JAL Pay還元率変更を反映!PayPay経済圏ユーザーの高還元決済戦略(2025年11月更新版)
このnoteアカウントでは、京都と大阪の中間に拠点を置き、福岡・山陽にルーツを持つ筆者が、「最適化旅!」をモットーに、以下内容を発信しています。
関西を拠点とした国内海外の移動最適化
実際に運用している決済手段・ポイント・マイル活用
東南アジア・香港・台湾・韓国・日本国内旅行での実体験と失敗談
■ 全体設計
関西住み国内・海外旅行族としての決済・ポイント・マイル戦略の全体設計は、以下の総集編にまとめています。
■ 活用している経済圏
■ 使用しているクレジットカード
楽天ゴールド(JCB)
■ 活用しているバーチャル決済
■ 活用しているマイレージ
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タイ渡航25回以上
シンガポール渡航15回以上
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※PayPayカード改悪への対策として、以下記事を参照されたい。
※2026年6月更新
上記記事の決済戦略の強化版を以下記事で公開しています。
プロローグ
本記事では、PayPay経済圏ユーザーのチャージ・決済に関する個別の情報を紹介したうえで、PayPay経済圏ユーザーが期間や店舗を問わず利用できる汎用的なチャージ・決済戦略を説明する。
従来の記事のなかでJAL Payを取り上げていたが、この度2025年11月から、JAL Payの還元率が変更されることになった。これに合わせ、本記事で最新の決済戦略をアップデートしたい。
「PayPay経済圏ユーザー」の定義は、人や文脈によって異なるが、本記事では、以下で定義することにする。
メインのスマホを、SoftBank または Y!Mobile で契約している。
メインのクレジットカードとして、PayPayゴールドを使用している。
メインのQRコード決済として、PayPayクレジット決済を使用している。
スマホキャリアやPayPayの設定によって、上記すべてが紐づいている。
この記事では、以下の方法を紹介している。
2025年11月のJAL Payの還元率変更に伴って大幅に変わるのは5と6だ。
PayPay経済圏ユーザーが、PayPayポイントを楽天経済圏に移行する方法
PayPay経済圏ユーザーが、楽天Payを高還元利用する方法
PayPay経済圏ユーザーが、Amazonを高還元利用する方法
PayPay経済圏ユーザーが、楽天証券原資を高還元チャージする方法
PayPay経済圏ユーザーが、飛行機に乗らずにマイルを貯める方法
PayPay経済圏ユーザーが、海外で高還元決済する方法
第1章 PayPay経済圏
第1節 PayPay経済圏ユーザーの王道決済ルート
まずPayPay経済圏ユーザーの王道ルートとして、以下の方法で、月間のPayPay加盟店での最大8万円までの決済を最大7.0%還元にすることができる。この方法は、SoftBank・PayPayの公式サイトや、多数のブログ記事で説明し尽くされているため、詳細については割愛する。
SoftBankで「ペイトク無制限」コースを契約する(還元率+5.0%)
PayPayクレジット払いでPayPayゴールドカードを使用する(還元率+1.5%)
PayPayステップを達成する(還元率+0.5%)

しかし、ペイトク無制限の5.0%還元は、決済金額8万円、還元ポイント4000Pが上限である。これ以上をPayPayクレジットで決済する場合は、還元率が2.0%となる。この問題を打破する方法は、第2章・第3章で説明する。
第2節 PayPayポイントの楽天経済圏移行
さて、PayPay経済圏に属するPayPay証券は、楽天証券に比べるとまだラインナップが劣る。そのため、
PayPay経済圏に属しつつ、楽天証券でNISA口座を開設しメインとしている
ようなユーザーはまだ比較的多いのではないだろうか?
そこで問題なのは、
PayPay経済圏で得たPayPayポイントを、楽天経済圏にいかに移行するか?
だ。
PayPay経済圏や楽天経済圏それぞれにフォーカスした記事は大量に存在するが、この問題の答えを直接的に解説した記事はあまり多くないように思う。
PayPay経済圏から楽天経済圏をつなぐおそらく唯一の架け橋は、PayPayから楽天銀行への出金だ。
ここから逆算して、私は以下のルートを構築している。
準備:PayPayアプリ内で、PayPay証券特定口座を開設しておく。
①PayPayポイントをPayPayアプリ内のポイント運用で増やしてからPayPayポイントに戻す(任意)
②PayPayアプリ内のPayPay証券特定口座で、「フラットコース」など、利益が発生しにくい証券をPayPayポイントで購入し、即座に売却する
③②の売却により、PayPayマネーとしてPayPay内に出金される
④③で出金されたPayPayマネーを、楽天銀行に出金する(手数料は一律100円)

