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アジングロッドの長さ|結局何ftかは投げたい重さで決まる

釣具屋の棚の前で20分固まったことある人、正直に手ぇ挙げてほしい。ウチもやってた。

5フィート8インチ、6フィート4インチ、6フィート10インチ。数字が並んでるだけで、何がどう違うんかはどこにも書いてへん。店員さんに聞いたら「感度重視ならこっちですね」て返ってきて、いや感度ってなんやねん、って心の中でつぶやいて、結局その日は何も買わんと帰る。

先に結論から言うわ。アジングロッドの長さは、飛距離やなくて「投げられる一番軽い重さ」で決まる。

これはウチの感想やない。メーカーが自分で公表してるスペック表を横に並べたら、誰でも見える話や。今日はそこを一緒に見ていく。

この記事で持って帰ってほしいんは3つ。ftの数字がほんまは何を決めてんのか。短いのと長いの、どっちが自分に向くんか。ほんで、自分の条件で1本に絞る手順。

長さの話に絞るから、ソリッドかチューブラーかの話は今日はせえへん。あれはあれで一本書かなアカンやつやし、混ぜると絶対とっ散らかる。



結局、何ftを買えばええんか(先に答えから言うわ)

漁港でジグ単をメインにやるつもりなら、5フィート8インチ〜6フィート4インチ。この帯から選んどけば、まず外さへん。

理由は単純で、この長さの帯が1g前後のジグヘッドをいちばん気持ちよく扱えるように設計されてるから。ウチがこのブログでずっと「迷ったら1g」て言うてる、あの1gや。

条件が違う人向けに、あと2つだけ足しとくわ。

■ 常夜灯の周りで近距離だけ、豆アジ中心 → 5フィート台前半。ただしこれは2本目に向いてる選択や
■ キャロやフロートみたいな遠投リグも、この1本で兼ねたい → 6フィート台後半

逆に言うと、7フィート台は「ジグ単もやりたい」と思ってる人が最初に買う長さやない。 ここはあとで数字を見せながらちゃんと説明する。


「感度がええ長さ」を探してるうちは、いつまでも決まらへん

棚の前で固まる原因、はっきりしてる。長さの話に「感度」を持ち込んでるからや。

感度っていうのはロッドの素材とかティップの作りとか、糸の張り方とか、そういうもんが全部混ざった結果として出てくるもんやんか。それを長さだけで語ろうとすると、比べる軸が増えすぎて永遠に答えが出えへん。5フィート8インチと6フィート4インチのどっちが感度ええですかって、質問として成立してへんねん。

長さで決まるんは、感度やない。扱える重さの帯と、自分の体の周りでどれだけ竿を振り回せるか。この2つだけや。

そう割り切った瞬間に、棚の前の20分が3分になる。ウチもそこからやっと買い物ができるようになった。


ジグヘッドの重さの記事でも同じことを書いたんやけど、こういう数字は一個の正解を暗記しようとしたら必ずしんどくなる。

「5フィート10インチが正解」やなくて、「ジグ単中心なら5フィート台後半から6フィート台前半のあいだ」。この帯で覚えといたら、店で見た竿が帯の中か外かだけで判断できる。メーカーが違えば刻み方も違うから、ピンポイントの数字を覚えても隣の棚では使えへんしな。

ほんで、その帯がなんでその位置にあるんか。次でスペック表を並べる。


ftの数字が決めてんのは、飛距離やないねん

長さの話をすると、だいたい「長い=飛ぶ/短い=操作性がええ」で終わってまう。間違いではないけど、それやと同じ6フィート台の中でどれを選ぶんかが一生決まらへん。

もっとはっきりした指標がある。メーカーが公表してる「適合ルアーウェイト」や。


同じシリーズを並べると、動いてんのは「下限」のほうやねん

ダイワの月下美人AJING。エントリークラスの定番やけど、公式に出てる数字を長い順に並べるとこうなる。

5フィート5インチ(1.65m) → ルアー重量 0.3〜5g
5フィート10インチ(1.78m)0.3〜5g
6フィート8インチ(2.03m)0.5〜8g
7フィート8インチ(2.34m)2〜15g
8フィート(2.44m)2〜15g

