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シャドーイングの音源は何秒・何分がいい?初心者におすすめの長さと区切り方


シャドーイングを始めようとすると、30秒ほどの短い音声もあれば、3分のニュースや10分以上のYouTube動画も見つかります。

そこで迷うのが、

「シャドーイングの音源は、何秒・何分くらいがいいのか」

ということです。

私が普段おすすめしている目安は、次のとおりです。

シャドーイング音源の長さの目安

始めてから1か月以内
30秒〜1分

ある程度慣れてきた人
1分〜2分

3分以上の音源を使う場合
2分前後に分割する

10分程度のYouTubeやニュースを使う場合
上級者でも2分前後に分割する

一部分だけ難しい場合
1文単位まで短くする


シャドーイングの音源は、基本的に1分〜2分程度がおすすめです。

始めてから1か月以内であれば、30秒〜1分から始めて問題ありません。

ただし、本当に大切なのは、教材に表示されている音源全体の再生時間ではありません。

一度にどのくらいの範囲を練習するかです。

10分のYouTube動画を教材にしても構いません。

その10分を最初から最後まで通すのではなく、2分前後に分ければ、シャドーイングの教材として十分使えます。

反対に、3分程度の音源でも、途中から大きく崩れているのであれば、今の自分には長すぎる可能性があります。

シャドーイングの音源は、基本的に1分〜2分がおすすめです

シャドーイングにある程度慣れてきた方であれば、1分〜2分程度が取り組みやすい長さです。

短すぎて内容の流れが見えなくなることもなく、長すぎて後半が崩れ続けることも避けやすいからです。

1分〜2分あれば、英語の発音やリズムだけでなく、話の意味もある程度追えます。

同じ範囲を繰り返したり、録音を聞き返したりするうえでも、負担が大きくなりすぎません。

ただし、1分〜2分という数字は絶対的な基準ではありません。

同じ1分でも、使われている単語や文構造が難しければ、負荷は高くなります。

話す速度が速かったり、音声変化が多かったりすれば、30秒でも難しいことがあります。

音源の長さだけでなく、難易度や速度も含めて教材を選びたい方は、「シャドーイング教材の選び方|初級者が失敗しない音源レベルの基準」も参考にしてください。

始めてから1か月以内なら、30秒〜1分で十分です

シャドーイングを始めたばかりの方は、まず30秒〜1分程度から始めて大丈夫です。

30秒と聞くと、

「短すぎて効果がないのでは?」

と思うかもしれません。

しかし、実際にシャドーイングを丁寧に行うと、30秒の音源でもかなり時間がかかります。

スクリプトを読んで意味を確認し、音声を何度か聞き、オーバーラッピングを行います。

そのあとにシャドーイングを繰り返し、録音を聞いて修正するところまで進めると、30秒でも十分な練習量になります。

短い音源を使うことは、簡単な練習に逃げることではありません。

始めたばかりの段階では、長い音源を何となく通すより、短い範囲を丁寧に仕上げた方が、正しい感覚をつかみやすくなります。

開始直後の進め方全体に迷っている方は、「シャドーイング初心者は何から始める?最初の7日間の進め方」もあわせて確認してみてください。

慣れてきたら、1分〜2分へ少しずつ伸ばします

30秒〜1分を安定して練習できるようになったら、少しずつ範囲を伸ばします。

いきなり30秒から3分へ増やす必要はありません。

最初は1分。

最後まで音声を聞けるようになったら、1分30秒。

さらに余裕が出てきたら、2分。

このくらいの増やし方で十分です。

時間を伸ばしてよいかどうかは、最後まで声を出せたかだけで判断しないでください。

後半でも音声から大きく遅れていないか。

発音やリズムが急に崩れていないか。

終わったあとに、何の話だったかがある程度残っているか。

ここまで確認したうえで問題がなければ、少し長くしてもよいでしょう。

反対に、1分の後半から急に崩れるのであれば、まだ30秒〜45秒程度に区切った方が効果的です。

3分以上の音源は、使わないのではなく分けて使います

3分以上の音源が、シャドーイングに向いていないわけではありません。

