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フォトエッセイ集、初版100部完売までの道のり

文学フリマ東京でフォトエッセイ集を発売してから約2ヶ月。100部あった初版が完売した。

文学フリマ当日に100部以上販売される方もいるし、2か月で100部という数字は決して早いほうではないと思う。それでも、半年くらいかけて届けていけたらと考えていたわたしにとっては、予想よりも早く、多くの方に手に取ってもらうことができた。

ここでは、各イベントでの販売数や書店さまお取り扱いの経緯など、無名でフォロワー数も多くないわたしが、初版100部を完売するまでの道のりを記録として残しておこうと思う。


文学フリマ東京42に出店

初制作のZINE、中身もフルカラーのフォトエッセイ集。5月に開催された、文学フリマ東京42で販売を開始した。

一冊2000円と決して安くはない価格なので不安もあったけれど、25冊を購入していただいた。

個人的な目標は10冊だった。20冊購入してもらえたら花丸!と思っていたので、想像以上の結果になったと思う。だけど、販売数よりも、ブースで本を手に取ってゆっくり見てもらえたことや、「これください」と言ってもらえたこと。それが何より嬉しかった。


オンラインショップでの販売

文学フリマの翌日には、オンラインショップでの販売も始めた。すぐにオンラインでもお届けできるよう、前もってSTORESのショップを準備しておいたのだ。

販売を開始すると、当日から何冊かご注文をいただいた。翌日にありがたいなあと思いながら一冊ずつ梱包して発送する。

この2か月間で、オンラインショップからのご注文は15件。継続的に売れるのではなく、最初にまとめて注文が入った後はぽつぽつと売れていく感じ。オンライン販売の難しさを感じた。それでも、注文が入ると嬉しくて、ありがたくて、喜びながら発送準備をした。


書店さんでのお取り扱いがスタート

CRAYD BOOKS & COFFEE

発売して一週間ほど経った頃、いくつかの書店さんに本をお取り扱いいただけないでしょうかと連絡をした。

人にアピールすることが苦手なわたしにとって、営業のメールを書くことはとても勇気のいることだった。でも、この本が、必要としてくれる方にもっと届いたらいいなと思ったのだ。

忙しい書店さんに、個人でつくった無名の本を取り扱ってほしいとお願いすることに気後れして、メールを送る前にしばらく悩んだ。

メールを送るのは、訪れたことのある本屋さんか、前からSNSで見ていてすてきだなと思っていた本屋さんだけにした。メールには、本の内容や仕様、希望する販売条件などをまとめた資料を添付し、なぜこの書店さんに置いてもらいたいかをできる限り丁寧に書くようにした。

返信がこなくても当然、くらいに思っていたけれど、何件かの本屋さんから「読んでみたい」と返信をいただいた。見本誌を送り数日すると、本の感想と、取り扱いたいという内容の返信が届いた。自分でつくった本が、本屋さんに並ぶ日が来るなんて。信じられない気持ちで、じーんとしながら本を発送する。

現在、フォトエッセイ集をお取り扱いいただいている書店さんはこちら。(最新の在庫状況は各書店さまへご確認ください)

▼取り扱い書店さまリスト
・本屋象の旅(神奈川・横浜)
・CRAYD BOOKS & COFFEE(神奈川・茅ヶ崎)
・本屋すみれ(静岡・菊川)
・magocoro books (島根・大田)
・本のすみか(大阪・大阪)
・CHIENOWA BASE(埼玉・朝露)
・そぞろ書房(東京・高円寺)

書店で購入くださった方からDMなどでご感想をもらうこともあり、自分ひとりでは届けられなかった方に本が届いていることを実感した。


文学フリマ岩手11に出店

6月には、地元岩手で開催された文学フリマに出店。販売数は17冊で、東京ほどは伸びなかった。一日中雨が降っていたり、サッカーワールドカップの試合と重なったりした影響もあるのかもしれない。

それでも、わたしのブースを目指して来てくれた方がいたり、友人や家族が来てくれたり。地元で自分の本を届けられて、東京のときとはまた違う嬉しさがあった。


書店さまからの追加注文で完売

6~7月にかけて、書店さまから在庫がなくなったからと再注文をいただくことが重なった。そのたびに、本が少しずつ誰かの手に渡っていることを感じて嬉しくなる。

そして、7月上旬に100部の初版が完売した。


販売する中で工夫したこと

販売する中で工夫したことはこちら。

・イベントに定期的に出店した
・発売してすぐオンラインショップを始めた
・書店さんへ取り扱いについての連絡をした
・SNSやnoteで本を販売する過程やいただいたご感想などをシェア

特別なことはしていないけれど、地道に時間をかけてもいいから、丁寧にお届けしていこうという気持ちでいるように心がけた。


初版100部を売り切って感じたこと

初版100部を売り切って感じたのは、「たくさん売れた」という達成感よりも、「一冊ずつ手渡すように届けてこられた」という安心感だった。

本づくりを通して、自分が何にいちばん喜びを感じるのかもわかった。

もちろん、たくさんの方に届けられたらそれは嬉しい。でも、それ以上に、大切につくった一冊が誰かひとりに届いて、熱のこもった感想をもらえることがわたしには何倍も嬉しいことだった。一冊ずつ、ちいさな範囲で、手渡すように届けられること。それが個人で本をつくる楽しさのひとつなのかなあと思う。

現在は第2刷を準備中で、8月末頃に販売を再開する予定。

これからもイベントで直接お渡しすることや、手に取ってくれた方とのやり取りを大事にしながら、この本が必要としてくださる方のもとへ届いていくといいなと思っている。


今後の予定

現時点で決まっている予定はこちら。イベントなどでお会いできるのを楽しみにしています。

・8月末ごろ:第2刷を販売再開
・9月:ZINEフェス京都出店
・11月:文学フリマ東京43出店
    ZINEフェス茅ヶ崎出店





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