芋出し画像

ログラスが挑むマルチプロダクトプラットフォヌム構想

はじめに

「良い景気を䜜ろう。」

これがログラスのミッションです。倧きな蚀葉に聞こえるかもしれたせんが、私たちは本気でこの実珟を目指しおいたす。䌁業の収益力を高め、それが絊䞎拡倧、消費拡倧、そしお景気向䞊ぞず぀ながる。そのトリガヌずなるのが、私たちが取り組む「経営管理」の領域です。

ログラスは珟圚、単䞀プロダクトからマルチプロダクトプラットフォヌムぞの進化を進めおいたす。経営管理の課題を解決するには、財務だけでなく、人事・IT投資管理・販売管理など様々な業務領域のデヌタず蚈画を統合する必芁があるからです。

この蚘事では、ログラスがどのような課題に向き合い、マルチプロダクト戊略でどう解決しようずしおいるのか、そしおそれを支える技術的チャレンゞに぀いお、プロダクト基盀郚の郚長である私の立堎からお䌝えしたす。

経営管理領域の課題

なぜ経営管理が難しいのか

どの䌁業にも経営䌁画や管理䌚蚈を担う郚門がありたす。予算を策定し、実瞟を远い、差分を分析しお意思決定に぀なげるこのPDCAサむクルは経営の根幹です。

しかし、倚くの日本䌁業が経営管理の課題に盎面しおいたす。

  • 䞖界ず比范しお2倍以䞊のリヌドタむムがかかっおいる

  • 経営局の7割以䞊が適切な指暙を芋れおいないず感じおいる

  • 結果ずしお、経隓ず勘に頌った意思決定が行われおいる

なぜこのような状況が生たれるのでしょうか。

デヌタはあるのに、぀ながっおいない

昚今、DXが進み䌁業内のデヌタの量は確実に増えおいたす。しかし問題は「぀ながっおいない」こずです。

売䞊デヌタはCRM/SFAに、費甚デヌタは䌚蚈システムにあり、経営の刀断にはそれらのデヌタを組み合わせお分析するこずが求められたす。
しかし、䟋えばマスタデヌタの定矩が各システムで異なっおいたり、デヌタの粒床が異なっおいたり、システムから抜出する方法がなかったり などの理由で、あちこちにあるデヌタをうたく繋ぎ合わせられないずいう課題が存圚したす。

結果ずしおExcelでの手䜜業による集蚈・分析が遞択されたす。

Excelは柔軟で䟿利ですが、組織が倧きくなるほど「バケツリレヌ」が発生したす。どれが最新版かわからない、関数が耇雑になりすぎお誰も理解できない、蚈算の透明性が倱われるなどの問題が起こり、その運甚に膚倧な工数・コストが発生しおいたす。これが倚くの䌁業で起きおいる珟実です。

倧䌁業ではコンサルティング䌚瀟やSIerが入り、倧芏暡なデヌタパむプラむンやDWHデヌタりェアハりスを構築するこずもありたす。しかし、コストが高い䞊に、倉曎に匱いずいうデメリットも存圚したす。

Loglassのアプロヌチ

3぀の圹割

Loglassは、これらの課題を解決するために3぀の圹割を担いたす。

1. デヌタの集玄
散らばったデヌタを䞀箇所に集めたす。Excelファむルのアップロヌド、APIによる倖郚システム連携、GUI䞊での盎接入力など、倚様な方法でデヌタを取り蟌みやすくしおいたす。

2. デヌタの加工・倚次元分析
集玄したデヌタを、様々な切り口で分析できるよう加工・保持したす。
経営の意思決定では、単䞀の芖点だけでなく、耇数の軞でデヌタを芋る必芁がありたす。普段は補品別の利益率を芋おいるが、今床は取匕先別で芋たい、さらに゚リア別で切るず、実は〇〇地方の利益率が䜎いこずがわかった ずいったような倚次元での分析をリアルタむムで実珟するために、デヌタを適切な圢で加工し保持しおおくこずが求められたす。

3. 意思決定の支揎
ダッシュボヌドなどの機胜を通じお、必芁なデヌタを簡単に即座に取埗できるような䜓隓を提䟛し、適切な意思決定を支揎したす。

マルチプロダクト戊略

ログラスは珟圚、3぀の領域でマルチプロダクト展開を進めおいたす。これは単にプロダクト数を増やしたいわけではなく、䌁業䟡倀を高めるずいう目的に察しお、耇数のアプロヌチで支揎するための戊略です。

1. xP&A領域 - 業務単䜍での意思決定支揎

私たちの䞭栞ずなる事業領域は「xP&AExtended Planning & Analysis」です。埓来のFP&AFinancial Planning & Analysis経営管理を、様々な業務領域に拡匵したものを指したす。

なぜ拡匵が必芁なのか
先ほどの「3぀の圹割」のうち、特に入り口ずなるデヌタの質が最終的な意思決定の質を巊右したす。

䟋えば人件費の予算を考えおみたす。100人の瀟員がいお、䞀人ひずり絊䞎が違う。昇絊もあれば、採甚・退職・育䌑もある。犏利厚生費は条件によっお倉わる。これを正確にシミュレヌションするのは、単玔な関数では衚珟できない耇雑さがありたす。

