「できっこない」と、自分で自分を制限している人へ|『夏帆』村上春樹 著
先日、村上春樹の『夏帆』を読みました。
初めての村上春樹です。
初めてなので、村上春樹らしさはわかりませんが、
もっと日常的なというか、現実的というか、
そういうストーリーを描かれる方と勝手にイメージしていたので、
そういう意味では、ちょっと意外な印象がありました。
どこか淡々としていて、
グッと人を引き込む感じではないけれど、
(村上春樹の作風なのか、主人公の人柄からくるのかはわかりません)
イチ作品として、すごく考える部分があったし、
人の背中を押すストーリーだと感じました。
非日常がベースにある作品は特に、
いろんな読み方、いろんな捉え方があると思います。
私が印象に残ったのは、
「私にはそんなことはできない」
「私にはそんなことはできっこない」
という夏帆のセリフでした。
「できっこない」という枠
「できっこない」は、夏帆が自分自身に課している、
自分で自分を制限している枠です。
制限の中身や種類は、人によって違うけれど、誰しも、
少なからず、または過去に1度くらいはあるんじゃないかな。
「できっこない」とか
「私には無理」とか
「どうせ…」といって、
立ち止まっていること、諦めていること。
この本が伝えているのは、
そんな枠からの解放のストーリー。
自分でつくった制限だから、
自分が踏み入れた枠だから、
その制限を解除するのも、
踏み越えた枠から抜け出すのも、
自分がやらなくてはいけないことで、
自分にしかできないこと。
夏帆のように、
痛みや恐怖を越えて、勇気を持って行動することで、
枠から抜け出していける。
書籍のなかの言葉にするなら、
踏み越えてはいけなかった世界から、戻ってくる、ということなんだろうと感じます。
境界線は、自分を守るものでもあるけれど、
ときに自分を制限する枠にもなるもの。
いま、あなたが持っている枠は、
あなたを守るものですか?
それとも、あなたを制限しているものですか?
ぜひ、下記も併せてご覧ください。
何度も同じところで止まる感じがしたり、もう一段深めていきたいと感じるときには、らしさ発掘セッション もご活用ください。
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