上限が上がっていくんは、まあ想像つくやんか。長い竿のほうが重いもんを投げられる。そらそうや。

見てほしいんは下限のほう。0.3g → 0.5g → 2g。

長さが伸びるほど、投げられる一番軽い重さが上がっていってる。 これがこの記事でいちばん覚えて帰ってほしいことや。

シマノでも同じことが起きてる。ソアレBBのアジングモデルを同じように並べると、こう。

5フィート4インチ0.3〜6g
5フィート8インチ0.4〜8g
6フィート4インチ0.5〜12g
6フィート10インチ0.6〜12g

0.3 → 0.4 → 0.5 → 0.6。きれいに階段になってる。メーカーが違うのに同じ動き方をしてるっていうことは、これはたまたまやなくて設計思想やと考えてええと思う。

長さは、飛距離の設定やない。扱える重さの帯の設定や。


理屈はシンプルで、竿を曲げてるんはリグの重さやから。

キャストのときに竿が曲がって、その戻る力でリグが飛んでいく。ほな、竿が長くなるほど曲げるのに必要な重さも増えるわけや。0.6gみたいな軽いもんを長い竿の先にぶら下げても、竿はほとんど仕事してくれへん。手首でひょいと投げてるだけになってまう。

これ、飛距離だけの話やないんが厄介なとこで。竿が曲がってへんっていうことは、リグが今どこにおるんかも竿から返ってこんっていうことやねん。投げにくいうえに、分からへん。二重に損してる。


7フィート台は、1gが設計の外におる

さっきの数字をもう一回見てほしい。7フィート8インチの下限は2gや。

このブログでずっと言うてる「迷ったら1g」の1gは、この竿の設計範囲に入ってへん。使えへんことはないやろけど、メーカーが想定してる使い方やないっていうことははっきりしてる。

ウチが1gを推してるんは、1gがいちばん釣れる重さやからやない。1gは、水深と潮を測るための重さやからや。物差しやねん。その物差しが最初から使えへん竿を1本目に選んでまうと、そもそも「今夜の海がどうなってんのか」を測る手段がないまま夜が始まる。

7フィート台がアカンって話やないで。10gのキャロを沖まで届かせたい、みたいな明確な目的があるなら、あれは必要な道具や。「飛ぶらしいから」でジグ単の1本目に選ぶんが噛み合うてへん、っていうだけの話。

1gを基準にする理由は、こっちの記事で全部書いてるから、まだ読んでへん人は先に見てきてな。



短いほうがええ、長いほうがええ、どっちやねん

ここまで読んで「ほな短いほうがええんちゃうん」て思った人、ちょっと待ってな。話はもうひと段階ある。

長さの話がややこしいんは、上手い人ほど言うてることが真っ二つに割れて見えるからや。実際に見てみよか。


専門家はショート寄りで揃うてる

34(サーティフォー)の家邊克己さんが、ルアーニュースRでレングスの話をしてはる。結論はこう。

今のプランクトンパターンのアジングにおいては、ショートレングスロッドの方が向いていると思います。

出典:家邊克己さん/ルアーニュースR


ここ、前置きを落としたらアカンとこやねん。「今のプランクトンパターンのアジングにおいては」や。つまり、軽いリグをできるだけ動かさんとアジに見せる釣りを前提にした話。

理由も具体的で、短い竿(家邊さんは4フィート台後半〜5フィート台前半の話をしてはる)はジグヘッドの移動距離が短いから「動かさないで釣る」に向いてる、と。ほんで竿を振り回しやすいから、魚が走ったときにラインの角度をパッと変えられる。

