いかに精度高くDIY木工をするか 〜ローテーブルの作り方〜
更新
2026-08-03 仕上げ篇を公開しました。
ローテーブル
大学生の娘が、自分の部屋の床に直接座りながら勉強したりできるような小さなローテーブルがほしい、と言い出した。「ヒトをだめにするソファー」なる、非常に柔らかい正方形の大きなクッションを持っており、これに寄りかかりながら教科書を読んだりPCを使ったりしたいという要望である。

娘にクッションに寄りかかってもらい、板を持ってきて色々と試した上で、最終的にテーブルの高さは38cmに決めた。
この上で勉強なり作業なりをする想定なので、机の上で教科書を開いた上で、さらにPCも飲み物も置ける大きさにしたい。娘と相談して、最終的に横幅80cm、奥行き45cmとした。

ちなみにIKEAやニトリでも、希望の大きさよりは少し大きかったり小さかったりするが、似たような大きさのローテーブルを扱っている。値段も4000円から10000円ほどと手頃である。これらでも、もちろん「ゴロゴロしながら勉強したい」という娘の要望は満たせるが、表面に薄い木目調のシートをはった値段相応のものなので、DIYで作ることにした。
方針
とは言っても広葉樹の一枚板は非常に高価である。そこで、ホームセンターで簡単に手に入る厚さ18mmの松(ラジアタパイン)の集成材を使うことにした。すこし柔らかい松材でも、ラッカーなどできちんと塗装し磨き上げれば、高級感を出して、かつ表面を固く傷つきにくいように仕上げることができる。
赤っぽい色に着色すれば桜の木のような雰囲気にもできるが、今回は娘の要望で、松材の白い色合いを活かして透明の塗装で行くことにした。基本は私の趣味に合わせてラッカーのクリア塗装とするが、天板の上面は、飲み物を直接おいたりしても大丈夫なように二液ウレタン塗装とすることにした。
かなり多岐にわたる内容なので、全体を3篇にわけ、順次公開する。
設計篇では、どのようなことを考慮して、3D CADを使ってローテーブルを設計したのかについて解説する。3D CADで出力したBoM(部品一覧)をもとに、どのような大きさの集成材を何枚購入し、そこから部品をどう切り出すべきかを検討した結果についても解説する。
加工篇では、部品を作成する工作の過程について解説する。その際、限られた工具を使ってDIYでどのように精度を確保していくのかについて検討する。
仕上げ篇では、部品をどのように研磨し、塗装して仕上げるのかについて解説する。塗装の種類や方法ごとの特徴についても検討する。
