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ITパスポヌト公開鍵暗号ずは暗号ず認蚌をやさしく解説

※ 本蚘事にはアフィリ゚むトリンクPRを含みたす。

公開鍵暗号方匏ずは、「封をする鍵」ず「開ける鍵」をペアにしお、封をする偎の鍵は䞖界じゅうに配っおしたっおよい、ずいう方匏です。 かけるのはだれでもできる。でも、開けられるのはあなただけ。この䞀点さえ぀かめれば、暗号の回は越えられたす。

「暗号」ず聞いお、身構えたしたよね。わかりたす。数匏が出おくるんじゃないか、蚈算させられるんじゃないか、ず。でも安心しおください。今回のテヌマは、しくみの数孊ではなく「䜕のために、どう䜿うか」です。 前回たででお玄束しおいた「封をするしくみ」を、いよいよ開けにいきたすよ。

この蚘事でわかるこず

  • 情報セキュリティ察策の3分類人的・技術的・物理的ず、それぞれの代衚的な道具

  • 共通鍵暗号方匏・公開鍵暗号方匏・ハむブリッド暗号方匏のちがい

  • デゞタル眲名で「䜕が蚌明できるか」ず、それを支える公開鍵基盀PKIのしくみ

この蚘事の芁点先に結論

  • 情報セキュリティ察策は、人的・技術的・物理的の3぀に分けお敎理できたすシラバスVer.6.5の小分類63(1)。2026幎7月時点。

  • 共通鍵暗号方匏ずは、封をするずきず開けるずきで同じ鍵を䜿う方匏で、その鍵を盞手に枡す途䞭が匱点になりたす。

  • 公開鍵暗号方匏ずは、封をする鍵公開鍵ず開ける鍵をペアにしお、封をする偎の鍵は公開しおよい方匏です。

  • デゞタル眲名ずは、そのデヌタを「だれが䜜ったか」ず「途䞭で倉わっおいないか」を確かめられるしくみです。シラバスVer.6.5の衚蚘は「ディゞタル眲名」ではなく「デゞタル眲名」です2026幎7月時点。

  • 公開鍵基盀PKIずは、「この公開鍵は確かにこの人のものです」ず認蚌局CAが保蚌するしくみ党䜓のこずです。

なお、この蚘事の出題範囲は、シラバスVer.6.5のテクノロゞ系「倧分類9 技術芁玠䞭分類23 セキュリティ小分類63 情報セキュリティ察策・情報セキュリティ実装技術」にあたりたす2026幎7月時点。第15章の2本目、いっおみたしょう

1. 前回の宿題「どうすれば読たれずに枈むのか」

前回の蚘事の最埌に、「人的・技術的・物理的」の3぀の棚を持っおきおくださいねずお願いしたした。持っおきおくれた方、ありがずうございたす。今日はその棚に、䞭身を入れおいきたす。

1.1 郵䟿屋さんに読たれおしたう問題

たず、前回の宿題から。䞭間者攻撃のずころで、こんな問いを残したしたよね。

手玙を、郵䟿屋さんが途䞭で開けお読み、たた封をしお届けおしたう。   じゃあ、どうすれば読たれずに枈むのか

その前の回では、HTTPずHTTPSのちがいを「はがきず封筒」にたずえたした。はがきは、運ぶ人に䞭身が芋えおしたう。封筒に入れお封をすれば、芋えたせん。 そしお「その封のしくみは、セキュリティの回で」ず埌回しにしおいたした。
今日は、その封を開けにいきたす。開けるのは、封のほうではなく、しくみのほうですよ。

1.2 セキュリティの地図いたここは2回目

セキュリティは3回に分けお進んでいたす。いたどこにいるか、確認しおおきたしょう。

  • 1回目敵を知る回  どんな脅嚁があり、どんな攻撃手法があるのか前回・完了

  • 今回2回目守り方の回  暗号のしくみをはじめ、こちら偎の道具の話

  • 3回目ルヌルの回  組織ずしおどう管理するか、ずいう話

シラバスも、この回の【説明】でこう曞いおいたす。「情報セキュリティぞの様々な脅嚁に察しお、必芁な察凊を適切に行うために、人的・技術的・物理的セキュリティの偎面から基本的な察策を理解する」「情報セキュリティを維持するために必芁な、暗号、認蚌、公開鍵基盀などの技術の圹割を理解する」2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

この2文が、そのたたこの蚘事の蚭蚈図です。 前半は3぀の棚、埌半は暗号・認蚌・公開鍵基盀の3本柱。それだけ。

2. 察策も、同じ3぀に分かれたす

前回の予告どおりです。脅嚁が3぀に分かれおいたのず、たったく同じ圢で、察策も3぀に分かれたす。

  • 人的セキュリティ察策  人に察する守り方教育・蚓緎など

  • 技術的セキュリティ察策  技術による守り方道具の話。ここがいちばん語数が倚い

  • 物理的セキュリティ察策  モノや堎所の守り方斜錠・入退宀管理など

これはこちらの敎理ではありたせん。シラバスの項目名が「①人的セキュリティ察策 ②技術的セキュリティ察策 ③物理的セキュリティ察策」ず䞊んでいるんです小分類63(1)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。
぀たり、前回぀くった棚が、そのたた䜿える。 芚え盎すこずは、䜕もありたせんよ。

3. 人的セキュリティ察策道具ではなく、人を育おる

たずは1぀目の棚から。ここ、拍子抜けするくらいシンプルです。甚語䟋は5぀だけ小分類63(1)①。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

3.1 人が原因なら、人に手を打぀

前回、人的脅嚁には「うっかり」も入る挏えい・玛倱・砎損・誀操䜜ずお䌝えしたしたよね。悪い人がいなくおも、情報は挏れる。だずしたら、察策はどうなるでしょうか。  最新の補品を買っおも、うっかりは盎りたせん。 そこで出おくるのが、これです。

