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目に見えない部分を支えてくれた大きな存在の話

去年の夏から発症した病気の経過について、前回、前々回と2回に分けて結構詳しく書いてきた。(身体症状編 / 精神症状編

生きてきて罹患したどんな病気とも違っていたから、もう治るのは無理だと心底諦めた時もあった。

絶望的だと思っていた症状が回復した理由の1つが栄養療法で、それについてはこれから色んな形で書いていくつもりなのだけど、私にはもう1つ、支えてくれた大きな存在があったのだ。

今回はそのことについて、書いていこうと思う。

存在というのはこの方で、tetote(てとて)整体院の後藤良太先生である。

実は、後藤先生とは開院する直前か直後くらいの時期の仕事関係での知り合いで、もう十年以上になる。今のように患者としてではなかったので、呼び方も普通に“後藤さん”だった。

時を経て、まさか患者として治療していただくようになるとは思ってもみなかったのだけど、今回後藤先生のことを書かせてもらう上で“さん”呼びであることはご容赦いただければと思う。(自分の中でとても違和感があったので…)

連絡をしたのは、発症してから2ヶ月半くらい経った頃だった。

症状の経過で詳しく書いたけれど、病院に行けるような状態になかったので、後藤さんがリモートで施術ができる、というのは本当に救いだった。(※現在は遠隔施術は再診のみ)

最初の施術では、開始後20分後くらいだっただろうか、何の前触れもなく涙が出てきた事に驚いた。

施術の中で話してもらった内容を母に話した時、何でその事を知ってるのと言われたこともある。

それは父方の故郷のはるか昔に縁ある話が出てきて、その話は私自身も聞いた事がなかったからだ。

後藤さんの施術は身体の不調に結びつく直接の原因になっている部分だけでなく、こういう目に見えないもの、その人が生まれる現世代の前の前の…ずっと繋がってきた背景だったり、今のその人のエネルギーの状態だったりを見て調整したりもする。

こう書くと、相当スピリチュアル寄りというか、あまり現実的な感じではないように見えるかもしれないけど、理学療法士で病院勤めをされていたので、元々は全然そっち(?)方面出身の方である。

かつて後藤さんは、病院で日々患者さんの身体と向き合っていく中で、“理論通りの正しいリハビリ”を行っているのになかなか治らない、という現実に直面したそうだ。

ある患者さんが保険診療の期間内で結局治らず、痛みのせいで自身のやりがいを感じている仕事に戻れなかった、ということをとても悔しく思い、自分の院を開こうと決意された。

それからは、自分がすごいと思った先生に治療技術を直接学びに行き、その先生に「自分がすごいと思う先生」を教えてもらい、またその先生に…と繰り返して関西中を周ったそう。

いよいよ関西を周り終えたので今の関東へ行くことにした、という経緯がある。

もっと細かい内容はプロフィールに書かれてあるが、担当外の患者さんのことまで気にかけたり、本当に治すにはどうしたら良いのか、を考えひたすら行動してこられた方だ。

常に学び続ける姿勢は今もずっと変わっておらず、彼の学んできた技術はホームページに記載してあったものによると…

西洋医学(解剖学、生理学、発生学)/東洋医学/エネルギー医学/心理学/神智学/各種手技療法(オステオパシーなど)/各種ヒーリング(シータヒーリング〈サイエンス〉など)/各種キネシオロジー/各種瞑想/各種波動療法など

…とのこと。

正直、私にはどの分野の専門知識もないので説明は出来ないけれど、後藤さんが患者さんを治すために、さまざまな分野のことを学び取り入れて来られたことはよく分かる。


そして今回、私が実際に「患者」という立場になったことで、後藤さんのこうした施術の立ち位置や重要性がようやく、本当の意味で理解できたような気がするのである。

栄養療法を続けていくと、病気と身体の仕組みがだんだん分かるようになってくる。

ほとんどの人が栄養不足であることや、この疾患にはこの栄養素、などの知識も増えた。

分子栄養学は身体の中で各臓器がどのように働いていて、どの栄養素がどのくらい必要なのかも数値化されているので、一般の人でも体系立てて理解することができる。

不足分を補ってやれば身体は正常に動くようになる。理論的にはシンプルだし、再現性も高いからこそ数多くの方々にその知識が広まり、皆が治っていっているのは間違いない。


ただ、…と、続けたい部分があるのだ。

それは、足りないところを補っているはず、規定通りを守っているはずなのに、

回復が芳しくなかったり、かえって酷くなってしまったり、途中から受け付けなくなって続けられなくなったり…というのが出てきてしまう人が一定数、出てくるということ。


私が取り入れている「藤川式」栄養療法の藤川先生のクリニックでは、精神疾患だけでなく重病や難病、ガンの患者さんもいるが、治癒率は約8割だそうだ。(※2023年のブログより)

約8割というのはとても高いように思えるけれど、それでも残り2割は回復しない方がいるということになる。

これはどんな分野でも言えることだが、教科書通りにいかない事態は起こる。

「理論的には正しいはずなのに」

これは後藤さんが以前リハビリの時に感じたことと同じである。

栄養療法の場合においては、その要素が満たされていく経過が非常に長くかかる場合も多いので、長期的に見れば判断が間違っているわけではない、というのがあるのが難しいところだけれど、

