【音楽ビジネス】原盤権は譲渡すべき?弁護士に聞いた「契約のリアル」と、著名アーティストが示した『権利の重み』
「原盤権(げんばんけん)は、絶対に渡してはいけない」
以前の記事で、私が「たった6万円で原盤権を売ってしまい、後に激しく後悔した話」を紹介しました。
あの失敗以来、私は
「原盤権譲渡=悪」
「権利は死守すべきもの」
だと信じ込んでいました。
しかし、先日ある契約書の件で弁護士さんに相談をしたら、その常識が良い意味で裏切られました。
弁護士さんは、契約書の条文を指差しながらこう言ったのです。
「原盤権を譲渡すること自体は、必ずしも『悪』ではありませんよ」
「えっ、そうなんですか?(あんなに痛い目を見たのに?)」
「はい。個人ではできない規模の展開を委託するための、合理的な手段でもありますから。ただし……」
弁護士さんの表情が少し真剣になりました。
「ある『条件』を契約書に入れておかないと、将来あなたが『自分の曲を取り戻したい』と思った時、それは絶望的に難しくなります。法的にはほぼ不可能と言っていいでしょう」
今回は、弁護士さんから教わった「原盤権契約の本当のリスク」と、実際に権利を奪われた世界的アーティストがとった「奇策」についてシェアします。
もし今後、企業やレーベルと契約するチャンスが巡ってきた時、この知識があるかないかで、あなたの「資産」の運命は大きく変わります。
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