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【16億円の闇】JASRACが制作会社BONZOを破産させた!不正は見逃さないし、会社を潰してでも回収する

年末、音楽業界にびっくりするようなニュースが飛び込んできました。
JASRAC(ジャスラック)が、千葉県の音楽制作会社「BONZO」を破産させたんです。

借金の総額は約16億円。

「JASRACが会社を破産させる」というニュース自体も珍しいんですが、もっと驚くべきはその理由なんです。

普通、著作権のお金の問題って「払ってもらえない」っていうケースですよね。 でも今回は真逆。

「払いすぎた分を返してほしい」

つまりBONZOは、本当はもらえないはずのお金を、長い間こっそりもらい続けていた疑いがあるんです。

このニュースを見て、あなたはどう思いましたか?
「大手の会社が悪いことしてたんだ、怖いね」
「自分には関係ないかな」
って思いました?

実は、この事件は「よその話」じゃないんです。

しっかり管理されているはずの音楽業界が、実は「みんな正直だよね」っていう信頼だけで動いていて、その信頼が壊れちゃった。そのことを意味しているんです。

しかも、同じような問題はSpotifyみたいなストリーミング配信でも起きています。

音楽配信でお金を稼ごうとしている人、AI音楽を作っている人なら、この「システムの穴」について知っておく必要があります。

今回は、16億円の不正がなぜ起きたのか、そしてこれが私たち個人で音楽を作っている人にどう関係するのかを説明していきますね。

借金16億円。JASRACによる異例の「破産させる」という手段

何が起きたの?

今回の破産は、ちょっと変わっています。

普通、会社が倒産するときは、その会社自身が「もうダメです」って申し立てますよね。

でも今回は、お金を貸している側のJASRACが「この会社はもう払えないから破産させます」って申し立てたんです。

大事なポイントはここです。

JASRACが求めているのは「お金を払ってください」じゃなくて、「払いすぎたお金を返してください」なんです。

普通、JASRACは音楽を使った人からお金をもらう立場ですよね。 でも今回は、JASRACがすでに払ったお金を「返せ」って言っている。

16億円って、どれくらいヤバいの?

16億円って、間違えてちょっと多く払っちゃった、なんていう金額じゃないですよね。

長い間ずっと、わざと悪いことをしていた可能性が高いんです。

BONZOは音楽制作会社として、テレビ番組で使う音楽の権利を管理する仕事をしていました。その立場を使って、実際には使われていない曲のお金をもらったり、「この曲をこんなに使いました」って嘘の報告をしていた疑いがあるんです。

「あのJASRACが16億円も気づかなかったの?」って思いますよね。

実は、そこに音楽業界の大きな問題があったんです。

なぜ不正ができちゃったの? 「みんな正直だよね」に頼りすぎた仕組み

JASRACのお金の分け方って?

JASRACの仕組みは、こんな感じです。

テレビ局から「この曲使いました」っていう報告をもらって、実際に使われた分だけお金を音楽を作った人に払う。

「ちゃんと管理されてそう」って思いますよね?

でも、この「どの曲を使ったか」を報告する方法に大きな穴があったんです。

▼JASRACは怖いだけじゃありません。個人クリエイターでもTuneCore経由で「正当に」著作権収益を受け取る方法があります。詳しくはこちら。

紙の報告書「キューシート」の問題点

テレビ番組で使われた曲は「キューシート」っていう報告書で報告されます。

これは番組を作った人が書く書類で、「この番組では、この曲を、何秒使いました」っていう情報を書いたものです。

JASRACは「使った曲は全部報告してね」って言っていて、すべての曲を報告することになっています。

一見するとちゃんとしたシステムに見えますが……

結局、これって「人が手で書く報告書」なんです。

現場の人が正直に報告してくれるよね、っていう「みんな正直だよね」前提のシステムでした。

こんなことができちゃう:
☒ 実際には使っていない曲を「使った」って書く
☒ 使った時間を多めに書く
☒ 架空の曲の使用を書く

外からチェックする仕組みがちゃんとしていなければ、これらの嘘を見抜くのは難しいんです。

「見えにくい立場」を悪用できた

BONZOみたいな制作会社は、ちょうど真ん中にいるんです。

曲を作った人とテレビ局の間に立っているから、どっちからも中身が見えにくい

その見えにくさを利用して、悪いことができちゃったんです。

「あの厳しいJASRACでさえ、実は管理がゆるゆるだった」

この事実は、業界全体をびっくりさせています。


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「他人事」じゃない。Spotifyでも同じことが起きている

