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UNESCO United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization 1946 / 国際連合教育科学文化機関

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国際連合教育科学文化機関

UNESCO は、教育・科学・文化などの国際協力を担う国際連合の専門機関で、正式名称は、United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization 国際連合教育科学文化機関 本部はフランス・パリ。

UNESCO憲章 は 第二次世界大戦 終結直後の1945年11月16日にロンドンで署名され、1946年11月4日に発効した。

第二次世界大戦の後に

UNESCO の成立には、二度の世界大戦を経験した20世紀前半の国際社会があり、第二次世界大戦中の1942年、連合国の教育担当大臣らによる会議がロンドンで始まる。

戦争終結が近づいた1945年11月、教育・文化に関する国際機関を設立するための会議がロンドンで開催され、44か国の政府代表が参加した。
そして1945年11月16日、37か国が UNESCO憲章 に署名した。
20か国の批准によって1946年11月4日に憲章が発効し、UNESCO が正式に活動を開始する。

Education, Science and Culture

UNESCO という名称には、その主要分野がそのまま入っている。
Education|教育・Science|科学・Culture|文化 である。

現在の活動はこれらに加え、情報・コミュニケーション、海洋、自然科学、文化遺産など広い領域に及ぶ。
学校教育や識字だけを扱う教育機関でも、美術や遺跡だけを扱う文化機関でもく、複数の分野について、国家間の協力、国際的な基準づくり、研究・情報共有、保護活動などを行う国際機関である。

UNESCO Constitution

UNESCO憲章

UNESCO の目的は憲章第1条に規定されている。
教育、科学、文化を通じて諸国間の協力を促進し、平和と安全に貢献することを組織の目的としている。
憲章は1945年に署名された後、1946年に発効。
同年11月から12月にはパリで第1回UNESCO総会が開催された。

Organization

組織

UNESCO は加盟国によって構成される政府間組織である。
主要な組織には、General Conference|総会・Executive Board|執行委員会・Secretariat|事務局 がある。

総会では加盟国代表が組織の主要方針や事業計画、予算などを決定する。
執行委員会は総会で決められた事業の実施などを監督する。
事務局は事務局長の下でUNESCOの実務を担う。

UNESCO House

UNESCO本部

UNESCO本部は、Paris, France に置かれている。
現在の主要本部建築であるUNESCO Houseは1958年に完成した。
主要建物はY字型の平面を持ち、Bernard Zehrfuss・Marcel Breuer・Pier Luigi Nervi の3人の建築家によって設計された。
敷地内には複数の建物のほか、イサム・ノグチ が設計した日本庭園なども存在する。

Cultural Heritage

文化遺産の保護

UNESCO の活動の中でも広く知られているものの一つが、文化遺産の保護である。
建築物・遺跡・歴史都市・考古学的遺産・美術・文化資料。
さらに無形文化遺産などについても、それぞれ異なる条約や制度が設けられており、その中でも特に世界的に知られる制度が、World Heritage|世界遺産 である。

1972

World Heritage Convention

1972年11月16日、UNESCO総会で、Convention concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritage 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約 が採択された。
一般に、World Heritage Convention|世界遺産条約 と呼ばれる。
この条約では、文化遺産と自然遺産を一つの国際的な保護制度の中で扱った。

World Heritage

世界遺産

世界遺産条約では、大きく Cultural Heritage|文化遺産・Natural Heritage|自然遺産 が定義されている。
現在の世界遺産一覧表では、文化・自然双方の基準を満たすものは、Mixed Heritage|複合遺産 として分類される。

文化遺産には、記念工作物、建造物群、遺跡などが含まれる。
自然遺産には、地形・地質、生態系、生物多様性に関係する自然地域などが含まれる。

Outstanding Universal Value

顕著な普遍的価値

世界遺産登録で中心となる概念が、
Outstanding Universal Value|OUV
顕著な普遍的価値

である。
世界遺産一覧表へ登録されるためには、対象が顕著な普遍的価値を持ち、定められた10の登録基準のうち少なくとも一つを満たす必要がある。
さらに完全性や真正性、保護・管理体制などについても審査される。


Ten Criteria

10の登録基準

現在の世界遺産制度では、Criteria (i)–(x) の10基準が使用されている。
概ね、(i)–(vi) 文化的価値に関係する基準 (vii)–(x) 自然的価値に関係する基準
で構成される。

建築、都市計画、文明・文化の証拠、伝統的集落、歴史上重要な出来事との関連から、自然景観、地球史、生態系、生物多様性までが評価対象となる。

Nomination

世界遺産への登録

UNESCO が世界中の場所を自由に選んで世界遺産へ登録するわけではなku,
世界遺産条約の締約国が、自国領域に存在する候補を提出する。
世界遺産条約第11条では、世界遺産一覧表への登録には対象国の同意が必要であることも明記されている。

候補について専門的な評価が行われ、最終的な登録の可否を決定するのが、
World Heritage Committee|世界遺産委員会 である。

World Heritage Committee

世界遺産委員会

世界遺産委員会は、世界遺産条約に基づいて設置された政府間委員会でり、現在は条約締約国から選出された 21か国 によって構成される。
原則として年1回開催され、世界遺産への登録、登録資産の保全状況、世界遺産基金の使用、危機遺産一覧表への登録・削除、国際援助、などについて決定する。

Advisory Bodies

諮問機関

世界遺産制度では専門機関も評価や保全に関与する。
主な諮問機関は、

ICOMOS International Council on Monuments and Sites
文化遺産を中心に専門的評価を行う。
IUCN International Union for Conservation of Nature
自然遺産を中心に専門的評価を行う。
ICCROM International Centre for the Study of the Preservation and Restoration of Cultural Property
文化財の保存・修復に関する専門機関。
これらの機関は世界遺産委員会に対して専門的な助言を行う。

World Heritage in Danger

危機遺産

世界遺産条約には、List of World Heritage in Danger 危機にさらされている世界遺産一覧表 も設けられている。
戦争、自然災害、大規模開発、急速な都市化、放棄、重大な劣化。その他、世界遺産としての価値を脅かす具体的な危険が存在する場合、世界遺産委員会によって危機遺産一覧表への登録が行われることがある。

More than World Heritage

UNESCO の活動は世界遺産だけではない。
教育、自然科学、社会・人文科学、文化、情報・コミュニケーション、海洋科学、文化財保護、無形文化遺産、記憶遺産、生物圏保存地域、ジオパーク、など、複数の国際的事業や制度を運営している。

したがって、UNESCO=世界遺産を認定する組織 という理解だけでは、その活動範囲の一部しか捉えていない。
世界遺産制度はUNESCOが運営する国際協力の一領域である。

UNESCO 国際連合教育科学文化機関 人類の知と文化を未来につなぐ

Basic Data

正式名称|Official Name : United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization
略称|Abbreviation : UNESCO
日本語名称 : 国際連合教育科学文化機関
憲章署名|Constitution Signed : 16 November 1945
憲章発効|Entered into Force : 4 November 1946
本部|Headquarters : Paris, France
主要分野 : Education, Science, Culture, Communication and Information
世界遺産条約|World Heritage Convention : 1972
世界遺産委員会|World Heritage Committee : 21 States Parties

UNESCOと世界遺産

UNESCO第二次世界大戦 後に設立された、教育・科学・文化などの国際協力を担う国際機関である。
その活動の一つとして1972年に 世界遺産条約 が採択され、文化遺産と自然遺産を国際的に保護する制度が形成された。

UNESCO という国際機関の下で、世界遺産条約 とその締約国、世界遺産委員会、専門機関によって運用されている 国際的な遺産保護制度 の一つ。

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