日本の国立公園乃印を集める旅 実際に行った国立公園・アクセス・難易度まとめ
※現在17/35箇所(2026年9月現在)押印するたび随時更新しています。
『日本の国立公園乃印』は、日本全国35箇所の国立公園にあるビジターセンターなどに設置されたスタンプ「国立公園乃印」を集める、というスケールの大きいスタンプラリーです。期間は2025年1月から2027年3月末まで。
スタンプのコンプリート報酬やノベルティなどは存在せず(たまにシールとかはもらえる)、国立公園に行ってただ押して回るだけという、非常にストイックなスタンプラリーになります。
面白いのは、各国立公園に押印施設が複数あること。プレイヤーはその中から自分が押しやすい施設をひとつ選べばよいというシステムです。同じ国立公園でも、どの施設を選ぶかによって難易度が大きく変わります。
単独で取りに行くより、近隣の国立公園と組み合わせて一度の旅行で複数押すのが攻略のコツになります。

※全施設のスタンプを押すというレギュレーションプレイもあるかもしれませんが、難度が異常になると思います。
この記事では、東京在住で筆者が押印済みのスタンプ(17/35)を紹介していきます。
※難易度は国立公園そのものではなく、東京都内から「国立公園乃印」を押しに行く場合のアクセス難易度を、筆者の独断で★1〜5で評価しています。
まず押しやすいのは、当然関東地方になります。
◾️秩父多摩甲斐国立公園 ★☆☆☆☆
都内からスタンプを押すだけならモストイージーな秩父多摩甲斐国立公園。安近短の3拍子揃う、首都圏からアクセス良好な、森と渓谷の山岳国立公園です。公園自体の範囲はデカい故に、押印箇所も多く8箇所にスタンプが置いてあります。
都内から最速は「御嶽」駅にある『御岳インフォメーションセンター』。駅前なので苦労なく押せる。これが奥多摩湖のさらに奥にある『山のふるさと村ビジターセンター』とかになってくると、途端にアクセスが厳しくなるので、どこで押すかによって難易度にはかなり幅があります。
筆者は少し外して山梨県の『みずがき湖ビジターセンター』にて押印。バイカー多め、星見スポット。みずがき湖も歩いて一周できます。
◾️富士箱根伊豆国立公園 ★☆☆☆☆
国立公園といえば富士山!ということで非常にメジャーな富士箱根伊豆国立公園。富士山地域、箱根地域、伊豆半島地域、火山活動が活発な伊豆諸島地域の4地域で構成。7箇所にスタンプが置いてあります。
おそらく東京から一番近いのが、神奈川県の『箱根町立森のふれあい館』になります。箱根にいけばよいだけ。後述の南アルプスと一緒に回ることを考えると『山梨県立富士山世界遺産センター』も候補になるかと。静岡側にも3箇所あります。
筆者はイージーな芦ノ湖の『箱根町立森のふれあい館』にて押印。めちゃくちゃシュールなロボット人形劇が見どころ。
◾️南アルプス国立公園 ★★☆☆☆
やや難度のあがる南アルプス国立公園。ただ北岳とか仙丈ヶ岳の登山向けの山小屋とかにスタンプがあるわけではないので、登山をしなくても押印可能。電車でも甲府までいければバスもあるのでなんとかなるはず。押せる施設は2箇所のみ。でも正直スタンプ押すだけに行くエリアでもないので星は2つ。
『野呂川広河原インフォメーションセンター』はマイカー規制があり、乗り換えないといけない。甲府からバスでも2時間かかる。なので、スタンプ目的なら芦安の乗り換え口近くにある『芦安山岳館』が安牌。
筆者は『芦安山岳館』にて押印。アート展示もあるのでここ自体を目的地にもできます。
◾️日光国立公園 ★★☆☆☆
第一号の国立公園のひとつ、日光国立公園。全国区の日光だけど、東京からだと物理的に距離がある。でもさすがに観光地だけあって、車でも電車+バスでもアクセス自体は良好。日光と那須高原の2エリアで5箇所にスタンプがあります。
那須は『那須平成の森フィールドセンター』などはいいところだけど遠い。
遠すぎる。那須まで来たら福島まで行っておきたいくらい。
