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3種類のナイアシンとその違いやフラッシュのこと【ビタミンB3後編】

ナイアシンアミドは美容系でよく見かけるようになった成分だけど、私の場合は栄養療法でサプリメントを摂る、という形で慣れ親しんできたものだった。

栄養療法を始めた頃は初めて聞く栄養素の種類も多かったし、ナイアシンとナイアシンアミドの違いだなんて…ましてやここまで詳しくなるとも思っていなかった。

しかし一昨年の病気をきっかけに、身体を使って栄養素がどんなふうに効いてくるのか、ずっと観察してきた。

その上でナイアシンは私にとって1番“体感型”であり、思い入れのある栄養素でもある。まずはナイアシンには3種類あって、というところから書いていこうと思う。

最初はナイアシンアミドから。

私の実践している栄養療法は、藤川徳美先生という方が提唱している「藤川理論」とか「藤川メソッド」と呼ばれているやり方なのだけど、

ベストセラーであるこの本は2019年発刊で、私はここに書かれてある流れで取り入れてきた。

この時期の藤川式だとナイアシンアミド→ナイアシンに徐々に移行していく、というのが主流で、この本にはそんな感じで書いてある。

当時はナイアシンアミドの位置付けはどちらかというと、ナイアシンに移行するまでの“下準備”っぽい扱いだったように思う。

効果をより求めるならナイアシン、みたいな傾向があったのだ。

しかし今ではナイアシンアミドからナイアシンへ移行する流れはほとんどなくなっていて、ナイアシンが推されることはなくなった。

前編で書いた通り、ナイアシンの守備範囲の広さは他栄養素を圧倒する部分があって、現在の藤川式での超選抜になっているのだけど、ここ数年はかつてのナイアシンだったところが全てナイアシンアミドになっている。

今はナイアシンアミドで副作用(眠気や吐き気)が出る人にはフラッシュフリーナイアシン、という感じなのだ。

この、フラッシュフリーナイアシンというのが2つめのナイアシンである。

「フラッシュ」というのは、ナイアシンを飲むことによって出るフラッシュ、主に顔や首が赤くなってほてるような、熱くなる感じや痒みとして現れる生体反応のこと。

私は大体30分くらいでおさまることが多い
あまり出ない時も増えてきた

フラッシュフリーナイアシンというのは、そのフラッシュが起きないように処理がされたナイアシンのことなのだ。

ただ、一部の人にはこのフラッシュフリーでもフラッシュが起こることもあるけど、基本的にはナイアシンアミドから始めれば、ほぼ出ない。

そしてナイアシン、ナイアシンとずっと言ってきたのは3つめの、フラッシュありのものを指している。

…ていうかそもそもフラッシュとは何ぞや、という感じだと思うのだが、このフラッシュについては色々と思うところがあって、結構しっかりめに語ってしまいそうである。

藤川式で推奨されているナイアシン(アミド)の量は3,000mgなのだけど、

もともと藤川式は“メガビタミン”療法と言われることもあり、治療するための量なので一般的な指標よりもずいぶん多くなる。

この本に書いてある流れというのはナイアシンアミド3,000mg→ナイアシン3,000mgに徐々に移行させていく、という感じで、

iHerb(アイハーブ)で購入できる500mg単位のものを朝昼晩2錠ずつ、というのが基本なのだ。

今はおそらくこのフラッシュするタイプのナイアシンまで使わなくても、ナイアシンアミドで十分治療効果があるというふうになったからかな、と思うが、

ナイアシンアミドは大体3ヶ月後くらいから効果を感じ始めると言われている。

手ごたえはなくても続けるときちんと効いてくる、というのは知識としては分かっていた。

しかし当時の私にこの3ヶ月待つような余裕は一切なく、早く治したい一心でナイアシンへの移行を相当ハイペースで行ったのである。

人には心底おすすめできないし、当時でさえ全く推奨されていないやり方だったけど、前編で書いたような「日毎に症状が小さくなっていく手ごたえ」はナイアシンを増やしていく過程と一致していた。

負荷が高いやり方なので跳ね返りというか、体調不良にもなったし、私自身も最初に増やしたペースで続けられたわけでは全くない。

増やせたのは一時期だけで、他のサプリやプロテインも、体調が良くなるまで規定量に戻すのに時間はかかった。

だけど受け付けるようになったら私はやっぱりフラッシュあるやつがいいなと思っていたので、いけるタイミングを見ては積極的に戻すようにしていったのだ。

色々あってもやっぱり、と思うのは、自身の手ごたえに加え、ナイアシンのことを調べて内実を知ったから、というのも一つある。

病気になってから文字を追うことは難しかったのだけど、Kindleで、かつ立ったままスマホのようにちょこちょこ流し見る、という読み方なら何とかいけたので、その時にナイアシンのことを本で学ぶことにした。