逆に長い竿の弱点として、1g以下はどうしても無理が出ることと、曲がりながら長いぶんアワセが遅れやすいことを挙げてはる。

そして同じ記事の中で、ロングロッドが要る場面もちゃんと書いてはる。10gのキャロみたいな重いリグを遠くへ投げるときや。「短いほうが偉い」て言うてるわけやないねん。


もう一人。TSURINEWSでレングスの使い分けを書いてはる井上海生さん。

現在のアジングの主流となりつつあるレングスといえば、5ft台だろう

出典:井上海生さん/TSURINEWS

井上さんは7フィート台について「ビギナーが使用するレングスではない」とはっきり書いてはって、用途は1.5〜2g以上のジグ単やメタル、キャロやと。さっきのスペック表の下限の話と、きれいに一致してる。

そのうえで6フィート台(6.0〜6.8)は「ジグ単もプラグもキャロも全部いける」オールマイティな帯やと位置づけてはる。


ほんで、その家邊さんが別のとこでは6フィート9インチを勧めてはる

ここで混乱するやんか。ウチも最初「え、どっち?」てなった。

さっきとは別の記事で、家邊さんは初心者向けのタックル選びとして、34のガイドポストLHR-69を挙げてはる。メーカー公式のスペックで6フィート9インチ(206cm)、扱えるリグの重さは5.0gまでや。

ちなみに34の表記は「リグウェイト 0〜5.0g」で、下限の数字を切ってへん。 ダイワやシマノみたいに「0.3〜」「0.5〜」と下限を書くメーカーもあれば、上限だけ示すメーカーもある。ジグヘッドの0.6gが規格やなくてメーカーごとの刻み方やったんと一緒で、スペック表の書き方自体もメーカーごとにちゃうねん。 せやから比べるときは、同じメーカーの同じシリーズの中で並べなアカン。

理由はこう書いてはる。軽いジグヘッドでも十分操作しやすくて、少し重ための遠投リグもキレイにキャストできる、と。前提として想定されてるリグが、ジグヘッド単体0.5〜1g(0.8g中心)と、Sキャリーっていう遠投リグの1.5〜4g。この2つを1本で兼ねる設計やねん。

出典:家邊克己さん/ルアーニュースR


噛み合うてへんように見えるんは、軸が2つ混ざってるから

ここまで来たら、もう答えは出てる。この人らは矛盾してへん。

ジグ単だけで完結させる前提の話をしてるときは、みんな短い側を推す。移動距離が短くて、軽いのが投げられて、アワセが速いから。 その1本で遠投リグまで兼ねる前提になった瞬間に、6フィート台後半が要る。それは「長いほうが釣れる」んやなくて、守備範囲を買うてるっていうことや。

つまりな。

長さは、感度で選ぶんやない。投げたい一番軽い重さと、その1本に何本ぶんの仕事をさせるか。この2つで決まる。

ftの数字は目的やなくて、その2つを決めたあとに結果として出てくる数字や。順番が逆になってるあいだは、棚の前でずっと固まったままになる。


あんたの長さを決める、3つの質問

ほな実際に絞っていこか。店に行く前に、自分に3つだけ聞いてみてほしい。この3つに答えたら、長さは勝手に1つに決まる。

① その1本で、遠投リグまでやるつもりあるか

いちばん効く質問がこれや。

ジグ単だけでええ → 5フィート台後半〜6フィート台前半。1g前後がいちばん気持ちよく扱える帯や
キャロ・フロート・Sキャリーみたいな遠投リグも兼ねたい → 6フィート台後半

ここで正直に答えるんが大事でな。「いつか使うかも」で6フィート台後半を選ぶと、使わへん守備範囲のぶんだけ、毎晩ちょっとずつ損する。逆に「絶対ジグ単だけ」と決めて短いのを買ったのに、半年後に沖の潮目に届かんくて悔しい思いをする人もおる。

ウチが最初の1本として5フィート8インチ〜6フィート4インチを勧めてんのは、この帯やと"どっちに転んでも致命傷にならへん"からや。ジグ単が主役で、ちょっと重めのスプリットくらいまでは無理なく背負える。

