もう海外でクレカは原則使うな!海外決済手数料を減らすRevolutとWiseの二刀流戦略
このnoteアカウントでは、京都と大阪の中間に拠点を置き、福岡・山陽にルーツを持つ筆者が、「最適化旅!」をモットーに、以下内容を発信しています。
関西を拠点とした国内海外の移動最適化
実際に運用している決済手段・ポイント・マイル活用
東南アジア・香港・台湾・韓国・日本国内旅行での実体験と失敗談
■ 全体設計
関西住み国内・海外旅行族としての決済・ポイント・マイル戦略の全体設計は、以下の総集編にまとめています。
■ 活用している経済圏
■ 使用しているクレジットカード
楽天ゴールド(JCB)
■ 活用しているバーチャル決済
■ 活用しているマイレージ
■ 主な実績
タイ渡航25回以上
シンガポール渡航15回以上
キャセイパシフィック航空 ゴールド会員
ベトナム航空 プラチナ会員
タイ航空 ゴールド会員
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導入
海外旅行の支払いで、一般的なクレジットカードをそのまま使うと、海外事務手数料や為替の上乗せが静かに積み上がる。1回あたりは数百円でも、決済回数が増えれば無視できない金額になる。しかもこの海外事務手数料は近年上昇傾向にあり、三井住友カードは2024年11月から2.20%を3.63%へ、三菱UFJニコスも2026年11月から最大4.5%へと、それぞれ改定している。かといって現金だけに頼れば、両替やATMのコストが別にかかる。
筆者はRevolutとWiseを、目的別に使い分けている。Revolutはクレジットカードから資金を入れて海外でカード決済する手段、Wiseは海外ATMから現地通貨を引き出す手段。この記事では、両者の違いと役割分担を整理したうえで、海外旅行の決済コストを抑える設計を整理する。
1. 海外旅行の支払いでは何に手数料がかかるのか
一般的なクレジットカードで海外決済すると、主に以下のコストがかかる。
海外事務手数料:カード会社が上乗せする手数料。1.6〜4.5%程度と会社によって幅がある
国際ブランドの換算レート:Visa・Mastercard等が定める基準レートに、カード会社の手数料が上乗せされる
両替コスト:クレジットカードでの海外決済は、国際ブランドの基準レートやカード会社の手数料に加えて、決済時のレートそのものに上乗せが積み重なりやすい
ATM手数料:現地ATM運営会社側の手数料、カード発行会社側の海外ATM利用手数料、無料枠を超えた場合の追加手数料
これらは個別には小さく見えても、旅行日数・決済回数が増えるほど積み上がる。このうち海外事務手数料・国際ブランドの換算レート・両替コストの3つは、RevolutやWiseを使うことで抑えられる部分だ。一方でATM手数料は、現地通貨を現金で引き出す以上、Revolut・Wiseを使っても避けにくいコストとして残る。
2. RevolutとWiseの違い
RevolutとWiseは競合するサービスではなく、得意分野が異なる。両方ともカード決済・ATM利用のどちらにも対応しているが、運用上の強みとして整理すると以下のようになる。
Revolut
主な用途:海外カード決済(店舗・交通・オンライン決済)
クレジットカードチャージ:可能
外貨保有:可能
現金引き出し:可能
海外送金:可能
バーチャルカード:可能
Google Pay:対応
Wise
主な用途:海外送金、海外ATM・現金調達(現地通貨の引き出し)
クレジットカードチャージ:不可
外貨保有:可能
現金引き出し:可能
海外送金:可能
バーチャルカード:可能
Google Pay:非対応
Wiseでもカード決済はできるし、Revolutでも海外ATM利用は可能だ。ただし本記事では、実際にどちらをどの場面で優先するかという運用上の役割分担として整理する。
3. Revolutはクレジットカードからのチャージに、Wiseは外貨送金と外貨引き出しに強い
Revolutは、国内のクレジットカードから資金をチャージし、そのままバーチャルカード・実カードで海外決済に使える点が強みだ。アプリで決済通知がすぐ届き、利用履歴も追いやすいので、旅行中の使いすぎチェックにも向く。交通機関の運賃、オンラインチケット、現地店舗での少額〜中額決済といった、頻度の高い支払いに向いている。