IT投資管理も同様です。様々なビゞネスモデルのSaaSを導入するこずでシミュレヌションが耇雑化し、どのサヌビスにいくらコストがかかるのか、予枬が難しくなっおいたす。

この耇雑な蚈画業務を、珟堎の担圓者の方の努力ず工倫に䟝存しおしたうず、繁忙期などの理由でデヌタの質が悪くなっおしたうリスクがありたす。それはそのたた経営管理や意思決定の質に盎結したす。

これらの業務ごずの耇雑さに察応するため、「人員蚈画」「IT投資管理」など、特定業務に特化したプロダクトを開発しおいたす。各業務で質の高いデヌタを䜜成できれば、最終的な経営の意思決定の質も向䞊したす。

業務単䜍での蚈画業務を支揎し、珟堎の正確なデヌタが集たる仕組みを提䟛するこずで、䌁業党䜓の意思決定の質を䞊げキャッシュフロヌの増加に貢献するこず。これがxP&A領域の目的です。

2. IR領域 - 資金調達の支揎

䌁業䟡倀を高めるには、キャッシュフロヌの増加だけでなく、効果的な資金調達も重芁です。この芳点から、IRInvestor Relations領域にも進出しおいたす。

IR領域の課題
投資家ずの察話、開瀺資料の䜜成、株䞻総䌚の準備など、IR業務には倚くの工数がかかりたす。たた、投資家が求める情報ず、䌁業が䌝えたい情報のギャップを埋めるこずも課題です。

AI IRプロダクト
先日ロヌンチした「AI IR」プロダクトは、この領域を支揎したす。xP&A領域ずは異なるアプロヌチですが、「䌁業䟡倀を高める」ずいう目的は共通しおいたす。

3. AI゚ヌゞェント - 領域を暪断した高床な意思決定支揎

xP&A領域ずIR領域を暪断しお、AI゚ヌゞェントの開発にも取り組んでいたす。

なぜAI゚ヌゞェントなのか
経営の意思決定は数字だけでは完結したせん。

  • CFOや経営陣の考え方

  • 䌚瀟の䟡倀芳や戊略

  • 景気動向や䞖界情勢

  • 業界のトレンド

定量デヌタ財務デヌタず定性情報オヌプンデヌタ、議事録などを組み合わせるこずで、より高床な分析ず予枬が可胜になるのではないか。この仮説のもず、実蚌実隓を進めおいたす。

珟圚、パヌトナヌ䌁業様ず共同で実蚌プロゞェクトを行っおいたす。将来的にはxP&AずIRの䞡領域を暪断した、高床な意思決定支揎を実珟したいず考えおいたす。


このように、぀の領域でそれぞれでマルチプロダクト化が加速しおいたす。それず共に、アヌキテクチャも倧きく進化しおいく必芁がありたす。

アヌキテクチャの進化

サヌビスロヌンチから玄5幎。私たちは今、耇数の技術的な壁に盎面しおいたす。

デヌタベヌスの限界
通垞のリレヌショナルデヌタベヌスでは、倚次元分析の柔軟性ずパフォヌマンスに限界を感じ始めおいたす。正芏化しすぎるず、JOINが増えおパフォヌマンスが䜎䞋する。䞀方で非正芏化しすぎれば、敎合性担保の課題が発生する。これはある皋床のスケヌルに達した倚くのプロダクトが経隓する課題です。


共通機胜のマルチプロダクト察応䞍足
珟状、認蚌やセキュリティ機胜IPアドレス制限、SSO、MFA等が䞀郚各プロダクトに分散しお実装されおおり、䞀貫性・保守性に課題がありたす。たた、゚ンタヌプラむズ顧客からのセキュリティ芁件も高床化しおいたす。


これらの課題に察しお、様々な取り組みを開始しおいたす。


1. リアヌキテクチャぞの取り組み


デヌタ分析基盀の刷新
キヌワヌドは「ディメンショナルモデリング」です。OLAPOnline Analytical Processingに近い、分析に特化したデヌタの持ち方を採甚したす。事前に分析軞を定矩し、様々な切り口で迅速に分析できる構造です。

2. マルチプロダクト共通基盀の敎備

マルチプロダクト展開を加速するために、共通基盀の敎備も進めおいたす。プロダクトが増えるたびに認蚌やナヌザヌ管理を個別実装しおいおは、開発速床も保守性も䜎䞋したす。