② 立つ場所の足場は、高いか低いか

これは一次の裏付けがある話やないから、ウチも断定はせえへん。ただ、実務として無視できひん条件やと思ってる。

足場が高い堤防やと、掛けたアジを抜き上げるときに竿の長さがそのまま余裕になる。短い竿やと、水面までの距離のぶんだけ体を伸ばすことになる。逆に、常夜灯の周りで水面が近い漁港なら、短さの不利はほぼ出えへん。

ほんでこれは、長さで解決せんでもええ問題でもある。タモを1本持っていったら、足場の高さは長さの条件から外れる。20cmを超える良型が出る場所なら、どのみち抜き上げより網のほうが安全やしな。

③ 毎回おんなじ場所に、投げられるか

3つ目がいちばん見落とされてるやつ。取り回しの話や。

漁港って、思ってるより後ろが狭い。ロープが張ってあったり、車が停まってたり、隣に人がおったり。そこで長い竿を大きく振ると、キャストのフォームが毎回ちょっとずつ変わってまう。

なんでそれが問題かっていうと、投入点がブレたらカウントが意味を失うからや。

レンジの記事でも書いたけど、カウントは投入点が固定されて初めて物差しになる。毎回違うとこに落ちてたら、5カウントで刻んでるつもりでも、実際には全然違う場所を通ってる。「刻んでるつもりで刻めてへん」状態やねん。

竿を短くするんは、感度を買うことやなくて、フォームを毎回そろえやすくすることでもある。 ウチは短い側を勧めるとき、だいたいこの理由のほうが大きい。

レンジの刻み方そのものは、こっちで手順ごと書いてるから、あわせて読んでな。


ジグ単だけ/足場は低め/後ろが狭い5フィート台後半(5フィート8インチあたり)
ジグ単中心やけど、たまに軽い遠投もしたい/足場はまちまち6フィート台前半(6フィート4インチあたり)
遠投リグも本気で使う/足場が高い漁港がホーム6フィート台後半
豆アジ相手に近距離だけ、とにかく繊細に5フィート台前半(ただし2本目向き)

迷ったら真ん中や。真ん中を選んでから、自分の夜がどっちに寄ってるかを次の1本で決めたらええ。


長さを変えても、直らへんもんがある

ここまで長さの話をさんざんしといてなんやけど、大事なことを一個言うとくわ。

釣れへん夜の原因を潰していく順番のどこにも、「ロッドの長さ」は入ってへん。

このブログでは、釣れへんときに疑う順番を7段で決めてる。【0】時間と潮 →【1】立ってる場所 →【2】レンジ →【3】動かし方 →【4】重さ →【5】アタリ →【最後】ワームの色。上から順に、自分で変えられへんもんから確認していく。

見てのとおり、道具の長さはこの中におらん。それは偶然やなくて、長さを変えても解決せえへんことのほうが多いからや。

竿を買い替えて直るんは、「1gが投げられへん」「沖に届かへん」「後ろが狭くて振れへん」みたいな、物理的にできてへんことだけ。立ち位置が明るすぎるとか、上から刻めてへんとか、誘いすぎとか、そのへんは長さでは1ミリも直らへん。

