【マンガ業界Newsまとめ】ピッコマ3年連続国内アプリ売上1位、10代の「マンガ離れ」論 など|4/12-243
マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガIPの業界カンファレンスIMARTの主催やマンガIP市場調査を行うMANGA総研の代表である筆者が、マンガIP関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。
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ピッコマ、Sensor Tower State of Mobile 2026に2025年、国内アプリ年間売上1位(ゲーム・非ゲーム総合)を獲得
アプリの売上などをリサーチするSensor Towerによると、ピッコマがゲームをのぞいたアプリ売上ランキングで2023年から25年まで3年連続1位となったとのこと。
そもそも、アプリの売上は公式には発表されていませんが、同社はそのランキングを試算して、データとして販売しています。また、アプリの売上についてはゲームが圧倒的であった中、近年の日本市場ではゲームも含めて、ピッコマとLINEマンガがワンツーを独占することも珍しくありません。
電子コミック市場が成長率において踊り場を迎えているデータも出ていますが、ここまで積み上げた市場の大きさは依然存在感を持っており、ゲームやSNS、AIと言ったサービスに比しても大きな市場規模を保っていることがあらわされました。
10代の「マンガ離れ」はもう止まらない…「大人向け課金」に走った日本のマンガ界の"歪さ"を示すデータ
このタイトルの投げかけが、今週は界隈でかなり話題になりました。
その中で、10代はアプリなどで無料で読んでいるのでは?という投げかけがあり、それに対して飯田さんからアンサーYahoo記事もすぐに出ています。
議論については、Yahooアンサー記事で一旦結論づいているように思いますが、私の所感を述べると、10代といっても、幼年に近いというか、小学校低学年くらいの漫画の入り口あたりについては、危機感を持たざるを得ない状況であることは、逃れがたいかなと思っています。
現在、紙で100万部を超える漫画誌はジャンプのみ。
その中で、コロコロコミックが20万部前後という所ですが、これも2010年代の半ばまでは、付録によっては100万部に到達する時もあるなど、強さを維持していました。ちょうど、電子コミックの市場が紙を上回った辺りから、コロコロの幼年誌(自称はホビー誌なんですけども)としての強さも、紙としては失速してきました。
2010年代は、幼年向けの双璧であった講談社のボンボンが休刊してYoutubeへ向かうも、マンガ色は減少。
「〇〇幼稚園」「小学〇年生」といったいわゆる「学年誌」は軒並み廃刊となり、特に幼稚園から小学校低学年が漫画に入ってくる間口が狭まっていることは目に見えていました。
デジタルシフトに目を向けると、週刊少年ジャンプがジャンプ+を通じて、多くの若年層を引き込んでいるであろうという印象はあるのですが、これが小学校低学年に波及しているかというと、少し無理があるかなとも。
コロコロも、Youtubeの他にコロコロオンラインというWeb版を開始、『ぷにるはかわいいスライム』という映像化作品を産んではいます。ただ、読めばわかるのですが、恐らくこれが小学校低学年層を積極的に呼び込んでいるか?というと、なかなかそうとも思いにくいところがあります。
正直、プレジデントオンラインの記事タイトルが強すぎて、拒否反応があったようにも思う所もあります。データを精査しても、近年の幼稚園~小学校向けの漫画の現況を考えても、あと個人的に、出版社で低年齢層向けに漫画を作っていた編集者と接してきた時の話題からしても、この「こどもの間口が狭まった」危機感は、妥当かなとは思います。
個人的には、2010年代に小学館の編集者の方々にインタビューすると、コロコロ~サンデー、ちゃお~Sho-comiの、読者接続問題(年齢が上がったら購買誌もシフトする)が、良く議論に上がっていたので、印象に残っているのですが、入り口の幼年誌帯が先細ると、最早話はそれどころではなくなってるんじゃないかしら?とも、思ったりもします。
国内News
コミックも紙の苦衷はつづきます。良い作品は出ているのですが、前年比でコミックは82.3%とのこと。
Pixiv内でレーベルアカウントとのこと。
新連載の告知以外にも、作家スカウトにも活きそうです。
Mantraの事業であるLangakuは、現在2期目を審査中のジャンプ+によるビジネスコンテスト「マンガテック」の1期目の事業でもあります。
本業はマンガ翻訳である同社ですが、マンガを軸に教育アプリのコンテンツを充実させ、これが実際に教育機関向けに導入というのは、日本らしくて面白いですね。
ちなみに、都立高校から導入とのこと、私も都立出身なんですが、羨ましいですなぁ。
Netflixの実写ワンピは、漫画から直接の映像展開とのこと。
そういえば、尾田先生も色々関与しているようでしたしね。
まんがタイムが密かに変容していたという記事で、興味深いです。
さらっと、Web版の「COMIC Fuz」を「まんがタイムSquare」にリニューアルするとも書かれています。
【追記4/17】 こちらは、Fuzのリニューアルではなく、「まんがタイムSquare」が新たに出来ているようです。ティザーサイトもあるということで、以下になります。鼎賜恵(かなえ たまえ)様教えてくださり、ありがとうございました!
