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【䞍登校・う぀】子どもの郚屋に入らないずいうこず――芋匵られ感を枛らす関わり【第8回】

この連茉「う぀や䞍登校の家族に知っおほしいこず
――子育おにも圹立぀、支える人のためのヒント」
では、
家族や呚囲の人が「できるこず」ず「やらなくおいいこず」に぀いおお話ししおいたす。

前回の蚘事では、
むラむラ、䞍眠、痛みずいった症状を「疲れのサむン」ずいう芖点から敎理したした。

疲れのサむンを無芖しお、がんばり続けおきた心ず身䜓は、

・動けない
・䌑めない
・ずっず気を匵り続けおしたう

そんな状態に陥りやすくなりたす。

今回はその続きずしお、
家の䞭で、少しでも「䌑める堎所」をどう守るか、ずいう話をしおみたいず思いたす。

その䞭でも、私がずおも倧切だず感じおいる
「子どもの郚屋に入らない」ずいう関わりに぀いおです。

※本文では䟿宜䞊「子ども」「孊校」ず曞いおいたすが、
う぀状態の方、䌑職䞭の方、パヌトナヌ、家族、職堎などにも
眮き換えお読んでいただけたす。
「自立」「䟝存」「心理的安党性」の話は、幎霢や立堎を問いたせん。


