見出し画像

カクヨムコンテスト〈ホラー部門〉受賞作一覧


カクヨムコンテスト、ホラー部門って何?

カクヨムコンテスト、またはカクヨムコン、カクコン。
インターネットやSNS上でこういった単語を目にしたことのある方はどれくらいいるでしょうか。

これらはWEB上で小説を公開するサイト『カクヨム』の中で年に一回行われるコンテストの名称です。

ですが、まだどうも『全貌がよくわからない』というか、いわゆるイメージが定着していないのではないか、と思われます。

実際、情報にアクセスしようとしても『まとめ』のようなものが見つかりません。

かくいう自分もカクヨムでの活動を始めた後、『カクヨムコンテストの受賞作』というのを調べようとしたものの、『各回の受賞発表』が公式サイトで出てきているくらいで、「今まで何作くらいの受賞が出たか」、「どんな作品が受賞しているか」というイメージを掴むのが困難でした。

そこで、当ページではカクヨムコンテスト〈ホラー部門〉の全受賞作の一覧を紹介いたします。
(※タイトル部分のリンクから各作品への書評ページに飛べます)

〈ホラー部門〉歴代受賞作品一覧

『第1回』

【大賞】
僕の妹はバケモノです(鹿角フェフ)
【特別賞】
●家の納屋にダンジョンがある ―God in the abyss of despair―(止流うず)
●クトゥルフ神話 探索者たち ~鈴森くんの場合~(墨の凛)
●常夜ノ国ノ天照(諸口正巳)

『第2回』

【大賞】
限界集落オブ・ザ・デッド(ロッキン神経痛)
【特別賞】
●格安温泉宿を立て直そうとしたらハーレム状態になったんだけど全員人外なんだ(うみ)

『第3回・第4回(ミステリー部門と合併し「ホラー・ミステリー部門」に)』

受賞作なし(大賞・特別賞ともに)

『第5回』

部門廃止

『第6回(「どんでん返し部門」の一部として募集)』

ホラーでの受賞作はなし。

『第7回』


【大賞】
●領怪神犯(木古おうみ)
【特別賞】
●鬼妃 ~「愛してる」は、怖いこと~(鉈手璃彩子)
●ゆるコワ! ~無敵のJKが心霊スポットに凸しまくる~(谷尾銀)
【ComicWalker漫画賞】
●少女怪異紀行(枢木縁)

『第8回』

【大賞】
みんなこわい話が大すき(尾八原ジュージ)
【特別賞】
●夫恋殺 つまごいごろし(魚崎依知子)
●対怪異アンドロイド開発研究室(饗庭淵)
【映画・映像化賞佳作】
●邪祓師の腹痛さん(深川我無)

『第9回』

【大賞】
●Re:Re:Re:Re:ホラー小説のプロット案(八方鈴斗)
【特別賞】
●咎喰みの祓魔師(深川我無)
●オウマガの蠱惑(椎葉伊作)
●無職マンのゾンビサバイバル生活。(秋津モトノブ)
●その心霊バイト、危険につき ~ビンボー少女とパチモン巫女のオカルトバイト営業忌録~(雪車町地蔵)
(映画・映像化賞佳作)
睡蓮、願わくは永遠に(汐海有真)

『第10回』

【大賞】
●三重県津市西区平山町3-15-7(大舟)
【特別賞】
●あるネット掲示板の奇妙な書き込み(機村械人)
パルメザンのちっぽけな祝福(黒澤主計)
禍系図(鋏池穏美)
●さよなら、悪魔(京野薫)
●商品レビューで構成されたホラーです(くぐつけいれん)

『第11回』

【大賞】
●骸欠血損する食品群に関する一連の報告書(初枝れんげ)
【特別賞】
●寐厨の番―菰野岩署特掃班・神堂三雲―(珠邑ミト)
●モキュメンタリーホラー映像を作ることになりました(鈴木一矢)
●ぼくらの裏バイト生活(佐倉みづき)
【コミカライズ賞】
除霊師のレイさんは除霊よりもロックがしたい(九十九 弥生)