それがこちら。

藤川先生や栄養療法とは全く関係ない、薬剤師の方が書かれた本である。直接の関係はないけども、薬ではなく栄養で病気を治す、という意味では同じ方向性だとも言える。

内容としては、その名の通りナイアシン単体の話で、フラッシュは「体内に蓄積された科学物質の放出である」というような説明がされていて、ほお…となった。

症例がいくつか紹介されていたけど、フラッシュをする量を見極めていく、というのが結構キモなのだと分かってきた。

今でも唯一、フラッシュタイプのナイアシンがアリだと言われているのが統合失調症で、藤川先生のブログには「統合失調症の人はフラッシュが出ない」というのが書かれている。

なぜ統合失調症の人にフラッシュが出ないのかというと、ナイアシン不足が重度であるためだそうだ。

治っていくにつれフラッシュが出てくるようになる、というのはホッファー博士(Dr. Abram Hoffer)が言っていることで、治療の経過の目安にもなる。(藤川先生もホッファー博士の名前はよく出されている)

加えて↑でのナイアシン本の中でも、花粉症やアレルギー、生理痛など各々の症状を改善する量の見極めにフラッシュが出てくるところ、というのは共通していた。

ここまで書いてくるとすでに伝わっているかもしれないが、この3種類の効果を順に並べると

ナイアシンアミド < フラッシュフリーナイアシン < ナイアシン

という感じになる。

ちなみにフラッシュフリーナイアシンとナイアシンには脂質代謝の改善作用があって、この作用もナイアシンの方が強い。

ナイアシンアミドについては、この脂質代謝の改善の作用はない。

そのため、3種類の違いとして1番明白なのは脂質代謝改善の部分なのかなと思う。

それでたまにLDLコレステロール値を下げたい、という人への改善策として、ナイアシンアミドで慣らした後に、フラッシュフリーナイアシンとナイアシン(+マグネシウム)が出てきたりすることはある。

ただ、今は推されなくなったフラッシュタイプのナイアシンだけど、私自身は多分ずっと推しだと思う。

(※空腹時はフラッシュが強く出やすいので、食後かつビタミンCと併用して飲むというスタイルで続けている。)

実はナイアシンは“唯一のDNA修復ビタミン”と呼ばれていて、ビタミンという枠を超えている存在だったりもするのだ。

藤川先生も自身で飲んでいるのはフラッシュタイプのナイアシンで、2、2、8と分けて12錠(6,000mg)だそう。長年続けると、フラッシュはもはや出なくなるらしい。たまにブログで書かれているが、さすがの量で地味にいつも驚く。

なぜ推されなくなったのか、というのは明言はされていないのだけど、ナイアシンはやはり、色々強いからだろうなあというのはすごく思う。

強いゆえの対価、というか、身体が出来ていない時の反作用みたいなものが大きすぎる感があって、自分は飲めても人には…みたいな立ち位置な気がする。やはり量が多いし。

だけど脂質代謝改善については、現代の食生活には結構必要じゃないのかなあと個人的には思ったりもしている。

効いてくる期間についてもアミドよりフラッシュフリーの方が早いから、アミドの副作用として挙げられる吐き気や眠気が(ほぼ)ないのにアミド推しの流れになったのは何故だろう…という気持ちもあったのだけど、

最近はフラッシュフリーでも結構、フラッシュが出るパターンが出てきたようだった。

だとしたら、期間さえ乗り切ってしまえば必ず効く、かつ低刺激なアミドになる流れは必然か…とも思ったりもする。

出来るだけ多くの人に安心して届けられるというのは、やっぱり大事なことだもんなあとも思うのであった。

今は推奨されてはいないものをなぜ今回ここまで書いたのか、というと、

最近になって、健康に対して自分が何を求めているかという部分が見えるようになってきた、という変化があって、

推されなくなったけど実はこういうのもあるんだ、というのを書きたかったのだと思う。

次回のテーマはその変化のことにしようと考えていたら、どうやら妹が今年花粉症デビューしてしまったそうだ。花粉症は今回取り上げたナイアシンとも関連があるし、せっかくなので先にそっちを書こうと思う。


つづきます。

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