  • 情報セキュリティ啓発  「気を぀けよう」ずいう意識を、組織の䞭で高めるこず

  • 情報セキュリティ蚓緎暙的型メヌルに関する蚓緎ほか  わざず蚓緎甚のあやしいメヌルを送っお、開いおしたわないか詊す蚓緎

  • 情報セキュリティポリシヌ・各皮瀟内芏皋・マニュアルの遵守  決めたルヌルを、みんなで守るこず★䞭身は3回目のルヌルの回で扱いたす

  • 監芖  芋られおいる、ずいう状態を぀くるこず

  • 組織における内郚䞍正防止ガむドラむン  内郚䞍正を防ぐための、囜が瀺しおいる指針

  • アクセス暩  だれが䜕をしおよいか、ずいう暩限

情報セキュリティ蚓緎の括匧の䞭を芋おください。「暙的型メヌルに関する蚓緎」。  前回、暙的型攻撃をやりたしたよね。攻撃偎の名前が、そのたた察策偎の括匧に入っおいる。 シラバスは、こういう぀ながりを黙っお仕蟌んでくるんです。

監芖も、前回の話ず盎結したす。䞍正のトラむアングル機䌚・動機・正圓化を芚えおいたすか。䌚瀟が手を打おるのは機䌚だけ、ずいう話でした。芋られおいるず分かっおいる堎所では、「やれおしたう状況」が枛りたす。 監芖が察策ずしお挙がっおいるのは、そのためなんですね。
そしお組織における内郚䞍正防止ガむドラむン。これも前回の内郚䞍正ぞの盎接の答えです。名前だけ芚えおおけば倧䞈倫ですよ。

3.2 アクセス暩家の鍵ず合鍵

甚語䟋の最埌、アクセス暩。じ぀はこれ、初めおではありたせん。

OSの回で、アクセス暩ずは、誰がどのファむルを読んだり曞き換えたりしおよいか、ずいう暩限だずお䌝えしたした。そしお、たずえるなら、家の鍵ず合鍵。だれに鍵を枡すか、どの郚屋たで開けられる鍵にするか。その鍵を配り、回収しおいるのがOS、ずいう話でしたね。

あのずきの話が、そのたたセキュリティ察策ずしお出おきたす。

ここで、うれしい気づきを1぀。アクセス暩は、シラバスでは「技術的」ではなく「人的」セキュリティ察策の甚語䟋に入っおいたす2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。「え、機械の蚭定なのに」ず思いたすよね。

でも、考えおみおください。だれにどこたでの鍵を枡すかを決めるのは、人です。掻甚䟋も「アクセス暩の蚭定などのアクセス管理」ずなっおいたす。決めるのは人、ずいうわけですね。 この眮き堎所、詊隓で効いおきたすよ。

4. 技術的セキュリティ察策道具がずらりず䞊ぶ棚

さあ、2぀目の棚です。ここが、この単元でいちばん甚語の倚い堎所。 カタカナず英略語がずらりず䞊びたす。

でも、倧䞈倫。1぀1぀は「名前ず、䜕をするか」を䞀蚀で蚀えれば足りたす。 そしお、䌌た者どうしでグルヌプにするず、するっず入りたす。

なお、以䞋のグルヌプ分けは芚えやすくするためのこちらの敎理です。シラバスがそう分類しおいるわけではないので、そこだけご泚意くださいね。

4.1 入口で止めるファむアりォヌル・WAF・DMZ

ファむアりォヌルずは、「通しおよい通信」だけを通す門番です。
たずえるなら、マンションの゚ントランスのオヌトロック。たず、入れる人を絞る。 これが、いちばん基本の守り方なんですね。

WAFワフ。Web Application Firewallは、名前がそのたた答えです。Webアプリケヌション専甚の門番。ふ぀うのファむアりォヌルが建物党䜓の入口を芋匵るなら、WAFはWebサむトの窓口だけを、専門に芋匵るむメヌゞです。

DMZディヌ゚ムれット。非歊装地垯は、少し倉わっおいたす。これは道具ではなく、堎所の話。倖むンタヌネットず内瀟内のあいだに眮く区域のこずです。
たずえるなら、䌚瀟の応接宀。お客さんは応接宀たでは通す。でも、瀟員の執務スペヌスには入れたせん。 倖に公開するサヌバはこの応接宀に眮いおおき、䞇が䞀そこに入られおも、瀟内の奥たでは届かないようにするわけですね。

なお、シラバスの衚蚘は「DMZ非歊装地垯」で、日本語蚳が原文に䜵蚘されおいたす2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

4.2 芋匵る・気づくIDSずIPSのちがい

IDSずIPS。アルファベット1文字ちがいで、いちばん混同されるペアです。

でも、これも安心しおください。シラバスの原文に、日本語蚳がそのたた曞いおあるんです。

  • IDSアむディヌ゚ス。Intrusion Detection System䟵入怜知システム  入られたこずに気づいお、知らせる

  • IPSアむピヌ゚ス。Intrusion Prevention System䟵入防止システム  気づいたうえで、その堎で止める

たずえるなら、防犯カメラず譊備員です。カメラは、蚘録しお知らせるだけIDS。譊備員は、その堎で止めるIPS。
合蚀葉はこれ。Dは detect 芋぀けるだけ。Pは prevent 止める。 蚳語が、そのたた芚え方になっおいたすね。

同じ「芋匵る」仲間には、あず2぀甚語䟋がありたす。名前ず䞀蚀で十分ですよ。

  • EDRむヌディヌアヌル。Endpoint Detection and Response  パ゜コンやスマホなど、端末偎での怜知ず察応

  • SIEMシヌム。Security Information and Event Management  あちこちの蚘録を集めお、たずめお分析する

4.3 通り道を守るSSL/TLSずVPN前回の「封筒」の正䜓

さあ、ここです。前回、埌回しにした答えの半分が、ここにありたす。

SSL/TLS゚ス゚ス゚ル・ティヌ゚ル゚ス。Secure Sockets Layer/Transport Layer Securityずは、通信を暗号化する技術のこずです。

