見出し画像

ITパスポート|公開鍵暗号・認証の確認問題

この問題は、解説記事「公開鍵暗号とは?暗号と認証をやさしく解説」の腕だめしです。まず2問、解いてみましょう。解説記事はこちら↓


無料サンプル(腕だめし2問)

問1 [基礎]

共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式のちがいの説明として、適切なものはどれか。

ア.共通鍵暗号方式は封をする鍵と開ける鍵が別々であり、公開鍵暗号方式は同じ鍵を使う。
イ.どちらも同じ鍵を使う方式であり、鍵の長さだけがちがう。
ウ.共通鍵暗号方式は鍵を相手に渡す必要がなく、公開鍵暗号方式は鍵を相手に渡す必要がある。
エ.共通鍵暗号方式は封をするときと開けるときで同じ鍵を使うため、その鍵を相手に渡す途中が弱点になる。公開鍵暗号方式は封をする鍵を公開してよいため、鍵を渡す問題が起きない。

正解:エ

解説
ちがいは、鍵の数と、鍵の配り方なんです。共通鍵暗号方式は、あなたと相手がまったく同じ鍵を1本ずつ持つ方式。だから「その鍵、どうやって届けますか?」という問題が残ります。いっぽう公開鍵暗号方式は、開いたままの南京錠を街じゅうに配ってしまうイメージ。かけるのは、だれでもできる。でも、開けられるのは本人だけ。 配ってよい鍵なので、鍵を渡す問題が、まるごと消えるんですね。

  • ア:説明が逆です。別々になっているほうが、公開鍵暗号方式でしたね。

  • イ:同じ鍵を使うのは共通鍵暗号方式のほうだけです。長さのちがいという話でもありません。

  • ウ:これも逆です。渡すのに困るのが共通鍵暗号方式、配ってよいのが公開鍵暗号方式です。

ひっかけポイント:「鍵を公開してしまって、大丈夫なの?」という違和感が、いちばんの山です。南京錠の絵を思い出してください。パチンと閉めるだけなら、鍵は要りません。 公開しているのは「封をする側」だけなんです。なお、シラバスVer.6.5の用語例は「共通鍵暗号方式」「公開鍵暗号方式」と、どちらも「方式」が付く表記ですよ(2026年7月時点)。
対応シラバス:テクノロジ系/大分類9 技術要素(中分類23 セキュリティ)


問2 [基礎]

シラバスは、情報セキュリティ対策を人的セキュリティ対策・技術的セキュリティ対策・物理的セキュリティ対策の3つに分けて示している。それぞれに当てはまるものの組合せとして、適切なものはどれか。

ア.人的:アクセス権/技術的:ファイアウォール/物理的:施錠管理
イ.人的:ファイアウォール/技術的:施錠管理/物理的:アクセス権
ウ.人的:施錠管理/技術的:アクセス権/物理的:ファイアウォール
エ.人的:ファイアウォール/技術的:アクセス権/物理的:情報セキュリティ啓発

正解:ア

解説
前回つくった脅威の3つの棚が、対策でもそのまま使えるんです。に手を打つなら人的、技術の道具なら技術的、モノや場所を守るなら物理的。ファイアウォールは通してよい通信だけを通す門番(技術的)、施錠管理は鍵をかけて管理すること(物理的)ですね。この3つはシラバスの項目名そのままです(小分類63(1)①②③。2026年7月時点・シラバスVer.6.5)。

  • イ:ファイアウォールは技術的、施錠管理は物理的、アクセス権は人的です。3つともずれています。

  • ウ:施錠管理が人的に、ファイアウォールが物理的に置かれています。施錠は、モノや場所の守り方でしたね。

  • エ:情報セキュリティ啓発は、意識を高めることなので人的です。物理的の棚には入りません。

ひっかけポイント:注目してほしいのはアクセス権です。機械の設定に見えるのに、シラバスでは「技術的」ではなく「人的」セキュリティ対策の用語例なんです(2026年7月時点・シラバスVer.6.5)。理由を考えると納得できますよ。だれにどこまでの鍵を渡すかを決めるのは、人だから。決めるのは人、機械が判断するのがアクセス制御(技術的)。 この置き場所、効いてきます。
対応シラバス:テクノロジ系/大分類9 技術要素(中分類23 セキュリティ)


いかがでしたか? もっと解きたい方へ——この続き(本番レベルの問題)は「テクノロジ系 予想問題集」に収録しています。気になった人はこちらからどうぞ↓

次に読む

シリーズの目次:ITパスポートの出題範囲 全体地図

いいなと思ったら応援しよう!