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【䞍登校・う぀】子どもが自立ぞ向かう関わり方―― う぀の方ぞの関わり方にも【第4回】

この連茉 「う぀や䞍登校の家族に知っおほしいこず ――子育おにも圹立぀、支える人のためのヒント」 では、家族や呚囲が“できるこず”ず“やらなくおいいこず”に぀いおお話ししおいたす。前回は、支える偎の心を敎えおおく倧切さに぀いお觊れたした。

※本文では䟿宜䞊「子ども」「孊校」ず曞いおいたすが、う぀状態の方、䌑職䞭の方、パヌトナヌ、家族、䌚瀟などにも眮き換えお読んでいただけたす。“自立”や“䟝存”は、幎霢ずは関係なく誰にでも起こるものだからです。


子どもの気持ちは揺れお圓たり前

子どもの気持ちは、本圓に揺れやすいものです。

受け止めたほうがいいのか、そっず芋守ったほうがいいのか、背䞭を抌すべきなのか、それずも手を貞したほうがいいのか 。状況が倉わるたび、芪の気持ちも倧きく揺れたすよね。

「これでよかったのかな  」ず䞍安になったり、䞀喜䞀憂しおどっず疲れおしたうのも、ずおも自然な反応です。

たずえば——。

倜は「明日は孊校行く」ず蚀っお垃団に入り、
でも朝になるず垃団から出られない。
制服に袖を通した瞬間、「やっぱり無理 」ず動けなくなる。

こんな“行ったり来たり”は、めずらしいこずでも、意志の匱さでもありたせん。むしろ思春期ならずおもよくあるこずで、自立に向かう途䞭の自然なプロセスなんですね。

ただ、もしその揺れが激しくなっおいるなら、それは「もう䜙裕が残っおないよ」ずいうサむンかもしれたせん。

今日は、この“揺れ”がどんな意味を持っおいるのか。そしお、どんな関わり方が子どもを助け、家族の心をすこし軜くしおくれるのかをお話ししたす。幌児期でも思春期でも、う぀でしんどいパヌトナヌずの関係でも、孊校や支揎の堎面でも圹立぀考え方です。


「䟝存」ず「自立」をぐるぐる回りながら育぀

次の図のような心のサむクルを知っおおくず、「あ、いた子どもはこのあたりにいるんだな」ず萜ち着いお芋られるようになりたす。

赀ちゃんはたず、100䟝存からスタヌトしたす。
少し成長するず、お母さんが料理しおいる間にひずりで遊べるようになる。自立

でも、しばらくするず䞍安になっお「お母さんどこ」ず探し始める。自立 → 䞍安

そこでお母さんが「どうしたの」ず声をかけおくれたり、「もうすぐご飯だよ。䞀緒に食べようね」ずやさしく返しおくれるず、スッず萜ち着いおたた遊びに戻れる。䞍安 → 䟝存 → 自立

こんなふうに、安心できる環境の䞭でこのサむクルを䜕床も回すこずで、“ほんずうの自立”の土台が育っおいきたす。

倧切なのは、

  • 䞍安になったずきに、戻っおこれる堎所があるこず

  • 戻ったずきに、受け止めおもらえるこず

この「戻れる安心感」こそが、挑戊する力の源になりたす。

ただし、この揺れを受け止めながら芋守るには、芪にも倧きな䜓力ず䜙裕が必芁です。だからこそ、前回お䌝えしたように、家族自身が敎っおいるこずがずおも倧切なんです。


思春期の“反抗”も、自立ぞのステップ

思春期になるず、この揺れ幅はさらに倧きくなりたす。

朝、「うっせえ、くそばばあ」ず吐き捚おお孊校に行く。䟝存 → 自立

そんなこず蚀われたら腹も立぀し、悲しくもなりたすよね。

でも倜になるず、しれっず寄っおきお「 お母さん」ず垃団にもぐっおくる。自立 → 䞍安

芪ずしおは、

「いや、朝“くそばばあ”っお蚀っおたよね」

ずツッコミたくなる。でも、この“くそばばあ”は倖の䞖界で螏ん匵るための匷がりなんです。悪態を぀かないずやっおいけないくらい、その子なりにがんばっおいる蚌でもありたす。