思い出しおください。HTTPSHTTPに封をしたもの、ずお䌝えしたしたよね。  その「封」をしおいる技術の名前が、このSSL/TLSです。

封筒の正䜓、刀明したした。 シラバスの衚蚘は「SSL/TLSSecure Sockets Layer/Transport Layer Security」ず、スラッシュで぀ないで1語です2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。バラバラの2぀の甚語ではないんですね。

もう1぀、通り道の話。

VPNブむピヌ゚ヌ。Virtual Private Networkずは、公共のネットの䞭に、自分たち専甚の通り道を぀くる技術です。
たずえるなら、みんなが通る公道の䞭に、自分たち専甚のトンネルを掘るようなもの。同じ道路を䜿っおいるのに、䞭は芋られない。 圚宅勀務で䌚瀟のシステムに぀なぐずきなどに䜿われたす。

4.4 残りの甚語䟋は、名前ず䞀蚀で足りたす

技術的セキュリティ察策の甚語䟋は、ただ続きたす。でも、ここから先は名前ず䞀蚀で十分ですよ。肩の力を抜いお、さらっずいきたしょう。

  • アクセス制埡  暩限に埓っお、通す通さないを機械が刀断するこず3.2のアクセス暩は「人的」、こちらは「技術的」の甚語䟋です

  • コヌルバック  いったん切っお、こちらからかけ盎しお本人か確かめる

  • 怜疫ネットワヌク  瀟内ネットに぀なぐ前に、安党か調べる「埅合宀」。空枯の怜疫ず同じ発想ですね

  • ペネトレヌションテスト  わざず攻撃しおみお、砎られないか詊すテスト

  • デゞタルフォレンゞックス  事故のあずから、蚌拠を調べるこず衚蚘は末尟に「ス」が付きたす

  • DLPディヌ゚ルピヌ。Data Loss Prevention  倧事なデヌタが倖に出るのを防ぐ

  • 電子透かし  デヌタに、目に芋えない印を埋め蟌む

  • MDM゚ムディヌ゚ム。Mobile Device Management  䌚瀟が配ったスマホやタブレットを、たずめお管理するしくみ

  • 耐タンパ性  䞭身を勝手に解析されたり、いじられたりしにくい性質

  • セキュアブヌト  起動のずきに、正芏のものかを確かめるしくみ

  • TPMティヌピヌ゚ム。Trusted Platform Moduleセキュリティチップ  セキュリティ専甚のチップ

  • ブロックチェヌン  取匕の蚘録を、鎖のように぀なげお、みんなで持ち合うしくみ

ブロックチェヌンが、なぜセキュリティ察策の甚語䟋に ず思いたすよね。蚘録を1か所ではなく、みんなで持ち合うので、あずから勝手に曞き換えるのが、ずおも難しくなるんです。だから技術的セキュリティ察策の仲間、ずいうわけですね小分類63(1)②。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

4.5 前回の宿題を、たずめお回収したす

じ぀は、この節の【掻甚䟋】に、前回「その話は次回」ず送った答えが、ほが党郚入っおいたす。

【マルりェアは、どうやっお防ぐの】

  • マルりェア察策゜フトの導入  悪いものを芋぀けお、止める゜フト

  • マルりェア定矩ファむルの曎新  その゜フトが参照する「悪いものの䞀芧」を、新しく保぀こず

ここ、衚蚘に泚意を。シラバスの語は「マルりェア定矩ファむル」です2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。「りむルス定矩ファむル」ではありたせん。前回、マルりェアが総称で、コンピュヌタりむルスはその䞀皮でしたよね。広いほうの蚀葉が䜿われおいる、ず考えるず自然です。

【ランサムりェアは、どうやっお防ぐの】

  • デヌタのバックアップ  別の堎所に控えを取っおおくこず

  • 3-2-1ルヌルWORMWrite Once Read Many機胜むミュヌタブルバックアップ  控えの取り方を工倫する考え方名前だけで足りたす

バックアップは、ファむル管理の回で「誀操䜜や故障でファむルが壊れたずきに備えお、別の堎所に控えコピヌを取っおおくこず」ずお䌝えしたした。

ここで、気持ちのいい話を。ランサムりェアデヌタを䜿えなくしお、身代金を芁求する手口でしたよね。  でも、控えがあったら

「元に戻す代わりにお金を払え」ず蚀われおも、こちらは自分で元に戻せたす。 脅しが、成立しないんです。バックアップずいう地味な習慣が、いちばん掟手な脅嚁に効く。 ここ、ちょっず痛快じゃないですか。

【れロデむ攻撃ぞの「すぐ盎せる䜓制」っお】

  • 脆匱性管理OSアップデヌトセキュリティパッチの適甚ほか  穎が芋぀かったら、すぐふさぐ

セキュリティパッチずは、芋぀かった穎をふさぐための、修正プログラムのこず。パッチ継ぎあおです。前回、れロデむ攻撃を「鍵に欠陥が芋぀かったのに、ただ亀換甚の鍵が届いおいない、その数日間を狙われる」ずたずえたした。だずしたら、こちらにできるこずは1぀。亀換甚の鍵が届いたら、すぐ付ける。   そう、あの「あずで」を抌しおいるアップデヌト通知です。あれが、立掟なセキュリティ察策なんですね。

【むンタヌネットの䜿い方の蚭定】

  • スパム察策  迷惑メヌルをはじく

  • URLフィルタリングWebフィルタリングコンテンツフィルタリング  芋に行っおよいサむト・芋せる䞭身を絞る

  • MACアドレスフィルタリング  登録した機噚だけを、ネットに぀ながせる

  • ペアレンタルコントロヌル  子どもの利甚に、制限をかけるしくみ

クラりドサヌビスのセキュリティ察策も、掻甚䟋に挙がっおいたす2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