若干の手数料がかかってしまうものの、必要に応じてあらかじめ①を行っておくことで、PayPayポイントから楽天銀行への実質的に等価以上の交換が可能である。
この方法で、PayPayポイントを楽天経済圏に移行することができた。
第2章 楽天経済圏
第1節 楽天証券の王道積立ルート
さて、楽天証券ユーザーの王道として、以下の方法で月15万円を楽天証券NISA口座で積み立て、1250ポイントを得ることになるだろう。この方法は、楽天の公式サイトや、多数のブログ記事で説明し尽くされているため、詳細については割愛する。
楽天銀行・楽天カード・楽天証券を紐づける
楽天カードで、楽天銀行から月10万円積立(還元率+1.0%)
楽天キャッシュで、月5万円積立(還元率+0.5%)

楽天証券の第1原資となる楽天銀行の原資調達方法は第1章で既に解説した。
楽天証券の第2原資となる楽天キャッシュの調達方法を、次の節で解説する。
第2節 PayPay経済圏ユーザーの楽天証券原資調達
ここで問題なのは、
PayPay経済圏から、楽天証券原資の楽天キャッシュをいかに調達するか?
だ。
かつては、楽天キャッシュへのチャージは楽天カードから行うのが自然な方法であったが、2024年12月現在、このチャージ方法では楽天ポイントが還元されないため、適切な方法ではない。
2024年12月現在、月間上限10万円で楽天Edyを楽天キャッシュに交換することができる。したがって、楽天Edyを高還元で月間10万円調達できれば、楽天キャッシュを高還元で月間10万円調達できる。
実は、PayPayカードゴールドを使用し、月間チャージ上限30万円&最大2.6%還元で楽天Edyをチャージする方法が存在する。この方法の詳細は第3章で説明する。

この方法から派生する形で、PayPay経済圏ユーザーが楽天経済圏を利用して高還元で決済する方法が2つ存在することがわかる。第3節と第4節で解説する。
第3節 PayPay経済圏ユーザーの楽天Pay高還元利用
1つ目は、月間最大10万円まで高還元(+2.6%)で調達した楽天キャッシュのうち、5万円を楽天証券積立に使用した残りの5万円を、楽天Pay加盟店で使用する(+1.5%)ことである。この方法の合計還元率は+4.1%である。

楽天Pay加盟店のうち、楽天市場以外で特におすすめなのは、アパホテル公式アプリでの決済である。
以下の方法で、合計還元率14.1%となり、Yahooトラベルや楽天トラベルと並ぶ選択肢になりうる。
アパホテル年間10泊で達成できるゴールド会員になる(還元率+10%)
高還元で調達した楽天Payで決済する(還元率+4.1%)
国内出張が多い人は重宝するのではないだろうか。
なお、Google残高を購入する際は、楽天市場から購入することで、合計還元率が5.1%となる。
高還元で調達した楽天Payで決済する(還元率+4.1%)
Googl残高で決済する(還元率+1.0%以上)
第4節 PayPay経済圏ユーザーの楽天Edy・Amazon高還元利用
2つ目は、月間最大30万円まで高還元(+2.6%)で調達した楽天Edyのうち、10万円を楽天キャッシュに変換した残りの最大20万円を、楽天Edy加盟店で使用する(+0.5%)ことである。この方法の合計還元率は+3.1%である。

