馬は嘘をつかない。第64回|馬込みをこじ開けろ|第1章 「お手本のような馬」
第1回:1983年、ミスターシービーの衝撃
https://note.com/masudaya01/n/n8beb00becc52
第57回 お嬢に奪われた心
https://note.com/masudaya01/n/n7f88d3ec0e58
第58回 第1章「英知で選ぼうとした一頭」
https://note.com/masudaya01/n/nf281bdb0cd57
第59回 第2章|噛み合わない正体を探した時間
https://note.com/masudaya01/n/na576d28a7714
第60回|第3章:距離が答えを出し、現実が壁を作った
https://note.com/masudaya01/n/n1421768a0b35
第61回|第4章|芝へ――「硬さ」と「気持ち」のあいだで
https://note.com/masudaya01/n/ne3065277da92
第62回|第5章|ハミが抜けた日
https://note.com/masudaya01/n/n9bc50572c180
第63回最終章|終わらせた日
https://note.com/masudaya01/n/n5d41e009ca33
第64回|馬込みをこじ開けろ 第1章 ― 「順調」という言葉
https://note.com/masudaya01/n/n63526e31320a
第65回|馬込みをこじ開けろ 第2章 ― 三戦以内
https://note.com/masudaya01/n/n40f6ddd6badc
― 2013年春、狂騒の裏側で ―
2013年の春。 世間の競馬ファンは、日本ダービーで鮮やかな末脚を決めて頂点に立ったキズナと、武豊の劇的な復活劇に酔いしれていた。メディアは「絆」という言葉を連呼し、競馬場には久々に地鳴りのような歓声が響き渡り、誰もが競馬というドラマの輝かしい表舞台に拍手を送っていた。
だが、俺の春は別にあった。 一口馬主にとって、ダービーはあくまで「他人の馬の晴れ舞台」であり、一つの残酷な区切りに過ぎない。俺たちの本当の「熱い季節」、そしてヒリヒリするような戦いの幕開けは、その直後にやってくるクラブの1歳募集馬の発表だ。
分厚いカタログが自宅のポストに届く。真新しいインクの匂いがするその冊子を開くとき、心拍数は確実に跳ね上がる。そこから始まるのは、果てしない妄想と、冷徹な現実との擦り合わせだ。血統表の字面を睨み、DVDの歩様映像をコマ送りにして穴の空くほど見つめる日々。俺たちにとってのダービーは、キズナが勝った瞬間に終わり、すでに次の世代、まだ泥にまみれた「次の原石」を探す泥臭い戦いへと移行しているのだ。
何十頭という募集馬のリストが並ぶ中、ページをめくる俺の手は、ある一頭の牡馬の前でピタリと止まった。そして、その映像から目が離せなくなった。
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第63回最終章|終わらせた日
https://note.com/masudaya01/n/n5d41e009ca33
目次:『馬は嘘をつかない。』シリーズ
第65回|馬込みをこじ開けろ 第2章 ― 三戦以内
https://note.com/masudaya01/n/n40f6ddd6badc
次回読んでくださってありがとうございます。
スキが増えていて驚きました。励みになります。
今年も「馬は嘘をつかない。」を続けます。
特に一口馬主をやっている方には、
ぜひ一度、YASUのノートを読んでみてください。
勉強になりますよ(笑)
夢の話じゃなく、続けた話を書いています(笑)
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