日本のコミコン、大阪がなくなり、東京のみ開催へ。
来年から2年間大阪で開催する、AnimeJapanと逆になりますね。
日本アニメ市場は、2025年基準で、9年後の2034年には世界市場で倍にはなるであろうとのこと。これは、ビジネス的根拠のあるものでもなく、近年の成長率から試算ではありますが、データはデータですね。
とはいえ、映画版『鬼滅の刃』の国際的な成功や、近年のファン数の伸びを見ると、色々と手は打てそうとは思います。最後のDNPによるグッズなどの国際流通の基盤整備は、小学館×丸紅のMagnetなでも乗り出していますが、非常に重要なファクターだとは思います。
日本総研のレポートはたまにアニメーターの労働環境に触れていて、それそのものは大事なことだとは思うのですが、既にアニメ関連の団体は3つはあり、ちゃんとその辺りの方々と話せているのかなぁ?と施策案を見ると疑問に思う所はあります。金融機関のレポートとかを見ても思うのですが、実態への踏み込み甘いんじゃないかなぁとも。踏み込みにくいのかしらね。
ブックフェア復活は待望ですねぇ。
本屋さんがイベントの場になるという意味では典型な形で大盛況だったと。
どこでもできることでは無いですが、面白いですよねぇ。
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先週発表した「バキ屏風」販売に伴う「刃牙落語会」ですが、まだちょっとチケットありますです。
プレスリリースに間に合わなかったのですが、当日の様子は刃牙公式Youtubeにも流してもらえる予定です。それと、4/28からの、京都IP書店Openに伴い、展示・販売をしばらく行う予定です。
とはいえ、落語はぜひ当日現場で見てくださいませ。
状況次第ですが、2回目以降があるかどうかもわからないですからね。
史上唯一の会になるかもしれない貴重な機会であります。
先週のJEPAでの講演、アーカイブ化しております。
Webtoon・ショート動画関連
ゲームデザインなどのリンクベリ社が、自社原作でWebtoonに参入とのこと。
FODがショートアニメ開始とのこと。
2作品で、原作はNo9とMUGEN FACTORY、アニメ制作には、ドコモのWebtoonレーベルweavinの名前が見えます。
縦型ショートコント動画に、くりぃむしちゅーの上田晋也が企画・監督・出演とのこと。面白そう。
海外News
ロマファンはシーモアの見極める北米市場の突破口なのでしょうね。
珍しい、NTT西日本とドコモの海外コラボでもあるようです。
こちらは、韓国RIDIが、北米で運営するWebtoonプラットフォームに日本漫画を追加とのこと。このかたちは増えそうですね。
タイトル訳:WEBTOONの新しい統合型CANVASプラットフォームと、それがクリエイターにもたらす意味
WEBTOON(以降WBTN)のクリエイター向けサービスCANVASが、クリエイター向け支援内容に大きくリニューアルをかけたようです。オプトインでAI翻訳まで実装しているのだとか。色々反AIへの対策があるようです。
タイトル訳:WEBTOON Entertainment (WBTN) は、進行中の調査の中でグローバルCANVASの大幅な刷新を発表した後、株価が6.9%上昇した。
凄いのは、このクリエイター向けのツールのリニューアルが、株価に繋がっているという見方です。随分マニアックな所まで材料になるんですね。
タイトル訳:ウェブトゥーンの違法共有対策が国会で議論される…業界への損害と賭博との関連性が検証される
韓国の国会でも海賊版対策が議論されるとか。
タイトル訳:ディズニーが新興プラットフォームComixitとのデジタルコミック契約を発表!ソラとの提携が破談になった数日後のこと
タイミング的にSORA2のことは関係ないんだと思うのですが、興味深いのはDisneyは北米ではNAVER系とガッチリ組んでいるのに、ヨーロッパへのWebtoon進出で、資本系列の無いイギリスのベンチャー企業と組んだという所です。依存度のコントロールというところでしょうか。
ルーマニアでもアニメ見られてるんですねー。Netflixが70%で圧倒的な様子。
タイトル訳:Amazonは、どのEPUB Kindle書籍がDRMフリーであるかを表示するようになりました。
普段E-PUB触ってないと(という時点で日本では少数派)ピンと来にくいですが、選択式で統制しつつ、囲い込みと解放を同時にするような施策みたいです。もともとPDFで出してたのは、少し前に廃止したんですね。
Libroさんの北米エンタメ事情です。
フィンランドのクリエイター押し出しが面白かったですね。ただ、日本だと漫画家さん忙しいから、なかなか難しいですけどもね。
あと、2.5次元舞台からNinjaAgencyというのが出ているのが面白いですね。いいですよね、こういうときの忍者。
AI・画像生成関連
これちょっと大きく取り上げられましたね。
AIは禁忌的な雰囲気、現状ママだとまだまだ続きそうですね。
こうした反応もありますね。
今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等
--セール・キャンペーン
あの曲が、頭にこだまするぜ。
--各種取組
電子コミックをギフトに、面白い施策ですね。
これも少し珍しい施策。オフィスラブ特化の「執筆横転CP」
野音にマガジン編集部とのこと、作品も絡めてでしょうが興味深い
TOPPAN BASE AKIBA 案件
ちょっと変わったプロモーション
すごいすな
--新人賞・漫画賞
記事のみ紹介
— 大石ロミー (taskey) (@oishi_romy) April 9, 2026
編集長をどう抜擢したか?|taskey大石ロミーさんx記事
最後までのお付き合い、誠にありがとうございます。
以下ポストにリアクションいただけますと、大変嬉しく思います。
【📢マンガ業界Newsまとめ🆕】4/12-243
— 菊池健 - MANGA総研 (@t_kikuchi) April 12, 2026
・ピッコマ3年連続国内アプリ売上1位📈
・10代の「マンガ離れ」論⁉️
・Pixiv版元公式垢📚
・Langaku教育機関へ🏫
・刃牙落語会チケットあと少し🪭
・ワンピ実写は漫画原作🏴☠️
・まんがタイムの今😃
・シーモア北米ロマファン展開🌎
などhttps://t.co/DUJ4bE9cFq
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