しかも動かし方はタダで直せる。 道具を疑う前に自分の動作を疑うほうが、財布にも優しいし上達も早い。

疑う順番の7段はこっちに全部まとめてあるから、まだの人はこれだけでも読んでいってな。


もうひとつだけ。

「アタリが分からんのは竿の感度が低いからちゃうか」と思って買い替えを検討してる人、ちょっと待ってな。アタリが手元に届かへん原因の大半は、ラインが緩んでることや。

アジがワームを引っ張っても、その力はまず糸のたるみを伸ばすのに使われる。手元に届く頃には残りカスになってる。3万円の竿でも、緩んでたら一緒や。

ほんで、竿は強く握らんほうがええ。指2本で支えるくらいの感じで、毎回おんなじ持ち方をする。同じ構えを繰り返すからこそ「いつもと違う」が分かるわけやから。

このへんは抜けアタリの記事でみっちり書いたから、感度で悩んでる人はそっちが先や。長さの検討はそのあとでも遅くない。



ほな具体的に、どれ買うんか

理屈だけ置いて帰るんも不親切やから、帯ごとに実際の1本を挙げとくわ。どれも「これで釣れる」やなくて「その帯の代表として分かりやすい」っていう基準で選んでる。ウチが店で触ってきた感触も混ぜとく。


ジグ単だけでええ人:5フィート10インチ

ダイワの月下美人AJING 510UL-S。全長1.78m、自重57g、ルアー重量は0.3〜5gや。

下限0.3gっていうのがこの帯の値打ちで、1gはもちろん、そこから一段下げた0.6gや0.5gまで無理なく背負える。1gを物差しにして、軽くしていく釣りをそのままやれる長さやねん。

持った感じは、とにかく軽い。棚から下ろしたときに「あ、これ一晩振っても腕にこーへんな」って分かるくらいには軽い。エントリークラスやのに自重50g台に収めてきてるんは素直にすごいと思う。


迷ったら真ん中:6フィート4インチ

シマノのソアレBB アジング S64UL-S。全長1.93m、自重59g、ルアーウェイト0.5〜12g。

ウチが「最初の1本でいちばん外しにくい」と思ってんのがこの帯。ジグ単1gが真ん中に来て、上には軽いスプリットくらいまで余裕がある。常夜灯周りの近距離もいけるし、ちょっと沖の潮目に届かせたいときも足りひんことがない。

店で並べて振らせてもらうと、5フィート台と6フィート4インチのあいだで手首の使い方がはっきり変わるのが分かる。短いほうは手首だけ、6フィート4インチは肘まで使う感じ。どっちが自分の体に合うかは、実際に振ってみるんがいちばん早い。


遠投リグも兼ねたい人:6フィート9インチ

34のガイドポストLHR-69。公式スペックで6フィート9インチ(206cm)、リグウェイトは5.0gまで。さっき出てきた、家邊さんが初心者に挙げてはる竿や。

価格帯はさっきの2本より上がる。ただ、ジグ単からSキャリーみたいな遠投リグまで、1本で本気で兼ねられる設計やから、「最初の1本で長く使い倒したい」タイプの人にはむしろ安く付くかもしれん。


最後にお金の話をひとつ。限られた予算やったら、リールより竿を優先したほうがええ。

これは家邊さんもはっきり書いてはることで、アジングは小さいルアーを正確に投げて、水の中の様子を手元で受け取る釣りやから、その入り口になる竿が釣りの成立そのものを左右する。リールは最初エントリークラスで十分やで。


ここまで長さの話しかしてへんけど、竿だけ買っても釣りは始まらへん。エステルの0.3号前後を巻いて、リーダーを組んで、1000番か2000番のリールを載せて、やっとタックルになる。

ラインの種類の選び方は、それだけで一本になるからこっちに置いとくわ。 エステルとPEとフロロとナイロン、あれは「どれが強いか」やなくて「何を捨てるか」の話やねん。

リールの番手も同じくこっち読んで。 1000番と2000番で何が変わるんか、これも数字の意味さえ分かったら一瞬で決まる話や。


まとめ

今日の話を3つに畳んどくわ。

ftの数字が決めてんのは飛距離やなくて「投げられる一番軽い重さ」。 メーカーのスペック表を並べたら、長くなるほど下限が上がっていくのが見える
短い派も長い派も矛盾してへん。 ジグ単だけで完結させるか、遠投リグまで兼ねるか——混ざってるんはこの軸や
漁港でジグ単中心なら5フィート8インチ〜6フィート4インチ。 1gを物差しに使うこのブログの釣りと、いちばん噛み合う帯