過去10年の大まかな流れ

以上で見えた感じに、開催された第1回と第2回では大賞や特別賞が選出されたものの、

第3回と第4回は『ホラー・ミステリー部門』とミステリーと統合し、受賞作なしという結果に。

第5回では募集がなく、第6回では『どんでん返し部門』としてホラー・ミステリー・ドラマ・SFなどがいっしょくたにされる形で行われました。

第7回から単独の部門として募集が行われ、以後は大賞・特別賞共に受賞作が出る結果となりました。

こうして現時点(2026年2月)で、合計で21作品が書籍刊行されることになっています。

「カクヨムでホラーに勢いがあるらしいけれど、今までどんなのが書籍になってるの?」とか、「カクヨムコンに出してみたいけれど、ホラーの受賞作がどんなものか傾向が知りたい」と思う方もおられるかと思います。

こうして一覧情報とすることによって、カクヨムコンテスト〈ホラー部門〉がどんなものか、少しでも認知されるようになれば幸いです。

各回詳細

これまでの受賞作品の紹介です。
表紙画像のイメージが見えることで大体の雰囲気を掴めるように……としたかったのですが、どうも規約により表紙画像とか勝手に貼るのは難しいようで。

なので、Amazonページのリンクで表紙が見えるようにしてみました。

『第1回』

【大賞】
僕の妹はバケモノです(鹿角フェフ)

(あらすじ)暁人はある朝に『妹』に起こされる。しかし、妹はもう存在していないことを思い出す。そこから徐々に日常が侵食されていく。

【特別賞】
クトゥルフ神話 探索者たち ~鈴森くんの場合~(墨の凛)

(あらすじ)高校生になった鈴森は幼馴染の伊吹みのりと再会するが、みのりは『深淵研究会』というオカルト団体に所属していた。「一緒に世界を救ってほしい」と頼まれ、邪神絡みの様々な事件と関わっていくことに。

常夜ノ国ノ天照(諸口正巳)

(あらすじ)隻眼の女子高生、火野坂暁は異世界に迷い込む。『ヒガシ町』の男達に救われたことにより、暁は自分の命を執拗に狙うニシ町の者たちと戦うことになっていく。

家の納屋にダンジョンがある ―God in the abyss of despair―(止流うず)

https://ncode.syosetu.com/n7386ct/

『第2回』

【大賞】
限界集落オブ・ザ・デッド(ロッキン神経痛)

(あらすじ)老人たちが住む限界集落に危機が訪れる。死んだ人間は『留人』と呼ばれる亡者としてさまようことが普通になっている世界。そんな世界にある限界集落が亡者の群れに襲われ、老人たちが決死の戦いを繰り広げることに。

【特別賞】
格安温泉宿を立て直そうとしたらハーレム状態になったんだけど全員人外なんだ(うみ)

(あらすじ)筒木勇人は飛騨高山を旅行中、美少女ばかりが働く温泉宿へと迷い込む。そこは人外が経営する温泉宿であり、勇者人は 彼女たちに宿を立て直して欲しいと請われ、奮闘することに。

『第7回』

【大賞】
領怪神犯(木古おうみ)

(あらすじ)日本各地で起こる人智を越えた現象『領怪神犯』。それに対処するために密かに存在する公的機関『領怪神犯特別調査課』。そこに所属する片岸が部下である女性調査員の宮木と共に怪事件を捜査していく連作短編集。

【特別賞】
鬼妃 ~「愛してる」は、怖いこと~(鉈手璃彩子)

(あらすじ)大学生の亜湖は『怪談朗読を投稿した』ことにより幼馴染の知景が死んだと聞く。『鬼に纏わる村の言い伝え』があり、それは話すと祟られる「忌み話」だったのだとされる。
その後も起こり続ける惨劇。その果てに亜湖は「鬼妃」と呼ばれる存在にたどり着き……。

ゆるコワ! ~無敵のJKが心霊スポットに凸しまくる~(谷尾銀)

(あらすじ)桜井梨沙と茅野循の最強女子高生コンビがオカルト研究会を結成。心霊スポットを探索し、調査結果を会報にまとめていく。
病院の廃墟や呪いの神社、最凶事故物件など、霊現象をパワフルに解決していく。

