スラムダンクのあの人を使ってナイアシン(アミド)の働きを説明してみた【ビタミンB3前編】
人生において忘れられない経験というのは誰もが何かしら持っていると思うが、“忘れられない”と思うということは、強い感情とか感覚が伴っているということでもある。
良い意味での“忘れられない”は何度思い出しても気分が良いものだけど、私にとってナイアシンは良い意味と悪い意味、両方の意味合いで“忘れられない”存在の栄養素だ。
今回はそんなナイアシンを取り上げていこうと思う。

ナイアシン含有量が多いらしい
一応タイトルには「ナイアシン」と「ナイアシンアミド」を入れているけど、知名度があるのは今なら多分ナイアシンアミドの方じゃないだろうか。
美容系にアンテナが立っている人だったら、何となく成分として良さそう、というのは以前よりずっと浸透してきている感じがする。
しかし私の中では「栄養療法を実践していた中で登場した成分」という方が、時系列としては先に来ていた。
よって美容関係で注目されるようになっていた、というのは後から知った感じで、しかも結構意外だったのである。

というわけで今回書く内容はもし、ナイアシンアミドの即効性のある美容効果、的な話を求めてたどり着いたという方には「何か思ってたんと違う」的な内容であるかもしれない。
が、身体の根底から系(?)ではあるので、最終的には美容にも繋がるということにはなると思う。

これまで様々な栄養素を取り上げてきて、説明のためにスラムダンクのキャラを使ってきた。過去に書いた記事としては以下で、今回のナイアシン(アミド)についてもそのキャラは一応浮かんだ。
ただ、どちらかというと個人的な体験談が強めになるので、キャラのエピソードとしては若干弱くなってしまうかもしれない。
参考までにこれまでの過去記事シリーズ
▼ビタミンC(宮城リョータ)
▼ビタミンE(三井寿)
▼鉄(流川楓)
▼プロテイン ※タンパク質(ゴリ)
▼マグネシウム(仙道彰)
▼ビタミンB群(桜木花道)
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さて、この過去記事で挙げた栄養素には一応、一括りでまとめて扱いたいという意図があって作品の主要メンバーで説明した、という経緯がある。
というのは、私が実践している栄養療法(藤川式)でキーとなる部分が「万病の原因がATP不足である」というところからきている。
ATPというのは、人が健やかに生きていくためのエネルギーのことなのだが、このATPを作る回路をガンガン回していくために必要な栄養素が↑で取り上げた6つなのだ。

ナイアシンというのは一応「ビタミンB3」なので、前回のB群(桜木花道)で取り上げた中に入っている。
そして、先ほどの6つの栄養素のまとまりというのは藤川式では新ATPセットと言って、ATPをたくさん作れるようになるための基本セットのようなものになるのだけど、
実はナイアシン(アミド)はその中でも別物の存在で、扱いが全く違う。
冒頭で“忘れられない”ということを書いたけど、私にとっても特別な栄養素である。
それは私が一昨年病気になり、あまりの自分の崩壊ぶりに絶望していた時、治る手応えを初めて感じられたのがこのナイアシンだったからなのだ。

で、先ほどからナイアシンとか(アミド)という書き方をしているけど、B3はナイアシンとナイアシンアミド、どちらのことも指す。が、栄養療法では立ち位置と効能も違う部分がある。
更にもう一つ「フラッシュフリーナイアシン」というものもいて、実は3種類あるのだ。
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3種類ひっくるめてとりあえずナイアシンとしておくけど、スラムダンクのキャラで言うなら、清田信長じゃないかと思っている。

信長は、スラムダンクの主人公たちの弱小校からするとランクが桁違いの、海南大附属という超強豪校のメンバーである。
その超強豪校の選抜に1年生の段階でエースとして入っており、並外れた身体能力を持っているという選手なのだ。
それが1番現れているのは、ここだと思う。

ブロックする桜木花道がいるにも関わらずダンクを、しかも後ろ向きに決めるというゴールシーン。
実は桜木花道は身長が188cmあって、信長は178cmだ。
178cmというのは日本人的には小さい方ではないけれど、バスケットというスポーツかつスラムダンクの作品の中では相対的に小さい、というイメージで描かれている。
ちなみに花道より更に大きい魚住(202cm)という選手からも、同じようにブロックされながらダンクを決める、というシーンもある。
ナイアシンというのは分子の量がとても小さい方で、そことも重なった。
小さくてものすごく能力が高い。作品ファンのサイトやブログをいくつか見たのだけど、能力的には全キャラ中1番じゃないかと思っている人もいて、そこもまさにだなと感じた。