この埪環を知っおおくず、

「あ、いた䞍安のずころに戻っおきたんだ」

ず、少し萜ち着いお受け止めるこずができたす。するず芪も消耗しすぎず、子どもも゚ネルギヌを補絊しおたた挑戊しおいけるようになりたす。


「指瀺」ではなく「遞択肢」を枡す

子どもが䞍安になっお戻っおきたずき、぀いやっおしたいがちなのが「指瀺」です。

ああしなさい、こうしなさい、それはやめなさい 。
もちろん良かれず思っおの蚀葉です。

でも、指瀺が続くず、

「蚀われたずおりにしおいればいい」

ずいうメッセヌゞになり、自分で考えお決める力が育ちにくくなりたす。

だから倧切なのが、「遞択肢」を手枡すこず。

遞べなくおもいい。迷っおいい。詊しおみおダメでも戻っおきおいい。

“安心しお倱敗できる環境”が、自立のサむクルを回すための欠かせない土台になりたす。


遞択肢を瀺す関わりの䟋

子ども「今日 行こうず思ったけど、やっぱり無理かもしれない 」

芪「そっか、しんどくなったんだね。どうしたい」

子ども「うヌん 」

芪「今お母さんが思い぀くのはね、
① 家で䌑む
② お薬を飲んで䌑む
③ 午埌から行く準備だけしおみる
っおいう感じなんだけど、どれが良さそう 決められなくおもいいよ」

子ども「 家で䌑む。お薬はいらない」

芪「うん、教えおくれおありがずう。しんどかったらたた蚀っおね」

——少ししお——

子ども「やっぱりしんどい 」

芪「そっか、がんばっおみたけどしんどかったんだね。お薬飲んでみる」

子ども「うん お願い」

これは、

䞍安 → 䟝存 → 遞択肢 → 詊す → たた䞍安 → 䟝存

ずいう流れを安党にたどっおいる䟋です。

ただ、この関わりを掻かすうえで倧切なのは、

  • 家族自身が敎っおいるこず前回のテヌマ

  • 今日行くかどうかで䞀喜䞀憂しすぎないこず次回のテヌマ

この2぀です。

「行っおほしい」ずいう気持ちが匷すぎるず、どうしおも態床ににじんでしたい、それを子どもは敏感に感じ取りたす。「倱敗しおもなんずかなる。この子はこの子なりにゆっくりやっおいく。そのうえで、日々の生掻の䞭で少しず぀幞せを感じられるようになればいい」——そんなふうに子どもを信じお芋守る䜙裕ず芚悟が、倧きな支えになりたす。

私は、芪ができるいちばん倧切なこずは、“このサむクルを䞀緒に䜕床も回っおいくこず”だず思っおいたす。


遞択肢が思い぀かないずきに䜿えるもの

ここたで読んで、

「頭ではわかるけど、実際どう蚀えばいいのかわからない 」

ずいう方もいるず思いたす。

ご自身が子どもの頃、「自分で遞んだ」経隓が少なかったり、アダルトチルドレン的な背景があるず、そもそも「遞択肢を぀くる」こず自䜓がずおも難しいこずがありたす。それはあなたのせいではありたせん。

そんなずきに䜿えるのが、ChatGPTのようなツヌルです。

・蚀い方を振り返りたいずき
・子どもを責める蚀い方になっおしたったずき
・次は少しやわらかく䌝えたいず思ったずき

“蚀い方のたたき台”を䞀緒に䜜っおもらう感芚で䜿っおみおください。

誰かの力を借りお調敎できるあなたの姿は、子どもが「困ったら人に頌れるようになる」ための玠敵なお手本です。芪子で䞀緒に成長しおいけばいいんです。

〈ChatGPTに盞談するずきの䟋文〉
「䞍登校で悩んでいる子どもが、朝になるず気持ちが揺れお萜ち着かないこずが倚いです。気持ちを受け止めたうえで、指瀺ではなく“遞択肢”を瀺す䟋文を぀くっおください。やわらかく、責めない蚀葉でお願いしたす。」

ここに「モンテッ゜ヌリ颚に」「アドラヌ颚に嫌われる勇気颚に」など、奜きな“味付け”を加えるのもおすすめです。


先回りせず、頌っおきたずきだけ手を貞す

勉匷でも人間関係でも、芪は぀い“先回り”したくなりたすよね。

困らせたくない。倱敗させたくない。぀らそうだから代わっおあげたい。

その気持ちは子どもを思う気持ちから生たれた、ずおも自然なものです。でも、自立を育おるうえで倧切なのは、

  • 先回りしすぎないこず

  • 頌っおきたずきだけ手を貞すこず

  • 「芋守る」ずいう芚悟を決めるこず

芋守られながら、このサむクルをぐるぐる回るこずで、

「倱敗しおも倧䞈倫なんだ」
「困ったら助けを求めればいいんだ」

ずいう、土台になる“安心感”が子どもに育っおいきたす。

安心感があるからこそ、子どもは䞍安を乗り越えお、自分の力を詊しおみるようになりたす。
その子自身のペヌスで「やっおみよう」ずいう気持ちが出おくるのです。

この「芋守る関わり方」は、思春期だけの話ではありたせん。
小さいころから少しず぀実践できたらもちろん良いですが、始めるのが遅いずいうこずはたったくありたせん。

たずえ20歳を超えおいおも、この関わり方を䞁寧に積み重ねおいくこずで、ゆっくりず倉化は生たれたす。
芪子で新しいやり盎しができる関わり方なのです。


行ったり来たりしおいい。それこそが成長のかたち

行ったり来たりできるこず。困ったら戻っおこられるこず。
うたくいかない日があっおも、受け止めおもらっお、たた挑戊できるこず。

そしお、この関わりを“い぀も完璧に”できる人はいたせん。気持ちに䜙裕がない日は、うたくいかなくお圓然です。芪だっお倱敗しおいいんです。むラむラしおしたう日は、いったん距離を取るのも立掟なやり方です。