楽天Edy決済のうち、特におすすめなのは、Amazonギフト券の購入である。
以下の方法で、合計還元率最大4.1%となり、Yahooショッピングや楽天市場と並ぶ選択肢になりうる。
高還元で調達した楽天EdyでAmazonギフト券を購入する(還元率+3.1%)
Amazonギフト券を使用する(ポイント還元対象商品は還元率+1.0%)
楽天EdyをAmazonギフト券に変換する方法については、別途Google検索等で既存の記事を参照されたい。
AmazonギフトはAmazon以外にAmazon Pay加盟店でも使用でき、例えばデリバリーサービスの出前館や、本の要約サイトのFlierなどでも利用可能だ。
第3章 陸マイル修行
第1節 PayPay経済圏ユーザーの楽天証券原資高還元チャージ
さて、この章では、第2章第2節の種明かしとして、PayPay経済圏ユーザーが、楽天証券での積立のための原資である楽天Edyを高還元でチャージする方法を説明する。
この方法自体は、既存の記事で紹介されているのだが、PayPay経済圏ユーザーが楽天証券を利用する踏み台として明示的に紹介している記事は少ないように思う。
まず結論から言うと、方法は以下だ。
準備:JAL Pay・ANA Payアプリをダウンロードし、会員登録する。
①PayPayゴールドからJAL Payにチャージ。 (月間最大30万円、還元率+2.0%)
②JAL PayからANA Payにチャージ。 (月間最大30万円、還元率+0.1%)
③ANA Payから楽天Edyにチャージ。 (還元率+0.5%)

なお、PayPayゴールドのうちVISAブランドは、①で手数料を取られるため非推奨だ。
今回、2025年11月から②の還元率が0.5%から0.1%に変更となる。
第2節 PayPay経済圏ユーザーの陸マイル修行
お気づきの通り、航空会社系決済アプリの登場だ。
②と③では、それぞれ、JALマイルが0.1%、ANAマイルが0.5%還元される。
つまりこの方法によって、PayPay経済圏ユーザーは、楽天証券原資の楽天Edyを高還元でチャージすると同時に、いわゆる「陸マイル修行」をすることができるのだ。
飛行機に乗る人はもちろん、マイルを特典航空券に交換することになるが、飛行機に乗ることがない人は、これらのマイルを決済に当てることで楽天Edyにチャージし、第2章で解説の方法で高還元決済することができる。
※なお、他社ではあるが、キャセイパシフィック航空のアジア・マイルについて以下記事で解説しているので、ご参考まで。
この方法から派生する形で、PayPay経済圏ユーザーがPayPay非加盟店・楽天Pay非加盟店、特に海外で高還元で決済する方法が存在することがわかる。第3節で解説する。
第3節 PayPay経済圏ユーザーの海外・国内高還元決済
今回、2025年11月から、JAL PayからANA Payへのチャージによる還元率が0.1%に変更される。また、JAL Payで海外Mastercard加盟店で決済の場合の還元率が1.2%に変更される。
一方で、ANA PayでVISA加盟店で決済の場合の還元率は0.5%のままだ。