そんな信長(ナイアシン)だが、冒頭で書いたようにナイアシンが私にとって“忘れられない”存在となったのは、私が一昨年病気になり、生きてきた中でこれまでにないような症状が現れたことがきっかけだった。
詳しくはここに書いているけど、身体の面からも精神面も、全てがおかしくなった。
これまで病気になったことなんて普通にあった。でもそのどれとも違い、こんなにも、特に精神面での影響が出たのは初めてで、治療して本当にこれは治るようなものなのだろうか、とも思って怖かった。
症状の一つに巨大な不安感があったのだけど、その存在感のある生き物のような影が、ナイアシンを飲み始めて2、3日で、小さくなっていく手応えを感じたのだ。

この手応えというのは本当に、暗闇の中に光を見つけた、という気持ちだった。
私の実践している栄養療法というのは、プロテインと鉄を飲むというのがベースにあって、ナイアシンはその次という順番なのだけど、始めて7日目で兆しが出始めた。
7→8→9日目、と日毎に不安感が小さくなっていく感覚。
冒頭で“忘れられない”という経験をしたのは、この辺りの日々のことだ。
正直、病気の1番苦しかった時期というのを思い出してしまう、という点ではあまり良い記憶とは言えない。
だけど同時に、「救い」や「安心」というのを体感できたという意味では、得難い経験をしたとも言える。
このナイアシンによる体感が比較的早めに来たことによって、信じるもの…何というか、よりどころみたいなものが感じられるようになったから。

こういう書き方をすると、かなり精神疾患寄りの話に見えるかもしれないし、確かにそういう面もある。
実際、ナイアシンとは祖父の記事で希死念慮のことにも触れたけど、うつや不安障害、統合失調症などの治療にも欠かせない存在だ。
だけどそもそも、先ほども書いたが万病の元はATP不足、つまりエネルギーを回すための栄養が足りないということなのだ。
病気、というと色んな種類があって程度もある。だけど結局、元をたどれば何の病気でも原因は同じだというのが藤川式で言われていることで、私が希望を持ったのはここだった。
なんだ、どれも同じ原因なのか…という静かな感動があって、noteを書こうと思ったのはその時の気持ちもきっかけの一つなのである。

ちなみにナイアシンが効くものの中には、夜尿症(おねしょ)とか、ギャンブル依存症とか、そういうのもある。
これらは栄養療法が「色んな病気に効く」と理解し実践している立場からしても、藤川先生のブログで症例を見た時にへぇ…となったものだ。
とはいえ、病気の“さまざまな”症状というのは木で言うと枝葉の部分でしかなく、結局は派生しているだけのものなのだということが私の中ではすっかり定着した。
そして最近藤川先生のブログをずっと追っていて特に思うことなのだけど、ナイアシンの網羅しているエリアは、本当に広い。

最近紹介されていたのが、患者さんにプロテインとナイアシンアミドを飲めているかどうかを聞き、YESの場合→規定量に増やす、という流れだった。
こんなふうにナイアシンアミドは、とりあえずプロテインと一緒に3ヶ月続けてみて様子見する、という基本の中の更に厳選された選抜組になっていて、
この3ヶ月で概ね全症状の7割位が改善する、という一つの目安くらいまでになっているのである。

ちなみに藤川式では「ナイアシン不足型」「マグネシウム不足型」というふうに分けられて話がされることもあって
ナイアシン不足型ではナイアシンアミドを1〜3ヶ月継続すれば改善、マグネシウム不足型では、マグネシウムを6〜12ヶ月継続すれば改善する、というように期間にも目安がある。
基本的には便秘があるかで判断できることが多いけど、症状の治る道筋のようなものが月日を重ねるほどにハッキリしてきているな、というのはよく思う。
今年に入ってからは、
「最近、完治率が圧倒的に高まっており、次々に初診患者を受け入れていかないと、定期的な受診患者数が減ってしまう」
というような記事も上がっていた。
元々藤川先生がこの栄養療法を治療に取り入れるようになったのが、寛解ではなく完治を目指そうと思ったから、というのを以前書かれていて、実現しているなあと思ったのである。

ただ、ナイアシンについては3種類あるということを書いたけど、
藤川先生が言われることは進化し続けていて、私が読んだこの本の時期の内容と、ここ数年の内容に結構違う部分が出てきている。
その1番違う部分、というのがナイアシンに関することなので、3種類の違いも含めて後編ではその辺を書いていこうと思う。
つづきます。

【関連記事】
▼マグネシウム(仙道彰)
▼病状の経過【身体症状編】
▼病状の経過【精神症状編】