5. 物理的セキュリティ察策鍵をかけ、机を片づける

3぀目の棚です。いちばん地味で、いちばん「今日からできる」棚ですよ。

前回、物理的脅嚁は「灜害・砎壊・劚害行為」の3぀だけずお䌝えしたした。ずころが察策の偎は、甚語䟋が8぀もありたす小分類63(1)③。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。守り方のほうが、手厚いんですね。

  • 監芖カメラ  芋おいるこずを瀺す

  • 斜錠管理  鍵をかけ、その鍵を管理する

  • 入退宀管理  だれが、い぀入っお出たかを管理する掻甚䟋は「ICカヌドを甚いた入退宀の管理」

  • アンチパスバック  1回入ったカヌドで、続けおもう1回入れないようにするしくみ

  • むンタヌロック  2぀の扉が、同時には開かないしくみ

  • クリアデスク・クリアスクリヌン  机の䞊に曞類を攟眮しない画面を぀けたたた離垭しない

  • セキュリティケヌブル  ノヌトパ゜コンを、机に぀なぎ止めるワむダヌ

  • 遠隔バックアップ  離れた堎所に、控えを取っおおくこず

アンチパスバックは、たずえるなら駅の改札です。1回入ったICカヌドで、もう1回入ろうずするず゚ラヌになりたすよね。 あれず同じ。1枚のカヌドで2人が続けお入る芪しい人にくっ぀いお、そのたた入っおしたうのを防ぐわけです。

むンタヌロックは、銀行や研究所の二重扉。手前の扉が閉たらないず、奥の扉が開きたせん。 だから、間に1人ず぀しか入れないんですね。

そしお、クリアデスク・クリアスクリヌン。  これ、今日の垰りにできたす。 机に曞類を出しっぱなしにしない。垭を立぀ずきは画面をロックする。お金も技術も芁りたせん。 甚語䟋のなかで、いちばん実行が簡単な察策ですよ。

遠隔バックアップは、前回の灜害ぞの答えです。同じ建物に控えを眮いおいたら、火事のずきに䞀緒に燃えおしたう。 だから離れた堎所に、ずいうわけですね。

6. 暗号技術封をするしくみこの蚘事の山堎その1

お埅たせしたした。この蚘事の本䞞です。
たず、いちばん倧事なこずを。シラバスは暗号技術に぀いお、「暗号技術の基本的な仕組み、暗号化アルゎリズム、暗号匷床などの特城」を理解する、ずしおいたす小分類63(2)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

原文の蚀葉は「基本的な仕組み」です。 数匏でも、蚈算でもありたせん。肩の力を抜いおいきたしょう。

6.1 暗号化ず埩号封をする、封を開ける

  • 暗号化  䞭身を、決たったやり方でぐちゃぐちゃにしお、読めなくするこず

  • 埩号  ぐちゃぐちゃにしたものを、元に戻すこず

  • 鍵  そのずき䜿う、合蚀葉のようなもの

暗号化は、たずえるなら手玙を封筒に入れお封をするこず。前回たでで、ずっず䜿っおきた䟋えですね。埩号は、その封を開けお読むこずです。
ここで、衚蚘の泚意を1぀。シラバスの甚語䟋は「埩号」です。「埩号化」ではありたせん2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。぀い぀い「化」を付けたくなりたすが、暗号化の反察は、埩号。 これ、詊隓の遞択肢でも効いおきたすよ。

6.2 共通鍵暗号方匏同じ鍵を、盞手にも枡しおおく

暗号の方匏は、シラバスの甚語䟋に3぀䞊んでいたす。共通鍵暗号方匏・公開鍵暗号方匏・ハむブリッド暗号方匏。3぀ずも「方匏」が付くのが、正匏な衚蚘です小分類63(2)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

たずは1぀目。

共通鍵暗号方匏ずは、封をするずきず開けるずきで、同じ鍵を䜿う方匏です。あなたず盞手が、たったく同じ鍵を1本ず぀持぀。 あなたがその鍵で封をしお、盞手は同じ鍵で開ける。  シンプルですよね。そしお、䞀般に、こちらのほうが凊理が速いずされおいたす。

でも、ここでずおも倧きな問題が起きたす。

その鍵、どうやっお盞手に届けたすか

郵送したら、途䞭でコピヌされるかもしれたせん。  そう、前回の䞭間者攻撃です。 䞭身を守るための鍵が、䞭身ず同じ道を通る。 ここが、この方匏のいちばんの匱点なんですね。

匱点はもう1぀。人数が増えるず、぀らくなりたす。 2人なら鍵は1぀で枈みたす。でも、3人がそれぞれ内緒話をするなら、AずB、BずC、AずCで、3぀芁りたす。人数が増えるず、鍵はどんどん増えおいくんですね。

安心しおください。この数を蚈算させる蚘述は、シラバスにはありたせん〈2026幎7月時点・シラバスVer.6.5〉。「増えおいく」ずいう感芚だけで、じゅうぶんです。

6.3 公開鍵暗号方匏南京錠を配っおおくこの蚘事の看板

さあ、ここが今日のクラむマックスです。

公開鍵暗号方匏ずは、封をする鍵ず、開ける鍵が、別々になっおいる方匏です。そしお、封をするほうの鍵は、䞖界じゅうに公開しおしたっおよい。 だから「公開鍵」ず呌ばれたす。

  「え、鍵を配っちゃうの」ず思いたしたよね。そこ、みんなが぀たずくずころです。 なので、こう考えおみおください。

あなたが、開いたたたの南京錠を、たくさん䜜っお街じゅうに配りたす。 だれでも持っおいっおいい。でも、その南京錠を開ける鍵は、あなただけが持っおいたす。

さお、あなたに秘密の手玙を送りたい人は、どうすればいいでしょう。

その南京錠で、箱に鍵をかけお送ればいい。

思い出しおください。南京錠は、かけるだけなら鍵が芁りたせん。 パチン、ず閉めるだけ。かけるのは、だれでもできる。でも、開けられるのは、あなただけ。

これが公開鍵暗号方匏です。

  • 公開鍵  配っおよい南京錠。だれでも「封をする」こずはできる

  • あなただけが持぀鍵  その南京錠を開けられる、ただ1本の鍵

そしお、ここが矎しいずころ。さっきの「鍵をどうやっお届けるか」問題が、たるごず消えたす。 だっお、配っおしたっおいい鍵なんですから。途䞭でコピヌされおも、たったく困りたせん。 その鍵では、開けられないので。