スタンプだけ考えればここは日光側で押したほうが早い。日光から金精峠を越えると尾瀬方面になるので、後述の尾瀬国立公園の印も狙える。『日光湯元ビジターセンター』か『日光自然博物館』のお好みで。
筆者は戦場ヶ原を歩いたあと、『日光湯元ビジターセンター』にて押印。奥日光の自然情報も充実しているので、戦場ヶ原周辺を歩く人なら立ち寄って損はない施設です。
◾️尾瀬国立公園 ★★★☆☆
関東の国立公園で最大の鬼門、尾瀬国立公園。メジャーな観光地の割にはスタンプ施設がやたら遠く、『尾瀬沼ビジターセンター』か『尾瀬山の鼻ビジターセンター』の2箇所しかないという。
尾瀬の東か西を選ぶ形になり、どちらを選んでもマイカーだけではスタンプまで辿り着けません。さらに最後は登山道をまあまあ歩きます(1時間半)。 11月〜5月上旬は施設も閉鎖されるので、なかなか難易度が高いのであります。
筆者は片品村で前泊して尾瀬沼をセレクト。大清水から一ノ瀬まで低公害バスに乗り、そこから歩いて『尾瀬沼ビジターセンター』にて押印。夜行バス「尾瀬号」もあるけど、いずれにしても最後は自分の足で取りに行くスタンプになります。
関東エリアは以上5箇所に加えて東京都の小笠原国立公園がありますが、小笠原は難度SSSSSなのでいったん除外させてもらいます。小笠原がある限りこのスタンプラリーの難度が異常になっている気がしますね。
◾️上信越高原国立公園 ★★☆☆☆
谷川岳、苗場山、草津白根山、四阿山、浅間山と日本百名山が揃う上信越高原国立公園。山岳と高原で構成された明媚な国立公園になります。スタンプ箇所は群馬に3箇所、長野に2箇所。どの施設もアクセスはそれなりによい。軽井沢北部も上信越高原国立公園の一部なんだけど、なんと押印施設がない!というのがなんともニクい。
高速道路を考えると、東京からは谷川岳、湯の丸、万座あたりが押しやすいのでは。ただ、ここまで来ると上信越高原だけ押して帰京するより、少し足を伸ばして妙高戸隠連山国立公園も一緒に押したほうが効率はよいかと。
筆者は長野周りからアクセス。『志賀高原自然保護センター』で押印。池塘も多く、周辺には散策コースもたくさんあるので見どころいっぱい。
◾️妙高戸隠連山国立公園 ★★★☆☆
妙高山、火打山、雨飾山、高妻山がある山岳国立公園、妙高戸隠連山国立公園。ここまで来ると、東京から距離がありすぎるので星3つ。新潟の妙高と糸魚川に1箇所づつ、長野は戸隠と野尻湖に1箇所づつあります。
中部エリアは1泊して2箇所押していったほうが効率がいいです。上信越高原を志賀高原で押すなら野尻湖、さらに中部山岳方面へ抜けるなら戸隠や糸魚川を絡めるなど、次の目的地に合わせて押印場所を選ぶのがよさそう。
筆者は長野周りから『野尻湖ナウマンゾウ博物館』で押印。周辺に点在するナウマンゾウのオブジェを探すのも楽しい。
(後日「戸隠地質化石博物館」にもいきました)
◾️中部山岳国立公園 ★★★☆☆
北アルプスの名峰揃いの中部山岳国立公園。こちらも日本最初の国立公園のひとつ。麓にある関係上、押印施設は多め。ただ、岐阜県だと奥飛騨か乗鞍、富山県だと立山か黒部、長野県だと上高地と、マイカー規制が厳しい。
マイカーで行くなら栂池が比較的分かりやすいかと。とはいえ駐車場に着いて終わりではなく、そこからゴンドラとロープウェイを乗り継ぐ必要があります。 さらに現地は長野県小谷村なので物理的にも遠い。スタンプ施設まで東京から片道5時間以上は必須。
筆者は『栂池ビジターセンター』で押印。東京から4時間運転した上に標高1900mまであがったところにスタンプがあるという。
◾️伊勢志摩国立公園 ★★★☆☆
伊勢神宮のある伊勢志摩国立公園。ここが中部地区とは思えないけれども、環境省のカテゴリー上はそうなっています。内陸と海岸の2つのエリアにあります。メジャーな伊勢神宮周辺で押せるのか、と言ったら全然そんなことはないという。
押印施設は志摩に2箇所、鳥羽に1箇所です。もはや東京からだとマイカーは使いづらい距離になります。新幹線で名古屋まで行けば近いかと思いきや、名古屋から鳥羽が地味に遠い。 電車でさらに2時間弱かかります。志摩まで行くとさらに遠いので、スタンプ効率だけ考えれば鳥羽がオススメ。