本のレビュー欄などにちらほら見かける内容をみると、栄養不足だけが問題ではないパターンもあるんだろうな、と思ったりする。

この栄養不足でないパターンというのは、その人自身の目に見えない部分、表面に現れていない部分が影響していると考えることができる。

表面に現れている、目に見えているものというのは、全ての要素のたった5%だ。

顕在意識(目に見えるもの)が5%、潜在意識(目に見えないもの)の割合が95%、というのは今の時代であれば知っている方も多いように思うが、

目に見えるものは、元を辿れば全てが目に見えないものからできている。

病気とは目に見えない部分、自身の思考やエネルギーなどが表面化したものでもあって、

自分で気づかないうちに根付いてしまっているネガティブな思考パターンや思い込みのクセが、身体の病気という形で出てくるということがある。

こうした思考や思い込み、というのは、本当の事実ではないが自身の中では事実となってしまっていて、ほとんど無意識に持ってしまったものも多い。

厄介なのが、無意識のものの方が思っているよりずっと、根深かったりすることだ。そしてそれを自分で気づくことは、なかなかに難しい。

そういうところにアプローチしてくれるのが、後藤さんの施術なのである。

自分では分からないところ、目に見える部分以外の全てのところに働きかけ、その人の本来の状態に戻していく。

ちなみにここでいう本来の状態、とは、病気になる前の元の身体の状態、という意味ではない。

後藤さんに身体についての考え方を聞いたことがあって、その時教えてくれたのが健康には7段階ある、ということだった。

彼がマハリシアーユルヴェーダという瞑想の先生から学んだこの7段階は、1が命が尽きそう、心身ともに重い病気の状態、2が未病、3が不調として何もない状態だと定義されているそうだ。

一般的には3が健康の状態だと思われているが、実は7段階中の3の段階。7は幸せしかない完全な健康だという。

加えて、ホームページの施術の考えにもあるが、

「心身ともに健康な状態であるのは言うまでもなく、軽やかにのびやかに全体と調和し、自分を活かして満たされた最高バージョンの人生を送る」

自分もそうありたいし、多くの人がそんなふうになったら、と思って日々患者さんに向き合われている。

どこに目を向けているのか?で、目の前に現れる景色は変わるから、

後藤さんの院に通う患者さんから寄せられた感想には、病気が回復しただけでなく、家族関係が良くなったとか、自分との繋がりが取り戻せたとか、生き方が変わったというものがとても多いのも、頷ける話である。

私自身も少しずつ、揺るぎない安心感が湧いてくるようになった。

自分が正位置に戻ったというか、私はこれからこうやって生きていけば良いんだな、というような指針が内側にできたような気がするのだ。

病気になる前にはなかった感覚で、変化を嬉しく思っている。

病気が回復することは通過点であり、本来のその人の本当にやりたいことができるエネルギーに溢れ、心身共に健やかで満たされていること。

その人の真の力が引き出され、後藤さんの仰る最高バージョンの人生を送る、というのはとても魅力的に思える。

でも本当は、それこそが、本質なのではないかと思うのだ。

以前から、こういう思いで施術をされている人がいるんだという事を知ってもらいたいとは思っていたが、どういう形でというのはさっぱり分からなかった。

病気になった事でそれが叶ったのだとしたら、苦しかった経験も報われる気がする。

栄養療法と後藤さんの施術は、私にとって、とても相性が良かった組み合わせだった。

だけど本当に、自分にとって合う合わないはあるし、タイミングもある。

私の中で根幹にあるのが、“これがないと治らない”みたいな絶対的なものは存在しないという思いである。

例えば栄養療法について、栄養素の摂取が身体の機能を回復してくれることは確かだとしても、サプリメントを飲み込むのが苦手だとか、どうしてもライフスタイルに合わないとかいう人もいるはずだ。

じゃあそういう人は治らないのかというと、決してそうではないと思う。

世界の中には「不食」を選んで普通に生きている人たちもいるし、特に健康的な生活をしていなくても、元気で長生きしている人だっている。

大食いで痩せている人などにも言えることだけど、栄養学的に大前提が破綻している、ということは多々ある。

だから栄養療法が全てではない。どんな健康法でも、一生懸命に身を削ったり、苦手なものを頑張ったりするのはとても苦しい。苦しいというのは、その人にとってどこかが不自然だという表れだと思う。

自分の中に無理がない、ということは、とても大切なことだ。

後藤さんの施術は今、遠隔は再診のみだから、もしこの記事を読んで後藤さんのことを知れたとしても、院に行ける方は限られてくる。

藤川先生のクリニックも中国地方あたりくらいまでだったか、境界は忘れたけど、たしか近隣の県に住んでいる方までしか受付されていなかったと思う。

自分にとって必要であれば、必ずご縁はできる。だけどすぐに手が伸ばせないときは、近くにある、できる範囲で続けられるものが必ずあるはずだ。

もちろんピンと来た方には、ぜひ行ってみていただけたらと思う。

てとて整体院

実は分子栄養学の三石先生(藤川先生が師としている方)の著書にも、健康はレベルで考えるという話が出てきていて驚いたけど、

結局はいろんなものは繋がっており、同じ所に行き着くということなのだろう。

中盤あたりでちらっと“ほとんどの人が栄養不足”だと知ったことを書いたが、だとしたら私は「栄養が本当に満たされた状態」を体感してみたい。

病気からの回復は既に体感している最中だから、以降はどんなふうになるのだろうか?そこに後藤さんの施術がベースにあったとしたら…?

まさに未知の世界だ。

またその後の経過は、折に触れて書いていこうと思う。

次回は栄養療法の基礎を知れる数値、血液検査の話の予定。


つづきます。

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