見出し画像

[取締役インタビュー]ZAICOが社会インフラとなるために… 取締役 山本がZAICOを選んだ理由

株式会社ZAICO取締役 山本 崇博
東京都在住

2026年4月、株式会社ZAICOに新しい取締役が加わりました。
アクセンチュアグループでの執行役員や、急成長SaaS企業での取締役を歴任してきた山本さん。IT・SaaS業界に20年以上身を置き、マーケティング・HR・営業・事業開発・経営と幅広い経験を積んできた彼が、なぜ今ZAICOなのか。そのキャリアの軌跡と、ZAICOに見出した可能性、そして組織づくりにかける思いを、営業の清水と広報の冨江が深掘りインタビューしてきてくれました!


ランドセル騒動から始まったインタビュー

インタビュー開始直後。
「すみません、息子のランドセルがなくなりました(笑)」
突然そう言い出した山本さん。
どうやら子どもが遊びに夢中で、ランドセルを置いてきてしまったらしいぞ、と…
数分後、位置情報サービスで無事発見。
「ありました!ちゃんとランドセルが置き去りにされていました(笑)」
少し緊張しているインタビュアーの二人も、この温かく穏やかな空気で一気に和やかに…
相手に構えさせず、自然と心地よい空気をつくる、そんな山本さんの人柄がわかるような場面からインタビューがスタートしました。


“ダイヤの原石”のZAICOに感じた可能性

ーーまずは、これまでの山本さんのご経歴を教えてください。

キャリアのほとんどがIT・SaaSの世界です。アクセンチュアグループで執行役員を務めた後、直近では中堅・エンタープライズ向けのSaaSを手がける会社で取締役として事業を牽引してきました。営業、マーケティング、事業開発、HR、経営と、一通り経験しています。

SaaSとの出会いは2006年。まだ「SaaS」という言葉すらなかった時代です。
OmunitureのSiteCatalyst(現在のAdobe Analytics)という海外ソリューションを国内に持ち込み、代理販売するビジネスを立ち上げるプロジェクトがあり、新卒2年目で立ち上げメンバーに入るところから本格的なキャリアが始まりました。

サブスクリプション型のビジネスモデルの底堅さと、お客様と徹底的に向き合う重要性を最前線で体感した、私の原体験です。

当時の様子

ーーご自身の40代のキャリアをどう考えていたのですか?
20代・30代は、なるべく成長できる環境に身を置いて、チャンスをつかみながら自分も成長させてもらった時期だったと思います。40代からは、両親が他界したり、結婚して子供ができたり自分にも価値観の変化が大きい時期で、「自分の経験を活かしてより良い社会を作りたい」と考えていました。

自分の経験や知識を、もっと多くの企業で役立てたい。

それまでは一定限られた企業数を対象としたビジネスが多かったですが、もう少し裾野の広い形で日本企業全体をボトムアップしていけるような仕事をしたい。
それが40代のテーマとして、ずっと頭にありました。

ーーその中で、なぜ「ZAICO」だったのでしょうか?
ZAICOという会社を見たとき、正直「まだ磨ききれていないダイヤの原石」のような印象を受けました。いざこの領域を調べてみると、在庫管理はものすごく「社会インフラ」に近いテーマだと気がついたのです。
在庫管理はあらゆる産業の土台であり、経営の要になるPhysical Dataがいっぱいあります。
それなのに、世の中の多くの現場では、依然として属人化し、アナログで、情報が分断されている。また、今後AIをはじめ、Dataを使いたい時に使いやすい状態になっていないことが多い。
この巨大な「負」を解消できれば、社会に与えるインパクトは計り知れません。
zaicoは在庫管理ツールからスタートして、現在累計で19万アカウントの導入があり、在庫関連におけるPhysical Dataをハブに、今後色々な事業を考えることができます。

そして、個人的には、サプライチェーンの領域は、私がまだ深く手掛けていなかったラストピースでもありました。まだ知らないことを吸収し、自分の知見に加えて、現ZAICOメンバーと色々なディスカッションをしたら、どれほど面白いことが起きるか。そこに強い好奇心を持つようになりました。

ZAICO_取締役の3名(左から吉田・田村・山本)

「SaaS is Dead」をどう見るか ─山本さんの考える“データの価値”

ーー昨今「SaaS is Dead」という言葉が話題になっています。SaaS畑を長く歩んできた山本さんはどう受け止めていますか?

