アジングの教科書|釣れへん夜に、何から直すかが決まる
夜の漁港で、「で、次は何を直したらええんやろ」で手が止まる。ワームの色を替えて、重さを替えて、フックを替えて、箱の中を全部ひっくり返す。
ウチはそれを、たぶん200回はやってる。 ほんで、最後まで気づかへんかった。立ってた場所が明るすぎただけやったのに。
順番を知らんかっただけやねん。
この本を開いたら、次に触るもんが1つに決まる。 釣れるかどうかは魚が決めるけど、何を触るかは自分で決められる。この本が渡すんは、そっちのほうや。
先に、実物を見せるわ
口で言うより早いから、現場で使うチャートの2段目を、そのまま置いとくわ。
【1】立ってる場所
判定:自分の影が、海面にうっすら映るか
→ 映る:明るすぎる。境目の潮下側へ移る
→ 映らへん:次の段へ

1段に1判断しか入れてへん。これが7段ある。上から順に潰していくだけや。各段の終わりに「ここで直らんかったら次の段へ」が入ってるから、行き止まりにならへん。さっき書いた「立ってた場所が明るすぎた」も、この2段目で止まる。

ほんで、その7段が全体のどこに置いてあるかを描いた地図が、もう1枚ある。名前のついた手順は22本あって、柱になってんのは、この5本や。
■ 疑う順番7段 ── 釣り場で、釣れへんとき
■ 決める順番5段 ── 買う前、店の中で
■ 決めること3つ ── いま手元で、結ぶとき
■ 2つの質問 ── 家を出る前
■ 3つの日 ── ぜんぶを入れてる箱

残りの17本も、同じ「いつ使うか」つきで並べてある。この地図だけは、記事のほうを34本ぜんぶ読んでも出てこーへん。
この本が要る人と、要らん人
先に、要らんほうから書いとくわ。
■ もう自分の順番ができてる人。 この本は順番を渡す本やから、持ってる人には要らん
■ 今夜の1匹だけが要る人。 通し読みの本なんで、その用途やったら記事のほうが速い
■ 知らん話が読みたい人。 これがいちばん大事や。この本に新しい情報は1個も入ってへん
ほんで、要る人。
■ アジングを始めたけど、釣れへん夜に何から直したらええか分からへん人
■ 道具は一式あるのに、毎回ちがうとこを触ってて、何が効いたか残ってへん人
■ ウチの記事をいくつか読んで、「で、結局どれから?」でブラウザのタブが増えていった人
要らんほうに自分がおったら、ここで閉じてもろてかまへん。記事は全部タダで置いてあるし、そっちで足りるんやったら、それがいちばんええ。
答えは全部、無料の記事にある
約束④:有料記事に、無料記事の答えは隠さへん。
「釣れへん」「アタリが分からん」「バラシが多い」の答えを、課金の壁の向こうに入れてへん。この本を作るために記事から結論を消したりもしてへんし、これからもやらへん。
疑うんやったら、先に読んでみて。アジングで釣れない原因は7つも、常夜灯の明暗の見方も、バラシが多い夜のドラグも、ぜんぶタダで読める。
34本ぜんぶ、答えは書いた。せやのに、その夜の漁港で、そのどれを開いたらええかは、どこにも書いてへん。
売ってんのは、そこや。答えやのうて、順番。
並べたら出てきたもんが、もう1個ある。同じ言葉がメーカーごとに別のもんを指してる、という話が34本のうち18本にあった。0.6gの「g」から、赤色灯の「赤」、ワームの数え方まで。1本ずつやと「へー」で終わるけど、18本まとめたら結論が出る。メーカーをまたいでも物差しが同じまま比べられるんは、gと円だけや。

中身と、値段

中身はこう並んでる。
巻頭チャート 今夜これから行く人へ
第0章 この本の使い方
第1部【買う日】 店の中でしか決められへんこと
第2部【日を選ぶ】 家を出る前に終わってること
第3部【立つ夜】 疑う順番7段
第4部 その夜に起きてること 豆アジ/カサゴ/アミパターン/掛かるのに外れる夜
第5部 釣れたあと 持ち帰りとクーラー
第6部 数字の読み方 カタログの言葉を、比べられる形に直す
付録A 買い物チャート
付録B 名前の地図
付録C 索引と読み先
付録D 棚の翻訳表
本文23,000字。
なんでこれを作ったんか、書いとくわ。
ウチも最初は全然釣れへんかった。ラインばっかり結び直して、隣の知らんおっちゃんはポンポン釣ってるし、横のサビキのファミリーは簡単にアジを上げてる。悔しいから、アタリがちょっと出ただけで「あー!いま食うたのに!」って言うてもうて、楽しんでるみたいな顔してた。
釣れてこそ、釣りはおもろい。
ウチみたいに、アジングを嫌いになりかける人がおらんように。それでこの本を作った。
1,000円(買い切り)。v1.0.1(2026年9月 時点)。
■ 版を切って売るから、教義が更新されるたびに全面改訂する義務は負わへん。そのかわり加筆はnoteの仕組みで購入者に無料で届く
■ 付録の表とチャートは、これから足していく。足したぶんは、買うた人にそのまま届く
■ アフィリエイトは1本も貼ってへん。道具の細かい話は記事のほうへ送るようにしてある
ここまでが、この本の外側や。
ここから先が中身になる。今夜これから行く人は、壁の向こうの1枚目——巻頭チャートから開いて。さっき見せた形が、7段ぶん並んでる。買う日の話と、日を選ぶ話は、そのあとでええわ。
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