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シャドーイングでついていけない理由|聞き取れない・言えない原因と対処法


シャドーイングをしていると、
「音声についていけない」
「途中で置いていかれる」
と感じることがあります。

頑張っているのに追いつけないと、どうしても不安になります。
自分には向いていないのかな。
リスニング力が足りないのかな。
もっと練習量を増やさないといけないのかな。

そう考えて、少し焦ってしまう方も多いです。

ただ、ついていけないこと自体は、珍しいことではありません。

スポーツでも同じで、プレイヤー本人は
「なんとなくうまくいかない」
と感じていても、どこがズレているのかは自分では分かりにくいものです。

一方で、コーチは多くの人を見ているので、
「この段階なら、ここでつまずきやすい」
というポイントがある程度見えています。

シャドーイングもそれに近いです。

これまで多くの学習者を見てきて感じるのは、
「ついていけない」ときは、ほぼ必ずどこかで止まっている、ということです。

才能がないからではなく、止まっている場所があるだけ。
まずはそこを見分けることが大切です。

シャドーイングでついていけないのは、才能がないからとは限らない

シャドーイングでついていけないと、どうしても自分の力不足に感じやすいです。

聞けていないのか。
口が回っていないのか。
そもそも英語力が足りないのか。

いろいろ考えてしまいますよね。

もちろん、練習量が影響することはあります。
でも、練習量だけで片づけると、見落としてしまうこともあります。

実際には、
「ついていけない状態のまま繰り返している」
ことがかなり多いです。

この状態だと、回数を増やしても同じところで止まり続けます。

だからこそ、まずは
どこで止まっているのか
を切り分けることが大切です。

ついていけない原因は、大きく3つに分けられる

シャドーイングでついていけないとき、原因はだいたい3つに分かれます。

まず、そもそも音を正しく聞き取れていないことがあります。
次に、音は拾えていても、意味の理解が追いついていないことがあります。
そしてもう一つが、耳では分かっているのに、口がついてこない状態です。

この3つは似ているようで、直し方がかなり違います。

音の問題なのに、口だけを一生懸命動かしても苦しいです。
意味理解が追いついていないのに、発音だけを直してもなかなか楽になりません。
口がまだ慣れていないだけなのに、「聞けていない」と決めつけてしまうのも、少しもったいないです。

だから、ついていけないときは、まず原因を分けて見た方がいいです。

音の認識がずれている

まず多いのが、音の認識がずれているケースです。

音声を聞いていても、単語の区切りが分からない。
音がつながっていて、どこからどこまでが一つの単語なのか見えない。
知っている単語のはずなのに、まったく別の音に聞こえる。

こういう状態だと、そもそも正しく追いかけることが難しくなります。

本人としては、
「速すぎて無理」
と感じやすいです。

でも実際には、速さそのものより、音のつながりや変化をまだ認識できていないことがあります。

たとえば、文字で見ると簡単な英文でも、音になると急に聞き取れなくなることがあります。
これは、単語を知らないというより、音が変わった形に慣れていない状態です。

この場合、いきなりシャドーイングを繰り返すより、まずはスクリプトを見ながら音を確認した方がいいです。

どこがつながっているのか。
どの音が弱くなっているのか。
どこが思っていた発音と違うのか。

ここを確認してから戻ると、かなり追いやすくなります。

意味理解が浅い

次に多いのが、意味理解が浅いケースです。

音はある程度拾えている。
でも、内容が頭に入ってこない。
聞いた瞬間に意味が流れていかない。
理解しようとしているうちに、次の音が来てしまう。

この状態でも、シャドーイングはかなり苦しくなります。

シャドーイングは、音をまねる練習に見えます。
ただ、実際には意味の処理もかなり大きいです。

意味が曖昧なまま音だけ追おうとすると、途中で置いていかれやすくなります。

英語を聞いて、意味を考えて、口を動かす。
この流れのどこかで詰まると、音声についていけなくなります。

この場合は、無理に音だけで進めるより、事前に内容を確認した方がいいです。

スクリプトを見て、何を言っているのかをつかむ。
日本語訳がある教材なら、必要に応じて意味も確認する。
話の流れを分かった状態で音声に戻る。

これだけでも、シャドーイングの負荷はかなり変わります。

口が追いついていない

もう一つが、口の動きが追いついていないケースです。

音は聞こえている。
意味もある程度分かっている。
でも、実際に声に出そうとすると間に合わない。

この状態もかなり多いです。

聞いているときは分かるのに、口に出すと止まる。
言い終わる前に次の音が来る。
毎回同じところで詰まる。

こういうとき、リスニング力が足りないと思いやすいのですが、実は口の動きがまだ慣れていないだけのこともあります。

スポーツでいうと、動き方は理解しているのに、体がまだその通りに動かない状態に近いです。

頭では分かっている。
見本も見えている。
でも、実際に体を動かすとタイミングが合わない。

シャドーイングの口の動きも、それに近いです。

この場合は、無理に長い英文を一気に追おうとしない方がいいです。
短い区間で繰り返したり、オーバーラッピングを入れたりして、口を少しずつ慣らしていく方が進みやすいです。

ついていけないときは、音・意味・口の順番で確認する

原因が分からないときは、音、意味、口の順番で見ていくのがおすすめです。

まず、音が取れているか。
次に、意味が分かっているか。
最後に、口が追いついているか。

この順番で見ると、かなり整理しやすくなります。

たとえば、音が取れていない段階で口の練習ばかりしても、ズレた音をそのまま真似してしまうことがあります。

意味が分かっていない状態でスピードだけ上げても、ただ忙しい練習になりやすいです。

口が追いついていないだけなら、内容理解を増やすより、短く区切って言う練習の方が効くこともあります。

ついていけないときほど、全部を一気に直そうとしない方がいいです。
どこで止まっているのかを一つずつ見た方が、次の練習につながります。

「難しい」「自分の声が邪魔」は別で考えた方がいい

「ついていけない」と感じていても、実際には少し別の原因のこともあります。

たとえば、シャドーイング全体が難しい。
教材も難しいし、手順も合っているか分からない。
そもそも何から見直せばいいか分からない。

そういう場合は、この記事よりも、まず全体を整理した方が早いです。

「シャドーイングが難しいと感じたら読んでほしい」では、手順、回数、教材などを含めて、広く原因を切り分けています。
全体的に苦しい方は、そちらの方が近いと思います。

一方で、自分の声で音源が聞きにくい場合は、また別です。

自分の声が耳に入って、音源を追いにくい。
音声よりも自分の声が大きく聞こえる。
合わせようとするほど、どこを聞けばいいのか分からなくなる。

この場合は、ついていけないというより、音源と自分の声のバランスの問題かもしれません。

その場合は、
「シャドーイングで自分の声が邪魔になるのはなぜ」
の方で整理しています。

悩みの形が少し違うだけで、見直す場所も変わります。

まとめ

シャドーイングでついていけないときは、練習量の問題だけで考えない方がうまくいきやすいです。

多くの場合、止まっている場所はどこかにあります。

音の認識で止まっているのか。
意味理解で止まっているのか。
それとも、口の動きが追いついていないのか。

ここが見えるだけで、次の練習はかなり変わります。

ついていけない状態のまま無理に続けるよりも、どこで止まっているのかを一度確認する。

それだけでも、次の一歩がかなり見えやすくなるはずです。

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