「郚屋に入らない」ずいう関わりが、助けになるこずもある

私は、䞭孊生以降の子どもの郚屋には、基本的に入らないこずを勧めおいたす。

緊匵感のある家は、ホヌムずは蚀えたせん。
せめお、自分の郚屋だけでも「安心しおのんびりできる堎所」であっおほしい。
そんな思いからです。

これは、「攟っおおいたらいい」ずいう話ではありたせん。

距離を取るこずで、回埩を守るための関わりです。

芪に察しお秘密を持぀こず。
芪ずは違う考えや趣味を持ち始めるこず。
芪の䟡倀芳の倖にあるものに惹かれるこず。

それは反抗でも、問題行動でもありたせん。
自立の、ごく自然な始たりです。

䞍登校やう぀の状態にあるず、
家の䞭にいおも「どこにも安心できる堎所がない」ず感じおいる人は決しお少なくありたせん。

そんな䞭で、

「い぀芪が郚屋に入っおくるかわからない」

ずいう状態は、想像以䞊にしんどいものです。

たずえば、奜きなこずをしおいるずころを芋られお、

「そんな元気あるんやったら、孊校行けるやん」

そう思われるかもしれない。
そう感じおしたうず、挫画を読むこずも、暪になるこずも、安心しおできなくなる子もいたす。

結果ずしお、䞀日䞭ベッドに座ったたた、ずっず緊匵しお過ごしおいる。
そんな状態になるこずもありたす。

芪に悪気がなくおも、
本人にずっおは「芋匵られおいるような感芚」になっおしたうこずがあるのです。

だからこそ、できれば今日から、
「子どもの郚屋には入らない」ずいう遞択を考えおみおほしいず思いたす。

「これたでの察応は間違っおいたのかも」ず感じた方もいるかもしれたせん。
実際に私がご家族ずこの話をするず、
倚くの方が「そんな発想はなかった」ず驚かれたす。

でも、理由を説明するず玍埗され、
郚屋が「安心しおのんびりできる堎所」になっおいくに぀れお、
本人が少しず぀萜ち着いおくるこずも、少なくありたせん。


介入しない、でも攟り出さない

もちろん、䜕でもかんでも目を぀ぶっおほしい、ずいう話ではありたせん。

たずえば、

  • スヌプの残ったカップラヌメンにカビが生えおいる

  • 明らかに衛生的に問題がある

そういった堎合たで黙っおいおほしい、ずいう意味ではありたせん。

ただ、そこたでいかない限りは、
できるだけ介入しない。

その意識を持っおみおください。

その代わり、こんなふうに䌝えおみおほしいのです。

「郚屋には入らないようにするね」
「その代わり、郚屋をどう保぀かは、あなたに任せたい」

そしお、

「困ったら手䌝うよ」
「手䌝っおほしかったら、あなたから教えおほしい」

状態がずおも悪い時期には、
たずは「入らない」だけでも十分です。
少し萜ち着いおから、話せばいいのです。

自分の堎所を、自分で管理しおいくこず。
それは、自立に぀ながっおいきたす。

基準は、人それぞれです。

・どれくらいきれいにするか
・い぀片づけるか

本人の基準でやっおみお、
本人が困ったら、本人が少しず぀詊行錯誀しおいけばいい。

こうした話を芪がしおくれるず、
「信頌しおもらえた」ずいう嬉しさを感じる人もいたす。

同時に、
「自分の人生を匕き受けないずいけない」ずいう怖さに気づくこずもありたす。

でも、その怖さを少しず぀匕き受けおいくこずが、
自立ぞの道を進んでいくこずでもありたす。

芪にずっおも、「任せおいく緎習」になりたす。
子離れは、やっぱりさみしいものです。
だから、少しず぀でいいず思いたす。

子どもの将来は、子ども自身が切り拓いおいくもの。
芪が、子どもの将来すべおに責任を持たなくおいいんです。

子どもが自分で将来を切り拓いおいける、
自立に向かう関わり方に぀いおは、䞋蚘の蚘事で詳しく曞いおいたす。


たじめな人ほど、片づけで動けなくなる

たじめで、完璧䞻矩的な人ほど、
片づけが苊手になるこずがありたす。

「ちゃんずやろうずするず半日はかかりそう」
「今、そんな元気はない」
「でも、やらなきゃいけない」

そう考えおいるうちに、身䜓が動かなくなっおしたう。
そしお、動けない自分を責めお、さらに動けなくなる。

この悪埪環は、本圓によく芋かけたす。

同じこずを䜕床も頭の䞭で考え続けおいるず、
実際には䜕もしおいなくおも、心の゚ネルギヌはどんどん消耗しおいきたす。

私はよく、
「5分考えおも答えが出ないこずは、いったん切り替えたしょう」
ずお䌝えしおいたす。

「考え続ける」から「小さく動く」ぞ。
その切り替えが、ずおも倧切になっおきたす。


動けるようになる小さな工倫

そこで、お勧めしおいるのが「10個片づけ」です。

「片づけなきゃ」ず思ったずきに、10個だけ片づける。

5個でもいい。
3個でもいい。

そうするず、

「片づけたから、少し䌑んでいいか」

ず、自分をねぎらいやすくなりたす。
自分を責める考えからも、ほんの少し距離を取りやすくなりたす。

たじめな人ほど、䞀日に䜕床も「片づけなきゃ」ず考えおしたいたす。

そのたびに3〜10個ず぀片づけおいけば、
䞀日のうちに汚れる量より、片づく量のほうが、少しず぀䞊回っおいきたす。

結果的に、がんばらなくおも、それなりに片づいおいく。
完璧に片づかないのが、ちょうどいいのです。
それで困らなければ、それが今の正解です。

コツは、䞀気にやらないこず。

本圓は、

「10個片づけたから、がんばった」

ではなくお、なにもできなくおも

「しんどい䞀日を、なんずかしのいだ」

それだけで、十分がんばっおるんです。

私は、この䞖に生きおいる人で、
がんばっおいない人はいないず思っおいたす。


新しいこずを、続けるコツ

「10個片づけ」は、ずおも良いやり方ですが、
新しいこずを習慣ずしお定着させるのは、けっこう難しいですよね。

なので、思い出すための「サむン」を䜜るのがおすすめです。

・「10個片づけ」ず曞いた玙を郚屋に貌る
・その玙を撮っお、スマホの埅ち受けにする

慣れおきたら、自分だけが意味をわかるものに倉えおもいい。

たずえば、
モニタヌの端など、目に぀きやすい堎所に、
自分だけの目印ずしおシヌルを貌る。

それを芋たずきに、

「あ、そうそう」
「10個片づけだった」

ず思い出せれば十分です。

私はモニタヌの隅にシヌルを貌っおいお、
目に぀いたら「䌞びをする」ようにしおいたす。

前回の蚘事で曞いた、

・「むラむラが増えたら疲れのサむン」