【ComicWalker漫画賞】
少女怪異紀行(枢木縁)

(あらすじ)枢木縁は頭の中で響く奇妙な声に悩まされていた。そんな中で美少女陰陽師の草壁蒼子と出会い、怪異退治の仕事を手伝ってほしいと言われる。そうして蒼子と全国の怪異を巡ることに。

『第8回』

【大賞】
みんなこわい話が大すき(尾八原ジュージ)

(あらすじ)『よみごさん』と呼ばれる霊能力者の志朗貞明の活躍シリーズの第一作。『ナイナイ」と呼ばれる押し入れの中のお化けと少女ひかりの交流に端を発し、次第に学校や家庭などに異変が広がっていく。

【特別賞】
夫恋殺 つまごいごろし(魚崎依知子)

(あらすじ)かけつぎ職人をする澪子には、刑事をしている夫の真志がいるが、すれ違いが続ていた。ある日、初恋の相手で幼馴染の泰生が目の前に現れる。同時に澪子の住む町では『訳ありの夫婦』が相次いで亡くなる不審な事件が起きて……

対怪異アンドロイド開発研究室(饗庭淵)

(あらすじ)白川研究室が開発した超高性能アンドロイドのアリサは、機械であるために呪いや祟りを受け付けず、恐怖心すら持たない。
アリサというアンドロイドの目を通し、様々な怪現象が解明されていく。

【映画・映像化賞佳作】
邪祓師の腹痛さん(深川我無)

(あらすじ)「腹痛さん」こと霊能力者の卜部が活躍するシリーズ第一作。助手の「かめ」ことかなめと共に様々な霊現象を解決しつつ人の業に触れていく連作短編集。

『第9回』


【大賞】
Re:Re:Re:Re:ホラー小説のプロット案(八方鈴斗)

(あらすじ)次回作を出せず苦戦している小説家の「私」は、「顔の怪異」と呼ばれるものによる怪事が起きていることに気づく。小説のアイデアに使えそうだと担当編集者に連絡するが、それは出版社に伝わる「禁忌題目」というタブーに触れているという話を聞かされて……。

【特別賞】
咎喰みの祓魔師(深川我無)

(あらすじ)科学技術の進歩により、古より別次元に封印されていた悍ましい悪魔の数々を解き放たれた世界。そんな悪魔たちに対処するため、各国に設立された法王庁。『トラウマツキ』と呼ばれる異能を持ったエクソシスト達は日々悪魔たちとの戦闘に身を投じる。

オウマガの蠱惑(椎葉伊作)

(あらすじ)九州北部の限界集落である朽無村。そこには『大人になるまで見てはいけない』と言い伝えられるものがあった。村のお社に祀られる『シラカダ様』という異形の神の存在の他、代々伝わる異端の信仰などが紐解かれていくようになる。

無職マンのゾンビサバイバル生活。(秋津モトノブ)

(あらすじ)ごく平凡なサラリーマンだった田中野は上司を殴って無職になる。そんな中で世界がゾンビで溢れるようになり、剣客でにある30代無職マンはポストアポカリプスな世界で自給自足や人助けを始める。

その心霊バイト、危険につき ~ビンボー少女とパチモン巫女のオカルトバイト営業忌録~(雪車町地蔵)

(あらすじ)十億の借金返済のため大金を求める少女・架城日華は、巫女コスの少女・砥上藍奈と一緒に『心霊バイト』をすることに。滅びかけた世界の中で借金返済のために危険なアルバイトを続ける二人に待つものは……。 

【映画・映像化賞佳作】
睡蓮、願わくは永遠に(汐海有真)

(あらすじ)高校生の琴子の親友である「睡蓮」。彼女は「世界中からいじめをなくしたい」と口にする。クラスで起こる陰湿ないじめ。それが琴子の身に波及した時、睡蓮はある行動を取って……

『第10回』

【大賞】
三重県津市西区平山町3-15-7(大舟)

(あらすじ)存在しないはずの住所が検索履歴などの形で出現し、様々な人々のもとで異常な現象が起こる。記者である小林はその住所の秘密を探ろうと関係者たちから話を聞いて回るように……

