MVP ARCHIVE HISTORICAL GALLERY | Architecture : Palace of Versailles 17th–18th Century / ヴェルサイユ宮殿

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ヴェルサイユ宮殿
ヴェルサイユ宮殿 は、フランス・パリの南西約20km、ヴェルサイユ に存在する 宮殿複合体 である。
現在見られる宮殿は一度に建設されたものではない。
ルイ13世時代の小規模な狩猟施設を起点として、ルイ14世、ルイ15世、ルイ16世の時代を通じて建物、庭園、礼拝堂、劇場、離宮などが追加・改修され、巨大な宮殿群が形成された。
1623
ヴェルサイユ に最初の狩猟用施設を建設したのは、Louis XIII|ルイ13世 である。
1623年、ヴェルサイユ に比較的小規模な狩猟館が建てられた。
その後、1631年から1634年にかけて、建築家 Philibert Le Roy によって煉瓦と石を使用した城館へ建て替えられた。
この ルイ13世 時代の城館の一部は、その後の大規模な増築の中にも残された。
Louis XIV
1660年代から、Louis XIV|ルイ14世 による大規模な拡張工事が始まる。
建築には、Louis Le Vau|ルイ・ル・ヴォー Jules Hardouin-Mansart|ジュール・アルドゥアン=マンサール などが参加した。
庭園の設計には、André Le Nôtre|アンドレ・ル・ノートル が携わった。
室内装飾では、Charles Le Brun|シャルル・ル・ブラン が重要な役割を担った。
既存の ルイ13世 の城館を残しながら、その周囲に新しい建築部分が増築されていった。
1682
1682年、ルイ14世 は王宮と政府機能を ヴェルサイユ へ移した。
国王と王族だけでなく、宮廷関係者、官僚、使用人など多数の人々が宮殿とその周辺で活動するようになった。
ヴェルサイユ は フランス王室 の主要な宮廷として使用されることになる。
The Palace
宮殿 本館は多数の部屋、回廊、階段、中庭から構成される。
中心部分には旧 ルイ13世 城館が残り、その周囲に ルイ14世 以降の増築部分が広がっている。
《 主要空間 》
King's State Apartment|王の大居室
Queen's State Apartment|王妃の大居室
Hall of Mirrors|鏡の間
Royal Chapel|王室礼拝堂
Hall of Mirrors
鏡の間
ヴェルサイユ宮殿 を代表する室内空間が、Galerie des Glaces|Hall of Mirrors 鏡の間 である。
建築をJules Hardouin-Mansart、室内装飾を Charles Le Brun が担当し、1678年から1684年頃に整備された、全長は約73m。
庭園側には、17の大きな窓 が並ぶ。
その反対側には窓と対応する17のアーチが設けられ、その内部に多数の鏡が取り付けられ、鏡は合計357枚で構成される。
天井には Charles Le Brun による絵画装飾が施されている。
King's State Apartment
王の大居室
王の大居室は複数の部屋から構成される。
各室には、Hercules・Abundance・Venus・Diana・Mars・Mercury・Apollo
などの名称が付けられている。
天井画、彫刻、大理石、金色装飾などを使用した室内が現在も残されている。
Queen's State Apartment
王妃の大居室
王妃の大居室も宮殿の主要部分を構成する。
ここには王妃の寝室などが存在する。
この寝室は歴代の王妃によって使用され、ルイ16世 の王妃 Marie Antoinette|マリー・アントワネット も使用した。
1789年10月、群衆が ヴェルサイユ宮殿 へ侵入した際、マリー・アントワネット はこの区域から国王側の部屋へ移動した。
Royal Chapel
王室礼拝堂
現在の王室礼拝堂は、1699–1710年 に建設された。
Jules Hardouin-Mansart が設計を進め、その死後 Robert de Cotte が工事を完成させた。
宮殿内部に組み込まれた二層構造の礼拝堂で、上階部分から王室が礼拝に参加できる構造になっている。
Royal Opera
王室オペラ劇場
Opéra Royal de Versailles は宮殿北翼に存在する劇場である。
建築家 Ange-Jacques Gabriel によって設計され、1770年に完成した。
ルイ16世となる王太子 Louis-Auguste と Marie Antoinette の結婚祝賀行事に合わせて開場した。
Gardens of Versailles
ヴェルサイユ庭園
宮殿西側には巨大な庭園が広がる。
主要な設計を担当したのは、André Le Nôtre である。
宮殿を中心として長い軸線が伸び、その周囲に、・壇・並木道・森林区画・彫刻・噴水・池・運河 などが配置されている。
庭園の主要な水路が、Grand Canal|大運河 である。
十字形に伸びる人工水路で、1668年から1670年代にかけて整備された。
Grand Trianon
宮殿本館から離れた庭園内には、Grand Trianon|グラン・トリアノン が存在する。
現在の建物は1687年に Jules Hardouin-Mansart によって建設された。
ピンク色の大理石と石材を使用した平屋を中心とする宮殿で、列柱廊によって建物部分が接続されている。
Petit Trianon
さらに、Petit Trianon|プチ・トリアノン も庭園内に存在する。
1760年代、Louis XV の時代に Ange-Jacques Gabriel によって建設された。
後に Louis XVIがMarie Antoinette に使用を認めた。
1789
フランス革命 が始まった1789年。
10月5日から6日にかけて、パリから多数の人々が ヴェルサイユ へ向かい、その後、Louis XVI と王族はパリへ移される。
これによって、ヴェルサイユ宮殿 が王室の恒常的な宮廷として使用された時代は終了した。
Museum
19世紀、宮殿 は新たな用途を与えられる。
Louis-Philippe の時代に大規模な改修が行われ、Museum of the History of France が設置された。
1837年に開館、この改修によって、旧王室空間の一部は歴史展示のためのギャラリーへ変更された。
January 18, 1871
1871年1月18日、普仏戦争の最中、Hall of Mirrors|鏡の間 でプロイセン国王 Wilhelm I がドイツ皇帝として宣言された。
ドイツ帝国成立に関係する式典が、ヴェルサイユ宮殿 内部で行われた。
June 28, 1919
第一次世界大戦 後の1919年6月28日 同じHall of Mirrorsで、Treaty of Versailles|ヴェルサイユ条約 が調印された。
調印式には連合国側とドイツ代表団が参加した。
World Heritage
ヴェルサイユ宮殿 と 庭園 は、1979年 UNESCO World Heritage Listに登録され、登録名称は、Palace and Park of Versailles である。


Basic Data
名称|Name : Palace of Versailles, Château de Versailles, ヴェルサイユ宮殿
所在地|Location : Versailles, France
起源|Origin : Louis XIII hunting lodge 1623
主要拡張期|Major Expansion : 17th–18th centuries
主要建築家|Architects : Louis Le Vau, Jules Hardouin-Mansart, Ange-Jacques Gabriel ほか
庭園|Landscape Architect : André Le Nôtre
主要室内装飾|Interior Decoration : Charles Le Brun ほか
王宮・政府移転|Royal Court and Government : 1682
王室退去|Royal Family Leaves Versailles : 1789
歴史博物館開館|Museum : 1837
German Empire Proclamation : 1871
Treaty of Versailles : 1919
UNESCO World Heritage : 1979
Today
ヴェルサイユ には現在も、ルイ13世時代を起源とする宮殿本館。
鏡の間、王・王妃の居室、王室礼拝堂、王室オペラ劇場、庭園。
大運河、Grand Trianon、Petit Trianon などが残されている。
宮殿と庭園 は保存・修復を続けながら、現在一般公開されている。

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