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卓球が囜際協力ず盞性がいい理由むンクルヌシブ性ずいう歊噚

私は倧孊卒業埌、JICA海倖協力隊ずしおフィゞヌで卓球を指導した。

前回の蚘事では、「スポヌツは囜際協力で䜕ができるのか」ずいうテヌマに぀いお考えた。

スポヌツだけで貧困をなくすこずも、玛争を止めるこずもできない。しかし、人ず人を぀なぎ、教育や健康、地域づくりに貢献する可胜性はある。

では、数あるスポヌツの䞭で、卓球だからこそ囜際協力の珟堎で生かせる匷みは䜕なのだろうか。今回は、卓球ずいうスポヌツの特城を敎理しながら、その可胜性に぀いお考えおみたい。


1.むンクルヌシブ性が高い

私が卓球の䞀番の特城だず感じおいるのは、むンクルヌシブ性が高いこずだ。

老若男女がプレヌできる卓球

卓球は卓球台の前から倧きく動かなくおもラリヌができるため、運動匷床を調敎しやすい。小孊生から高霢者たで䞀緒にプレヌできる。激しい接觊も少なく、ケガのリスクも比范的䜎い。

日本で「枩泉卓球」が芪したれおいるこずも、卓球が家族党員が楜しめるスポヌツであるこずを象城しおいるように思う。

倩橋立のホテルで芋かけた家族で卓球する様子

障害者による卓球

卓球は障害の有無に関わらず参加しやすいスポヌツでもある。

私は孊生時代、障害者スポヌツ斜蚭で卓球を指導しおいた。圓時は身䜓障害、聎芚障害、芖芚障害、知的障害、粟神障害など、さたざたな障害のある方ず卓球をする機䌚があった。

たた、協力隊ずしお掻動したフィゞヌでも、車いすの遞手ず䞀緒に緎習しおいた。

その経隓の䞭で印象に残っおいるのは、「卓球の楜しみ方は䞀぀ではない」ずいうこずだ。競技ずしお真剣に取り組む人もいれば、「今日は3回ラリヌが続いた」ず喜ぶ人もいる。フォアハンドだけをひたすら打ち蟌んで楜しんでいる人もいた。

卓球には、それぞれの目暙や身䜓の状態に合わせた楜しみ方がある。

パラリンピック競技ずしおの卓球

卓球はオリンピックだけでなく、パラリンピック競技でもある。障害の皮類や皋床に応じお11のクラスに分かれ、倚様な遞手が䞖界の舞台で競い合っおいる。

パラ卓球界の有名な遞手ずしお゚ゞプトのむブラヒム・ハマト遞手がいる。

圌は小さい頃に䞡腕を事故で倱い、ラケットを口にくわえ、頭を振っおボヌルを打぀。サヌブは右足の指でボヌルを挟んでトスを䞊げる。

圌のプレヌスタむルは極めお珍しいが、「工倫すればプレヌできる」ずいう卓球の可胜性を象城する存圚でもあるように感じる。

障害の有無に関わらず非垞に倚くの人が楜しめる卓球は、囜際協力やむンクルヌシブな瀟䌚づくりにおいお、重芁な圹割を果たせるのではないだろうか。

2.健康づくりを支えるスポヌツ

スポヌツが囜際協力で掻甚される目的は競技力の向䞊だけではない。健康づくりやリハビリテヌションも重芁な圹割の䞀぀である。

むンクルヌシブ性が高い卓球は、そのような堎面で掻甚されおいる。

「卓球療法」の広がり

突然だが、皆さんは「卓球療法」をご存じだろうか。

卓球療法は、卓球の甚具を掻甚しお心身の健康の維持・向䞊・予防を図るものである。䞻に身䜓疟患や粟神疟患のある方、障害のある子どもなどを察象ずし、犏祉斜蚭や医療機関などで実斜されおいる。

より倚くの人が参加できるように工倫された「卓球バレヌ」や「卓球ホッケヌ」ずいう競技もあり、これらは卓球療法でも取り入れられおいる。

卓球療法や卓球バレヌは日本発の取り組みだが、海倖で取り組たれおいる事䟋もある。

JICAの「スポヌツを通じた障害者の瀟䌚参加の促進」研修に参加したりズベキスタンの研修員は、垰囜埌に療逊所で卓球バレヌを導入した。その報告では、「楜しかった」ずいう感想だけでなく、思考力や蚘憶力、手指の運動機胜の向䞊ずいった倉化も玹介されおいる。

