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【マンガ業界Newsまとめ】マンガ出版社各社決算半数強出揃い、集英社 MANGA-pr 設立 など|5/31-248

マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガIPの業界カンファレンスIMARTの主催やマンガIP市場調査を行うMANGA総研の代表である筆者が、マンガIP関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

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今週は全体にマンガ関連のビジネスニュースが少なく、また先週は決算関連のニュースが多く出ていましたが1週休みがあり触れきれなかったので、決算関連の情報を集めてみます。

マンガ出版社各社決算半数強出揃い

【決算】小学館 88期は減収減益に 「デジタル収入」も減収に

ラノベ漫画のアルファポリス、出版は2桁幅の増収増益 売上の約8割が「漫画」

小学館、アルファポリスの2026年3月期決算が出ておりまして、色々ニュースがでていますね。

マンガに関わる企業の決算情報についてですが、まず大きく市場を寡占する小学館、集英社、講談社、KADOKAWAと大手4社があり、この中でKADOKAWAは上場企業ですので、先週のニュースでも触れてる通り情報が大きく出ています。小集講の大手3社は非上場企業ですが、慣習として文化通信社や新文化通信などの業界媒体が決算情報を発表しています。

また、マンガ出版系だと、上場しているアルファポリス、TOブックス、オーバーラップ、スターツ出版と、4社が開示しています。

電子コミックプラットフォーム(PF)の場合、毎年ある程度情報を出すLINEマンガピッコマ、最近時たま情報を開示するようになったコミックシーモア、上場しているRenta!/パピレスは情報が見れます。逆に先日M&Aがあって上場廃止した、めちゃコミ(旧アムタス)は売上情報が開示されなくなりました。他の主要PFも概ね売上は開示されていません。

また、PF運営に関わるベンダー系企業では、Link-Uand factoryはてな、制作ツール系で、セルシスワコムなども、それぞれ上場していますので決算情報が出ています。

主要マンガ出版の決算状況

最近、コミチ代表の萬田さんが、マンガ出版の決算についての良い資料をだしているので、先週につづき引用させていただきます。

コミチ代表萬田氏のポストより 
コミチ代表萬田氏のポストより2

前提として講談社(11月決算)と集英社(8月決算)と、少し時期がずれてます。

2025年に電子コミック市場の伸び率が3%と減速し、国内漫画市場も約8年ぶりの減少を迎えたところで、その辺りの決算への影響は各社まばらですが、大手の決算を見ると概ね電子の伸びが踊り場を迎え、紙は軒並み低調というところです。

先週のKADOKAWA決算で話題になった、「なろう系偏重」の見直しという論点なのですが、先の資料にある、アルファポリス、TOブックス、オーバーラップの3社は、その「なろう系」を主力作品として近年の上場に至った新興出版で(スターツは上場から25年経っていますが、近年の出版の好調さは同様の要因)それらの売上は、直近四半期決算を見ても好調という今のところの状況です。

この辺りは、細かく見ると、Web小説原作で手堅いヒットを連発するアルファポリスのスタイルから、全社挙げての『本好きの下克上』推しに注力するTOブックスまで、各社様々なスタイルではありますが、とにかく決算の結果を見ると、直近四半期対前年比を見ても、各社増収増益を維持しているようで、一概に「なろうが全部ダメ」という感じでもないかなと。

個人的には、直近5-6年位の「このマンガがすごい!」で、なろう系を中心に選書している私としては、確かに現在なろう系の飽和化は感じつつも、ジャンルとしての定着化により、優勝劣敗というか力の差が出てきている気もします。良い品質の作品も出てるけども、そうでないのもありますねというフェーズと申しますか。

作品のクオリティもそうなんですが、アニメ化などのIP展開をしやすいなろう系については、その後にどういう取組を丁寧にライツで仕掛けるかということも要素としては重要だと思います。TOブックスの「本好き」IP展開や、オーバーラップの各作品の映像企画、アルファポリスのラノベも合せた丁寧な営業など、決算情報から見とれる情報も色々あるかなと思います。


