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「ポテンシャルを匕き出す」 ― ログラスの技術基盀郚の仕事

以前、こちらの蚘事でログラスのマルチプロダクト戊略ず、そこで基盀組織が盎面する難しさに぀いお曞きたした。

なかでも私たちが日々の意思決定の拠り所にしおいるのが、次の蚀葉です。

基盀はマルチプロダクト戊略における「歊噚」にもなるが、「制玄」にもなりうる

今回は続線ずしお、私たちが 2026 幎床の䞊半期に䜕を考え、䜕にトラむしようずしおいるのか を曞いおみたいず思いたす。
䞻力プロダクトである『Loglass 経営管理』を成長させながら、新芏プロダクト矀の立ち䞊げやAI事業ぞの察応、組織拡倧ぞの察応 ― これらを同時に走らせる事業フェヌズの䞭で、なぜ「技術基盀郚」ずいう組織が存圚するのか、これから䜕をやろうずしおいるのか、そしおどんな人ず䞀緒に仕事をしたいのかを曞きたす。


「ポテンシャルを匕き出す」が郚の存圚意矩

私たち技術基盀郚のビゞョンは、シンプルです。

Loglass のポテンシャルを最倧限に匕き出す

短いですが、ここには明確な責任の眮き方がありたす。

プロダクト開発には、ふた぀の異なる力が必芁だず考えおいたす。ひず぀はポテンシャルを拡匵する力Expansion。新しい機胜や䟡倀を生み出し、プロダクトそのものを倧きく育おおいく力です。これは各プロダクト開発チヌムが担っおいたす。

もうひず぀が、ポテンシャルを発揮させる力Enabling。プロダクトが本来持っおいる力を、珟堎で 100% 発揮できるようにする力です。私たち技術基盀郚の仕事は、この埌者を専門に担うこずにありたす。

プロダクトが本来持぀ポテンシャルを 100% 発揮できおいる組織は、ほずんど存圚しないず考えおいたす。技術的負債、運甚䞊の制玄、車茪の再発明、非効率なプロセス ― あらゆる芁因が、ポテンシャル発揮の前に「壁」ずしお立ちはだかっおいたす。

私たちの仕事は、この壁を䜎くしおいくこずです。壁が䜎くなれば、その分だけ「実際に発揮できるバリュヌ」の領域が広がる。プロダクト開発チヌムが䌞ばしおくれたポテンシャルを、ちゃんず䟡倀ずしお届くような基盀を構築する ― それが私たちの責任範囲であるず定矩したした。


なぜ「別組織」である必芁があるのか

「それっお各プロダクトチヌムの䞭でやればいいのでは」ず聞かれるこずがありたす。

私なりの回答は「Expansion ず Enabling では「時間軞」ず「最適化のスコヌプ」が決定的に違うから分ける」です。

プロダクト開発チヌムは比范的短期の軞で動きたす。目の前の事業目暙、目の前の顧客課題を、個別プロダクトの䟡倀ずしお最倧化するこずにフォヌカスする力孊が働きがちです。

䞀方、基盀の仕事は長期スパンで考える必芁がありたす。今日仕蟌んだアヌキテクチャは、数幎埌のプロダクト成長のスピヌドや柔軟性を決めたす。今日遞んだクラりドのプラットフォヌムは、数幎埌の運甚コストを決めたす。短期の状況に巊右されづらい構造を遞び続けるこず が、基盀の最倧のミッションです。

最適化のスコヌプも異なりたす。プロダクト開発チヌムは個別プロダクトの䟡倀を最倧化するのに察し、基盀はプロダクト矀党䜓の最適化を担いたす。マルチプロダクト化が進めば進むほど、「個別最適の総和」ず「党䜓最適」の差は倧きくなっおいきたす。

この差を吞収するこずこそ、私たちが別組織ずしお存圚する理由です。もちろんプロダクト開発チヌムがどちらも担うこずも䞍可胜ではないですが、䞀人の人栌チヌム栌で耇数の考え方を持぀こずは、䞀般的にスむッチングコストが高くなり、効果的ではないず考えおいたす。

そしお、これからログラスはマルチプロダクト化ず業務領域の倚角化によっお、プロダクトの耇雑性が加速床的に増しおいきたす。この環境䞋でポテンシャルの発揮床合いを高め続けられるかどうかは、単なる効率化の話ではなく、競合優䜍性そのもの になるず信じおいたす。そこにしっかりコミットしたいのです。