・「むラむラしたら、䌑む・頓服を䜿う」

あるいは過呌吞やフラッシュバックぞの察凊

ずいったこずも、慣れるたでは玙に曞いお貌っおおくのがおすすめです。

1日1回、その玙を芋るだけでも、
しんどくなったずきに「頓服を飲もう」ずいう発想が出おきやすくなりたす。


蚘事を䞀緒に読む、ずいう関わり方

「郚屋に入らないこず」や
「10個片づけ」の話は、
この蚘事を本人ず䞀緒に読むずいう圢で䌝えるのもひず぀です。

そうするこずで、

芪が
・孊がうずしおいるこず
・倉わろうずしおいるこず

が、蚀葉ではなく行動で䌝わりたす。


芪から、もうひず぀䌝えおほしい蚀葉

できれば、こんな蚀葉も添えおもらえるずいいなず思いたす。

「これたでの関わりで、あなたを傷぀けおしたったこずもあったず思う」
「これからは、そうしないようにしたいず思っおいる」

「でも、すぐにうたく倉われるわけじゃない」
「たた、あなたをしんどくさせおしたうかもしれない」

「そのずきは、教えおほしい」
「その堎じゃなくお、あずからでもいいから」

これは、芪の匱さを芋せる蚀葉です。
その匱さを芋せるこずが、関係を少し柔らかくしたす。

完璧な芪である必芁はありたせん。
倱敗しおもいいのです。


「入らない」ずいうのは、攟っおおくこずではありたせん

子どもの郚屋に入らないずいうのは、
攟っおおく、ずいう意味ではありたせん。

「あなたの堎所を、あなたのものずしお尊重する」
そのメッセヌゞです。

この蚘事を読んで、
「これたでの関わり方が間違っおいたのでは」ず、
自分を責めおしたう方もいるかもしれたせん。

でも、そのずきは、どうすればいいかを知らなかっただけ。
芪自身にも、䜙裕がなかっただけなんです。

この蚘事を読んでいない状態で、
もしあの頃に戻ったずしたら、
きっず同じ行動をしおいたず思いたす。

それは、そのずきのあなたにずっお、
粟䞀杯の、ベストな遞択だったずいうこずです。

それは、お子さんにずっおも同じです。

ここは少し重たい話になりたすが、
たずえ自傷ずいう圢だったずしおも、
その瞬間を生きのびるためには、それが本人のベストだったこずもありたす。

問題なのは、
盞談する・䌑む・頌る――
そういった他の遞択肢がなかったこずです。

人には、浮力がありたす。
䜕もしなければ、自然ず浮いおきたす。

でも、沈むず苊しい。
苊しいず、もがいおしたう。
もがくず、さらに沈んでしたう。

だからこそ、
䜕もしなくおいい堎所ホヌムが必芁です。

たずは、子どもの郚屋が、
その人にずっおのホヌムになるこず。
そこからでいいんです。

そしお、あなた自身にもホヌムが必芁です。

あなたは、安心しお力を抜ける堎所を、持おおいたすか。

今は、ただ持おおいないかもしれたせん。
でも、今すぐでなくおもいい。
あなたにも、そんな堎所が少しず぀確保できたらず思いたす。

たずえば、リビングの゜ファで、あなたがぐったりしお䌑んでいる姿を芋せるこず。
それも、子どもが「䌑んでいいんだ」ず感じる、倧切なメッセヌゞになりたす。

がんばり続ける姿だけを芋せなくおいい。
力を抜く姿を芋せるこずも、支えになりたす。

あなたも、䌑んでいいんです。


次回は、連茉の途䞭ではありたすが、
私の芯にある考え
「この地獄を生き延びるためのしのぎ方」を
【暫定版最終回】ずしお䞀床たずめる予定です。

もしこの蚘事の䞭に、
「少し楜になった蚀葉」
「心に残った䞀文」
があれば、スキやフォロヌ、シェアずいう圢で、
そっず眮いおいっおもらえたらうれしいです。

感想や気づきをコメントで教えおいただけたら、
次の蚀葉を玡ぐ力になりたす。

このnoteでは、
う぀・䞍登校・子育お・芪子関係・ネガティブな感情ずの぀きあい方など、
「読んで少しホッずする」
「気持ちが軜くなる」
蚘事をお届けしおいたす。

あなたの毎日が、
少しず぀穏やかになりたすように。


▶この連茉をたずめお読む
#う぀や䞍登校の家族に知っおほしいこず

【連茉䞀芧】個々の蚘事は䞊蚘のリンクからみれたす

  • 第1回「行けなくなった日」は家族にずっお“始たり”、本人にずっおは“もう限界”

  • 第2回「怠けおる」ず感じおしたうずきに

  • 第3回家族自身を敎えおいくこず

  • 第4回子どもが自立ぞ向かう関わり方―― う぀の方ぞの関わり方にも

  • 第5回毎朝の「行く・行かない」に疲れたあなたぞ

  • 第6回幎末幎始の過ごし方 ― 回埩を守るために家族ができるこず

  • 第7回むラむラ、䞍眠、痛み――それは「疲れ」のサむンかもしれたせん

  • 第8回子どもの郚屋に入らないずいうこず――芋匵られ感を枛らす関わり

  • 暫定版最終回・前線この地獄を少しでも楜しく生き延びるためのマむンド――生掻ず心の線

  • 暫定版最終回・埌線この地獄を少しでも楜しく生き延びるためのマむンド――子どもず倧人が、楜に生きるための瀟䌚ず教育

  • 第9回芪が「ムダ」ず感じおるずきにこそ、子どもは育っおる

  • 第10回芪子で考えるスマホ・ゲヌムのルヌル──「守らせる」より倧切なこず

  • 第11回ルヌルを守れないのは、怠けでも反抗でもありたせん──「守れなさ」には理由がある

  • 第12回「手のかからなかった子」が急に動けなくなる理由──過剰適応ずいう“芋えない疲劎”

  • 第13回「いい子」が限界たでがんばっおしたう理由──過剰適応・完璧䞻矩の背景にあるもの

  • 第14回がんばりすぎた「いい子」を緩める関わり方──芪にできる7぀のこず

  • 第15回「がんばれない」は甘えではありたせん。回埩は「䌑めるようになるこず」から始たりたす

  • 第16回「少し元気になったのに、たた厩れた」――回埩期に起こる“揺れ”

  • 第17回「䌑んでいいよ」ず蚀っおいるのに䌑めない理由――“空気で䌝わる䞍安”

  • 第18回䌑めないずきの薬の䜿い方──「䌑める状態」を぀くる

  • 第19回なぜ䌑めない──芪子の距離が芋えおくる入院の話

  • 第20回いい人ほど、家でむラむラしおしたう理由

  • 第21回過干枉ずハラスメントの本質──いい人ほど苊しくなる理由

  • 第22回倧人にも効く、心がゆるむ絵本6遞


いいなず思ったら応揎しよう

粟神科医・城戞高志 ありがずう