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SoFi、クロスセルが本格加速🔥 会員増を上回る商品増──2026年Q2決算データを読む Part1

SoFi 2026年第2四半期決算の各種データを集計しました。

星の意味は以下となります。
「★★★:必須」「★★:深掘り」「★:参考」

🚨Part1のポイント🚨
・会員数は1,581万人に達し、前年比+34.6%と高成長を維持
・商品増加数が初めて会員増加数の2倍を超え、クロスセルが本格加速
・新規契約・新規商品利用の50.1%を既存会員が占め、複数商品利用が拡大
・Cryptoが急伸、SoFi Plusも20.6万件に達し、新たな成長ドライバーが台頭

📊掲載内容一覧
1. 2030年会員数5,000万人までの道のり:★★★
2. 2030年会員あたり平均利用商品数3までの道のり:★★★
3. 会員増加数:前四半期差:★★
4. 契約・利用商品数推移:★★★
5. 契約・利用商品数内訳:★★
6. 契約・利用商品数増加数:前四半期差:★★
7. 金融サービス事業:利用商品数内訳:★★
8. 金融サービス事業:利用商品数割合:★★
9. 新規利用に占める既存会員の割合:★★
10. 新規会員獲得コスト:★★
11. 自発的ブランド認知:★★
12. 技術プラットフォーム事業におけるアカウント数:★★

【1. 2030年会員数5,000万人までの道のり:★★★
2026年第2四半期現在、会員数1,581.4万人:前年比+34.6%。2021年第2四半期の会員数は256.0万人で、5年前から約6.2倍の会員数になっている。

なお、現状の前年比+34.6%が、+29.2%まで減速してもSoFiが目標とする2030年の会員数5,000万人を達成できる。また、5,000万人の対象は米国のみであり、国際展開をしていけば、目標の上積みもあり得る。

※2026年第2四半期までは実績、2026年第3四半期以降はシミュレーション上の数字

個人投資家の強みは長期投資に徹することができるということである。株価が低迷している時こそ、SoFiの黎明期を思い出し、長期を見据えたい。SoFiの成長ストーリーは何一つ変わっていない🔥

【2. 2030年会員あたり平均利用商品数3までの道のり★★★
2026年第2四半期において、契約・利用商品数は222.2万件増、会員数は110.8万人増(それぞれ前期比)となり、商品増加数が初めて会員増加数の2倍を超えた。これは、2026年3月31日以降に実質的な有料会員制度へ移行したSoFi Plusの効果も大きい。

※2026年第2四半期までは実績、2026年第3四半期以降はシミュレーション上の数字

「2030年会員数5,000万人までの道のり」は、現在の成長ペースを維持できれば、順調に進んでいるように見える。一方、「2030年会員あたり平均利用商品数3」への道のりは、順調とは言い難い。

ただし、長らく横ばいだった会員あたり利用商品数は足元で上昇に転じており、反転の兆しが見え始めている。

仮に、2030年に会員数が現在の1,581.4万人から5,000万人(約3倍)になり、会員一人あたりの平均利用商品数が1.54から3(約2倍)になれば、売上は単純計算で約6倍に拡大する余地があり、営業レバレッジが働くことにより、EPSはさらに増加する可能性がある。

もちろん、すべてが計画どおりに進むとは限らない。しかし、既存ビジネスの延長線上だけでも、長期的に大きな株価成長を説明できる構造になっている。

【3. 会員増加数(前四半期差):★★
2026年第2四半期単体で110.8万人の会員増を記録。

2026年第2四半期決算では、会員数ガイダンスに関する新たなコメントはなかった(2026年通期のガイダンスは、前年比“少なくとも”30%増の1,774.6万人超)。しかし、このままの増加ペースが続けば、通期会員数の上振れが意識される状況にある。