秘密を送りたいずきの向きは、これだけ芚えおください。受け取る人の公開鍵で、封をする。開けられるのは、その人だけ。

6.4 ハむブリッド暗号方匏いいずこ取り

ここたでで、2぀の方匏が出おきたした。敎理するず、こうです。

  • 共通鍵暗号方匏  䞀般に凊理が速いずされる。でも、鍵を枡すのが危ない

  • 公開鍵暗号方匏  鍵を枡す問題が起きない。でも、䞀般に凊理が遅いずされる

  あれ きれいに、長所ず短所が裏返しになっおいたすね。

だったら、こうしたせんか。

  1. 本文は、速い共通鍵暗号方匏で暗号化する

  2. その共通鍵だけを、公開鍵暗号方匏で暗号化する

  3. 䞡方をたずめお送る

これがハむブリッド暗号方匏です。2぀のいいずこ取りですね。

たずえるなら、倧きな荷物は金庫に入れお、共通鍵で閉める。そしお、その金庫の鍵だけを、南京錠぀きの小箱に入れお送る。 重いものは速い方匏で、小さくお倧事なものは安党な方匏で。 理にかなっおいたすよね。

なお、凊理の速さに぀いおは、シラバスの原文に「速い遅い」ずは曞かれおいたせん。䞀般にそう説明される、ずいう技術的な事実ずしお抌さえおおいおください。甚語䟋に「ハむブリッド暗号方匏」が䞊んでいるこず自䜓は、シラバスの原文どおりです2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

6.5 ハッシュ関数ミキサヌにかける

暗号技術の甚語䟋には、少し性栌のちがう語も入っおいたす。

ハッシュ関数ずは、デヌタを、決たった長さの短い倀に倉換するしくみです。
たずえるなら、ミキサヌ。りんごをミキサヌにかければ、ゞュヌスになりたす。でも、ゞュヌスからりんごには、戻せたせんよね。 そしお、同じりんごを入れれば、必ず同じゞュヌスが出おきたす。

  • 元には戻せない  暗号化ずちがっお、埩号するこずを目的にしおいない

  • 同じものを入れれば、必ず同じものが出る  だから、同じかどうかの確認に䜿える

「戻せないなら、䜕の圹に立぀の」ず思いたすよね。でも、この「戻せない」がありがたいんです。同じデヌタかどうかを、䞭身を芋ずに確かめられるのですから。

6.6 ディスク暗号化ずファむル暗号化䜿いどころ

最埌に、暗号の䜿いどころの話です。

  • ディスク暗号化  保存されおいる䞭身を、䞞ごず暗号化する

  • ファむル暗号化  ファむルを1぀ず぀暗号化する

ディスク暗号化は、たずえるなら郚屋ごず金庫にしおしたうむメヌゞ。ノヌトパ゜コンを玛倱しおも、䞭身が読たれたせん。 前回の玛倱人的脅嚁の甚語䟋ぞの、盎接の答えですね。

ファむル暗号化は、倧事な曞類だけを、金庫に入れるむメヌゞです。

なお、掻甚䟋にはWPA2ダブリュヌピヌ゚ヌツヌ。Wi-Fiの暗号化のきたりの䞀぀などによる無線LANの暗号化が挙がっおいたす2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。Wi-Fiにパスワヌドがかかっおいるのも、立掟な暗号技術ずいうわけですね。

7. 認蚌技術デゞタル眲名この蚘事の山堎その2

暗号の次は、認蚌です。たず、この2぀の圹割のちがいを、1文で抌さえおおきたしょう。

  • 暗号  䞭身を、芋られないようにする話

  • 認蚌  盞手が本物かを、確かめる話

目的が、別ものなんですね。 混ざりやすいので、ここで分けおおきたすよ。

7.1 シラバスが聞いおいるのは「䜕が蚌明できるか」

ここ、いちばん安心できる事実からいきたす。

シラバスは認蚌技術に぀いお、「認蚌の必芁性、脅嚁を防止するためにどのような認蚌技術が甚いられるかの抂芁」「それぞれの認蚌技術によっお䜕が蚌明できるかの抂芁」を理解する、ずしおいたす小分類63(3)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

原文にある蚀葉は「抂芁」。しかも2回です。そしお、聞かれおいるのは「䜕が蚌明できるか」。

しくみの数孊ではありたせん。 「この技術で、䜕が蚌明できるの」に答えられれば、それでいいんです。

7.2 デゞタル眲名封蝋ふうろう

デゞタル眲名ずは、そのデヌタが「確かにその人が䜜ったもの」で、「途䞭で倉わっおいない」こずを確かめられるしくみです。

たずえるなら、封蝋ふうろう。手玙の封じ目に、自分だけの印を抌した蝋を垂らす、あれです。

  • 開けられたら、印が壊れる。 だから、途䞭でだれかに開けられたら分かる

  • その印を芋れば、だれからの手玙か分かる

1぀の封蝋で、2぀のこずが分かる。 これが、デゞタル眲名で蚌明できるこずそのものです。

぀たり、こう答えれば正解です。

  • ①だれが䜜ったか

  • ②途䞭で倉わっおいないか

シラバスの甚語䟋は「デゞタル眲名眲名鍵怜蚌鍵」ず、括匧の䞭に2぀の鍵の名前が曞かれおいたす。ここも、名前がそのたた圹割です。

  • 眲名鍵  眲名するための鍵

  • 怜蚌鍵  確かめるための鍵

「どっちの鍵をどう䜿うんだろう」ず気になった方ぞ。そこは、いったん眮いお倧䞈倫です。 シラバスが求めおいるのは「䜕が蚌明できるかの抂芁」たで2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。IPAがあえお「眲名鍵」「怜蚌鍵」ずいう圹割の名前を甚意しおくれおいるのは、ありがたい話なんですね。名前のずおりに読めばいいようになっおいたす。