【特別賞】
あるネット掲示板の奇妙な書き込み(機村械人)

(あらすじ)オカルト配信者の仲島勇水はネットの怪談に潜む邪神「アダバミ様」を発見し、その存在を広めるべくライブ配信を始めることに。
だが、そこにはある意図があった……。

パルメザンのちっぽけな祝福(黒澤主計)

(あらすじ)「私は地獄に落ちる」と口にし、突如命を絶ってしまった飼い主の「おばあちゃん」。その悲しみの中でシャム猫のパルメザンは『霊』が見えるようになり、町に蔓延する謎めいた呪いの存在に気づくようになる。

禍系図(鋏池穏美)

(あらすじ)祝織は仏師である志堂の妾として日々を過ごしていた。なぜ、自分はそんな境遇になったのかと疑問を抱く。そんな中で友人の浩介が不審な死を遂げる。刑事の並木らに協力する中で、村に潜んでいる悍ましい秘密が明らかになっていき……

さよなら、悪魔(京野薫)

(あらすじ)子供に恵まれなかった柳瀬卓也と香苗の夫婦は、養護施設で暮らしていた高橋心美という14歳の少女を養子に迎える。だが、関係者たちはなぜか心美に対して怯えたような態度を取っていて。
蠱惑的な態度で卓也を翻弄する心美。彼らの日常は急速に歪んでいき……。

商品レビューで構成されたホラーです(くぐつけいれん)

(あらすじ)とある動画チャンネル。そこではネットの商品ページで見つけた『変わった商品』の感想やレビュー投稿者さんが紹介されていく。

『第11回』

【大賞】
骸欠血損する食品群に関する一連の報告書(初枝れんげ)

(あらすじ)この飲食店の情報をお待ちしています。

【特別賞】
寐厨の番―菰野岩署特掃班・神堂三雲―(珠邑ミト)

(あらすじ)M県菰野岩市の『特殊清掃班』の班長、神堂三雲は山村でおきた怪死を含む連続殺人事件の現場に派遣されることになった。今回は本部勤務のある若い刑事・蛇来庚午と組むことになるが、彼は三雲と同様に「見える」人間らしく……

モキュメンタリーホラー映像を作ることになりました(鈴木一矢)

(あらすじ)今年の2月に廃業した映像制作会社に残されていたという資料が今月、「私」の元に送られてきた。彼らは昨今流行りの「モキュメンタリーホラー」を撮ろうとしていたようで……

ぼくらの裏バイト生活(佐倉みづき)
(あらすじ)裏バイトとは、命の危険と引き換えに大金を得る博打のような仕事。これは無謀にも裏バイトに挑んだ人々の、そしてとある男の記録。

【コミカライズ賞】
除霊師のレイさんは除霊よりもロックがしたい(九十九 弥生)

(あらすじ)
主人公のレイさんが幽霊とか悪魔とか、そういう厄介なものを退治する。レイさんは銃を持っていて、ロックを鳴らして除霊するなどとにかく派手。霊を放っておくともっと酷いことになるのでを、仕方なく片付けているというスタイル。

現時点(2026年2月)の段階で書影公開となっていない作品は、カクヨムなどのページへのリンクとしています。

この先で発売日決定、書影公開がなされた段階でこのページも更新していく予定です。

更にカクヨムコン11など後の回の発表が出れば、同じく一覧を更新していきたいと思います。

カクヨムコンテスト〈ホラー部門〉の全貌と歴代受賞作の数々。このページによって少しでも認知してくれる方が増えればとても嬉しいです!

その他、カクヨムコンテスト以外でも『カクヨム発』で書籍化された作品も多数あるので、それらは別ページにて一覧紹介してあります。

その他のプラットフォームの作品にも興味のある方はこちら。

(※当ページはカクヨムコンテスト〈ホラー部門〉の受賞作がどんなものか、情報を把握しやすいようにまとめる目的で作成いたしました。書影の画像をアップできないためにアフィリエイトのリンクが多数となっていますが、あくまでステルスマーケティングが目的でないことは明示しておきます)

※その他の部門に関しては以下の記事にまとめリンクがあります。



いいなと思ったら応援しよう!