YouTube、ニュース、インタビュー、Podcastなどには、良い教材がたくさんあります。

自分の仕事や興味に関係する音源であれば、既製の教材より続けやすいこともあります。

ただし、3分以上の音源を、毎回最初から最後まで通す必要はありません。

長い音源は、使わないのではなく、分けて使いましょう。

3分の音源なら、1分30秒ずつに分ける。

5分の音源なら、1分〜2分程度のまとまりに分ける。

10分の動画なら、2分前後ずつに分ける。

教材全体が長くても、一度に練習する範囲が適切であれば問題ありません。

長い音源は、後半ほどシャドーイングが崩れやすくなります

これまで3000回以上、受講生のシャドーイングを聞いてきました。

その中でよく感じるのが、音源が長くなるほど、前半と後半の完成度に差が出やすいということです。

最初の30秒は、音声をしっかり聞けている。

発音やリズムも悪くない。

ところが、1分、2分と進むにつれて遅れが大きくなり、最後は何となく口を動かしているだけになってしまう。

このようなケースは、決して珍しくありません。

長い時間声を出しているため、本人としてはしっかり練習した感覚があります。

しかし、途中から音声をほとんど聞けていないのであれば、後半は質の高いシャドーイングになっていない可能性があります。

一度遅れると、後半ほど立て直しにくくなります

長い音源では、一つの単語で遅れたあとに立て直すのが難しくなります。

次の文でも遅れ、追いつこうとして発音が雑になり、さらに音声を聞く余裕がなくなる。

こうして、最初の小さなズレが後半ほど大きくなります。

そのまま続けると、聞こえた音を真似するのではなく、スクリプトの記憶や予測で英語を言い始めることもあります。

シャドーイングは、最後まで声を出し続ければ成功という練習ではありません。

途中から音声を聞けていないのであれば、長く続けるよりも、いったん止めて範囲を短くした方がよいです。

意味を追う余裕もなくなります

音源が長いと、口を動かすことだけで精いっぱいになり、意味が置いていかれることもあります。

最初は話の内容を理解できていたのに、途中から発音することだけに集中してしまう。

最後まで言い終わっても、何の話だったのかほとんど残っていない。

この状態では、音を真似する練習にはなっていても、聞こえた英語を意味につなげる練習としては弱くなります。

コンテンツシャドーイングとして意味まで追いたい場合は、内容が頭に残る範囲まで短くした方が効果的です。

前半ばかり練習し、後半が手薄になります

長い音源でもう一つ起こりやすいのが、前半と後半の練習量の差です。

たとえば、3分の音源を毎回最初から始めたとします。

1回目は1分で止まり、2回目は1分30秒で崩れ、3回目にようやく2分まで進む。

この場合、最初の1分は3回練習しています。

しかし、最後の1分はほとんど練習できていません。

それでも本人としては、「3分の音源を練習している」という感覚になりやすいです。

実際には、前半だけ仕上がり、後半は練習不足のまま残っています。

長い音源を通すことにこだわると、前半ばかり何度も練習し、後半が置き去りになることがあります。

最初から区間を分けておけば、この偏りを防げます。

初心者がいきなり3分に挑戦しなくても大丈夫です

シャドーイングでは、長い音源を使った方が頑張っているように感じることがあります。

30秒より3分。

3分より10分。

長いものを最後まで通せた方が、達成感もあります。

ただ、長い音源に挑戦することと、効果的な練習ができていることは同じではありません。

ダイエットや運動を始めようと思ったときに、初日から毎日10キロ走るのは大変ですよね。

最初の数日は頑張れたとしても、負荷が高すぎれば続きません。

身体を痛めてしまうこともあります。

最初は1キロ、2キロから始め、慣れてきたら距離を伸ばす方が現実的です。

シャドーイングも同じです。

始めたばかりの人が、いきなり3分や5分の音源を通そうとすると、途中から聞けなくなったり、発音が崩れたりします。

それなら、まずは30秒〜1分を丁寧に練習した方がよいです。

できるようになったら、少しずつ長くする。

この進め方で十分です。

短く区切るのは、楽をするためではなく、練習の質を守るためです。

30秒・1分・2分はどう使い分ける?