ここまで読んで、こう思った人もいるかもしれません。

「自分はテレビで音楽流してないから関係ないや」

でも、ちょっと待ってください。

この問題は、テレビだけの話じゃないんです。

テレビもSpotifyも、仕組みは同じ

Spotifyみたいなストリーミング配信でも、まったく同じような不正が起きています。

テレビもSpotifyも、お金の流れは基本的に同じなんです。

共通する仕組み:
・「この曲がこれだけ再生された」っていうデータを元に分ける
・再生数 データを嘘にすれば、お金を多くもらえちゃう

この仕組みがある限り、データを嘘にする余地が生まれちゃうんです。

アメリカで起きた事件:デジタル版BONZO

アメリカでは2024年、「マイケル・スミス事件」っていう大きなストリーミング詐欺が見つかりました。

▼こちらでも紹介しています

この事件では、AIを使って何十万曲もの架空の曲を作って、ロボットプログラムで再生回数を増やすことで、約15億円の不正なお金を得ていたとされています。

BONZOの事件とマイケル・スミスの事件。

やり方は違いますが、本質は同じです。

・BONZOは紙の「キューシート」で嘘をついた
・マイケル・スミスはデジタルの「再生記録」で嘘をついた

どちらも、「嘘のデータ」で奪い取るっていう構造なんです。

あなたのお金も減っているかも?

つまり、この問題はテレビだけじゃなくて、音楽配信全体の問題なんです。

SpotifyやApple Musicで音楽を配信している個人の人にとっても、他人事じゃありません。

なぜなら……

嘘の再生回数で誰かが多くお金をもらえば、本来もらえるはずの人のお金が減るから。

大きな財布は決まった大きさです。 誰かが不正に多く取れば、その分だけ正直にやっている人の取り分が減る。

これが、音楽配信の怖いところなんです。

もう「みんな正直だよね」は通用しない

JASRACの強い態度が意味するもの

JASRACが破産させるっていう強い手段に出た背景には、はっきりした意思があります。

「もう『みんな正直だよね』には頼らない」

16億円を取り戻すために破産させる。この態度は、業界全体へのメッセージです。「悪いことは絶対に許さない。例外は作らない」

機械による監視が始まっている

実際、音楽業界ではもう機械による監視が強化されつつあります。

テレビの世界では「音の指紋」っていう技術が使われ始めています。

これは放送された音を自動で調べて、どの曲が使われたかを機械が判別する技術です。人が書く報告書に頼らず、システムが自動で記録するから、嘘をつく余地が大幅に減ります。

Spotifyなどでも、AIで不正を見つけるシステムが進化しています。

再生のパターンがおかしいのを見つけて、ロボットによる嘘の再生を自動で弾く仕組みが、どんどん強化されているんです。

人の手で嘘をつける「隙間」は、機械によって確実に埋められていくでしょう。

監視強化って悪いこと?

「監視が強くなる」って聞くと、窮屈に感じる人もいるかもしれません。

でも長い目で見れば、これは業界全体が良くなることにつながります。

良くなること:
✅ ちゃんと活動している人がちゃんとお金をもらえる
✅ 悪いことをしてお金を得る人が消える
✅ 業界全体の信頼が高まる
✅ もっとたくさんのお金が業界に入ってくる

BONZOの事件で失われた16億円は大きかった。

でも見方を変えれば、業界が良くなるための悪い部分が表に出たともいえます。

▼「どんな行為がBANになるの?」もっと具体的なNG行動と、生き残るための戦略は元DistroKid運営トップの話が参考になります。


まとめ:変化に備えて、賢く生き残ろう

JASRACがBONZOを破産させた事件は、音楽業界が「みんな正直だよねの時代」から「機械で監視する時代」へ変わっていくきっかけです。

ルールがしっかりする代わりに、今までの「自己申告で何とかなる」っていうゆるさは無くなっていきます。

でも、これは正直に活動している人にとっては良いニュースなんです。

悪いことをしている人が消えれば、その分だけちゃんとしたお金が正しい人に届くようになるから。

監視に使われる新しい技術についても、チェックしておくと安心ですね。


音楽配信でどう収益を作るか、実際の数字で知りたい方はこちらの記事をどうぞ。配信収益が全体の約3割という実データと、残り7割の収益経路を公開しています。

著作権・原盤権と並んで、フィジカル制作のお金の話もレーベル運営者の必須知識です。

音楽配信の世界も大きく変わりつつあります。AI音楽の規制については、こちらの記事も合わせてご覧ください。


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