株式会社集英社 MANGA-pr 設立のお知らせ

集英社が、アニメ制作スタジオ「アーチ」のグループ会社であるアーチ・ピーアールを子会社化。社名は「集英社MANGA-pr」とのこと。代表は、集英社から浅田貴典氏と、アーチ側から吉田華倫氏。

出版社がPR会社を傘下におさめるという事例としてはユニークなものですが、この会社の事業内容として「SNS」「PR設計」などがあげられております。これまで、『呪術廻戦』のSNS運用大規模デジタルサイネージPRなどをてがけていたようです。

このマンガPR時のSNS運用と言うのは、現在であれば一般に、担当編集者が編集業務の一環として行うことが多いかと思います。ですがSNS運用は、手間がかかるうえ、担当者の能力によって大きく結果の変わるものでもあります。

この辺りを集英社の中で担う特化型グループ会社としての機能が期待されているところかなと思いました。そうした意味ではユニークな動きですね。


国内News

Bookliveの作家向けサービスを強化とのこと。


マンガワン、新しい動きを開始です。再開と申しますか。


『片田舎のおっさん、剣聖になる』『僕ヤバ』など、好調なヤンチャン編集部の中で、実験的な作品を輩出し続けた原動力のひとつ「どこでもヤングチャンピオン」が、なんとページが2000ページを超えて3000ページにも及びそうになり、ページが増えすぎたので休刊とのこと。一時期、アフタヌーンの実本が1000ページを超えたと話題になりましたが、休刊の話なのになんともやんちゃなニュースで興味深いです。

ちなみに、KindleDirectPublishingの場合ですが、1ファイル当たりのファイル容量は650Mがマックスとのこと。つまり、それを超えちゃったということなんでしょうかw勢いのあるお話です。でも連載媒体どうするのかしら。


サブカルは勿論、マンガやアニメも沢山取り上げてくれました。残念。


5/22にオアシスが公開した夏野CEO解任の株主提案に対して、KADOKAWAの取締役会より、正式に反対が出たようです。


FODのコミック部門、人気作を抑えてBLがトップとのことで、こちらも女性ユーザーが強くなってきたか。


とらのあな関連のニュースが、fantiaを中心に相次ぎました。

まず、ファンティアの事業が255億円に到達とのこと。
一方でガイドラインなどで施行と撤回という流れで、SNSでも話題になっていました。

また、電子書籍サービスのクローリングに対して、サービス停止などがあったようです。これは登録しているクリエイターの情報を表側から抜くというような狙いでしょうかね。こちらはとばっちりですが。


紙の取次大手、ニッパン・トーハンともに赤字決算


CyberAgentのSTUDIO ZOONの村松氏、編集長だったわけですがその編集長が編集部からいなくなったというユニークな記事です。一見、その進め方だとヒット作品が作りにくそうだけど…から、そうではなくて…という試行錯誤のあとを書いてくれています。なるほど。


確かに、デジタル同人中心だとこういう形もあるのかもですね。


突然、経済界という媒体でこちら寄りの記事が出始めました。新企画なのか、新たな編集が入ったのか。


伊藤忠商事はもちろん、三菱商事、三井物産と言った総合商社は、いわゆるモノやサービスの売買を中心としていたのは今は昔、多くの場合、事業部の対象事業に対する「投資」がメインになってきています。

そんな中で、最近はアニメやマンガへの進出が増えているのですが、これが「投資」事業だとすると、回収が成立しなければ撤退しますよねと言う文脈です。ただ、日本における調子のよいビジネス、これから国際的にも規模が増えそうなビジネスとしてエンタメがあげられる昨今、確かにここに商社が手を出さないわけにはいかないですよねと言う意味で、「逃げられない」情勢ではあるかなとは思います。