30秒、1分、2分のどれを選ぶかは、学習歴だけでなく、教材の難しさによっても変わります。

30秒は、始めたばかりの人や難しい音源に向いています

シャドーイングを始めたばかりの方は、30秒程度から始めても構いません。

また、上級者であっても、話す速度が速い音源や、音声変化の多い音源では30秒程度に区切った方がよいことがあります。

30秒の中に発音しにくい文があれば、その文だけをさらに短くしても大丈夫です。

英語力が高いから、必ず長い音源を使わなければならないわけではありません。

音源の難易度に合わせて、練習範囲を変えてください。

1分は、初心者が繰り返しやすい長さです

1分は、初心者にとって特に扱いやすい長さです。

ある程度まとまった内容がありながら、繰り返し聞いても負担が大きくなりすぎません。

発音やリズムを確認しながら、意味も追いやすい長さです。

録音を聞き返す際にも、1分程度であれば集中して確認できます。

開始から1か月以内の方は、まず1分以内で安定してできる状態を目指すのがおすすめです。

2分は、後半まで音と意味を追える人に向いています

2分程度の範囲は、シャドーイングに少し慣れてきた人に向いています。

ただし、2分間声を出せたからといって、必ずしも適切な長さとは限りません。

後半で音声から大きく遅れていないか。

音を聞かず、覚えた英文を先に言っていないか。

終わったあとに内容が残っているか。

この点まで確認してください。

2分間、音と意味の両方をある程度追えるのであれば、その長さを続けて大丈夫です。

難しければ、1分ずつに戻せばよいだけです。

10分のYouTubeやニュースは、2分ずつに分けましょう

YouTubeやニュースを使ってシャドーイングしたい人も多いと思います。

好きな動画や、自分の仕事に関係する内容であれば、興味を持って続けやすくなります。

10分の動画を教材として使うこと自体は問題ありません。

ただし、10分を一気に通す必要はありません。

上級者でも、長い動画は2分前後に分けて練習した方が効果的です。

最終的な確認として10分を通すことはあっても、練習の中心は短く区切った方が細かい修正をしやすくなります。

区切るときは、必ず2分ちょうどにする必要はありません。

話題が変わるところや、一つの説明が終わるところなど、内容の切れ目に合わせてください。

1分40秒でも、2分10秒でも問題ありません。

意味のまとまりを残しながら、最後まで質を落とさずに練習できる長さにすることが大切です。

2分の中に難しい文があれば、その文だけをさらに短くします。

短い範囲で音を確認し、できるようになったら前後の文とつなげます。

小さく分けてから広げる方が、最初から長く通すよりも安定します。

音源を短くした方がよいサイン

今使っている音源が長すぎるかどうかは、分数だけでは決められません。

1分でも長すぎる人がいれば、2分でも問題なくできる人もいます。

後半になると音声から大きく遅れる場合は、現在の範囲が長すぎる可能性があります。

追いつこうとして、聞こえていない単語を予測で言い始めたら、遅れ始める前の位置で区切ってください。

シャドーイング後に何の話だったかほとんど残らない場合も、範囲を短くした方がよいサインです。

声を出すことに処理を使いすぎて、意味を追う余裕がなくなっている可能性があります。

また、毎回必ず音源の最初から練習し、途中で難しくなって再び最初へ戻っている場合は、前半ばかり練習している状態です。

後半部分を別の区間として指定し、そこから練習を始めてください。

録音を聞いたときに、前半はきれいなのに後半だけ遅れや言い直しが急に増えている場合も、範囲を分けるタイミングです。

初心者は速度変更と区間リピートができる音源を選びましょう

