【設定2つだけ】Claudeの出力は model と effort で変わる — 私の設定も書きます
AI検証隊です。
今日の検証テーマは「Claudeの設定2つ」。
Claudeには追加インストールもファイル編集もいらずに出力が変わる設定が2つあります。`model`(どのモデルに頼むか)と `effort`(どれだけ考えてもらうか)。どちらも普段の画面の中にあって、触るのに1分もかかりません。前に書いた環境編ではClaudeに道具を足す話をしました。今日はその手前です。道具を1つも足さずにできることがまだ残っています。
そもそもなぜ私はClaudeをメインに使っているのか
経営している会社の実務でも、この記事の制作でも主戦力はClaudeです。ほかのAIも使いますが、中心に置いているのはClaudeです。
理由ははっきりしています。長い文脈を丸ごと持たせて、仕事のルールごと預けられること。案件の決まりごとや過去の判断をまとめて読ませたまま作業に入れるので、毎回説明し直す時間が消えます。一度預けてしまえば、そのあとの指示は短くて済む。「いつものやり方で」が通じる相手になります。だから私は普段から100万トークン版を使っています。なぜそこまでするのかは後半で書きます。
設定①:model =「誰に頼むか」
モデル選びは社内の誰に頼むかを決める作業です。何でもかんでも大御所に投げれば仕上がりはいい。ただ返ってくる頃には会議が終わっています。
Claudeには性格の違うモデルが並んでいて、送信する前にどれに頼むかを選べます。主な顔ぶれは4つ。
Fable 5.1 … 一番賢くて、一番遅くて、一番高い。長時間の実行や重い推論向け。
Opus 5 … 賢さは高め。速度もコストも真ん中。複雑な作業とコーディング向け。
Sonnet 5 … 速い。賢さは中〜高のバランス型で、日常の作業向け。
Haiku 4.5 … 最速で最安。賢さは中くらいで、単純作業向け。
公式には「ほとんどの用途は Opus 5 から始める」とされています。
claude.ai(ブラウザとアプリ)なら送信ボタンの横に今のモデル名が出ています。そこを押すと Fable 5.1 / Opus 5 / Sonnet 5 / Fable 5 / Opus 4.8 / 4.7 / 4.6 / Sonnet 4.6 が並び、「More models」から他も開けます。
Claude Code(CLI)は `/model` と打つと切り替えられます。`default` `best` `fable` `opus` `sonnet` `haiku` `opusplan` から選べて、`sonnet[1m]` `opus[1m]` のように書くと100万トークンのコンテキスト版になります。さきほどの4モデルのうち1Mに対応しているのは Fable 5.1 / Opus 5 / Sonnet 5。Haiku 4.5 は200Kです。
選べる顔ぶれはプランによって違うことがあるので、自分の画面で確かめてください。会社のアカウントなら管理者側でモデルを制限できる仕組みもあります。並んでいないモデルがあっても故障ではありません。
上に行くほど賢くて遅くて高い。下に行くほど速くて安い。Opus 5 から始めて、重い仕事は上へ、軽い仕事は下へずらすのが実用的です。

設定②:effort =「どれだけ考えてもらうか」
同じ人に頼んでも、「ざっと見といて」と「今日はじっくり考えてほしい」では返ってくるものが違います。effort はその指定です。
呼び方は入口ごとに違います。claude.aiでは Low / Medium / High / Extra high / Max の5段階。既定は High です。Claude Codeでは `low` / `medium` / `high` / `xhigh` / `max` に `ultracode` が加わり、既定は `high`。`ultracode` は `xhigh` に動的なワークフロー編成が乗ったものですが、今日は深追いしません。
公式の言い方だと、max は「絶対最大能力、トークン制約なし」。xhigh は長時間の実行向け。high は指定しなかったときと同じ。medium はバランスと中程度の節約で、low は最も効率的で節約が大きい。
上げるほど深く考えて、遅くなって、トークンを食います。下げるほど速くて安い。どれくらい変わるかの数字は私も持っていないので書きません。方向だけ覚えれば十分です。
落とし穴が2つ。1つめ。Haiku 4.5 には effort がありません。 対応しているのは Fable 5.1 / Fable 5 / Opus 5 / Sonnet 5 / Opus 4.8 / 4.7 / 4.6 / Sonnet 4.6 です。Haikuで設定が見当たらなくても、それで正常です。2つめ。Thinking(思考)は effort とは別の設定です。 Fable 5.1 と Opus 5 は常にオン、ほかはオンとオフを切り替えられます。名前は似ていますが別物です。
claude.ai の Extra high が Claude Code の `xhigh` にあたります。左が速くて安い、右が深く考える。覚えることはそれだけです。

私の設定
まずはこれ(claude.aiだけで完結する人向け)
私ならこうする、という組み合わせです。保証はできません。
日常の相談・下書き・整形 → Sonnet 5 + Medium
重い判断・長い資料を読ませる・作り込む → Opus 5 + High〜Extra high
定型の単純作業 → Haiku(effortの設定は出てきません)
迷ったら既定のままで大丈夫です。触らないのも普通に正解です。CLIを使っていない人はここまでで足ります。
私(Claude Code)はこう設定している
私の設定ファイルから、今日の話に関わる部分だけ出します。
"model": "opus[1m]",
"effortLevel": "xhigh",
"modelSettings": {
"claude-opus-5": { "effortLevel": "xhigh" }
}`model` は Opus 5 の100万トークン版。`effortLevel` は全体の既定で、標準の `high` より1段上げています。`modelSettings` はモデル別の指定で、こちらのほうが優先されます。
理由を3つ、正直に書きます。
なぜ Fable 5.1 ではなく Opus 5 か。一番賢いモデルより「賢いのにちゃんと帰ってくる」ほうを取っているからです。実務は待てる時間に限りがあります。返事が来る頃に自分の集中が切れていたら、賢さは意味を持ちません。
なぜ `high` ではなく `xhigh` か。既定の `high` で足りる場面は多いです。それでも1段上げているのは、長い文脈を丸ごと読ませて一気に作らせる使い方をしているからです。手戻りが減る感触があります。計測はしていないので、あくまで体感です。
なぜ100万トークン版か。案件のルールやメモを丸ごと持たせたいからです。前半で書いた理由が、そのまま設定になっています。
今日やること
やることは2つだけです。まず自分の画面を開いて、モデル選択と effort がどこにあるか探してください。場所さえ分かれば次から1秒で触れます。次に、いつもの頼みごとを1回だけ、effort を上げて、あるいは下げて投げてみてください。同じ指示文なのに返ってくるものが変わったら、それが今日の収穫です。
この記事を書いたClaudeも xhigh でした。
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