せっかくの商社機能と資金ですから、大いに機能して欲しいところです。


U-NEXTがアニメ制作会社を買収。配信は勿論、自社編集部を持つ同社の垂直統合的な動きが強化されているように見えますね。時流でもあります。


今年のクランチロール・アニメアワードはヒロアカとのこと。


今週のまとめは出版社の決算が中心ですが、アニメ業界の決算についてです。


こちら、今週話題になりましたねぇ。

2012年から京都で始まった「京まふマンガ出張編集部」を立上げ、運営していた私としては、「大前提として、出張編集部に行きたい編集者はいない」という言葉に、運営側として傷ついちゃった数少ないであろう一人でした。

色んな編集者さんと、出張編集部はじめいろいろなお付き合いをしましたけども、漫画家が多様なように編集者も多様なのは世の常でして、中には「売れる作品だけ欲しい」と思ってる人もいれば、「世界に面白い作品が沢山出来たら良いな。出来ればうちの編集部で」という人もいます。「ほとんどものにならない人が多いのは前提で、今はプロになる気ないけど、磨けば光る原石。」みたいな人を拾ってきて、ヒット作家に導くのが自分の強みと思っているような編集者さんも知ってます。見方は色々ですよねと思います。


Webtoon・ショート動画関連

そう、Webtoonは、確かに期待通りに行かなかったけども、それなりに定着化はした。と言うのが現在地ですね。

最近、Webtoonネガティブ論が多く出ていて、確かにその通りな所もあるのですが、きちんと根付いたところもあるかなとは思います。これが上手く成立しないのは継続的なデータが取れてないのが原因なんですよね。なんとかならないものか。


海外News

盛り上がりそうな面子ですね。


ロスに期間限定ジャンプショップ、福建省にアニメイト新店など。


スペインのマンガ事情のお話。
日本漫画の沢山売られている書店に私も行きましたけども、同じくらい沢山、アメコミやBDが売ってました。値札は見なかったのですが、確かに日本漫画のほうが安いという事情はあるかもですね。装丁の問題もあるかも。


決済問題のほうですが、Kickstarterが、一度発表した決済関連規制を緩和とのこと。撤回の理由が『「Kickstarterの中核をなす反体制的な精神、既成概念への反抗精神」を放棄するものであった』とのことで、なかなかアナーキーです。


タイトル訳:ラ・リーガとアルタバが提携し、日本、韓国、中国でオリジナルサッカーウェブトゥーンを配信開始

スペインのサッカーリーグ、LALIGA(リーガとかFCバルセロナとか)が、アジア向けにサッカーのPRをWebtoonで行うということを、韓国のベンチャー企業が行うとのこと。面白い切り口ですね。


日本では先日、カカオピッコマがショートアニメ事業の開始をリリースしましたが、韓国ではNAVER、RIDI、Lezhinと広がっているようです。韓国Webtoon企業の収益地は日本ですので、このあたり今後の日本への影響もあるかですね。


思うに、この問題で韓国から日本に逃げるのは、追いかけやすいんじゃなかったのかと思いました。どうなんでしょ。


libroさんの北米エンタメニュースまとめです。

タイトル訳:アメリカ初の英語圏同人市場???

AnimeExpoをはじめとした海外コンベンションには、ArtistArreyという、いわゆる同人コーナーがつきものなのですが、そこは二次創作はありつつも、最近は来場者向けの個人商店みたいな位置付に変わってきているような気がします。

それに対して、北米で初の同人誌即売会がサンノゼ(カリフォルニアでSFのそば)で行われるとのことで、なるほどな。


AI・画像生成関連

今週興味深かった記事なのですが、AIが書いたレビューのほうが商品が売れるといわれると、なかなかのディストピア感ですね。


アマプラもAIアニメ配信とのこと。どんなクオリティなんでしょ。


「小説家になろう」では、作品へのAI利用明示とのこと。これ、漫画だと今後どうなりましょうか。色々慎重になりますよね。


これは、そうだろうなと思いますね。


最後の音声のケースは本当に深刻だなと思うのですが、さてさてですね。


今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等

--セール・キャンペーン

中身の濃いCP

--各種取組

マチアプと電子コミック

勇次郎参戦は長年海外ファン待望だったとか

いいはなし

ぷしゅ~

--新人賞・漫画賞


記事のみ紹介


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