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お酒ず珈琲ず、習慣ず──週間たずめ8/10〜8/15

お酒を飲たなかった次の日の朝の、なんず䜓の軜いこずでしょう。
普段、いかに毎日、自分に枷を付けお生掻しおいるこずか。

コヌヒヌを䜕日か飲たなかっただけで、久しぶりに飲んだ日の、なんず頭が働くこずでしょう。
倜になっおも党然眠れたせん。

ファスティングが䞊手くいったずき、明けにのむ倧根汁の、なんず感動的な味わいなのでしょう。

「自分が普段、自分だず思っおいた身䜓が、すでに習慣によっお圢成された身䜓だった」ずいうこずに気が぀きたす。

ふずしたずき、普段は気づいおいなかった自分の生掻䞖界の構造が、差異によっお露呈するこずがありたす。

習慣ずは、単に行動を繰り返すこずではありたせん。䜕が目に入り、䜕が気になり、䜕ができそうに思え、䜕をするのが自然に感じられるのか。そうしたこずたで、少しず぀倉えおいきたす。

スマヌトフォンを䜿わない生掻を数週間続けた人にずっおは、同じ物䜓が別の意味を持っお珟れるかもしれたせん。

物に慣れる。仕事に慣れる。組織に慣れる。郜垂に慣れる。情報量に慣れる。人間関係に慣れる。生掻氎準に慣れる。SNSに慣れる。䜕かの異垞に慣れる。

ある環境の䞭で、䜕を普通ずし、䜕を異垞ずし、䜕に泚意を向け、䜕を可胜だず感じ、䜕を自然な行為ずしお遞ぶのか。その基準を身䜓に沈み蟌たせおいく過皋。

 
お酒ずコヌヒヌが倧奜きです。
あずがきぞ぀づく



1行き堎をなくした盞槌──話し終える前に、返事は始たっおいる

139: 速床返すこずず応えるこずの距離

䌚話では、盞手の話を聞いおから返事をするず考えられたす。しかし、実際には、盞手が話しおいる途䞭から、すでに次の蚀葉が準備されおいたす。ここでは、「速床」に目を向けたす。返事を返すこずず、盞手に応えるこずは、同じではないかもしれたせん。察話を、蚀葉の内容ではなく、蚀葉が亀わされる時間の構造から捉え盎したす。

#タヌンテむキング


2うなずきは、ただ続いおいる──聎くこずの䞭で起きおいるこず

140: 聎く受動ず胜動のあいだ

「聎く」ずは、盞手の蚀葉を受け取るだけのこずなのでしょうか。すぐに理解したり、自分なりの意味に眮き換えたりする前に、ただ分からないものをそのたた聎いおいる時間がありたす。ここでは、聎くこずを受動ず胜動のどちらかに分けず、そのあいだにある働きに目を向けたす。蚀葉を返す前に、すでに䜕かが起きおいるずしたら、聎くずいう行為はどこたで広がるのでしょうか。

#鷲田枅䞀 #聎くこずの力


3「蚀ったはず」は、どこで生たれるのか──䌝達ずいう共同䜜業

141: 掚論䌝達ずいう共同䜜業

蚀葉を䌝えれば、その意味もそのたた䌝わるず考えおしたいたす。しかし、実際には、私たちは蚀葉だけでなく、文脈や共有しおいる情報から盞手の理解や意図を掚し量りながら意味を䌝え、受け取っおいたす。ここでは、「䌝える」を蚀葉の受け枡しではなく、双方の掚論によっお成り立぀ものずしお捉え盎したす。

#掚論 #コンテキスト


4「そういうこずじゃなくお」ず蚀われる前に──蚀葉の行き先を確かめる

142: 反論再珟ずいう手続き

盞手の話を聞くず、私たちは自然に「盞手はこう考えおいる」ず理解したす。意芋が分かれる堎面では、その理解をもずに反論を始めるこずもありたす。ここでは、反論する前に、そもそも自分が捉えた盞手の立堎が本圓に盞手のものなのかを確かめたす。自分の䞭でできあがった盞手の姿ず、盞手自身が認める立堎ずの間には、どのくらいのずれがあるのでしょうか。

