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シャドーイングとオーバーラッピングの違いは?どっちがいい?目的別の選び方と順番を解説


シャドーイングとオーバーラッピング。

どちらも英語音声を使った練習なので、何となく似ているように感じますよね。

そのため、
「結局どう違うの?」
「どっちをやればいいの?」
と迷う方はとても多いです。

実際、この2つはまったく別物というわけではありません。
ただ、伸ばしやすい力と向いているタイミングは少し違います。

先に結論をお伝えすると、
リスニング力を伸ばしたいなら、中心になるのはシャドーイングです。

一方で、
発音やリズムに慣れる土台作りとしては、オーバーラッピングがとても優秀です。

そして、迷ったら
オーバーラッピングで慣れてから、シャドーイングに進む
この流れで考えるのがおすすめです。

この記事では、
シャドーイングとオーバーラッピングの違い
どっちがいいのか
初心者はどちらから始めるべきか
おすすめの順番

このあたりを、できるだけ分かりやすく整理していきます。


結論|リスニングを伸ばしたいならシャドーイングを優先しよう


結論から言うと、リスニング力を伸ばしたいならシャドーイングを優先するのがおすすめです。

ただし、最初からいきなりシャドーイングだけをやればいい、というわけではありません。

むしろ実際には、
先にオーバーラッピングで音声に慣れておいた方が、
その後のシャドーイングがやりやすくなることが多いです。

つまり大切なのは、
「どちらが上か」を決めることではなく、
それぞれの役割を理解して使い分けることです。

この視点があるだけで、学習の進め方はかなり整理しやすくなります。

シャドーイングとオーバーラッピングの違い

違い① スクリプトを見るか見ないか


この2つのいちばん大きな違いは、ここです。

オーバーラッピングは、スクリプトを見ながら音声にぴったり重ねて発音する練習です。

それに対してシャドーイングは、スクリプトを見ずに少し遅れて音声を追いかけながら発音する練習です。

この違いはかなり大きくて、
そのまま「難しさの違い」にもつながりますし、
「どんな力を鍛えやすいか」にもつながります。

違い② 学習の負荷がかなり違う


シャドーイングは、思っている以上に負荷が高いです。

なぜかというと、スクリプトが見えない状態で、
聞こえた音をその場で処理して、少し遅れて口に出していく必要があるからです。

つまり、
聞く
理解する
発音する

この処理をかなり同時に進めることになります。

一方でオーバーラッピングは、英文が見えているので、音声の流れに合わせることに集中しやすいです。

そのため、初心者にとっては、オーバーラッピングの方が取り組みやすく感じやすいです。

違い③ 伸ばしやすい力が少し違う


シャドーイングは、主にリスニング力を伸ばしやすい練習です。

もちろん、発音やスピーキングにもプラスはあります。
ただ、やはり中心は「聞こえる力」です。

一方でオーバーラッピングは、
発音
リズム
イントネーション
音声変化への慣れ

こうした土台を作るのに向いています。

どちらも大事ですが、得意分野は少し違う。
まずはその理解で十分です。


どっちがいい?目的別の選び方


リスニング力を伸ばしたいならシャドーイング


「英語が聞き取れるようになりたい」
「リスニングを伸ばしたい」

そう考えているなら、中心に置きたいのはシャドーイングです。

オーバーラッピングは、英文を見ながら進めるぶん、安心して取り組みやすいです。
ただ、その一方で、音だけを頼りに処理する練習にはなりにくいという面があります。

リスニング力を伸ばすためには、最終的には
「見ずに聞く」
という負荷を避けて通れません。

その意味で、リスニング重視ならシャドーイングは外せない練習です。

発音やリズムに慣れたいならオーバーラッピング


逆に、
「英語らしいリズムに慣れたい」
「発音を整えたい」
「音声変化を意識できるようになりたい」

このような目的なら、オーバーラッピングはかなり相性がいいです。

スクリプトを見ながら音声に重ねることで、
英語の流れや抑揚をつかみやすくなります。

特に、まだ音声についていくのが大変な段階では、
シャドーイングよりも先にオーバーラッピングを入れた方が、学習が安定しやすいです。

初心者はいきなりシャドーイングよりオーバーラッピングからでよい


初心者の方は、最初からシャドーイング一本で進めなくても大丈夫です。

むしろ、いきなりスクリプトなしで音だけを追いかけると、
難しすぎて苦手意識がついてしまうこともあります。

最初は、
英文を見ながら
音声に重ねながら
口を慣らしていく。

この流れの方が、無理なく入りやすいです。

「シャドーイングができないから向いていないのかな」と思う必要はありません。
最初は難しくて普通です。

練習の際、何倍速で進めるべきか迷う方はこちらも参考にしてみてください。

→ シャドーイングは何倍速がいい?基本の考え方と速度調整の目安を解説


