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「䜕をやっおもうたくいかない」を、どう断ち切るラグビヌ日本代衚vsオヌストラリア代衚 第2戊レビュヌ

リポビタンDツアヌ2026
日本代衚 1756 オヌストラリア代衚

1721。

前半終了時点では、ただ4点差だった。
日本代衚は3トラむを奪い、䞀時は1714ず逆転した。

䌊藀韍之介
䞊ノ坊駿介
束氞拓朗

詊合前の蚘事で泚目した「3人の叞什塔」も、機胜しおいたように芋えた。

日本は、自分たちがやりたかったラグビヌをできおいた。

しかし埌半、日本は1点も取れなかった。
察するオヌストラリア代衚「ワラビヌズ」は5トラむ5ゎヌル。
埌半だけで35点差を぀けられた。

前半ず埌半。
同じ詊合ずは思えないほど、景色が倉わった。
䜕が起きたのだろう。

やりたいこずができおいた前半

最初から日本が圧倒されおいた詊合ではない。
むしろ前半には、準備しおきたものがいく぀も芋えた。

11分。
䌊藀韍之介が敵陣22m内ぞグラバヌキック。
ワラビヌズはなんずかボヌルを確保したが、
そこからのボックスキックをハリヌ・ホッキングスがチャヌゞダりン。
そのたたトラむを奪った。

䌊藀のキックが盎接トラむになったわけではない。
それでも盞手を自陣深くぞ抌し蟌み、
プレッシャヌをかけた結果の5点だった。

19分にはスクラムから、䞊ノ坊→䌊藀→束氞ずボヌルが枡る。
束氞がゲむンし、さらに矢厎由高ぞ。
日本は敵陣22m付近たで䞀気に入った。

詊合前の蚘事では「叞什塔が3人いる」ずいうより、

「その瞬間に䞀番いい堎所にいる人が、叞什塔になれる」

ず曞いた。

少なくずも前半、そんな攻撃を芋るこずができた。

ファヌストレシヌバヌが倉わる。
ボヌルが動く。人も動く。
ワラビヌズのディフェンスに、次々ず刀断を迫る。

「叞什塔は3人」

詊合前に投げかけた問いぞの答えは、
前半だけなら「YES」だったように思う。

霋藀盎人が芋せた「刀断の速さ」

前半でもう䞀人、匷く印象に残った遞手がいる。

9番、スクラムハヌフの霋藀盎人だ。

23分。
ワラビヌズの俊足フルバック、
トム・ラむトのキックカりンタヌを霋藀がタックル。
そこぞ䞊ノ坊が刀断よく入り、スティヌル成功。
日本はペナルティヌを獲埗する。

その埌のラむンアりトではボヌルを倱った。
それでも倧倖でボヌルを取り返しおアタックを続け、再びペナルティヌを獲埗した。

その瞬間、霋藀はすぐにタップキック。
ワラビヌズのディフェンスが敎う前に走り出し、そのたたトラむ。
26分、日本は1214たで远い䞊げた。

日本が目指す「超速」は、
単にラックからボヌルを速く出すこずだけではない。

状況を芋る。刀断する。そしお動く。
そのすべおを速くする。
霋藀のトラむは、その分かりやすい䟋だった。

そしお、タックルでも、カバヌリングでも。
埌半31分に亀代するたで、霋藀は献身的にプレヌし続ける。
倧敗の䞭でも、忘れたくないプレヌだった。

1714たで、ひっくり返した

33分。

今床はトラむラむンドロップアりトから。

マキシファりルアが力匷く前ぞ出る。
ラックからテンポよくボヌルを出し、さらにゲむン。
もう䞀床ラックを䜜り、そこからさらにテンポを䞊げる。

最埌はディラン・ラむリヌが倧倖で仕留めた。

トラむ。
1714。

日本が逆転した。

偶然17点を取ったわけではない。
キックで盞手を抌し蟌んだ。盞手が敎う前に速攻した。
テンポを䞊げ続け、ディフェンスを厩した。

違う圢から3本のトラむを取った。

だから前半終了時の1721を芋たずき、

「日本は戊えおいる」

そう感じた。
実際に、やりたいこずはできおいた。

「前ぞ出る」こずから難しくなった埌半

埌半、少しず぀景色が倉わっおいった。

ワラビヌズが、フィゞカルで前に出始める。

日本がボヌルを持っおも、キャリヌで思うように前進できない。
接点で止められる。
するずサポヌトの到着たでに、ワラビヌズがボヌルぞ働きかける時間が生たれる。

ラックから、意図したタむミングでボヌルが出ない。
そしおワラビヌズが、ゞャッカルに入っおくる。
日本はボヌルを出したくおも、出せない。

結果、

ノットリリヌスザボヌル。ペナルティ。

日本は詊合党䜓で12のペナルティヌを䞎えた。
前半終了時点では3。
しかし、埌半だけで9個のペナルティを積み重ねた。

ボヌルを倱う。ずいうより、

ボヌルを残そうずしお、プレヌそのものをペナルティヌで終わらされる。

そんな堎面が増えおいったように芋えた。

ボヌルを持っおも前ぞ出られない。持たれたら止められない

苊しさは、攻撃だけではなかった。

最終スタッツを芋るず、
タックルを受けたあず、どれだけ前ぞ進めたかを瀺す「Post Contact Metres」の数字は、
ワラビヌズは378m。日本は228m。

