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シャドーイングは毎日やるべき?英語コーチが250名を指導してわかったこと


シャドーイングは、毎日やった方がいいのでしょうか。
休む日があってもいいのでしょうか。

これはかなりよくいただく質問です。

先に結論をお伝えすると、シャドーイングは基本的に毎日するのが近道です。

理由はシンプルで、毎日行う方が耳も口も英語に慣れやすく、習慣にもなりやすいからです。
特に、リスニング力の土台を作るうえでは、毎日の積み重ねがかなり大きいです。

ただし、毎日できなかったからといって、効果がなくなるわけではありません。
大切なのは、完璧を目指しすぎて止まることではなく、休みながらでも続けられる形を作ることです。

私はこれまで250名以上の学習者のシャドーイングを見てきましたが、伸びる方には共通点があります。
それは、特別に長時間できることよりも、無理のない形で続けられていることです。

この記事では、シャドーイングを毎日した方がよい理由、毎日できないときの考え方、そして無理なく続けるコツを整理して解説します。


シャドーイングは毎日やった方がいい?

結論、基本的には毎日やるのがおすすめです。

シャドーイングは、1回ごとの効果がとても大きい学習というより、少しずつ積み重ねて変わっていく学習です。
そのため、間隔を空けすぎるよりも、短くても毎日触れる方が伸びやすいです。

特にシャドーイングは、耳だけでなく口の動きも関係します。
英語の音に慣れること、音のつながりに気づくこと、英語のリズムに抵抗がなくなることは、ある程度の頻度で続けてこそ起こりやすくなります。

逆に、数日に1回の学習だと、そのたびに感覚を戻すところから始まりやすいです。
これでは、どうしても効率が落ちます。

だからこそ、シャドーイングは「気が向いたときにやるもの」というより、基本は毎日行うものと考えておく方が進めやすいです。


シャドーイングを毎日した方がいい理由

毎日行った方がよい理由は、大きく分けると3つあります。

1つ目は、耳が英語に慣れやすくなることです。

英語を聞くこと自体に抵抗がある方は少なくありません。
ただ、毎日音声を聞いて、毎日少しでも追いかけていると、英語を聞くことが特別なことではなくなってきます。

2つ目は、口が英語の動きに慣れやすくなることです。

シャドーイングは、聞くだけでなく、実際に口を動かして音を追う練習です。
そのため、間を空けずに続ける方が、英語のリズムや口の動きに慣れやすくなります。

3つ目は、習慣化しやすいことです。

ここはかなり大きいです。

毎日やると決めておいた方が、迷いが減ります。
今日はやる日か、やらない日かを毎回考えなくて済むからです。

英語学習は、やる気よりも習慣の方が強いです。
その意味でも、シャドーイングは毎日行う前提で組んだ方が続けやすいです。


毎日続けるとリスニングはどう変わるのか

シャドーイングを毎日続けると、まず変わってくるのはリスニングです。

もちろん、いきなり映画がそのまま聞き取れるようになるとか、ネイティブ同士の速い会話が急に全部わかるようになる、というわけではありません。
そこには別の難しさがあります。

ただ、毎日続けていると、少しずつ生の英語音声への抵抗が減ってきます

話し方にそこまで癖が強くない相手や、少し速めでも1対1の会話であれば、以前より聞ける感覚が出てくる方は多いです。

実際、1年間しっかりシャドーイングを積み重ねた方は、生の英語音声に対して以前ほど身構えなくなります。
最初は「ただ速いだけ」に感じていた英語も、少しずつ音のまとまりとして捉えやすくなってきます。