シャドーイングとは


シャドーイングとは、スクリプトを見ずに、音声の少し後を追いかけながら発音する練習です。

英語の「shadow」が語源で、音声の影のようについていくイメージですね。

見ながら読むのではなく、聞こえた音を頼りに発音するので、
英語の音への感度が上がりやすいのが特徴です。

シャドーイングの大きな目的は、やはりリスニング力の向上です。

自分で再現できる音は、聞き取れるようにもなりやすい。
この感覚は、実際に学習を進めると少しずつ実感しやすいと思います。

もちろん、スピーキングや速読にもプラスはあります。
ただ、中心にあるのは「聞こえる力を伸ばすこと」です。

シャドーイングの具体的な進め方については、以下の記事で6ステップに分けて解説しています。

→シャドーイングの正しいやり方|失敗しない6ステップ

オーバーラッピングとは


オーバーラッピングとは、スクリプトを見ながら、音声と同時に発声する練習です。

流れてくる音声に、自分の声を重ねるように読んでいく形ですね。

シャドーイングよりもハードルが低く、
音声に合わせる感覚をつかみやすいのが特徴です。

特に、
英語のリズム
イントネーション
音のつながり
音声変化

こういった部分を意識する練習として使いやすいです。

ただし、これだけを続けていればリスニング力が大きく伸びるかというと、そうではありません。

あくまで、音声に慣れるための準備運動として優秀
この位置づけで考えると、かなり使いやすい練習です。


おすすめは、オーバーラッピングをしてからシャドーイングすること


先に音声と意味を理解しておくと取り組みやすい


シャドーイングに入る前に、
まずはその音声の意味や発音を理解しておくことが大切です。

意味がよく分からないまま、ただ音だけを追っても、どうしても効率は下がりやすいです。

英文の意味を確認して、
どこで音がつながっているのか
どこで弱くなるのか
どこが聞き取りにくいのか

このあたりを押さえておくと、その後の練習がかなりやりやすくなります。

まずオーバーラッピングで口を慣らす


意味と発音を確認したら、次はオーバーラッピングです。

スクリプトを見ながら音声に重ねて発音することで、
その素材のリズムや流れが少しずつ口に入ってきます。

ここを飛ばしていきなりシャドーイングに入ると、
音声についていけず苦しくなりやすいです。

逆に、オーバーラッピングでしっかり慣れておくと、
その後のシャドーイングがだいぶ楽になります。

スクリプトの使い方や書き込み方について詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。

→ シャドーイングでスクリプトは見てもいい?見る場面と見ない場面を解説

そのあとにシャドーイングへ進むのが理想


オーバーラッピングである程度口が慣れてきたら、
そこでスクリプトを閉じてシャドーイングに入ります。

この順番にすると、ただ苦しいだけの練習になりにくいです。

意味もある程度入っていて、音の流れも少しつかめている。
その状態でシャドーイングに入るからこそ、聞き取る力にもつながりやすくなります。


シャドーイングだけ、オーバーラッピングだけでは足りない理由


どちらか一方だけに偏ると、どうしても弱点が残りやすいです。

シャドーイングだけを続けると、
音声変化や発音の理解が浅いまま進んでしまうことがあります。

一方で、オーバーラッピングだけだと、
音だけを頼りに処理する負荷が足りず、リスニングの伸びが弱くなりやすいです。

だからこそおすすめなのが、

音声の理解 → オーバーラッピング → シャドーイング

この流れです。

この形にしておくと、毎回やることが整理されますし、
学習そのものもかなり回しやすくなります。


まとめ|迷ったら、まずはオーバーラッピング、その後にシャドーイング


改めて整理すると、

リスニング力を伸ばしたいなら、中心はシャドーイングです。

オーバーラッピングは、発音やリズムの土台作りに向いています。

オーバーラッピングだけでは、リスニング力は伸びにくいです。

おすすめの順番は、
音声と意味の確認 → オーバーラッピング → シャドーイング
です。

初心者の方は、まずオーバーラッピングから始めてもまったく問題ありません。

大切なのは、
「どっちが絶対に上か」を考えることではなく、
目的に合わせて使い分けることです。

もし迷ったら、
まずはオーバーラッピングで音声に慣れて、
そのあとシャドーイングに進んでみてください。

その流れの方が、無理なく続けやすいはずです。

なかなか続かないと感じている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

→ シャドーイングが続かない時はどうする?挫折しにくい進め方と続けるコツを解説


また、毎日続けるための考え方についてはこちらです。

→ シャドーイングは毎日やるべき?英語コーチが250名を指導してわかったこと

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