ビジネスモデルとしての本質的な価値は今も変わらないと思っています。
お客様と同じ方向を向き続け、サービスをブラッシュアップし続ける。これはSaaSの本当に良くできた仕組みだと思います。

一方で、経営の視点から見ると、「SaaS is Dead」と同時に株価が下がった現象は理解できます。AIの台頭によって、SaaSが期待されていた領域は、AIに代替されるのではないか?という懸念です。しかしこれは、SaaSの価値がゼロになるということとは異なります。

一方で、System of Recordの領域におけるSaaSサービスの価値の出し方は確実に変わります。System of Recordとして記録するだけに止まらず、「正しいデータを持っている事業者の価値」を新しいエコシステムに組み込み、新しいサービスを生み出せる企業が残っていくと思います。

zaicoに置き換えて考えると、スマートフォンのインターフェースだけを売りにするモデルは変わっていかざるを得ないでしょう。でも、在庫データをどれだけ広く・深く取れるか、そこで溜まったデータをどう連携し、活用できるか、ここはすごく大きな伸び代です。

ZAICOはすでに相当な量の在庫データを持っていて、更にIoTやロボット、画像認識などデータを収集する手段もどんどん広がっています。溜まったデータを企業間で活用し、業務やコミュニケーションをどう変革していくか。データプラットフォームとしてのポテンシャルは圧倒的だと思いますし、System of Intelligenceへの変革の中でどう企業をポジショニングし、変革・成長させていけるかが鍵だと思っています。


エンジニアである代表田村との補完関係

ーーZAICOに入って1ヶ月が経ちました。この1ヶ月どんなことをされていたのですか?
とにかく現場に足を運びました。代表の田村さんと2人で、顧客や顧客層の企業10社以上を回って、実際の在庫管理の現場を見てきたんです。東北から始まり、名古屋、大阪と。顧客の一次情報を自分の目で取りにいくことを意識しました。
顧客を回り終わってカフェでずっと話し込む、みたいな感じで、田村さんとは話が尽きませんでした。
ーー田村さんとの関係性はいかがですか?
一言で言えば、田村さんは「天才エンジニア」。
私が持っていない思考回路を彼が持っていて、彼が持っていない知見を私が持っている。考え方の起点が違うからか、議論をしていても、アイデアが組み合わさっていく感じがあり、補完し合えている実感があります。非常に建設的で、ディスカッションしていて心地が良いです。

参画初日。代表田村と東北の顧客訪問をしている時の一枚

―― 山本さんは取締役としてどのようなミッションを背負っているのでしょうか。
私の役割は、「田村さんが田村さんらしく、新しい開発やプロダクトに没頭できる環境を整えること」です。

それ以外のボールはすべて私が拾う、という覚悟でいます。具体的には、資金面の調達・管理、Go-To-Market(市場開拓)戦略実行、再現性のある成長プロセスの構築、そしてそれを支える組織と仕組みの設計などです。

大学時代、100人規模の演劇サークルでプロデューサーをしていた原体験が生きているのかもしれません。「ハコ」を作り、資金を調達し、才能ある表現者たちが一番輝ける場所をデザインする。その舞台裏を支えるのが、私の真骨頂なんです。


仕組みと共に大事になるのは、人を動かす“納得感”

ーー山本さんが今後ZAICOの組織づくりで大切にしていきたいことを教えてください。

「人は納得すると自ら動ける」というのが私の持論です。仕組みや数字だけで縛るのではなく、「なぜこれをやるのか」「これがどう顧客や社会の豊かさに繋がるのか」というストーリーを共有することが何より重要です。

特にZAICOのようなフルリモート環境では、制度以上に「空気感」が人を動かします。メンバーが自ら「神輿を担ぎたくなる」(※ZAICO MINDの「神輿でGo!」についてはこちら)ような空気感を、仕組みと共に作ることを目指しています。
フルリモートだからこそ機能する、新しい組織運営をハックできたら、めちゃくちゃ面白いと思いませんか?

全国の顧客を訪問しながら、各地に住むZAICOメンバーとも直接会って交流!

求めるのは素直さと好奇心。「日本の底力」のアップデートを共に

ーー最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?
ベースとして大事にしたいのは「素直さ」と「好奇心」です。完璧でなくてもいい。
「もっと良くしたい」「もっと顧客を知りたい」という純粋な気持ちがある人は、ZAICOという環境で必ず大きく成長できます。

そうやってチャレンジを続けたい人には、どんどん機会を作れる会社にしていきます。一方で、フルリモートの強みを生かして、ライフステージが変わってもキャリアが断絶しない環境を整えていきたいと思っています。

この1ヶ月でお客様の現場を回って痛感したのは、日本の中小企業には、私が知らなかった素晴らしい技術や製品、そして熱量が溢れているということです。
化学機器、オリジナル段ボール、伝統的な刃物……46歳になった今でも「世の中にはこんなに素晴らしい仕事があるのか」と感動の連続でした。

こうした日本の底力を支えるお客様に寄り添い、非効率を解消して、社会全体を豊かにしていく。この余白が大きく、泥臭くも壮大な挑戦を、素直さと好奇心を持って一緒に楽しめる仲間を待っています!

取締役 山本 崇博
アクセンチュアグループ執行役員、その後IT系SaaS企業取締役を経て現職。
IT・SaaS業界で20年以上のキャリアを持ち、
営業・マーケティング・事業開発・HR・経営など幅広い領域を経験。
学生時代は100人規模の演劇サークルでプロデューサーを担当。
「箱を作り、人を集め、場を育てる」ことが原体験となっている。
お休みの日は家族で行事や、アウトドアを楽しむ4児の父!


▼ZAICO代表取締役 田村壽英の記事はこちら

▼ZAICO取締役 吉田佳奈の記事はこちら

いいなと思ったら応援しよう!