ITパスポートとは?難易度・合格率・受験料まで全部わかるガイド
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ITパスポート(iパス)は、ITの知識がゼロの人でも、準備すればしっかり合格を狙える国家試験です。「ITなんて勉強したことないし、難しそう…」と不安なんですよね。わかります。この記事は、そんなあなたのために書きました。
この記事でわかること
ITパスポートがどんな試験か(内容・難易度・合格率)
受験料はいくらで、どうやって申し込むのか
合格の条件と、いつ受けるのがよいのか
この記事の要点(先に結論!)
ITパスポートは、ITの基礎を国が認める形で証明できる国家試験です(レベル1・略称iパス)。
令和7年度の合格率は48.6%で、受験した人のおよそ2人に1人が合格しています(2026年7月時点)。
受験料は税込7,500円(2026年7月時点)で、全国の会場でほぼ毎日受けられます。
試験は3分野・100問・120分で、合格には総合600点と3分野それぞれ300点以上が必要です。
現行の3分野で受けたい人は、システム休止予定のため2026年内の受験が一つの目安です(2026年7月時点・予定)。
1. ITパスポートとは?ITを使う全社会人むけの入門国家試験
ITパスポート、略して「iパス」は、ITの基礎知識を証明できる国家試験です。「国家資格って、なんだか難しそう…」そう感じるかもしれません。でも、iパスは正確には国家試験のひとつで、その中でもいちばんやさしい入門レベルなんです。
試験を実施しているのは、IPA(情報処理推進機構。国のIT政策を担う独立行政法人)という機関です。
まずは、iパスがどんな試験かを3つのポイントで見てみましょう。
国が認める入門資格:情報処理技術者試験という国家試験の、いちばん最初のレベル(レベル1)です。
だれでも受けられる:年齢や学歴の制限はありません。文系でも、ITが初めてでも大丈夫です。
パソコンで、ほぼ毎日受けられる:CBT方式(コンピュータで受験する方式)で、全国の会場で随時開催されています。
数字でも、ざっくり全体像をつかんでおきましょう!

受験料・時間・問題数・合格ライン。気になる数字は、このあと1つずつ見ていきますね。
2. 試験内容:3分野・100問を120分で解く
iパスの問題は、大きく3つの分野に分かれています。
ざっくり言うと「会社まわりの話・仕事の進め方の話・コンピュータの中身の話」の3つ。順番に見ていきましょう。
2.1 3分野は「会社の3つの部署」でイメージ
3つの分野は、会社の3つの部署にたとえるとイメージしやすいです。
ストラテジ系(経営・ビジネスの分野)=経営・企画の部署。会社のお金・戦略・ルール(法律)の話。約35問。
マネジメント系(ITの管理の分野)=現場をまとめる管理の部署。仕事の段取り・進め方の話。約20問。
テクノロジ系(ITの技術の分野)=技術・エンジニアの部署。コンピュータやネットワークの仕組みの話。約45問。

いちばん多いのはテクノロジ系(約45問)。とはいえ、3つとも出題されます。「苦手だから丸ごと捨てる」ができない理由は、4章でお話ししますね。
2.2 試験の形式(CBT・120分・四肢択一)
試験の受け方も、先に知っておくと安心です。
形式:四肢択一(ア〜エから1つ選ぶ形式)。記述式はありません。
問題数と時間:100問を120分で解きます。1問あたり1分ちょっとのペースです。
採点対象:採点されるのは92問。残り8問は今後の試験づくりのためのお試し問題で、どれが該当するかはわかりません。
受け方:CBT方式。会場のパソコンで解答し、終わった直後に結果(評価点)が画面に出ます。
3. 難易度は?合格率48.6%・レベル1のやさしめ資格
気になる難しさ。結論から言うと、国家試験の中では「やさしめ」です。令和7年度(2025年度)の合格率は48.6%。受験した人のおよそ2人に1人が合格しています(2026年7月時点)。
とはいえ、受けた人の半分近くは不合格になります。「準備すれば十分に手が届く」というレベル感、とおさえておきましょう。
3.1 iパスはIT国家試験の「1段目の階段」
iパスは、IT国家試験という階段の「1段目」にあたります。
情報処理技術者試験にはレベル1〜4があり、iパスはいちばん下のレベル1。1つ上のレベル2が基本情報技術者です。いきなり上をめざす必要はありません。まずはここ(レベル1)から、で大丈夫です。

3.2 文系でも、ITが初めてでも大丈夫
「理系じゃないと無理そう…」と思うかもしれません。でも、大丈夫です。iパスの応募者の約8割は社会人(令和7年度・2026年7月時点)。営業や事務など、IT以外の仕事の人もたくさん合格しています。大事なのは、もともとの知識より「ちょっとずつの準備」です。
4. 合格の条件:総合600点+分野ごと300点の「足切り」
合格には、2つの条件を両方クリアする必要があります。
条件①:総合で600点以上(1000点満点中)。
条件②:3分野それぞれで300点以上(各1000点満点中)。