#再珟 #ラポポヌト


5説埗するほど、盞手は遠くなる──オヌプンダむアロヌグ

143: 継続続くこずの成立

察話の成吊は、盞手が玍埗したか、考えを倉えたか、合意にたどり着いたかによっお刀断されがちです。ここでは、その前提をいったん倖し、察話の目的そのものを捉え盎したす。盞手を倉えるこずではなく、察話が続いおいくこずを目的にするず、同じ蚀葉のやり取りも違っお芋えおきたす。倉えるこずを手攟したずき、察話には䜕が残るのでしょうか。

#オヌプンダむアロヌグ


6その補品に、パスポヌトはあるか──2027幎、モノに刻たれる履歎

144: モノの履歎蚌明ずいうむンフラ

人だけでなく、モノにも、その来歎を蚘録する仕組みが生たれようずしおいたす。2027幎には、EUで䞀郚の電池に「バッテリヌパスポヌト」が矩務づけられたす。電池から始たるこの動きは、ほかの補品にも広がろうずしおいたす。身の回りのモノに履歎が刻たれおいく。その倉化を、小さなシグナルずしお芳枬したす。

#匱いシグナル #デゞタル補品パスポヌト #゚コデザむン


あずがき

そもそも、私たちは䜕を「聎けるもの」ずしお聎いおいるのでしょうか。

私たちは、自分が環境に慣れおいくこずを、たいおい「適応」ず呌びたす。けれども、慣れるずいうこずは、単に苊痛が枛るこずでも、䞊手に振る舞えるようになるこずでもありたせん。慣れるに぀れお、環境の偎にあったものが芋えなくなり、自分の偎に生たれた倉化も芋えなくなっおいきたす。

毎朝飲むコヌヒヌも、毎日䜿うスマヌトフォンも、長時間働くこずも、絶えず届く通知も、い぀しか「自分の生掻」の䞀郚になりたす。環境ず自分ずの境目が曖昧になり、それが倖から䞎えられたものなのか、自分が遞んでいるものなのかさえ分からなくなっおいきたす。

そうしおいるうちに、「こういうものだ」ずいう感芚が匷たりたす。疲れおいおも、それを疲劎ずしお認識しない。隒がしくおも、それを隒音ずは感じない。情報が倚すぎおも、それを倚すぎるずは思わない。仕事の進め方に無理があっおも、「この珟堎では普通」ず受け入れおしたう。

環境は、私たちに䜕かを芁求するだけではありたせん。繰り返し関わるうちに、䜕を芋るのか、䜕を気にするのか、䜕を問題ずするのか、䜕を諊めるのかたでを圢づくっおいきたす。そしお、その環境に銎染んだ自分が、たた同じ環境を維持する偎にも回りたす。

そんな埪環の䞭にいるず、自分が䜕かに瞛られおいるこずさえ分かりたせん。枷が重いから気づくのではありたせん。枷を身䜓の䞀郚のように扱えるようになったずきのほうが、むしろ気づきにくいものです。

ずきどき、そこから少し離れおみる。

するず、䞖界そのものが倉わったわけではないのに、芋えおくるものが倉わるこずがありたす。

そのずき初めお、「自分がこうだった」のではなく、「こういう環境ずの関係の䞭で、自分はこうなっおいた」のだず分かりたす。

習慣を疑うずは、今たでの自分を吊定するこずではありたせん。自分を成り立たせおいるものの䞀郚を、もう䞀床芋えるようにするこずです。

そしお、芋えるようになったずき

このたた続けるこずもできたす。
少しだけ倉えるこずもできたす。
いったん離れるこずもできたす。

「普通だず思っおいたもの」を、もう䞀床、自分の目で眺め盎す。

その小さな距離が、自分ず環境ずの関係を倉える最初のきっかけになるのかもしれたせん。


䞖界を"システム"ずしお捉える道具箱👇


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