見出し画像

馬は嘘をつかない。第51回|小さなポニーの黒い弾丸

第1回:1983年、ミスターシービーの衝撃

https://note.com/masudaya01/n/n8beb00becc52 

第42回|第1章:ダイナカールの設計図

https://note.com/masudaya01/n/nbe750cb9bac1

第43回|第2章:ダイナカールの設計図 ― 完成途上 ― 

https://note.com/masudaya01/n/na1d59fffe641

第44回|第3章: 幻の光は、歩みを止めない

https://note.com/masudaya01/n/ndee0b502e185 

第45回|第4章: 幻の光は、確かに走った

https://note.com/masudaya01/n/nf1064bfa459d

第46回|第5章:試され続けた

https://note.com/masudaya01/n/n9da0e4c217e7

第47回|第6章:最初で最後の中山 ― 鬼のオペラハウス

https://note.com/masudaya01/n/n5bdbe0d8052b

第48回|第7章:オープンに立った日 ― 血統は、最後に嘘をつかない ―

https://note.com/masudaya01/n/n6642dd99f12a

第49回|第8章:天皇賞・春を使った理由 ― 夢ではなく、現実を測るために ―

https://note.com/masudaya01/n/n7244ae5e3068

第50回|最終章:幻の光が消える日 ― 最後まで走った血統https://note.com/masudaya01/n/n913e1d064d18

第51回|小さなポニーの黒い弾丸https://note.com/masudaya01/n/n97e9ed4e9011

番外編|いくつもの偶然が、 ミスターシービーを生んだhttps://note.com/masudaya01/n/nd8189d298f39

第52回|第1章 ―異形の血統に惹かれた理由―

https://note.com/masudaya01/n/nabc2456822c7

第53回|体が追いつく、その日を待ちながら ―

https://note.com/masudaya01/n/n3a5fac55a3de


2011年、福島は震災に遭った。
俺のいた中通りは避難こそ免れたが、
放射線という言葉だけで、人は簡単に線を引いた。

他県では、人間扱いされない。
説明しても聞かれない。
それが、あの頃の現実だった。

そんな日々の中で、一通の封筒が届く。
一口馬主の案内パンフレットだ。

正直に言う。
ウキウキした。

不謹慎かもしれない。
でも、馬は嘘をつかない。
だから、俺は馬に逃げた。

そこにいたのが、クロニカの仔だった。
福島競馬場で口取りまでした、あの馬の子。
しかも父は、ブライアンズタイムの牡馬。

ここから先は

1,258字

¥ 100

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

最後まで読んでいただきありがとうございます!もし記事を楽しんでいただけたら、コーヒー1杯分でも応援してもらえると飛び上がって喜びます☕️ いただいたサポートは、次回の記事を書くための書籍代や取材費として大切に使わせていただきます!