会員数は将来の売上成長を占う重要な先行指標の一つでもあり、会員数が上振れすれば、売上・EPSの上方修正期待にもつながるうえ、来期以降にも期待が膨らむ。

【4. 契約・利用商品数推移:★★★】
ローン契約数と金融サービスの利用商品数の合計は2,438.1万件に達し、前年比+42.2%、前期比+10.0%となっている。2021年第2四半期の契約・利用商品数は366.7万件で、5年前から約6.6倍になっている。足元では、契約・利用商品数が会員数以上に伸びている。すなわち、クロスセルが加速している。

【5. 契約・利用商品数内訳:★★】
契約・利用商品数2,438.1万件の内訳。2026年第2四半期現在、ローン事業におけるローン契約数309.3万件、金融サービス事業における利用商品数は2,128.8万件。前年比は、ローン契約数が+35.7%、利用商品数が+43.2%といずれも高い伸び率を示している。

【6. 契約・利用商品数増加数(前四半期差):★★
2026年第2四半期単体で、ローン契約数は26.2万件の増加、金融サービス事業における利用商品数は196.0万件の増加を記録。伸びが加速していることも大きな特徴の一つである。

【7. 金融サービス事業:利用商品数内訳:★★】
2026年第2四半期現在、金融サービス事業における利用商品数は21,287,615。内訳は以下の通り。
・Relay(財務管理ツール)7,993,828
・Money(銀行口座)7,888,387
・Invest(証券)3,931,718
・Credit Card(クレジットカード)509,825
・Crypto(暗号資産)388,336
・SoFi Plus(有料会員向けメンバーシップ)206,000
・At Work(学生ローン返済支援や財務教育などの企業向け福利厚生サービス)189,078
・Referred loans(ローンの仲介サービス)180,443

※Money、Relay、Invest:左軸(それ以外右軸)

Crypto(暗号資産)の急伸が目立つ。またSoFi Plusも20.6万件に達し、幸先の良いスタートを切った。ノトCEOは、暗号資産取引および暗号資産レンディング(暗号資産を担保にお金を借りられるサービス)およびSoFi Plusは、かなり早い段階で容易に1億ドル規模の売上事業になり得ると述べている。

【8. 金融サービス事業:利用商品数割合:★★】
Relay(財務管理ツール)が37.6%、Money(銀行口座)が37.1%、Invest(証券)が18.5%を占める。

【9. 新規利用に占める既存会員の割合:★★】
ローンの新規契約または金融サービス事業における新規商品利用の50.1%が既存会員によってなされた。新規会員数が急増するなか、この比率が上昇傾向を見せているのは評価に値する。

※「1-新規会員増加数÷新規利用増加数」で独自計算。会社発表の数値とは異なる。

【10. 新規会員獲得コスト:★★】
新規会員獲得コストは一定のレンジで安定して推移する。これは、マーケティング投資が一定の効率で会員増加につながる構造が確立していることを示す。すなわち、新規会員の増加は大幅なマーケティング費用の増加によって達成されたわけではない。

※「四半期ごとの広告宣伝費(Sales and Marketing)÷新規会員の増加数」で計算。広告宣伝費には様々な費用も含まれ、厳密な新規会員獲得費用とはならないものの、傾向を見るためには有効。

【11. 自発的ブランド認知(Unaided Brand Awareness):★★】
ユーザーにヒントを与えず、「どのブランドを思い浮かべるか」を測る指標である。自発的ブランド認知が一定水準に達すると、口コミや紹介によって自然に選ばれる段階へ移行しやすくなる。一般的に10%前後は、その転換点の一つと考えられることが多く、SoFiはその初期段階に入りつつある。

【12. 技術プラットフォーム事業におけるアカウント数推移:★★】
アカウント数は1.35億、前年比▲15.8%。SoFiの主要指標がプラスとなるなか、大幅なマイナスとなっている。これは主要顧客の1社であった米国フィンテック企業「Chime」が自社プラットフォームへの移行を完了させた影響が大きい。ただし、前期比では2四半期連続でプラスとなっており、今後の反転に期待したい。

Part2に続きます。

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