マネジメントを経て、再びエンジニアとして基盤開発に向き合う理由
転職をしてから少し時間が経ち、新しい環境での生活や仕事もようやく落ち着いてきました。そこで、これまでの振り返りとこれからのスタートの記録を兼ねて、入社エントリーを書いてみようと思います。
改めまして、こんにちは!Yamar(@yamachoo567)こと、山中 良太です。
この度、僕は4年3ヶ月お世話になった株式会社マネーフォワードを離れ、4月に株式会社ログラスに入社しました。この文章では、「なぜこのタイミングで転職をしたのか」「なぜログラスという新しい環境を選んだのか」について、当時の想いや経緯を整理して残しておこうと思います。
自分は学生時代に建築デザインを学んでおり、そこからIT業界へ飛び込んでエンジニアになりました。一見すると全く異なる領域ですが、今までのキャリアを振り返ってみると、自分は昔から「複雑な物事を整理し、美しく機能する構造や土台を設計すること」に、一貫して強い興味を持っていたように思います。
前職では、名古屋拠点の立ち上げ期に現地採用の一人目のエンジニアとして参加し、一貫して複数のプロダクトを支えるワークフロー基盤の開発・運用に携わってきました。技術的な基盤を支え続ける日々の中で、そのうち後半の2年ほどは、同組織のリーダーやEM(エンジニアリングマネージャー)として本当に数多くの貴重な挑戦の機会をいただきました。
「仕組みの土台」を作ることから、チームや組織という「人の土台」を整えることまで、かけがえのない経験をさせていただいた前職の仲間や環境に、今でも深く感謝しています。
こうした様々な挑戦を経て、自分の興味の対象がさらに明確になった今、なぜ次の挑戦の場に「ログラス」を選んだのか、その理由をお話しさせてください。

マネジメントから再び現場へ。急成長フェーズで技術を極める決断
前職での数々のチャレンジやマネジメントの経験は、今の僕の確固たる力になっており、非常に大きな財産となっています。
特に、会社の手厚いサポートのもとで拠点や国を越境し、グローバルな環境で働くという貴重な経験を積めたこと、リーダーシップやマネジメントを研修と実践を通じて磨かせていただいたこと、そして新卒の方の育成を通じて自分自身もエンジニアとして、また一人の人間として大きく成長させてもらったことは、現在の自分のベースを形作っています。
こうした素晴らしい環境で組織やメンバーに伴走させてもらったからこそ、自分自身のキャリアや、自分がどういう環境で一番力を発揮できるかに対する解像度がより上がっていくのを感じました。
そこで見えてきた、自分の新しい軸が2つあります。
1つ目は、「今の自分にとって、中規模で事業が急成長しているフェーズが最もフィットする」という気づきです。前職での大規模なプロダクト基盤の経験があったからこそ、次は事業のスケールアップそのものを間近で支える立場で、基盤の立ち上げや刷新に深く関わっていきたいという思いが強くなりました。
2つ目は、「再びIC(Individual Contributor)として、現場で手を動かし技術の専門性をとことん深めたい」という想いです。メンバーを技術的により力強く牽引し、エンジニアとしてより高い価値を届けるためには、現場に戻り、自分自身の技術的な地盤を固めるべきではないか、と考えるようになりました。
一貫して取り組んできた基盤の知見を活かしつつ、さらにインフラやシステム共通の基盤領域を突き詰めたい。複雑な課題に対してじっくりと腰を据えて取り組みながら、組織の成長に寄り添うような「プラットフォームエンジニアリングの実践」を研究したい、という強い思いが湧いてきました。さらに、AI時代の到来によって開発スタイルそのものが進化していく中で、その最前線にどっぷりと没頭してみたいという好奇心もありました。
選考やカジュアル面談を通じて、実際に「直近、EMからICに戻り、現場の最前線で技術を極めている」という先輩方のリアルなキャリアパスをお聞きできたことも、この挑戦へ踏み出す大きな後押しとなりました。
マルチプロダクトの土台、高い熱量、そして「人」の魅力
転職活動を進める中では、ありがたいことに他にも本当に魅力的な企業との素敵な出会いがたくさんありました。それぞれの企業に素晴らしい文化やリスペクトできる強みがあり、どの環境で次のステップを踏み出すべきか、最後の最後まで本当に悩み抜きました。
そうして深く考え抜いた末、最終的にログラスへ進む決断をしたのですが、特に強く惹かれた理由は大きく3つあります。
1. やりたいことと、会社のフェーズが合致していたこと
ログラスは今、マルチプロダクト戦略を推進しており、まさに自分が求めていた中規模組織で基盤の立ち上げと刷新をしていくという非常にエキサイティングなフェーズを迎えています。
現在、僕はログラスで認証・認可、テナント管理といった共通機能の開発を担当しています。前職での基盤開発の経験も活かしつつ、新しい領域を学ばせてもらいながら、マルチプロダクトの土台そのものを設計・構築していくという、まさにやりたかった仕事に全力で挑戦できています。
2. 活発な技術発信と、一緒に高め合えるイメージ