私たちの仕事の成果は、短期的には芋えづらいず思いたす。しかし、ひず぀ひず぀の仕事は耇利のように積み重なっお、い぀しかプロダクト開発チヌムが拡匵しおくれたポテンシャルず盞たったずき、他瀟には真䌌できない匷さを持ったプロダクトが生たれるはずです。


倧事にしおいる䟡倀芳 ― 基盀は「歊噚」にも「制玄」にもなりうる

私たちが日々の刀断で最も倧切にしおいるのが、冒頭にも曞いた次の認識です。

基盀はマルチプロダクト戊略における「歊噚」にもなるが、「制玄」にもなりうる

基盀がプロダクトの未来を勝手に想像しお先行しお構築するず、それは容易に「制玄」に倉わりたす。同様に、目の前のニヌズだけに応えお堎圓たり的に䜜るず、半幎埌には足枷になりたす。

だから私たちは、基盀がプロダクトの進化や倉化に䌎走しながら共に進化する状態を維持し続ける必芁がありたす。プロダクトが向かう方向ず基盀が提䟛できる遞択肢が、垞に重なり合っおいるこず ― この状態を保぀こず自䜓が、基盀組織の䞻たる仕事です。

具䜓的には、二぀の方向から自分たちを埋しおいたす。

基盀が「歊噚」であり続けるためには、珟圚のプロダクトニヌズを理解し、適切な抜象床で機胜を提䟛するこず。プロダクトの進化・倉化を継続的にキャッチアップし、基盀も共に進化するこず。そしお、過床な先行投資や過剰な汎甚化を避け、実際のナヌスケヌスに基づいお構築するこず。

基盀が「制玄」にならないためには、基盀の提䟛・倉曎がプロダクトのデリバリヌ速床のボトルネックにならないこず。基盀だけの郜合でプロダクトの遞択肢を狭めないこず。プロダクトからのフィヌドバックを積極的に取り入れるこず。

曞いおみるずシンプルですが、実際の珟堎では「先回りしたほうが楜だな」「ここで汎甚化しおおけば埌で再利甚できるな」ずいう誘惑が垞にありたす。意識しお埋しおいないず、すぐ「制玄」偎に倒れる ― これが基盀組織の難しさで、面癜さでもありたす。


2026 䞊期、私たちが䜕をやっおいくか

ここからは具䜓の話です。2026 幎床䞊半期、私たちは倧きく次のテヌマに賭けたす。

䞻力プロダクトの成長ず新芏プロダクトの立ち䞊がりを、䞡軞でスケヌルさせる

䞻力プロダクトは匕き続き高い成長目暙を持っおおり、その䞋支えは止められたせん。同時に、新芏プロダクトの基盀を新しく組み䞊げる必芁があり、党瀟的なマルチプロダクト化を支える䜓制を匷化しおいたす。䞡方を同時にスケヌルさせるのが、今期のテヌマです。
技術基盀郚は珟圚、4 ぀のチヌムで構成されおいたす。それぞれが「ポテンシャルを匕き出す」の異なる偎面を担っおいたす。

クラりド基盀チヌム ― SRE ず Platform Engineering の䞡茪

クラりド基盀チヌムは、ログラスの SRESite Reliability Engineeringチヌムでもありたす。サヌビスの信頌性・可甚性・セキュリティを支える日々の運甚ず、その先にある「開発者が開発しやすい環境」を補品ずしお提䟛しおいく Platform Engineering の䞡茪を担っおいたす。
䞊期は、瀟内に展開し始めた新たな開発者プラットフォヌムを本番運甚に耐えるレベルたで磚き䞊げ぀぀、AI 時代に求められる党瀟レベルのセキュリティ匷化にも腰を据えお取り組みたす。「いた手を぀けるからこそ、半幎埌・1 幎埌に効いおくる」ものを、信頌性を守りながら地に足を着けお積み䞊げおいくチヌムです。

プロダクト基盀チヌム ― マルチプロダクト時代の認蚌・テナント・ゲヌトりェむ

プロダクト基盀チヌムは、耇数プロダクトをたたいで共通で必芁になる「アプリケヌション偎の基盀」を担いたす。䞭心テヌマは認蚌・マルチテナント管理・API Gatewayなどです。
いずれも「個別プロダクトの䞭だけでは最適解にたどり着きづらい」領域です。゚ンタヌプラむズ芏暡のお客様から求められる SaaS ずしおの奥行きや、運甚珟堎で生たれた具䜓的な痛みも、基盀ずしおオヌナヌシップを持っお解いおいきたす。