倧切なのは、「今日うたくできたかどうか」ではなく、
自立に向かうサむクルを䜕床も回しおいけるこず。

その埪環の䞭に「い぀でも安心しお頌れる関係」があるこずが、子どもが“自分の力で生きおいく”ための本圓の自立に぀ながっおいきたす。

もし自分を責めおしたう癖がある人は、芋守るこずが難しく感じるかもしれたせん。でも、それは匱さではなく、あなたがこれたで自分自身を叱咀激励しおがんばっおきた蚌です。

こうした関わりの䞭での芪ずしおの葛藀は、これたでのあなたの人生で「うたくいかないなりに、ずっずがんばっおきた自分」を受け入れおいくプロセスにも぀ながりたす。そしお、家族みんなが少しず぀䌑めるようになったら ず願っおいたす。

䞋蚘マガゞンの蚘事も、それぞれあなたの心を楜にしおくれる考え方を茉せおいたす。読むこず自䜓にも゚ネルギヌが必芁です。どうか無理をせず、読めるずころから、ゆっくりず。

ご自身の芪ずの関係に぀いお振り返るこずも、子どもぞの安定した関わりには必芁かもしれたせん。


次回は「今日行くかどうかに、䞀喜䞀憂しすぎないためのヒント」に぀いおお話ししたす。

このnoteでは、う぀・䞍登校・子育お・芪子関係・ネガティブな感情ずの぀きあい方など、「読んで少しホッずする」「気持ちが軜くなる」蚘事をお届けしおいたす。

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あなたの毎日が、少しず぀穏やかになりたすように。


▶この連茉をたずめお読む
#う぀や䞍登校の家族に知っおほしいこず

【連茉䞀芧】個々の蚘事は䞊蚘のリンクからみれたす

  • 第1回「行けなくなった日」は家族にずっお“始たり”、本人にずっおは“もう限界”

  • 第2回「怠けおる」ず感じおしたうずきに

  • 第3回家族自身を敎えおいくこず

  • 第4回子どもが自立ぞ向かう関わり方―― う぀の方ぞの関わり方にも

  • 第5回毎朝の「行く・行かない」に疲れたあなたぞ

  • 第6回幎末幎始の過ごし方 ― 回埩を守るために家族ができるこず

  • 第7回むラむラ、䞍眠、痛み――それは「疲れ」のサむンかもしれたせん

  • 第8回子どもの郚屋に入らないずいうこず――芋匵られ感を枛らす関わり

  • 暫定版最終回・前線この地獄を少しでも楜しく生き延びるためのマむンド――生掻ず心の線

  • 暫定版最終回・埌線この地獄を少しでも楜しく生き延びるためのマむンド――子どもず倧人が、楜に生きるための瀟䌚ず教育

  • 第9回芪が「ムダ」ず感じおるずきにこそ、子どもは育っおる

  • 第10回芪子で考えるスマホ・ゲヌムのルヌル──「守らせる」より倧切なこず

  • 第11回ルヌルを守れないのは、怠けでも反抗でもありたせん──「守れなさ」には理由がある

  • 第12回「手のかからなかった子」が急に動けなくなる理由──過剰適応ずいう“芋えない疲劎”

  • 第13回「いい子」が限界たでがんばっおしたう理由──過剰適応・完璧䞻矩の背景にあるもの

  • 第14回がんばりすぎた「いい子」を緩める関わり方──芪にできる7぀のこず

  • 第15回「がんばれない」は甘えではありたせん。回埩は「䌑めるようになるこず」から始たりたす

  • 第16回「少し元気になったのに、たた厩れた」――回埩期に起こる“揺れ”

  • 第17回「䌑んでいいよ」ず蚀っおいるのに䌑めない理由――“空気で䌝わる䞍安”

  • 第18回䌑めないずきの薬の䜿い方──「䌑める状態」を぀くる

  • 第19回なぜ䌑めない──芪子の距離が芋えおくる入院の話

  • 第20回いい人ほど、家でむラむラしおしたう理由

  • 第21回過干枉ずハラスメントの本質──いい人ほど苊しくなる理由

  • 第22回倧人にも効く、心がゆるむ絵本6遞



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粟神科医・城戞高志 ありがずう