筆者はマリンターミナル内『鳥羽ビジターセンター』で押印。船の乗り合い所の一画にあって係員さんにお願いしてスタンプをもってきてもらいます。
中部地区は残り白山国立公園。室堂とか南竜ヶ馬場を選ぶと割と登山になるけどそれ以外なら行けなくはなさそう。ただ石川、福井県だと新幹線か飛行機+レンタカーということになりますね。
◾️磐梯朝日国立公園 ★★★☆☆
東北地区の国立公園は3箇所。そのうちのひとつ、磐梯朝日国立公園。陸域では日本で3番目に大きな国立公園になります。その中でも磐梯吾妻・猪苗代地域なら、東京からは比較的アクセスしやすい。
山形県にも2施設あるけど、東京からだとさすがに距離がありすぎる。行きやすいのは福島県側の『安達太良・吾妻自然センター』や『浄土平ビジターセンター』あたりでしょうか。裏磐梯にも押印施設があるけど、これもそれなりに遠い。ここまで来たら一泊して宮城県も攻めたい。
筆者は『浄土平ビジターセンター』で押印。吾妻小富士の向かいにある施設で、周辺のハイキングも可能。
◾️三陸復興国立公園 ★★☆☆☆
平成25年に創設された三陸復興国立公園。八戸・宮古・釜石・大船渡・気仙沼・石巻など、太平洋沿岸に南北に強烈に長く延びる国立公園になります。これをロングトレイルする猛者もいるという。
スタンプ自体は青森、岩手、宮城県に9箇所存在しています。ただ八戸の種差海岸などは東京からだと遠いので、スタンプ効率を求めるなら宮城県一択。 仙台から車で30分くらいの閖上に押印施設があるので、見た目のスケールに反して意外と押しやすい。単独では星3くらいの感覚だけど東北セットなら星2つ。
筆者は『名取トレイルセンター』で押印。(厳密には国立公園の入り口という位置付けになっています)閖上には朝市や震災メモリアル公園などもあり、周辺にも見どころはたくさん。
十和田八幡平国立公園はまだ未押印。東京からなら新幹線で盛岡まで行って、『網張ビジターセンター』を狙うのがよさそう。どうせなら秋田駒ヶ岳とセットで行きたい所存。
◾️瀬戸内海国立公園 ★★★☆☆
近畿地区には3つの国立公園があります。そのうちの瀬戸内海国立公園は1府10県にまたがる、日本で最も広域に展開する国立公園。とにかく東西に長く、広島、兵庫、岡山、香川の6箇所にスタンプが置いてあります。ここまで来ると東京からのアクセスには飛行機も視野に入ってきます。
とはいえ、六甲山の『六甲山ビジターセンター(ガイドハウス)』にスタンプがあるので、東京からならここが狙い目。新神戸から比較的イージーにアクセス可能です。山頂近くまで行くとはいえ、ロープウェーも使えるので登山する必要はありません。
筆者は『六甲山ビジターセンター』で押印。意外に街から近い六甲山で、レンタカーでのアクセスも容易。単独では東京から遠いので星3。ただし新神戸まで来てしまえば攻略自体はかなりイージー。
◾️山陰海岸国立公園 ★★★☆☆
読んで字の如く山陰海岸にある国立公園。西は鳥取砂丘から東は京都の五色浜までの海岸線が主なスポット。山地が海岸に接するリアス海岸の景観を楽しむ国立公園です。押印施設は3箇所。砂丘と岩美、兵庫県の竹野にあります。海岸沿いをドライブすれば3箇所とも回れてしまう。
このスタンプをゲットするだけなら、東京からコナン空港へ飛んでタクシーで砂丘を往復、押印するのがもっともイージー。でもさすがにそんな狂人はいないと思うので、瀬戸内海と2印セットにして、新神戸から六甲山で押印→北上して豊岡・竹野で山陰海岸を押印、くらいが効率よさそう。
さらに欲張るなら、倉敷の鷲羽山で瀬戸内海、蒜山で大山隠岐、鳥取砂丘で山陰海岸と回ってコナン空港から帰れば、いちおう3印は回収できる。
筆者は『山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館』で押印。ここから近畿自然歩道にも出られるので、スタンプを押すだけでなく海岸を歩く拠点にもよさそう。