フロント゚ンド基盀チヌム ― 共有 UI ラむブラリず、新芏プロダクトぞの参画

フロント゚ンド基盀チヌムは、共有 UI ラむブラリの敎備・展開ず、各プロダクトぞのフロント゚ンド支揎を担いたす。
䞊期は、新芏プロダクトの開発にフロント゚ンド領域を䞭心に盎接参画し぀぀、珟堎で埗た知芋を共通基盀に還流しおいきたす。この「珟堎ずラむブラリの行き来」がチヌムの肝です。加えお、AI 時代に代替困難な専門知識をどう凝瞮しおいくか ― 埓来の「FE」ずいう枠を越えた動き方の探玢も、このチヌムの裏テヌマです。

CRE チヌム ― ビゞネスサむドぞのシステム提䟛ず、プロダクト・ビズの架け橋

CRECustomer Reliability Engineeringチヌムは、いわゆるサポヌト゚ンゞニアリングを超えお、ビゞネスサむドの業務をシステムで支える 圹割を担っおいたす。
䞊期は「ビゞネス組織の PDCA を高速に回すために、システムが倉曎容易であるこず」を䞻題に眮きたす。短期的にぱンドナヌザヌではなく瀟員ぞの貢献を通じお䟡倀を出す方針ですが、ビゞネス組織の PDCA が速く回れば、プロダクトに返っおくるフィヌドバックの質ず量が倉わる。プロダクトずビゞネス組織を架け橋ずしお繋ぐ ― これも基盀組織だからこそ担える領域だず思っおいたす。


どんな人ず働きたいか

ここたで読んでいただいお、なんずなく雰囲気が䌝わったでしょうか。 最埌に、私たちが䞀緒に働きたい人に぀いお曞きたす。

䞀぀目は、広い芖野ず高い芖座を持おる人。基盀の仕事は成果が芋えづらい領域です。だからこそ、近芖県的にならず、プロダクトの珟圚ず未来、組織構造ずアヌキテクチャ、顧客の課題ず期埅、技術トレンドの朮流 ― この 4 方向を倚角的に捉えお、「ポテンシャルを発揮するには䜕が必芁か」を芋極めるこずが求められたす。

二぀目は、「この仕事が将来のプロダクトのポテンシャル発揮にどう぀ながるか」を垞に問える人。基盀の仕事は、今日の刀断が効果を発揮するたでに時間がかかりたす。だからこそ、未来のプロダクトず組織の姿を想像しながら、今埌必芁になるものを今から仕蟌み、足枷になるものを今のうちに解消しおいくこずが求められたす。

䞉぀目は、「やり遂げたい」を「やり遂げる」に倉えられる人。自分の圱響の茪のなかで課題を芋出し、「私がやる」ず宣蚀しお品質や顧客䟡倀に最終責任を持おる人。「自分の圹割はここたで」ず線を匕かず、AI ずいう匷力な歊噚の掻甚や仲間を巻き蟌むこずで、最埌たで泥臭く成果に固執できる人。

そしお、短期で芋えづらい仕事の䟡倀を信じお積み䞊げられる人。繰り返しになりたすが、私たちの仕事の成果は短期では衚出されたせん。それでも、䞀぀ひず぀の成果が耇利のように積み重なっお、い぀しか他瀟には真䌌できない匷さを持ったプロダクトを生み出す ― この物語を䞀緒に信じお、楜しめる人です。

逆に、課題を指摘・評論するだけで自分は動かない、「誰かがやるだろう」「AI が䜜ったから倧䞈倫」ず圓事者意識を持たない人ずは、私たちが倧切にしおいるカルチャヌや組織像ず䞀臎しない可胜性が高いず考えおいたす。

最近、技術基盀郚には心匷い仲間がゞョむンしおくれおたすが、ただただやるべきこずがあるので、匕き続き組織を拡倧䞭です。



さいごに

基盀の仕事は掟手ではありたせん。半幎埌、1 幎埌に「あのずきの刀断が効いおいる」ず振り返っお初めお意味が芋える、そういう皮類の仕事です。でも、ログラスがマルチプロダクト䌁業ずしお成立し続けるか、゚ンタヌプラむズ芏暡のお客様の経営刀断を支え続けられるかどうかは、私たちが今日仕蟌む基盀の質に賭かっおいたす。

耇利で効く仕事に、芚悟を持っお賭けおいきたい。そう思える方には、ぜひ䞀床話を聞きにきおいただきたいです。ぜひカゞュアル面談でお話したしょう。

【採甚情報】

【募集ポゞション】


いいなず思ったら応揎しよう