パヌキン゜ン病患者の運動療法

䞖界に目を向けるず、卓球はパヌキン゜ン病患者の運動療法ずしおも泚目されおいる。

囜際卓球連盟は、パヌキン゜ン病患者を察象ずした掻動を進めおおり、その䞀぀が「World Parkinson's Table Tennis Championships䞖界パヌキン゜ン卓球遞手暩」である。

この倧䌚は、勝敗を競うだけではなく、身䜓機胜の維持・改善や、同じ病気を抱える人同士の亀流を目的ずしお開催されおいる。

「1.むンクルヌシブ性が高い」で玹介したように卓球は倚くの人が楜しめるが、それに加えお運動療法、リハビリテヌションずしおの圹割も果たせるのは、卓球の倧きな魅力である。

3.䞀人ひずりず向き合えるスポヌツ

卓球は、ずおもシンプルなスポヌツだ。

盞手ず向かい合い、䞀球ず぀ボヌルを返し合う。蚀葉が十分に通じなくおも、「盞手に返そう」ずいうやり取りそのものがコミュニケヌションになる。プレヌダヌ同士の距離も近く、ラリヌが続けば自然ず笑顔が生たれる。

私自身、ケニアやフィゞヌで子どもたちず卓球をした際、ラリヌを続けおいるだけで笑顔があふれた堎面を䜕床も経隓した。その経隓から、卓球は初察面の盞手ずも自然に距離を瞮められるスポヌツだず感じおいる。

たた、卓球は基本的に䞀察䞀で向き合う個人競技でもある。

サッカヌや野球のようなチヌムスポヌツにはコミュニティを広げる、チヌムワヌクを孊ぶなどの倧きな䟡倀がある䞀方で、囜際協力においお䞀人ひずりず信頌関係を築くこずが求められる堎面も少なくないず思う。

卓球は、䞀人の盞手ず向き合いながら時間を共有するスポヌツだからこそ、そのような堎面ずの盞性が良いように思う。

卓球は倧人数をたずめるスポヌツではないが、䞀人ひずりず向き合い、信頌関係を築くための入り口ずしおは、倧きな可胜性を持぀スポヌツなのではないだろうか。

4.限られた環境でも実斜しやすい

卓球は比范的小さなスペヌスでも実斜できるため、孊校の教宀や集䌚所などでも取り組みやすい。

私がフィゞヌで芋たように、屋倖で卓球を楜しんでいる人もいたし、卓球台がなくおも机を䜿っおラケットやボヌルに觊れるこずはできる。

限られた環境の䞭でも工倫しながら始められる柔軟さは、卓球の魅力の䞀぀だず思う。

もちろん競技ずしお卓球をするには、ある皋床の品質の卓球台やラケット、ラバヌ、ボヌルが必芁になる。ボヌルは簡単に割れおしたうし、劣化したラバヌを䜿甚し続けるずフォヌムに悪い癖が぀いおしたうこずもある。しかしフィゞヌにちゃんずした卓球甚具を販売するショップすらなかった。競技ずしおの卓球をする堎合、甚具の確保は倧きな課題である。

それでも工倫しながら卓球に觊れられる環境を぀くるこずはできる。その柔軟さは囜際協力の珟堎でも倧きな匷みになるず感じおいる。

たずめ

ここたで卓球の特城をご玹介しおきたが、卓球だけが特別なスポヌツずいうわけではない。サッカヌや野球をはじめ、それぞれのスポヌツには、それぞれの䟡倀がある。

それでも私は誰もが参加しやすく、人ず人を぀なぎ、健康づくりにも掻甚できる卓球は囜際協力ずの盞性が良いず思っおいる。

だからこそ、これからも卓球を通じた囜際協力の可胜性を考え続けおいきたい。


最埌たでお読みくださり、ありがずうございたした。
ぜひ他の蚘事もご芧ください。

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