4.1 「1教科でも赤点はダメ」と同じしくみ
大事なのは条件②です。これは「1教科でも赤点があると進級できない」のと同じイメージ。全体で600点を超えても、どれか1分野が300点未満だと不合格になります。
だから「文系だからテクノロジ系は捨てる」ができないんです。苦手な分野も、最低ラインは超えておきましょう。
4.2 「6割で合格」は正確ではない
よく「6割で合格」と言われますが、少し注意が必要です。
iパスの採点はIRT(項目応答理論。単純な1問○点ではない採点方式)という方法で行われます。「92問中○問正解で合格」とは単純に決まりません。
覚えておくのは「総合600点が必要」で十分です。
5. 勉強時間の目安は?(人によります)
「どれくらい勉強すればいい?」は、いちばん多い質問です。
正直にお伝えすると、これは人によって大きく変わります。だからこそ、目安として受け取ってくださいね。
IPA(試験を実施する機関)は、必要な勉強時間を公式には示していません。
資格スクールなどの目安では、ITが初めての人で100〜180時間ほどと言われることが多いです(諸説あり)。
もともとITにくわしい人なら、これより短い数十時間〜100時間ほどの目安もあります(前提知識がある場合)。
たとえば1日1時間なら、数か月というイメージ。「毎日ちょっとずつ」でも十分に狙えます。
くわしい勉強の順番やスケジュールの立て方は、「出題範囲の全体地図」の記事(A04)でまるごと解説します。
6. 受験料と申し込み方法:7,500円・ネットで6ステップ
受験料は7,500円(税込)です(2026年7月時点)。
申し込みは、すべてインターネットで完結します。むずかしくありません。
6.1 申し込みは「ライブのネット予約」と同じ流れ
イメージは、映画やライブのチケットをネットで予約する感じです。
席(会場と日時)を選んでお金を払い、チケット(確認票)を印刷して当日持っていく。やることは、それだけです。

特に忘れちゃいけないのが、当日の持ち物2つです。
顔写真つきの本人確認書類(原本):あなた本人であることを確認するために使います。
印刷した確認票:申し込みが終わるとダウンロードできます。
なお、申し込み内容の変更は試験日の3日前までできます(直前は変更できません)。結果は試験の直後に画面でわかり、合格証書は受験した月の翌々月中旬に発送されます。
7. いつ受けるのがいい?現行の3分野なら2026年内が目安
最後に、受けるタイミングの話を正直にお伝えします。
2026年7月時点の情報では、いまの受験システムは2026年12月28日以降に休止する予定です(会場によっては12月27日より前に休止する場合もあります)。
試験そのものがなくなるわけではありません。ただ、現行の3分野(ストラテジ/マネジメント/テクノロジ)で受けたい人は、2026年内の受験が一つの目安になります。
2027年度からは分野の分け方を変える案も出ていますが、まだ検討中の案で、確定ではありません(2026年7月時点)。
あわてる必要はありません。でも「年内に受けようかな」という人は、早めに会場と日時を押さえておくと安心ですね。
8. まとめ:3行でふりかえり
ITパスポートは、ITの基礎を証明できる国家試験(レベル1・iパス)。合格率は48.6%で、2人に1人が合格します(令和7年度・2026年7月時点)。
試験は3分野・100問・120分。合格には総合600点と、3分野それぞれ300点以上が必要です。
受験料は7,500円(税込・2026年7月時点)。申し込みはネットで6ステップ、当日は本人確認書類と確認票を忘れずに。
いかがでしたか?「思ったより自分にもできそう」と感じてもらえたらうれしいです。まずは全体像がつかめれば十分。次は、勉強の順番や範囲を見ていきましょう!
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9. よくある質問(FAQ)
Q1. ITパスポートは独学でも受かりますか?
A. はい、独学でも十分にめざせます。受験資格はなく、合格率も約半分です(令和7年度48.6%・2026年7月時点)。ただし範囲は3分野と広いので、教科書などで一通り対策するのがおすすめです。
Q2. 文系でもITパスポートに受かりますか?
A. 受かります。応募者の約8割は社会人で、IT以外の仕事の人もたくさん合格しています(令和7年度・2026年7月時点)。ただし合格には足切りがあるので、苦手なテクノロジ系も最低ラインは対策しておきましょう。
Q3. ITパスポートは何日くらいで受かりますか?
A. 人によって大きく変わります。ITが初めての人で100〜180時間ほど、という目安がよく言われます(諸説あり・IPA公式の数字ではありません)。くわしい計画の立て方は「出題範囲の全体地図」の記事(A04)で解説します。
Q4. ITパスポートを取る意味はありますか?
A. 国家試験としてITの基礎を証明でき、就活やDX(ディーエックス。デジタル技術で仕事や会社のやり方を変えていく取り組み)の入り口として役立ちます。「意味ない」と言われる理由と、取ってわかるメリットは別記事(A02)でくわしく解説しています。
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独学のお供に「1冊だけ」選ぶなら、やさしい教科書があると安心です。
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シリーズの目次:ITパスポートの出題範囲 全体地図
この記事を書いた人
simic(IT資格ノート)。文系・非エンジニアの視点で、つまずきやすいIT用語を「たとえ」でかみくだきながら、資格の勉強ノートを書いています。
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最終更新:2026年7月
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