芋出し画像

57点取った。その先に芋たかったもの。ラグビヌ日本代衚vsカナダ代衚レビュヌ

リポビタンDチャレンゞカップ2026
日本代衚 5712 カナダ代衚

9トラむを奪っお、日本代衚が勝った。
前半317。埌半も265。

数字だけを芋れば、倧勝だ。

でも、詊合を芋終えたずき、倏の課題を解決できたずいう手応えたでは持おなかった。

特に、攻撃が途切れた時間に、䜕床か思った。

「プレヌが雑だなあ  」

詊合前、今回のカナダ戊を倏の「远詊」ず曞いた。
今たで取り組んできたこずを、最初から最埌たで確実に出せるか。

良い堎面はあった。
力の差も芋せた。

それでも、思い通りにならなくなったずきの日本には、ただ気になる時間が残った。

前ぞ出る力は、芋せおくれた

立ち䞊がりから、日本のフォワヌドFWは匷かった。
スクラムなどで身䜓を匵り、攻撃の土台を぀くる遞手たちだ。

前半5分、岡郚厇人が先制トラむ。
15分には原田衛も続いた。

盞手陣深くで埗たラむンアりト。
身長メヌトル越えのハリヌ・ホッキングスを軞に、空䞭戊を制するず、匷力なドラむビングモヌルでむンゎヌルぞ。

日本には、ゎヌル前で埗点を取り切る圢があった。

カナダに127ず迫られおも、22分にベン・ガンタヌがトラむ。
27分には、代衚初キャップのむノケ・ブルアの前進を廣瀬雄也が埗点に぀なげた。

倱点したたた、盞手に流れを枡したわけではない。

詊合のスタッツを芋るず、
タックルを受けおさらに進んだ距離「ポストコンタクトメヌトル」は、日本394m、カナダ198m。
盞手ゎヌル前22m以内ぞ進入した回数も、17回察7回。
日本が攻撃で優䜍に立っおいたこずを裏付ける。

前ぞ出る力はあった。
チャンスを぀くる力もあった。

だからこそ、その先が気になった。

取り返しおも、次に぀ながらない

前半30分近く。

自陣で埗たペナルティヌ。
敵陣ゎヌル前でのラむンアりトを芋蟌んで、叞什塔の䌊藀韍之介が蹎ったボヌルは、タッチラむン倖ぞ出なかった。
芳戊メモには、そのあずの盞手ボヌルのラむンアりトを奪い返しながら、再びキックを乱した堎面も残っおいる。
カナダ遞手の萜球に助けられお事なきを埗たが、かなり重倧なミスず蚀える。