そしお、衚蚘の話をもう1぀。シラバスVer.6.5の衚蚘は「デゞタル眲名」です。「ディゞタル眲名」ではありたせん2026幎7月時点。本によっおは「ディゞタル眲名」ず曞かれおいるものもありたすが、指しおいるものは同じですよ。安心しおください。

7.3 タむムスタンプずリスクベヌス認蚌

認蚌技術の甚語䟋は、あず2぀です。

タむムスタンプ時刻認蚌ずは、「その時刻に、確かにそのデヌタが存圚しおいた」こずを蚌明するしくみです。蚳語の「時刻認蚌」が、そのたた説明になっおいたすね。デゞタル眲名が「だれが」なら、タむムスタンプは「い぀」。 蚌明できるこずがちがう、ずいうわけです。リスクベヌス認蚌ずは、い぀もず違う状況のずきだけ、远加の確認を求めるしくみです。

  い぀もず違う堎所や端末からログむンしようずしお、远加の確認を求められた経隓、ありたせんか。 あれです。い぀もどおりなら、すんなり通す。あやしいずきだけ、厳しくする。 名前のずおり、リスクに応じお倉えるんですね。

8. 利甚者認蚌ず生䜓認蚌あなたが本人だず、どう瀺すか

ここからは、わたしたち自身が「本人です」ず瀺す話です。

8.1 前回の宿題その2パスワヌドの䜿い回し

前回、パスワヌドリスト攻撃は䜿い回しがすべおずお䌝えしお、「くわしい話は次回に」ず送りたしたよね。その答えが、ここです。

シラバスの甚語䟋は「ログむン利甚者IDずパスワヌド」から始たりたす小分類63(4)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。「あなたはだれ」IDず「本人だず瀺せる」パスワヌドの組み合わせですね。

でも、パスワヌドには匱点がありたす。挏れたら終わり。そしお、䜿い回しおいたら、よそたで開けられる。

そこで、こういう道具が甚意されおいたす。

  • ワンタむムパスワヌド  1回きりで䜿い捚おのパスワヌド。䜿い捚おの入堎チケットのようなもので、1回もぎったら、もう䜿えたせん。 だから、盗たれおも次には䜿えない

  • 倚芁玠認蚌  皮類の違う確認を、2぀以䞊組み合わせるこず

  • パスワヌドレス認蚌  そもそもパスワヌドを䜿わない方匏

  • SMS認蚌  携垯電話のショヌトメッセヌゞに届くコヌドで確認する

  • ICカヌド  カヌドを「持っおいるこず」で確認する

  • EMV 3-Dセキュア3Dセキュア2.0  クレゞットカヌドのネット決枈で、本人か確認するしくみ

  • シングルサむンオン  1回のログむンで、耇数のサヌビスを䜿えるようにするしくみ。テヌマパヌクのフリヌパスのようなもので、入口で1回芋せれば、䞭では䞊ばずに入れたす

  • アクセス管理  だれに䜕を蚱すかを、蚭定しお運甚するこず

倚芁玠認蚌は、たずえるなら銀行のATMです。カヌド持っおいるものず暗蚌番号芚えおいるもの。片方だけでは、お金は䞋ろせたせんよね。

これなら、パスワヌドが1぀挏れおも、それだけでは入られたせん。 䜿い回し問題ぞの、いちばん匷い答えがこれです。

ここで、衚蚘の泚意を2぀。シラバスVer.6.5の甚語䟋は「倚芁玠認蚌」で、「二芁玠認蚌」は入っおいたせん2026幎7月時点。たた、甚語䟋は「シングルサむンオン」ずいうカタカナ衚蚘で、略称は曞かれおいたせん。䞀般には略称でも呌ばれたすが、芚えるならカタカナのほうを。

※ なお、「芚えおいるもの・持っおいるもの・あなた自身」ずいう3぀の分け方は、䞀般的な敎理です。シラバスに、この分類が曞かれおいるわけではありたせん。

8.2 生䜓認蚌バむオメトリクス認蚌忘れない、なくさない

生䜓認蚌ずは、䜓の特城で本人を確かめる方匏です。シラバスの項目名は「生䜓認蚌バむオメトリクス認蚌」ず、括匧぀きになっおいたす小分類63(5)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

スマホの顔認蚌、もう䜿っおいたすよね。あれが生䜓認蚌です。

匷みは、はっきりしおいたす。鍵は忘れるし、なくしたす。パスワヌドも忘れたす。でも、顔は忘れたせん。 なくさない・忘れない・貞せない。 これが生䜓認蚌の性栌です。

シラバスの甚語䟋のうち、認蚌方匏ずしお䞊んでいるのは、次の5぀です2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

  • 静脈パタヌン認蚌  手のひらや指の、血管の暡様で確認

  • 虹圩認蚌こうさい  目の「黒目のたわりの暡様」で確認

  • 声王認蚌  声の特城で確認

  • 顔認蚌  顔の特城で確認

  • 網膜認蚌  目の奥県底の血管の暡様で確認

虹圩認蚌ず網膜認蚌は、どちらも目ですが別ものです。虹圩は衚偎の暡様、網膜は奥の血管。 ここ、混同しやすいので䞊べおおきたすね。

8.3 本人拒吊率ず他人受入率名前がそのたた意味

生䜓認蚌の甚語䟋には、2぀の「率」も入っおいたす。

  • 本人拒吊率FRR  本人なのに、はじかれおしたう割合

  • 他人受入率FAR  他人なのに、通しおしたう割合

  もう、読んだずおりですよね。 本人を拒吊する率他人を受け入れる率。挢字を玠盎に読むだけです。芚え方は、これで終わりです。

そしお、この2぀には関係がありたす。チェックを厳しくするず、他人は入れなくなりたす他人受入率が䞋がる。でも、本物のお客さんたではじいおしたう本人拒吊率が䞊がる。 ゆるくするず、その逆。この2぀は、片方を枛らそうずするず、もう片方が増える関係にあるわけですね。

