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5分で終わるGitHub公開を、GPTの案内で2時間かけた話を5分で読める記事にして5分で試せる公開リポジトリにしてみた

こんにちは黒パグです🐾

今回は、黒パグベンチマーク用の公開リポジトリをGitHubに作ります。

作るのは「幼稚園児にもわかる極座標ラプラシアンの導出」。

同じ課題を複数のLLMへ与え、数学的な正確さ、導出の妥当性、説明のわかりやすさ、検算能力などを比較するためのベンチマークです。

そう、いつも黒パグ記事をおyみいただいている読者の方ならわかる

これです。

GitHubアカウントは作成済み。

ChatGPTからGitHubへ接続し、公開リポジトリを作って、READMEとPythonコードを入れる。

普通に進めれば5分程度で終わる作業です。

実際にかかった時間は約2時間でした。

そのうち、迷っていた時間は約1時間45分です。

主な原因はGPTの誤案内でした❤️



あえて初心者ムーブに徹する

今回は記事にするため、GitHub初心者ムーブに徹します。

英語は読める。

しかし、GitHubに慣れていないので、どのボタンを押せばよいか自信がない。

そんな人がChatGPTへ画面を見せながら、一つずつ進める想定です。

黒パグはGitHubへログインし、ChatGPTとの接続を開始しました。

画面を一つ進むたびにスクリーンショットを撮り、GPTへ見せます。

GPTがボタンを案内し、黒パグが実際に押す。

さらに次の画面を撮り、またGPTへ送る。

この繰り返しです。

普通に操作できる人から見れば、かなり遠回りです。

しかし、初心者がどこで迷うのかを記録するなら、この遠回り自体が記事になります。

この時点では、まさか案内役のGPTが迷路を増築し始めるとは思っていませんでした。



公開リポジトリができた

再接続。

青い文字。

三点リーダー。

途中でGitHub側にClaudeがすでに存在することも判明しましたが、今回は気にせず進みます。

やがてGitHubのダッシュボードへ到達し、公開リポジトリが作成されました。

リポジトリ名は、

Blackpug-LLM48P/kindergarten-laplacian

です。

GitHubユーザーの認証にも成功しています。

接続ユーザーは Blackpug-LLM48P。

リポジトリも存在する。

公開設定にもなっている。

ここまでは順調でした。

誰もが「あと数分で終わる」と思う場面です。



リポジトリはあるのに書き込めない

ChatGPTからREADMEを書き込もうとしました。

ところが失敗します。

返ってきたのは、次のエラーでした。

403: Resource not accessible by integration

接続は見えている。

リポジトリも存在する。

公開設定にもなっている。

しかし、ファイルだけが書き込めません。

見た目にはほぼすべて成功しているのに、最後の書き込みだけが拒否されます。




この時点で確認できていた情報は、次のとおりでした。

* GitHubユーザーの認証は成功
* 接続ユーザーは Blackpug-LLM48P
* 公開リポジトリは取得できる
* App installationsは0件
* ファイル書き込みは403

答えはほぼ出ています。

OAuthによるユーザー認証は終わっている。

しかし、リポジトリを操作するためのGitHub Appがインストールされていない。

ところがGPTは、ここで正解へ到達しませんでした。

存在しないConfigureを探す旅

GPTは次のように案内しました。

「GitHub Appの設定画面でConfigureを押してください」

黒パグは指示どおり、GitHubの設定画面へ向かいます。

しかし、Installed GitHub Appsに表示されていたのはClaudeだけでした。

ChatGPT Codex Connectorは、隣のAuthorized GitHub Appsにいます。

つまり、ChatGPT Codex Connectorは認証されているだけで、インストールされていません。

当然、Installed GitHub Apps側にChatGPT Codex ConnectorのConfigureはありません。

それでもGPTは、まだConfigureへ進もうとしていました。

黒パグからヒントを出します。

「Configureまでたどりついていませんよ」

痺れを切らしました。2時間も堂々巡りの末たどりつきませんでした。
そこで泣く泣くヒントを……😭



そこでようやく、認証とインストールが別工程であることが見えてきました。

ChatGPT Codex Connectorの詳細画面を開くと、決定的な一文が表示されていました。

ChatGPT Codex Connector has not been installed on any accounts you have access to.