クレジットカードチャージの手数料は、カードの発行国・種別によって次のように分かれる。
日本発行のVisaデビットカード:無料
日本発行のMastercardクレジット・デビットカード:無料
日本発行のMastercardプリペイドカード:1.3%
日本発行のVisaクレジット・プリペイドカード:1.7%
海外発行・法人カード(Visa・Mastercard):1.7%
手数料が無料になる条件に当てはまるカードを持っていれば、Revolutを資金の入り口として使ううえで大きな利点になる。手持ちのカードがどの区分に当たるかは、事前に確認しておきたい。
一例として、筆者はJ-WESTゴールドをRevolutへ資金を入れる際の個人的な起点として使っている。2026年7月26日、その利用分に対して1%相当のWESTERポイントが付与されたことを確認し、J-WESTゴールドからRevolutへのチャージがWESTERポイント還元の対象であることを実測で確認できた。
一方、Wiseは、海外送金と海外ATMでの現地通貨引き出しに強い。海外送金は中間マージンの乗らない実勢レートに近いレートで送れることに加えて、送金した外貨が相手口座・自分の外貨口座に反映されるまでの時間が速いことも強みだ。詳細な手数料体系や使い方は、下記のWiseの記事を参照されたい。
4. RevolutとWiseの使い分け
実践的な結論として、以下の役割分担で運用している。
Revolutを使う場面
海外店舗・交通機関・オンラインチケットやホテル予約など、日常的なカード決済全般
バーチャルカードを使いたい場面や、決済履歴をリアルタイムで管理したい場合
クレジットカードから海外決済用の資金を移したい場合
Wiseを使う場面
海外ATMで現地通貨を引き出す(現金のみの店舗、市場、屋台、地方交通で使う現金の調達手段として)
外貨を保有したい場合や、海外送金をしたい場合
Revolutや一般カードが使えない場合の予備
一般クレジットカードを残す場面
航空券・ホテルなどの高額決済、デポジットや保証金が必要な場面
旅行保険の付帯条件を満たすための決済
プリペイド・デビット系カードが利用できない加盟店
不正利用補償や支払い猶予を重視したい場合
筆者の場合、この枠はCATHAY PACIFIC MUFG CARD Platinum AMEXが担っている。ラウンジアクセスや旅行保険の付帯条件など、Revolut・Wiseでは代替できない役割だ。
結論は「すべてRevolutかWiseに置き換える」ことではなく、決済の性質ごとに手段を分けることにある。
5. 利用時の注意点
出国前に、チャージ対応カード・上限額の確認、本人確認、カードの有効化を済ませておく
両替手数料、無料枠、ポイント・マイルの還元対象になるかどうかといった条件は、プランや規約の変更で頻繁に変わりうるため、渡航前に必ず最新情報を確認する
ATM利用時は、無料枠・回数制限を超えた場合の手数料が、サービス側・現地ATM運営会社側の双方でかかりうる
現地でのATM利用可否や、外貨残高が不足した場合の自動換算にも注意する
Continue with Conversion/Continue without Conversionの選択は原則としてContinue without Conversion(現地通貨建て)を選ぶ
物理カードとスマートフォンは分けて保管する
現地到着後、少額決済でまず動作確認をする
6. まとめ
RevolutとWiseは競合ではなく、得意分野が異なる。Revolutはクレジットカードから資金を入れて海外でカード決済する用途に強く、Wiseは海外ATMから現地通貨を引き出す用途に強い。
筆者の場合、J-WESTゴールドからRevolutへのチャージについて、2026年7月26日時点でその利用分に1%相当のWESTERポイントが付与されたことを確認した。
海外でのカード決済はRevolut、現金調達はWiseという役割分担によって、余計な決済コストを抑えやすくなる。
ただし、手数料体系やポイント付与条件は今後変更される可能性があり、利用するカード・プラン・渡航先によって条件も変わる。高額決済や旅行保険の利用条件では、一般クレジットカードにも引き続き役割がある。
1つの手段に集約せず、決済の性質ごとに使い分けることが、海外旅行の決済を設計するうえでの基本になる。
~THE END~
