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「まだ大丈夫」は、何が大丈夫?|なんとかやれていると感じている人へ

自分で回せている。
納期にも、間に合っている。
身体も、壊していない。

だから、口をついて出る。

「まだ大丈夫」

誰かに頼らなくても、なんとかやれているし、
周囲から見れば、ちゃんとやれている。

そんな風に、感じていませんか?


私はずっと、
「まだ大丈夫」と自分に言い聞かせるのがクセになっていました。

でも、あるときふと気づいたのは、
私が使っていた「大丈夫」は、
「壊れていないこと」「破綻していないこと」だったということ。


人を頼れないまま、ひとりでこなすことを長いあいだしてきた人ほど、
「壊れていない=大丈夫」になりやすいもの。

大丈夫の基準が気づかないうちに下がり続けてしまうんです。


今、あなたの「大丈夫」の基準は、どこにありますか?


できているようで、基準がずれている


「ひとりでこなしている」「自分で回せている」の中身が、
睡眠時間を減らして回せている、になっていないか?

「納期に間に合っている」の中身が、
サービス残業をして間に合わせている、になっていないか?

「身体を壊していない」の中身が、
入院や通院を余儀なくされるような壊れ方をしていない、になっていないか?

回せている。
間に合っている。
倒れていない。

事実としては、そうかもしれない。

でもそれは、
大丈夫な状態というより、
無理をして賄っている状態に近いと感じませんか?

賄えているうちは、言葉が追いつかない。
「まだ大丈夫」が、いちばん使いやすいから。


「大丈夫じゃない」が出るころには、遅いことが多い


過去の私も含め、
「大丈夫じゃない」ってなるときには、
取り返しのつかない状態になっていることが多いんです。

眠れなくなってから。
動けなくなるほど体調を崩してから。
もう一人では回せなくなってから。

そこまでいって、やっと「やばい」が出る。

その手前では、ずっと大丈夫だったことになっている。
睡眠を削っても。
残業で穴を埋めても。
からだの警報を、まだ聞こえないふりをしていても。

だから、「まだ大丈夫」は
安心の言葉にもなれば、
警報の消音でもあるんです。

無理をして賄っている今を、
大丈夫と呼ぶのは、ちょっと違います。

頑張っているあなたを責める必要はありません。

でも、「大丈夫」というその言葉が、どこを守っているのか、何をもって大丈夫だと感じているのか、ちょっとだけ改めて見てみてほしいんです。


「ちゃんとしなきゃ」は、意外と求められていない


周囲の人たちからすれば、あとからこう思うことが、よくあります。

もう少し早く頼ってくれたら。
もう少し早く言ってくれれば。
もう少し早くSOSを出してくれたら、
もっと何かできたのに。
何とかなったかもしれないのに。

なのに、本人のこころの内では、こんな気持ちが先に立っているもの。

頼ったらいけない。
弱さを出しちゃいけない。
ちゃんとしなきゃいけない。
迷惑をかけちゃいけない。

でもそれは、
いま目の前にいる人たちが、本当に求めていることとは限りません。

あなたが思うより、
みんなもっと頼ってほしい、と思っている。
ちゃんと言ってほしい、と思っている。

「頼ってはいけない」は、
相手の要望というより、
自分のなかで育ってきた決まりごとであることが多いものです。

だから、壊れてから出すSOSは、
周囲にとっても、本人にとっても、重いもの。

早めの一言の方が、
よほど助けやすいんです。


回っていることと、無理していないことは別


たとえば、家計。

帳尻が合っていれば、
「まだ大丈夫」と言えます。

でも、その帳尻が
貯金を取り崩して合わせているなら、
回っているのと、健全なのは別です。

今の「自分で回せている」も、近い。

表面の数字は合っている。
納期も守れている。
倒れてはいない。

でも、削っているものが、睡眠や時間やからだなら、
それは帳尻合わせなんです。

人を頼れない人ほど、
帳尻を自分の側で合わせがち。
頼むより、削る方が早いから。

その早さが、長いあいだ続くと、
「大丈夫」の基準だけが、見えないところで静かに下がっていきます。


今日見るのは、「変えなきゃ」じゃない


今すぐ休みましょう。
人に頼りましょう。
とお伝えしているのではありません。


今日やってほしいことは、ふたつだけ。


ひとつは、「まだ大丈夫」の中身を、確認すること。

自分で回せている?
→ あなたが持つ何かを削っていない?

納期に間に合っている?
→ 何かを補充して間に合わせていない?

身体を壊していない。
→ どの段階までなら、まだ壊していないことになっている?


もうひとつは、決まりごとをつくっていないか?

頼ったらいけない。
弱さを出しちゃいけない。
ちゃんとしなきゃいけない。

それは、誰が求めているルールですか?
目の前の相手も、本当にそう思っていますか?


明確な答えを出したいわけじゃありません。

ただ、「大丈夫」の基準がどこにあるのか?
意識を向けてほしいのです。


取り返しがつかなくなる前に。
無理や我慢を大丈夫と片づけてしまう前に。


あなたは今、
何かを削って、「まだ大丈夫」と言っていませんか?

そしてあなたのすぐ近くで、
「ちゃんと言ってほしい」と思っている人はいませんか?


ぜひ、下記も併せてご覧ください。


何度も同じところで止まる感じがしたり、もう一段深めていきたいと感じるときには、らしさ発掘セッション もご活用ください。

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