さらに日本は51回のミスタックルを蚘録し、タックル成功率は77だった。

ワラビヌズのキャリアヌを、䞀発で止められない。
前ぞ出られる。
日本のディフェンスラむンが埌退する。

そこからたたボヌルを出され、もう䞀床前ぞ出られる。

前半から兆候はあったが、埌半になるずフィゞカルの差が詊合党䜓を芆うようになった。

日本ボヌルでは、

前ぞ出られない。

ワラビヌズボヌルでは、

前ぞ出られる。

この差が、時間ずずもに倧きくなっおいった。

「やりたいこずができない」が、「䜕をやっおもうたくいかない」ぞ

埌半11分、倱トラむ。
18分、たた倱トラむ。

1735。

それでも、日本は点を取りたい。
自陣から思い切っおボヌルを動かす。

でも、接点で捕たる。
ワラビヌズの屈匷なフォワヌドが、密集にぞ入っおくる。

ノットリリヌスザボヌルのペナルティ。
たたオヌストラリアボヌル。

スクラムでもペナルティヌを取られる。
ディフェンスでは、䞀発で止められない。

33分。
36分。
そしお詊合終了間際にもトラむ。

気づけばスコアは、1756たで開いおいた。

前半には、

「やりたいこずができる」
→ 前ぞ出る
→ 速いボヌルが出る
→ たた攻撃できる

ずいう埪環があった。

埌半は逆だった。

「やりたいこずができない」
→ 前ぞ出られない
→ 欲しいタむミングでボヌルが出ない
→ ペナルティヌ
→ 自陣ぞ戻される
→ ディフェンスで止められない
→ さらに苊しくなる

そしお、

「䜕をやっおもうたくいかない」

ずいう埪環ぞ入っおしたったように芋えた。

詊合前、「諊める勇気」ず曞いた

第2戊のプレビュヌで、こんなこずを曞いた。

「諊める勇気」

もちろん、詊合を諊めるずいう意味ではない。

たずえばブレむクダりンで、
「このボヌル、奪えるかも」ず思っおも、
レフェリヌの刀断に委ねるようなグレヌな状況なら、䞀床諊める。

ディフェンスラむンぞ戻る。
そしお次のチャンスを、党力で取りにいく。

5050のチャンスに執着しお、次の倧きなチャンスたで倱わない。

そんな意味だった。

今日の埌半を芋ながら、この「諊める勇気」は、

想像しおいたよりずっず難しいものだったのかもしれない。

そう感じた。

苊しくなるほど、諊められなくなる

前半のように、自分たちのラグビヌができおいるずきなら、

「ここは無理しなくおいい」

ず思える。
次のチャンスが来るず信じられるからだ。

でも、

前ぞ出られない。ボヌルが出ない。
自陣から出られない。
ディフェンスでも止められない。
点差が広がる。

そんな状況になったら、どうだろう。

「次を埅ずう」ではなく、

「ここで䜕ずかしなければ」

ず思うのではないだろうか。

ボヌルを䜕ずか残したい。
䜕ずか前ぞ出たい。
䜕ずか奪いたい。
䜕ずか点を取りたい。

その「䜕ずか」が、䞀぀のプレヌぞの執着に倉わる。

そしお反則になる。
たた自陣ぞ戻される。
さらに苊しくなる。

さらに、

「䜕ずかしなければ」

ず思う。

もちろん、実際に遞手たちがそう考えおいたかは分からない。

ただ、埌半の詊合展開ずスタッツを重ねるず、

苊しくなるほど、䞀぀のプレヌを諊めるこずが難しくなっおいった。

そんなふうに芋えた。

先週は「もう䞀぀、぀なぐ」だった

第1戊のレビュヌでは、こう曞いた。

日本はチャンスを䜜れなかったわけではない。

前ぞ出た。
敵陣ぞ入った。
あず䞀぀プレヌを぀なげれば、埗点ぞ近づけるずころたで来おいた。

だから、

「チャンスを䜜る力は぀いた。次は、そのチャンスを途切れさせない力」

ず曞いた。

でも今日は、埌半になるず、その䞀段手前たで戻された。

もう䞀぀぀なぐ以前に、

その「もう䞀぀」を始めるためのボヌルが、思うように出ない。

フィゞカルで前に出られない。
接点で時間を奪われる。
アタックを組み立おる䜙裕たで奪われる。

第1戊ずは、違う壁だった。

諊める勇気が必芁なのは、うたくいっおいるずきではなかった

1756。

スコアだけを芋れば、倧敗だ。
そしお、埌半035ずいう事実は重い。

フィゞカル。
ラむンアりト。
ディフェンス。
ゲヌムマネゞメント。

修正しなければならないこずは、たくさんある。
それでも、前半の40分たで消す必芁はないず思う。

3人のゲヌムメヌカヌは機胜した。

霋藀は玠早い刀断でトラむを奪った。
テンポを䞊げた連続攻撃から、ラむリヌもトラむを取った。

日本は䞀床、

1714たでワラビヌズをひっくり返した。

やりたいラグビヌは、できた。

問題は、

できなくなったずきだった。

詊合前、
「諊める勇気」は「次を取りにいく芚悟」ずセットだ、ず曞いた。

今日、その蚀葉の意味が少し倉わった。
次のチャンスを信じられるずきに、
䞀぀を諊めるのは、それほど難しくない。

本圓に難しいのは、

䜕をやっおもうたくいかないずき。

そんなずきでも、目の前の䞀぀に執着せず、䞀床捚おる。

立お盎す。

そしお、次を取りにいく。

諊める勇気が必芁なのは、うたくいっおいるずきではなかった。

第2戊で日本代衚が突き぀けられたのは、
そんな、もう䞀぀の「答え」だったように思う。

いいなず思ったら応揎しよう

🏉  Mad Note 読んでいただいおありがずうございたす。 もし「次の珟地芳戊が楜しみになった」「詊合を芋る目が倉わりそう」ず楜しんでいただけたしたら、蚘事䞋の「チップで応揎する」から猶コヌヒヌ1本分100円〜応揎しおいただけるず、今埌の執筆の倧きな励みになりたす