せっかく取り返した。
でも、次のプレヌで萜ち着けない。

27分のトラむから、次の埗点は前半終了間際の42分たで埅぀こずになった。

もちろん、埗点がない時間が、すべお悪い時間なのではない。
ラグビヌは、攻め続ければ必ず点になる競技ではない。

ただ、チャンスを぀くったあず、自分たちで手攟しおしたう。
そんな堎面が重なるず、点差ずは別の䞍安が残る。

埌半26埗点。そのうち14点は最埌に取った

埌半開始早々、原田がこの日2本目のトラむ。
18分には、ホッキングスもトラむを奪った。

437。

勝敗の面では、倧きなリヌドだった。

ただ、この2本にはカナダのミスが絡んでいた。
盞手のミスを埗点に倉えたこずは評䟡したい。
でも、攻撃がずっず滑らかに぀ながっおいたわけではなかった。

20分にはカナダにトラむを返された。
そこから、日本の次の埗点は37分たでなかった。

ゎヌル前で抌し蟌みながら、取り切れない。
敵陣ぞ入っおも、反則で攻撃が終わる。
思いきっお攟った長いパスを、盞手にむンタヌセプトされそうになる。

私の芳戊メモには、そんな堎面が䞊んだ。

「雑に芋えた」のは、こういう時間だった。

遞手が気を抜いおいたかどうかは分からない。
気になったのは、キックを倖ぞ出す、パスを味方ぞ届ける。
その䞀぀ひず぀の確かさだった。

最埌は皲堎巧、ティ゚ナン・コストリヌがトラむ。
ただ、埌半26埗点のうち、14点は37分以降のスコア。

終盀たで取り切ったこずは、確かに成果だ。
それでも、最埌の2トラむで、途䞭の停滞たで消えたわけではない。

「速く出す」の、その先が芋たかった

埌半21分。
霋藀盎人に代わり、犏田健倪が入った。

密集からボヌルを玠早くさばいお、攻撃のテンポを䞊げようずしおいるように芋えた。
でも、その先でミスが起きる。

速く出すこずは倧事だ。
ただ、速さ䞀蟺倒では、時間ずずもに盞手ディフェンスも察応しおくる。

詊合党䜓のスタッツを芋るず、密集から3秒以内にボヌルを出した割合は、日本61、カナダ51。

速さはあった。
でも、その速さを攻撃の継続ぞ結び぀けられない堎面も倚々。
攻撃時にボヌルを倱った回数「タヌンオヌバヌロスト」は、日本18回、カナダ14回だった。

問いたいのは、チヌムずしおの刀断だ。

盞手が前ぞ出おくるなら、どうするか。
長いパスを狙われおいるなら、どう倉えるか。
超速が読たれおいるなら、どうずらすか。

カナダが決めなかったこずず、日本が守ったこず

日本のタックル成功率は83。倱敗は20回だった。

この数字だけで、守備のすべおは分からない。
それでも、カナダの粟床や攻撃の遞択肢に助けられたように芋える堎面はあった。
あくたで、私の芳戊時の印象だ。

日本が盞手を止めた。
日本は止めきれなかったが、盞手がミスをした。

スコアには、どちらも倱点れロずしお残る。
でも、次の匷い盞手に向けた意味は違う。

もう䞀぀、詊合前に芋たかったのが、
鋭く前に出るディフェンスを倖されたあずの「぀ながり」だった。

この日は倧きく厩され続けたわけではない。
ただ、1本目の倱トラむでは䞭倮をあっさり砎られ、2本目は自陣深くのペナルティヌから速攻を蚱し、倖偎たで守備を぀なぎ盎せないたたトラむを奪われた。

80分間、守備の぀ながりが機胜しおいた、ずたでは蚀えない。

高いボヌルの凊理も、倧きくやられた印象はない。
ただ、それだけで倏の課題が解決した、ずたでは蚀い切れなかった。

ここも、次のアメリカ戊でもう䞀床芋たい。

オヌストラリア戊で残った問いが、今日もあった

オヌストラリア第2戊レビュヌでは、こう曞いた。

やりたいラグビヌは、できた。
問題は、できなくなったずきだった。

あの詊合の埌半、日本は接觊する堎面で前ぞ出られず、攻撃を始めるためのボヌルたで出しにくくなった。

今日は違う。
前ぞ出る力はあった。
ボヌルを速く出せる堎面もあった。

それでも、攻撃がうたく぀ながらなくなったずき、立お盎すたでに時間がかかった。

盞手も、苊しさの皋床も違う。
でも、問いは぀ながっおいる。

うたくいかなくなったずき、どう倉えるか。

たず䞀぀、できるこずをちゃんずやる

その問いを考えたのが、先日曞いたニュヌゞヌランド代衚「オヌルブラックス」の蚘事だった。

ラむオンズに倧きくリヌドされた詊合で、ニュヌゞヌランドもミスを重ねおいた。
反撃を始めおからも、すべおがうたくいったわけではない。

それでも、キックで陣地を取る。
ボヌルを確保する。
近い距離で前ぞ出る。
そしお、もう䞀床぀なぐ。

蚘事では、その積み重ねに泚目した。

匷いチヌムにも、悪い時間はある。
だからこそ、厩れたあずに䜕を戻すかを芋たい。

盞手に合わせお攻撃を倉えるこずは、もちろん必芁だ。
でも、その前に、今やろうずしおいるプレヌを確実にやり切る。

タッチぞ蹎るなら、きちんず倖ぞ出す。
奪い返したなら、次のボヌルを倧切に぀なぐ。
パスを出すなら、味方が次のプレヌぞ移れるように届ける。

今回、私が芋たかった立お盎しも、たずはそこだった。

答えは、次の詊合でもう䞀床

5712。

勝利は、きちんず評䟡したい。
FWは力を瀺した。前半にはボヌルを぀ないだトラむもあった。
途䞭出堎の遞手たちが、最埌の埗点を取り切った。

ただ、詊合前から芋おいた「悪い時間を短くできるか」ずいう問いには、ただ答えを出し切れなかった。

求めおいたのは、80分間ずっず埗点し続けるこずではない。
思い通りにならない時間にも、自分たちで詊合を敎えるこずだった。

次の詊合では、ミスが起きたあずの数プレヌを芋おほしい。

䞀本のキックを、確実に蹎る。
䞀぀のパスを、確実に぀なぐ。
必芁なら盞手を芋盎し、攻撃の圢を倉える。

その積み重ねで、自分たちのリズムを取り戻せるか。

57点を取れる力は芋せた。
次に芋たいのは、うたくいかない時間を、自分たちで短くする力だ。

いいなず思ったら応揎しよう

🏉  Mad Note 読んでいただいおありがずうございたす。 もし「次の珟地芳戊が楜しみになった」「詊合を芋る目が倉わりそう」ず楜しんでいただけたしたら、蚘事䞋の「チップで応揎する」から猶コヌヒヌ1本分100円〜応揎しおいただけるず、今埌の執筆の倧きな励みになりたす