ログラスは社外への技術発信が非常に活発で、実は自分も以前からDDD(ドメイン駆動設計)やサーバーサイドKotlin関係の記事でよくお世話になっており、単なる「やってみた」に留まらない濃い実務の知見が継続して発信されている点に、とても良い印象を持っていました。僕自身、今後のエンジニア活動の中で、情報発信やコミュニティ活動をもっと頑張っていきたいという思いを抱いていたため、その方向性とも一致していました。
また、自分は良くも悪くも周りの環境の熱量に影響を受けやすいタイプという自覚があります。だからこそ、全員が当たり前に発信しているこの環境に身を置くことで、自分自身の活動も自然と引き上げられ、メンバーと一緒に高め合っていけるイメージを持てたことが、入社への大きなフックになりました。
3. 「誰と働くか」という魅力
自分は過去の経験から、自分がパフォーマンス高く働く上で「誰と働くか」をとても重視しています。そのため様々な面接でそのことを重視しているとお伝えしていました。
ログラスの選考プロセスを通じて、出会った方々とは課題意識や考え方が合うなと感じることが多かったです。
また以前から面識のあった、ゆいとさん(@Yuiiitoto)と一緒に働けることに大きな魅力を感じました。現在は関わる領域こそ少し異なりますが、同じ組織にリスペクトできる存在がいることは非常に心強いです。
そして現在では、同期入社であるmuraさんの存在も大きく、お互いに刺激を受け合いながら一緒に働けている現状は、本当に素晴らしい環境だなと感じています。
入社して実感した、組織の熱量と一体感
入社してまだ日は浅いですが、ログラスという組織の熱量の高さに日々刺激を受けています。以下は特に自分が印象的に感じていることです。
ドメインの本質を学ぶ社内研修:入社後、当社の事業ドメイン(経営管理領域)に関する座学とユーザーである経営企画の実務の一端を体験するグループ研修を受けられたのは非常に素晴らしい経験でした。自分たちが提供している価値への理解がエンジニア視点でも一気に深まりました。
ビジネス職のメンバーも含めた、同期との強い一体感:職種の垣根を超えた横の繋がりを自然と生み出す研修プログラムやランチ補助の設計など、会社の組織設計が良いなと感じています。また入社日から本社でリアルに顔を合わせてコミュニケーションを取れていることも、同期との繋がりをより深く実感できている一因かもしれません。
圧倒的な学習意欲とAI浸透の文化:社内にはとにかく勉強熱心な方が集まっていると感じます。また、適切なセキュリティガイドラインのもと、AIツールの活用が一部のエンジニアにとどまらず、社内全体のカルチャーとして広く根付いていることも非常に刺激的で、自分に良い影響を与えてもらっています。
技術コミュニティへの発信を応援してくれる環境:社外のコミュニティ活動やアウトプットを、会社が応援してくれる空気感があるのも、僕個人としては、とてもありがたいです。
基盤の力でプロダクト価値を最大化し、次世代へ恩を繋ぐ
今後の長期的なキャリアの展望については、変化の激しいフェーズということもあり、あえてガチガチなビジョンとしては固めていません。
ですが、まずは今任されている認証・認可やテナント管理をはじめとする共通機能を、これからのログラスのマルチプロダクト戦略に耐えうる「最高のプラットフォーム」へと育て上げることが、今の自分の明確な目標です。
将来的には、会社の成長やフェーズの変化に合わせて、その時々に必要な基盤のあり方をチームメンバーと一緒に模索し、柔軟に形にしていければいいなと考えています。
共通基盤の力で開発速度とプロダクトの価値を最大化し、ログラスのミッションである「良い景気を作ろう。」をエンジニアリングの側面から支えていく。それが、今の僕の目標です。
そしてもう一つ、エンジニアとして今後もずっと大切にしていきたい軸があります。
それは、過去に自分がお世話になった人たちからもらった恩を、今度は別の誰かや、次の世代に繋いでいくことです。
キャリアの節目を迎えるたびに、今の自分があるのはこれまで出会った多くの先輩や仲間に引き上げてもらったからだと痛感します。だからこそ、そこでいただいた恩を自分のところで止めず、しっかり還元していきたいと思っています。
そのためにも、新しく挑戦を始める仲間や次の世代のエンジニアが、最高に輝けるような「強固な土台」をログラスの中に作っていくことに貢献すること。それこそが、僕の考える恩返しであり還元の1つです。
さいごに
自分たちが今向き合っているログラスの共通基盤領域は、今後のすべてのプロダクトの成長を支える、文字通りの「心臓部」となる領域です。
事業全体のスピードを損なわずに、中長期の視点で全体最適を見据えた仕組みへとどう進化させていくか。マネジメントを経験した今だからこそ、この難しくも手応えのある課題に対して、プレイヤーとしてじっくり腰を据えて向き合える日々に、大きな喜びを感じています。
正直なところ、僕自身もまだまだ分からないことだらけの毎日ですが、ログラスにはとても心強い仲間がいます。今後は、そんな心強い仲間をさらに増やしていって、自分たちが目指す「最高のプラットフォーム」を一緒に作っていきたいです。
だからこそ、この難しくも面白い挑戦をともに楽しめる仲間を、いま探しています。
少しでも興味を持っていただけたなら、まずはカジュアルにお話ししませんか?
ご応募や面談のご希望、いつでもお待ちしております!
【採用情報】
【募集ポジション】
上記以外のポジションはこちらからご覧ください。