そこで、海外決済においては、極力JAL Pay (合計還元率3.2%)を利用することが推奨される。海外では、楽天Payは使えないし、ANA Payの合計還元率は2.6%になるため、JAL Payを利用する場合が合計還元率が最大となるためだ。
2025年9月までは、海外のVISA加盟店であれば極力ANA Payを利用するのが有利だが、2025年11月以降は、合計還元率の観点では、ANA Payを決済で利用するメリットは激減することになる。
また、国内の非楽天加盟店かつMastercard加盟店では、極力ANA Pay (合計還元率2.6%) を利用することが推奨される。
第4章 総合戦略
第1節 PayPay経済圏ユーザーのチャージの基本戦略
第1章から第3章の内容をまとめて、PayPay経済圏ユーザーの汎用的なチャージ・決済戦略を構築することができる。
まず、汎用的なチャージ戦略として、毎月あたり以下のチャージが必要である。
※RとAは、R+Aが20以下になるように好きに選んでよい
PayPayゴールド(Master/JCB)で、JAL Payに30万円チャージ(+2.0%)
JAL PayからANA Payに(10+R+A)万円チャージ(+0.1%) ※今回変更
JAL Payでは、海外で(20-R-A)万円を決済可能(+1.2%) ※今回変更
ANA Payから楽天Edyに10+R万円チャージ(+0.5%)
ANA Payでは、国内でA万円を決済可能(+0.5%) ※今回変更
楽天Edyから楽天キャッシュに10万円チャージ(+0%)
楽天Edy(またはAmazon)では、R万円を決済可能(+0.5%)
楽天キャッシュで、楽天証券に月5万円積立(+0.5%)
楽天キャッシュでは、残り5万円を決済可能(+1.5%)
楽天カードで、楽天銀行から月10万円積立(+1.0%)


以上の手順で、決済を最適化するための原資は揃った。
第2節 PayPay経済圏ユーザーの決済の基本戦略
チャージすると、あとは決済に使うことになる。
還元率を最大化するには、以下のQ1からフローにしたがって最適な決済方法を判定する必要がある。
もちろん、実際の決済の還元率は、キャンペーンなどのためにこれまで紹介した還元率とは異なる場合もあるが、あくまで基本的かつ汎用的な戦略としては、以下のフローに従うことになる。
Q1 PayPay加盟店・ペイトク還元対象で月間決済8万円未達か?
YES → 第1章第1節 PayPayゴールド決済で還元率+7.0%
NO → Q2 へ
Q2 楽天Pay加盟店(楽天証券除く)か?
YES → 第2章第3節 楽天Pay高還元決済で還元率+4.1% ※今回変更
NO → Q3へ
Q3 楽天Edy加盟店か?
YES → 第2章第4節 楽天Edy高還元決済で還元率+3.1% ※今回変更
NO → Q4へ
Q4 AmazonまたはAmazon Pay加盟店か?
YES → 第2章第4節 Amazonギフト高還元決済で還元率+4.1% ※今回変更
NO → Q5へ
Q5 VISA加盟店(国内)か?
YES → 第3章第3節 ANA Pay決済で還元率+2.6% ※今回変更
NO → Q6へ
Q6 Mastercard加盟店(海外)か?
YES → 第3章第3節 JAL Pay決済で還元率+3.2% ※今回変更
NO → Q7へ
Q7 PayPay加盟店で、ペイトク上限8万円到達済か?
YES → PayPayクレジット決済で還元率+2.0%
NO → 現金またはその他の決済方法
以上で、決済を最適化するための戦略が構築できた。
※関連記事として、WESTER経済圏の決済戦略や、EX-IC2枚持ち戦略について以下記事で解説している。
エピローグ
第4章で構築したPayPay経済圏ユーザーのチャージ・決済戦略は、日本国内のPayPay加盟店・楽天Pay加盟店のみならず、オンラインや世界のクレジットカード加盟店で通用する汎用的な戦略といえるだろう。
ペイトク還元上限の8万円を超えたとしても、第4章第2節のフローに従って決済手段を適切に選べば、その後30万円までは、2.6-4.1%の還元を受けることができるのだ。
本記事の発想は、他の経済圏ユーザーにも応用できる場合もあるだろう。
これ以外にも、汎用的に使えるチャージ・決済戦略があれば紹介していきたい。
最後に、本記事が、PayPay経済圏ユーザーが安定して高還元で決済し、ポイントやマイル、ひいては資産を貯めるための一助となることを願う。
~THE END~