なお、この関係はシラバスの原文に曞かれおいるものではなく、技術的な事実ずしおの説明です。たた、この率を蚈算させる蚘述も、シラバスにはありたせん2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。2぀の意味のちがいだけ、正確に。 それで足りたす。

9. 公開鍵基盀PKI圹所ず印鑑蚌明

さお、最埌の柱です。ここで、6.3に残っおいた玠朎な疑問を回収したす。

9.1 「その公開鍵、本圓にその人のもの」

公開鍵は、だれでも持っおいっおいい鍵でしたよね。街じゅうに南京錠を配る、あの話です。

  ここで、ふず思いたせんか。

その南京錠、本圓にその人が配ったもの

もし、あなたのふりをした人が、にせの南京錠を配っおいたら 秘密の手玙は、その人に届いおしたいたす。  そう、前回の「なりすたし」です。

この問題を解決するしくみが、公開鍵基盀PKIです。

9.2 実印だけでは足りない。だから印鑑蚌明がある

たずえで考えたしょう。

倧事な曞類に、実印を抌したす。   でも、それだけでは「本物の実印か」は分かりたせんよね。だから、圹所が発行した印鑑蚌明を添えるわけです。「この印鑑は、確かにこの人のものです」ずいう、第䞉者からの保蚌。

このたずえが、そのたた正匏な甚語に眮きかわりたす。

  • 公開鍵基盀PKI。ピヌケヌアむ。Public Key Infrastructure  「この公開鍵は、確かにこの人のものです」ず保蚌する、しくみ党䜓

  • CAシヌ゚ヌ。Certification Authority認蚌局  その保蚌をする第䞉者圹所にあたる

  • デゞタル蚌明曞  認蚌局が発行する、「この公開鍵はこの人のもの」ずいう蚌明曞印鑑蚌明にあたる

7.2の封蝋の話ず、぀ながりたしたね。 自分だけの印デゞタル眲名ず、それを保蚌する第䞉者認蚌局。 シラバスは別の項目に分けおいたすが、読者の頭の䞭では、1枚の絵で倧䞈倫です。

衚蚘の泚意を1぀。シラバスVer.6.5の語は「デゞタル蚌明曞」です。「電子蚌明曞」ではありたせん2026幎7月時点。

9.3 蚌明曞の皮類ず、「その圹所は信じおいいの」問題

残りの甚語䟋も、名前ず䞀蚀でいきたしょう小分類63(6)。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。

  • サヌバ蚌明曞  サヌバのための蚌明曞

  • クラむアント蚌明曞  利甚者のための蚌明曞

  • ルヌト蚌明曞  いちばんおおもずの認蚌局の蚌明曞

  • トラストアンカヌ信頌の基点  「ここは信じる」ず決めた出発点

  • CRLシヌアヌル゚ル。Certificate Revocation List蚌明曞倱効リスト  もう無効になった蚌明曞の䞀芧

ルヌト蚌明曞の「ルヌト」、どこかで芋たしたよね。ファむル管理の回のルヌトディレクトリです。朚の根っこにあたる、䞀番おおもず、ずいう話でした。ここでも「ルヌト根っこ、おおもず」。 同じ発想ですね。

ここで、鋭い人はこう思いたす。「じゃあ、その圹所は信じおいいの」

  いい質問です。その圹所を保蚌する、もっず䞊の圹所がありたす。 そしお、いちばん䞊たで行くず、「ここはもう信じるこずにしよう」ずいう出発点にたどり぀きたす。

それがトラストアンカヌ信頌の基点です。   蚳語が、そのたた説明になっおいたすね。 信頌の、いかりアンカヌを䞋ろす堎所、ずいうわけです。

CRL蚌明曞倱効リストは、たずえるなら無効になったカヌドの番号リスト。期限内でも、無効になったものがあるから、こういうリストが芁るんですね。

10. アプリずIoTのセキュリティ蚭蚈図の段階から考える

最埌の項目です。シラバスの【目暙】には、わざわざこう曞かれおいたす。「IoTシステムにおいお情報セキュリティを確保するために必芁な取組を理解する」小分類63。2026幎7月時点・シラバスVer.6.5。名指しされおいるんですね。甚語䟋は4぀です。

  • セキュリティバむデザむン  蚭蚈の最初から、セキュリティを組み蟌む考え方

  • プラむバシヌバむデザむン  同じ考え方を、個人情報の保護に぀いお行うもの

  • クロスサむトスクリプティング察策  前回のクロスサむトスクリプティングぞの察策

  • SQLむンゞェクション察策  前回のSQLむンゞェクションぞの察策

セキュリティバむデザむンは、この䞀蚀で぀かめたす。

家を建おおから鍵を付けるのではなく、蚭蚈図の段階から鍵のこずを考えおおく。

  あずから付け足した鍵は、どうしおも䞍栌奜になりたすよね。最初から考えおおけば、きれいに収たる。 それだけの話です。プラむバシヌバむデザむンは、その個人情報版、ずいうわけですね。

そしお最埌の2぀。名前のずおり、前回の攻撃に、そのたたの名前の察策がありたす。 攻撃の名前を芚えおいれば、察策の名前は芚えなくおいい。   こういうサヌビス、シラバスはたたにしおくれるんです。

11. 次回ぞの橋枡し3回目は、組織のルヌルの回

お぀かれさたでした 道具は、これで䞀通りそろいたしたね。

前回は敵の顔ぶれ、今回はこちら偎の道具。  では、3回目は䜕をするのでしょう。

道具は、持っおいるだけでは働きたせん。 だれが、い぀、どう䜿うのか。それを決めるのが、組織のルヌルです。

  • 前回1回目  敵を知る脅嚁ず攻撃手法

  • 今回2回目  道具を手にする察策・暗号・認蚌・公開鍵基盀

  • 次回3回目  ルヌルを぀くる組織ずしお、どう管理するか

じ぀は今回、「情報セキュリティポリシヌ」ずいう蚀葉が、掻甚䟋にちらっず出おきおいたした3.1の話ですね。その䞭身は、次回たるごず扱いたす。 前回からお玄束しおいた「ルヌルの回」が、いよいよ次回ですよ。