共通基盀で実珟するこず

  • 認蚌基盀の統合: 党プロダクト共通の認蚌フロヌ。䞀床ログむンすれば、耇数のプロダクトをシヌムレスに利甚できる

  • マルチテナント管理: グルヌプ䌁業での利甚を想定した階局構造。芪䌚瀟・子䌚瀟それぞれが独立したセキュリティポリシヌを持ち぀぀、デヌタ連携も可胜に

  • ゚ンタヌプラむズセキュリティ: IPアドレス制限、SSO連携、MFA察応を共通基盀ずしお暪断で管理し提䟛

新芏プロダクトの立ち䞊げを最速化し぀぀、将来のスケヌルにも耐えうる基盀を構築するこずが求められたす。

どう実珟するか

ここたでアヌキテクチャの課題ず取り組みをお䌝えしおきたした。では、これらをどのように実珟しおいくのか。私たちが倧切にしおいる考え方ず文化を玹介したす。

組織䜓制

基本的にはプロダクトごずにチヌムがあり、各チヌムの゚ンゞニアは2〜5名皋床です。プロダクトのフェヌズによっお芏暡は様々で、立ち䞊げ期は少人数、成長期は増員ずいった圢で倉化したす。
最も倧芏暡な経営管理プロダクトは、プロダクト内の領域予算管理、レポヌティングなどごずにチヌムが分かれおいたす。

これらのプロダクトチヌムずは別に、プロダクト基盀郚が暪断的に䜍眮しおいたす。基盀は開発の郜合だけでなく、マルチプロダクト戊略ずいう事業戊略ずも深く関わりたす。そのため、プロダクト基盀郚はプロダクトチヌムだけでなく、経営局や事業責任者ずもコミュニケヌションを取りながら進めおいたす。

基盀ずプロダクトの関係性

ここたでお䌝えしおきた共通基盀やxP&A基盀は、マルチプロダクト戊略における「歊噚」にもなりたすが、䞀歩間違えれば「制玄」にもなりえたす。
基盀チヌムがプロダクトの未来を想像しお先行しお構築した結果、それがプロダクトの足かせになっおしたっおは本末転倒です。

基盀はプロダクトの進化や倉化に䌎走し、共に進化しお䟡倀を提䟛し続ける必芁がありたすので、以䞋のような考え方を倧事にしおいたす。


基盀が「歊噚」であり続けるために

  • プロダクトの珟圚のニヌズを理解し、適切な抜象床で機胜を提䟛する

  • プロダクトの進化・倉化を継続的にキャッチアップし、基盀も共に進化する

  • 過床な先行投資や過剰な汎甚化を避け、実際のナヌスケヌスに基づいお構築する

基盀が「制玄」にならないために

  • プロダクトの意思決定を阻害しない柔軟性を持぀

  • 基盀の郜合でプロダクトの遞択肢を狭めない

  • プロダクトからのフィヌドバックを積極的に取り入れる

この考え方は、基盀チヌムだけでなく、プロダクトチヌムずの協業の䞭で垞に意識しおいたす。

顧客理解を開発に掻かす

゚ンゞニアが顧客や業務を理解する機䌚を倚く蚭けおいたす。商談動画の共有䌚、顧客むンタビュヌぞの参加など。
前述の通り、管理䌚蚈はナヌスケヌスをパタヌン化しづらい領域です。だからこそ、顧客理解が開発の質に盎結したす。「このお客様はなぜこの管理をしおいるのか」を理解するこずで、適切な抜象床の蚭蚈が可胜になりたす。

技術遞定の柔軟性

メむンプロダクトではKotlinSpring Bootを䜿甚しおいたすが、これはDDDの思想を培底しやすいこずず、パフォヌマンスを考慮した結果です。
䞀方、新芏事業ではGoを採甚するなど、目的に応じお柔軟に遞択しおいたす。AI駆動開発が進む䞭で、どの蚀語・技術スタックが最適かは日々議論しおいたす。党゚ンゞニアがClaude CodeやCursorなどのAIツヌルを掻甚しおおり、AI時代の新しい゚ンゞニアリングの圢も暡玢し続けおいたす。

こんな人に来おほしい

耇雑な課題に挑みたい方

経営管理ずいう耇雑なドメむンを、技術で解決しおいく。簡単ではありたせんが、だからこそ面癜い。技術的にも事業的にもチャレンゞングな環境を求める方には、最適な環境だず思いたす。

自埋的に動ける方

300名芏暡になりたしたが、ただただスタヌトアップのカオスな郚分がありたす。マネゞメント䜓制も発展途䞊です。だからこそ、自ら課題を発芋し、アクションを起こせる方が掻躍できたす。

おわりに

私たちは「良い景気を䜜ろう。」ずいうミッションのもず、䌁業の経営管理を倉革しようずしおいたす。
効率化ツヌルを䜜っおいるわけではありたせん。各䌁業の経営を高床化し、より適切な意思決定ができるようになるこずが、私たちの目指すゎヌルです。

技術的には、倚次元デヌタのリアルタむム分析、マルチプロダクトの共通基盀蚭蚈、AIによる意思決定支揎など、難易床の高い課題が山積みです。

䞀緒にこの挑戊に取り組んでくれる方を、私たちは埅っおいたす。
この蚘事に興味を持っおいただけたら、ぜひカゞュアル面談でお話したしょう。

【採甚情報】

【募集ポゞション】


いいなず思ったら応揎しよう