どのアカウントにもインストールされていません。

はい。

最初からこれでした。

GitHub上ではChatGPT Codex ConnectorがAuthorizedになっています。

しかし、Installedには存在しません。

AuthorizedとInstalledは、似たような状態を別の言葉で表示しているのではありません。

役割が違います。

Authorizedは、ユーザー本人であることを確認し、アプリへ一定の情報アクセスを認めた状態。

Installedは、特定のGitHubアカウントやリポジトリへAppを導入し、実際の操作権限を与えた状態です。

今回はAuthorizedまで完了していました。

Installedは未完了でした。



正しい入口はGitHub Appの公式ページ

ChatGPT Codex Connectorの認証詳細画面には、インストールボタンがありませんでした。

設定画面を探しても、存在しないConfigureは生えてきません。

正しい入口は、GitHub App本体のページです。

https://github.com/apps/chatgpt-codex-connector

このページを開くと、ようやく緑色のInstallボタンが表示されました。

Installを押し、インストール先として Blackpug-LLM48P を選択します。

リポジトリの対象は All repositories を選択。

権限欄には、コード、Issue、Pull Request、Workflowなどへの読み書き権限が表示されています。

最後に Install & Authorize を押します。

これでようやく、ChatGPT Codex ConnectorがGitHubアカウントへ正式にインストールされました。

確認すると、App installationsは0件から1件へ変化。

ChatGPTからの書き込みも成功しました。



本来の正解ルート

今回の正しい手順は、次のとおりでした。

1. GitHubアカウントへログインする
2. ChatGPT Codex Connectorを認証する
3. GitHub App本体のページを開く
4. Installを押す
5. インストール先のアカウントを選ぶ
6. All repositories、または対象リポジトリを選ぶ
7. Install & Authorizeを押す
8. ChatGPTからリポジトリへ書き込む


5分で終わります。

実際には約2時間かかりました。

初心者ムーブの検証として画面を一つずつ進めていたとはいえ、迷った約1時間45分の大部分は、GPTがOAuth認証とGitHub Appのインストールを区別できず、存在しないConfigureを探させた結果です❤️

READMEを入れて完成……ではなかった

接続後、ChatGPTから次のファイルを投入しました。

* README.md
* polar_laplacian.py
* requirements.txt
* LICENSE
* .gitignore

READMEには、極座標ラプラシアンの式、直感的な説明、導出、簡単な検算、Pythonによる数値検算、原点での注意事項を記載しました。

これで公開完了です。




……と思ったところで、もう一つ問題が発覚しました。

このリポジトリの目的は、数学教材の公開ではありません。

黒パグベンチマークです。

しかし、最初のREADMEにはベンチマークの説明がありませんでした。

GPTは極座標ラプラシアンの問題を解くことに集中し、「なぜこのリポジトリを公開するのか」を落としていました。

公開作業は成功。

成果物設計は不合格です。

そこでREADMEを修正し、次の内容を追加しました。

* 黒パグベンチマークの目的
* モデルへ入力する課題文
* 数学的正確性や説明力などの評価軸
* 100点満点の簡易採点表
* 重大な数式誤りの扱い
* モデル名、実行日、設定、回答全文などの記録形式
* 既存の導出とPythonコードが比較・検証用の基準であること

これで既存の数式解説とPythonコードは、単なる教材ではなく、LLMの回答を比較・検証するための基準として位置づけられました。

ようやく、本来の目的に沿った公開リポジトリの完成です。



今回わかったこと

GitHubでは、次の三つが別工程です。

* GitHubへログインする
* 外部アプリを認証する
* GitHub Appをアカウントやリポジトリへインストールする

ChatGPTの画面で「接続済み」と見えても、GitHub Appがインストールされているとは限りません。

GitHub側でAuthorized GitHub Appsに存在していても、Installed GitHub Appsに存在しなければ、リポジトリへ書き込めない場合があります。

今回のように、

* 読み取りはできる
* 公開リポジトリも見える
* ユーザー認証も成功している
* しかし書き込みだけ403になる

という場合は、権限設定を延々と探す前に、GitHub Appが本当にインストールされているか確認した方が早いです。

そして、GPTへ画面を見せながら進める場合も、案内されたボタンが存在しなければ、ユーザーが見落としているとは限りません。

GPTが一工程飛ばしている可能性があります。

AIの案内どおりに進めているのに、案内されたボタンが存在しない。

そんなときは、自分の目を疑うだけでなく、AIの案内も疑った方がよさそうです。



完成したリポジトリ

黒パグベンチマーク:幼稚園児にもわかる極座標ラプラシアン

https://github.com/Blackpug-LLM48P/kindergarten-laplacian

本来5分で終わる作業を、約2時間かけて公開しました。

認証、認可、インストール、リポジトリ権限。

初心者が迷う場所を確認する企画としては、あまりにも見事な結果です。

なお、初心者を迷わせた主役はGitHubだけではありません。

案内役のGPTです。

それではまた!

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