近畿地区の残りは吉野熊野国立公園になります。個人的に吉野熊野は大台ヶ原よりは串本町を狙いたい感じ。
◾️大山隠岐国立公園 ★★★★☆
中国四国地区の国立公園、大山隠岐国立公園。その名の通り、大山と隠岐がそのエリア。えーと、スタンプは隠岐島にあります。島って。 あとは大山。こちらは登山なしで済みますが、東京からだと6時間以上。ここまで来るとマイカーより飛行機のほうが早い。米子空港を使えば現地までは比較的アクセスしやすい。
島根半島の出雲地域も国立公園エリアなんだけど、メジャーな出雲大社周辺には当然スタンプは置いておりません! 蒜山地域にも押印施設はあるものの、これも東京からは遠い。三瓶のほうに行くと三瓶山だけ飛地で国立公園になっているので、そこで押印できるので狙い目。
筆者は『三瓶自然館サヒメル』で押印。新館・旧館と増築されていて、想像していたよりバカでかい施設で面食らう。
四国地方は足摺宇和海国立公園にまだ行っておりません。
◾️釧路湿原国立公園 ★★★☆☆
メガソーラーで揺れる釧路湿原国立公園。大自然を見ていると、釧路市の先行きとメガソーラーの功罪に想いを巡らせることができます。広大な湿原の東西に点在する押印施設は5箇所。
釧路空港からなら『釧路湿原野生生物保護センター』が最短かな。『釧路市湿原展望台』、『温根内ビジターセンター』など湿原西側にも施設が固まっているので、現地まで来てしまえば押印自体は非常にイージー。 東京から釧路まで行くという旅程そのものなら星4つ。ただし道東旅行なら後述の阿寒摩周国立公園とセットで押せるので、総合的には星3つ。
筆者は『釧路湿原野生生物保護センター』で押印。時間を合わせて、猛禽類医学研究所のバックヤードツアーもおすすめです。
◾️阿寒摩周国立公園 ★★★☆☆
北海道東部に位置する阿寒摩周国立公園は、北海道で最も歴史のある国立公園のひとつ。阿寒エリアと摩周エリアの2つに分かれ押印施設は4箇所。
スタンプだけなら弟子屈町か阿寒湖まで行けばよいです。釧路空港からだと阿寒湖のほうがやや近いけど、北海道の規模感を考えるともう微差レベルなのでどっちでもよい。ここまで来たら阿寒湖と摩周湖、両方行ってもいいですわ。 前述の釧路湿原国立公園とも組み合わせやすいので、道東旅行なら2印まとめて狙えます。
筆者は『阿寒湖畔ビジターセンター』で押印。鄙びた温泉街とアイヌコタンの一角にありながら、一際立派な建物。さすが環境省。
日程に余裕があれば、そのまま知床まで足を伸ばして釧路湿原・阿寒摩周と合わせて知床国立公園の3印目狙うのもアリ。筆者は未押印。
あとは北海道は道東3・帯広2・札幌1・稚内1と、点在しております。
日高山脈襟裳十勝国立公園と大雪山国立公園は帯広空港でセットでいけそう。利尻礼文サロベツ国立公園はさすがに単騎。支笏洞爺国立公園は札幌行く用事のついでにという感じでしょうか。
◾️新宿御苑 ☆☆☆☆☆
35箇所ある国立公園のスタンプ台紙には、実は36箇所目があります。それが新宿御苑にある『国立公園ディスカバリーセンター』。全国35箇所の国立公園を網羅的に紹介する施設になります。
東京からスタンプを押すなら、ここがなにより簡単。新宿御苑に行くだけ。しかもディスカバリーセンターだけなら入園料もかかりません。
カフェ、ライブラリー、アート展示、ショップなども充実。ショップでは国立公園オリジナルのシールやトートバッグ、Tシャツ、帽子なども販売されています。ちなみに2025年には大阪・関西万博でも国立公園の企画展示『国立公園は、ここにある!』が開催されていて、ノベルティも貰えたらしいけど行けませんでした。
新宿御苑はいつでも行ける場所だけど、むしろ最初のほうに行っておいたほうが全国の国立公園の勉強になるのでいいかもしれない。 筆者は四谷でランチするついでに押印してきました。
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