初心者は、音源の内容だけでなく、どのように再生できるかも確認してください。

シャドーイングでは、同じ場所を何度も聞きます。

聞き取れない部分だけを戻したいこともあります。

そのため、速度を変えられ、練習したい区間を繰り返せるものが便利です。

ABリピートが使えると、開始地点と終了地点を決め、同じ区間だけを繰り返せます。

後半部分だけを指定すれば、前半ばかり練習してしまう問題も防げます。

音源を短くしても速すぎる場合は、再生速度を少し下げても構いません。

ただし、音源を短くすることと、速度を下げることは別の調整です。

まずは練習範囲を短くする。

それでも難しければ、速度を調整する。

この順番で考えると整理しやすくなります。

速度を何倍にするか迷う方は、「シャドーイングは何倍速がいい?基本の考え方と速度調整の目安を解説」で詳しく説明しています。

私が初心者の方へ候補として挙げることが多いのは、abceedやBOOCOです。

アプリを選ぶときは、教材数の多さだけでなく、再生速度を変更しやすいか、区間リピートが使えるか、数秒だけ巻き戻しやすいか、スクリプトを確認しやすいかも見てください。

シャドーイングでは、聞き流す機能よりも、止める、戻す、区切るといった操作のしやすさが練習の質に関わります。

音源の長さと、1日のシャドーイング時間は別です

ここは混同しやすいところです。

「1分の音源がおすすめ」と聞くと、

「1日1分だけシャドーイングすればよいのか」

と思うかもしれません。

そうではありません。

今回説明している1分〜2分は、一度に練習する音源や範囲の長さです。

1日の総学習時間とは分けて考えてください。

1分の音源でも、スクリプトを確認し、オーバーラッピングを行い、シャドーイングを繰り返し、最後に録音を聞けば、実際の学習時間は長くなります。

短い音源を選ぶことは、学習時間を短くすることではありません。

練習範囲を狭くし、その中で質を上げるということです。

1日に確保する時間については、「シャドーイングは1日何分やればいい?効果を出す時間の目安を解説」で別に整理しています。

音源を短く区切ったあとに、同じ範囲を何回繰り返すか迷う方は、「シャドーイングは何回やればいい?効果が出る回数と目安を解説」も参考にしてください。

音源の長さだけでなく、スクリプト確認やオーバーラッピングを含めた全体の順番も見直したい方は、シャドーイングの正しいやり方を6ステップで確認してみてください。

まとめ:初心者は30秒〜1分、慣れたら1分〜2分で十分です

シャドーイングに使う音源は、基本的に1分〜2分程度がおすすめです。

始めてから1か月以内の方は、まず30秒〜1分程度から始めてください。

30秒では短すぎるわけではありません。

その範囲を何度も聞き、音やリズムを確認し、意味まで追えれば、十分な練習になります。

慣れてきたら、1分〜2分へ少しずつ伸ばします。

3分以上の音源や、10分程度のYouTube動画を使う場合は、2分前後に分けてください。

難しいところは、さらに1文ずつ練習して構いません。

音源全体の長さよりも、一度に練習する範囲の長さが大切です。

長い音源を最後まで通すことが目的になると、途中から崩れた状態を繰り返したり、前半ばかり練習して後半が手薄になったりします。

短く区切るのは、簡単にするためではありません。

最後まで音声を聞き、発音やリズムを保ち、意味まで追うためです。

最初から毎日10キロ走る必要がないように、シャドーイングも最初から長い音源に挑戦しなくて大丈夫です。

まずは30秒〜1分。

安定してきたら1分〜2分。

今の自分が、最後まで質を保てる長さから始めてみてください。

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