リスニング力は、ある日突然上がるというより、毎日少しずつ聞く力が育っていくものです。
その意味でも、毎日の積み重ねはかなり重要です。

シャドーイングで思うように聞けないと感じる方は、
「シャドーイングでついていけない3つの理由|聞き取れない・言えないときの対処法」
も参考になります。


シャドーイングはスピーキングにもつながる

シャドーイングはリスニングの学習として語られることが多いですが、スピーキングにも良い影響があります。

理由は、意味をイメージしながら何度も声に出すことで、英語の形が少しずつ自動化されていくからです。

もちろん、シャドーイングだけで自由に話せるようになるわけではありません。
ただ、正しい音とリズムで繰り返した表現は、スピーキングのときにも出やすくなります。

特に、すでに理解している英文を使ってシャドーイングしていると、その表現が口に残りやすいです。
その結果、話すときの土台が少しずつできていきます。

毎日行うと、この自動化も進みやすくなります。
週に数回よりも、毎日少しずつでも声に出している方が、口に残る感覚は出やすいです。


毎日できなくても効果がなくなるわけではない

ここは誤解しないでいただきたいところです。

毎日できなかったからといって、効果がなくなるわけではありません。

仕事が忙しい日もあれば、体調がよくない日もあります。
どうしても学習できない日があるのは普通です。

大切なのは、1日空いたことを理由に、全部やめてしまわないことです。

毎日が理想ではありますが、現実には波があるのが普通です。
完璧主義で考えすぎるよりも、基本は毎日を目指しつつ、できない日があっても戻ってくることの方が大切です。

実際、私は受講生の方に、英語学習が0分の日がないようにはしてもらっています。
理由は、本当に0分だと、一気にやる気がなくなる方がいるからです。

どれだけ忙しくても、まずは5分だけやりましょうとお伝えしています。

人間は、少しやり始めるとそのままもう少しやれることがあります。
いわゆる作業興奮のようなもので、最初は5分のつもりでも、そのまま10分、15分と進められることは珍しくありません。

毎日たっぷりできるのが理想ではありますが、まずは0にしないこと
これはかなり大事です。


週2回・週3回だと伸びるまでに時間がかかりやすい理由

週2回や週3回でも、まったく意味がないわけではありません。
ただ、やはり伸びるまでには時間がかかりやすいです。

理由の1つは、前回できていた感覚を忘れやすいことです。

シャドーイングは、音のつながりや口の動き、意味の流れを少しずつ馴染ませていく学習です。
そのため、間が空くと、前回せっかく馴染んできた感覚が少し戻ってしまうことがあります。

もう1つは、1つの音声を完成させるまでの期間が長くなることです。

同じ音声に触れる間隔が空くと、前回どこまでできていたかを思い出すところから入りやすくなります。
その分、完成までに必要な時間も伸びます。

つまり、同じ総量をやるとしても、密度が低いと効率が落ちやすいということです。
だからこそ、絶対ではないにせよ、基本は毎日をおすすめしています。


シャドーイングを毎日の習慣にするコツ

シャドーイングを毎日続けるには、気合いだけに頼らないことが大切です。

おすすめは、やるタイミングを先に決めておくことです。

たとえば、

・通勤中はシャドーイングする
・電車の中では口パクで行う
・車の中では声を出して行う
・皿洗いをしながら音声を流す

このように、生活の中の動作と結びつけると続きやすくなります。

何時にやる、で決めるよりも、
何をするときにやるか
で決める方が回しやすいです。

実際、以前受講生の方の中で、毎週必ず20時間学習されている方がいました。
どうしてそんなに安定してできるのか伺ったところ、「何時から何時までは学習すると決めているからです」 とおっしゃっていました。

つまり、分かりやすい時間帯で習慣化されていたということです。

これはかなり本質的だと思います。
毎回気分で決めるのではなく、学習する帯を先に決めてしまうと、学習はかなり安定しやすいです。

毎日の流れの中にシャドーイングを入れやすくしたい方は、
「シャドーイングは通勤中でもできる?通勤時間の使い方を6ステップで解説」
も参考にしてみてください。


生活の一部にするとシャドーイングは続きやすい

個人的には、「毎日やるべき」と考えるよりも、生活の一部にすると考える方がおすすめです。

英語学習が特別なイベントのままだと、どうしても気合いが必要になります。
でも、通勤中にやる、家事中にやる、帰宅後にやる、という形で日常の中に入ってくると、かなり続きやすくなります。

実際、シャドーイングは通勤中との相性が良いです。
環境に合わせて、声を出すか、口パクにするかを調整すれば、毎日触れることは十分できます。

毎日した方がいい、というより、毎日できる形に変える
この発想の方が現実的ですし、結果として継続しやすいです。

通勤中に声を出せないときの考え方は、
「シャドーイングは口パクでも効果ある?声を出せないときのやり方を解説」
で詳しく整理しています。


まとめ|シャドーイングは基本的に毎日がおすすめ

シャドーイングは、基本的には毎日行った方がよいです。

理由は、耳も口も英語に慣れやすく、習慣化しやすく、1つの音声を効率よく進めやすいからです。
特に、リスニングの土台を作るうえでは、毎日の積み重ねがかなり大きいです。

もちろん、毎日できなかったからといって、効果がゼロになるわけではありません。
ただ、週2回や週3回だと、どうしても伸びるまでに時間はかかりやすいです。

だからこそおすすめなのは、完璧に毎日やることよりも、生活の一部として組み込むことです。

通勤中にやる。
家事中にやる。
決まった時間帯でやる。

こうした形にできると、シャドーイングはかなり続けやすくなります。

毎日やるべきかどうかで悩んでいる方は、まず
「毎日やる形をどう作るか」
から考えてみるのがおすすめです。


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