に伴う税効果などにより、実効税率が前年より大きく上昇している。

【7. 会員数・利用商品数・売上推移:★★★】
会員数と利用商品数の増加に連動する形で、売上も着実に拡大している。特に重要なのは、会員数の増加だけでなく、既存会員による追加利用も進んでいる点である。会員基盤の拡大とクロスセルの進展が続く限り、売上成長の土台はさらに厚みを増していく。

【8. 会員1人あたりの利用商品数および売上:★★】
2026年第2四半期における会員1人あたりの利用商品数は1.54、1会員あたりの売上は74.49ドル。会員あたりの商品利用数は過去最高となり、会員あたり売上も2024年前半を底に回復傾向が続いている。会員数の増加に加えて、既存会員へのクロスセルが進むことで、1会員から生み出す売上も拡大していく好循環が生まれつつある。

【9. 会員数および売上前年比伸び率:★★】
会員あたり売上の上昇に伴い、売上成長率が会員数の伸び率を上回る四半期が続いている。SoFi Plusの好調によるクロスセルの進展が、この傾向をさらに加速させる可能性がある。

【10. 手数料収入:★★★】
手数料収入は2022年の3.85億ドルから、2025年には15.45億ドルへと約4倍に拡大。2026年第2四半期も4.72億ドル(前年比+25.1%)となり、単純に年率換算すると約19億ドルに達する。

売上に占める手数料収入の割合も、2022年の25%から2026年第2四半期には39%まで上昇している。SoFiは長期的に、この割合を50%以上へ引き上げる方針を示している。

手数料ビジネスは融資事業と比べて資本負担が軽いため、その拡大は単なる収益源の多様化にとどまらず、SoFi全体の資本効率を高めるうえでも重要となる。

【11. 手数料収入内訳:★★★】
2026年第2四半期の手数料収入は4.72億ドル。特にローン組成手数料が大きく伸び、手数料収入全体の成長を牽引した。

一方、ローンプラットフォーム手数料は大幅に減少している。これは、増資による資本強化や預金の積み上がりによって貸出余力が拡大するなか、ローンをLPB経由で外部に流すよりも、自社のバランスシート上に積み増す判断を優先したことが影響している。

このほか、テクノロジーサービス、インターチェンジ、証券取引など複数の収益源が積み上がっており、手数料ビジネスの多様化も進んでいる。

Part3に続きます。

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