12. たずめ3行でふりかえり

  1. 情報セキュリティ察策は、人的教育・蚓緎・アクセス暩・技術的ファむアりォヌル、SSL/TLS、VPNなどの道具・物理的斜錠管理、入退宀管理、クリアデスクなどの3぀に分けお敎理できたす。

  2. 共通鍵暗号方匏は封をする鍵ず開ける鍵が同じで、鍵を枡すのが匱点。公開鍵暗号方匏は封をする鍵を配っおよく、開けられるのは本人だけ。この2぀を組み合わせたのがハむブリッド暗号方匏です。

  3. デゞタル眲名で蚌明できるのは「だれが䜜ったか」ず「途䞭で倉わっおいないか」の2぀。その公開鍵が本人のものだず保蚌するのが、認蚌局CAずデゞタル蚌明曞からなる公開鍵基盀PKIです。

いかがでしたか 「鍵を配っおしたっおよい」ずいう、あの違和感。南京錠の絵を思い出せば、もう倧䞈倫ですよね。

前回は「知らない名前はこわい」ずいう話をしたした。今回は、その先です。名前を知っただけの敵に、道具たで甚意できた。   ずいぶん、心匷くなったのではないでしょうか。

13. よくある質問FAQ

Q1. 共通鍵暗号ず公開鍵暗号の違いは䜕ですか

A. 鍵の数ず、鍵の配り方が違いたす。共通鍵暗号方匏は、封をするずきず開けるずきで同じ鍵を䜿うので、盞手に鍵を枡す必芁があり、その途䞭が匱点になりたす。公開鍵暗号方匏は、封をする鍵公開鍵ず開ける鍵がペアになっおいお、封をする偎の鍵は公開しおよいので、鍵を枡す問題が起きたせん。なお、シラバスVer.6.5の甚語䟋の衚蚘は「共通鍵暗号方匏」「公開鍵暗号方匏」ず、どちらも「方匏」が付きたす小分類63(2)。2026幎7月時点。

Q2. デゞタル眲名ずは䜕ですか

A. そのデヌタを「だれが䜜ったか」ず「途䞭で倉わっおいないか」を確かめられるしくみです。たずえるなら封蝋ふうろうで、開けられたら印が壊れ、印を芋ればだれのものか分かる、ずいう2぀がたずめお分かりたす。シラバスVer.6.5は、認蚌技術に぀いお「それぞれの認蚌技術によっお䜕が蚌明できるかの抂芁」を理解察象ずしおいたす小分類63(3)。2026幎7月時点。甚語䟋の衚蚘は「デゞタル眲名眲名鍵怜蚌鍵」です。

Q3. ディゞタル眲名ずデゞタル眲名、どちらが正しいですか

A. シラバスVer.6.5の甚語䟋の衚蚘は「デゞタル眲名」です2026幎7月時点。同じく「デゞタル蚌明曞」「デゞタルフォレンゞックス」も、3語ずも「デゞタル」衚蚘です。参考曞によっおは「ディゞタル眲名」ず曞かれおいるものもありたすが、指しおいるものは同じなので心配は芁りたせん。本番の画面で戞惑わないよう、シラバスの衚蚘のほうで芚えおおくず安心ですよ。

Q4. 倚芁玠認蚌ずは䜕ですか

A. 皮類の違う確認を、2぀以䞊組み合わせる方匏です。たずえるなら銀行のATMで、カヌド持っおいるものず暗蚌番号芚えおいるものの䞡方がそろわないずお金は䞋ろせたせん。パスワヌドが1぀挏れおも、それだけでは入られないのが匷みです。シラバスVer.6.5の甚語䟋は「倚芁玠認蚌」で、「二芁玠認蚌」は入っおいたせん小分類63(4)。2026幎7月時点。

Q5. 公開鍵基盀PKIずは䜕ですか

A. 「この公開鍵は、確かにこの人のものです」ず第䞉者が保蚌するしくみ党䜓のこずです。保蚌をする第䞉者がCACertification Authority認蚌局で、発行される蚌明曞がデゞタル蚌明曞。たずえるなら、圹所ず印鑑蚌明の関係です。シラバスVer.6.5は「公開鍵基盀の基本的な仕組みず特城」を理解察象ずしおいたす小分類63(6)。2026幎7月時点。

Q6. ITパスポヌトのセキュリティで、暗号の蚈算問題は出たすか

A. シラバスVer.6.5の小分類63(2)の蚘述は「暗号技術の基本的な仕組み、暗号化アルゎリズム、暗号匷床などの特城」たでで、蚈算を求める蚘述はありたせん2026幎7月時点。同じく生䜓認蚌の項目も「生䜓認蚌技術の皮類、特城」たでで、率の蚈算を求める蚘述はありたせん。たずはしくみず特城を蚀葉で蚀えるこずを目暙にするのがおすすめです。


おすすめ教材PR

この単元は、甚語の数がずおも倚い堎所です。ただ、暗号ず認蚌に぀いおは、シラバスも「基本的な仕組み」「䜕が蚌明できるかの抂芁」たでずしおいたす。数匏に螏み蟌たず、たず「䜕のための道具か」を䞀呚させるのがおすすめですよ。
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次に読む

次回は、いよいよ3回目ルヌルの回です。今回そろえた道具を、組織ずしおどう䜿い、どう管理するのか。セキュリティの章も、あず1本ですよ。

【この蚘事の確認問題】

【次の蚘事】

【前の蚘事】

シリヌズの目次ITパスポヌトの出題範囲 党䜓地図

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