ほんで、これがいちばん言いたいこと。長さで解決できるんは「できてへんこと」だけで、「釣れてへんこと」やない。 立ち位置とレンジと動かし方は、どの長さの竿を持っても自分で直さなアカン。

逆に言うたら、長さはそこまで神経質にならんでもええっていうことでもある。帯の中から選んどけば、あとは夜が教えてくれる。


よくある質問

Q1. アジングロッドは何ftがオススメですか?
A. 漁港でジグ単をやるなら5フィート8インチ〜6フィート4インチです。この帯は1g前後のジグヘッドが適合ルアー重量の真ん中に来るように設計されていて、軽くしていく釣りにも、少し重めのリグにも届きます。迷たら6フィート4インチ前後を選んで、自分の釣りがどっちに寄ってるかを2本目で決めるのが、失敗の少ない順番です。長さそのものより、その長さの竿が何gを投げる設計になっているかを先に見てください。

Q2. 短いロッドのほうが感度がいいというのは本当ですか?
A. 長さだけで感度は決まりません。感度はティップの構造や素材、そして何よりラインの張り具合が合わさって出てくるものです。短いロッドの利点は、ジグヘッドの移動距離を抑えられること、竿を振り回しやすいこと、後ろが狭い場所でもフォームを一定に保ちやすいことにあります。アタリが取れない原因の多くはラインの緩みなので、買い替えの前にそちらを確認してください。

Q3. 7フィート台のロッドを買ったらダメですか?
A. 目的が合っていれば正解です。キャロやフロートのような重めのリグを遠投するなら、7フィート台は必要な道具です。ただしダイワの月下美人AJINGの7フィート8インチはルアー重量2〜15gの設定で、1g前後のジグ単はメーカーの想定範囲から外れています。「ジグ単もやりたい」と考えているなら、最初の1本には向きません。

Q4. アジングロッドの代用になるロッドは何ですか?
A. 適合ルアー重量の下限に1g前後が入っている竿なら、種類を問わず代用できます。見る欄はそこ1つだけです。メバリングロッドは下限が近いことが多いので、ジグ単をひととおり試すぶんには使えます。エギングロッドとシーバスロッドは下限が重すぎて、1gでは投げた感覚すら返ってきません。バスロッドは製品ごとの差が大きいので、必ずスペック表を見てください。ベイトロッドは長さより先にリールの都合が来るので、1g前後を投げられるベイトフィネスの機種に限られます。竿の名前で決めんと、スペック表の下限の数字で決めたらええ。

Q5. アジングロッドはULとLのどちらがいいですか?
A. 硬さの記号より、その隣に書いてある適合ルアー重量を見てください。ULとLの境目はメーカーごとに置き方がちがうので、記号だけを他社と比べても意味がありません。同じ「UL」でも、下限が0.5gの竿と1.5gの竿があります。ジグ単をやるなら、下限が1gより軽い側に入っていることが条件で、そこさえ満たしてたら記号はどっちでもかまいません。硬さで迷たときは、いま結ぼうとしてるジグヘッドの重さを思い出して、その数字が範囲の真ん中に来る竿を選んだらええ。


長さで悩んでる時間は、正直もったいない。帯さえ決まったら、あとは棚の前で3分や。

ウチも最初は「感度がええやつください」って言うて、店員さん困らせてたクチやからな。数字の意味が分かってから、買い物が急に楽しくなったわ。

そのうえで、1本目を持って夜の漁港に立ったら、こんどはレンジと立ち位置の話が待ってる。そっちのほうが釣果は動くから、道具が決まった人は先へ進んでな。

このブログでは、夜の漁港でアジが釣れへん理由をひとつずつ潰していく話を書いてます。フォローしといてくれたら、次の記事が届くで。

夜の漁港で、これ1本開けば順番に潰せる。この手帖の順番を、まとめて1冊にしてあるわ。

ウチが何者かは、こっちに全部書いてるから。

ほな、また。

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