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おかず2種類って、ひどくない?|思い込みで決めつけてしまう人へ

私の(リーディング系)セッションを、はじめて受けてくださる方には、
いちばん最初に、こんなことをお伝えしています。

まず、ご認識いただきたいのは、
自分自身にとって嬉しいことであれ、嫌だと感じることであれ、
その経験を必要としているのは自分自身であり、
すべてが必然であるとご理解ください。

それは決して、
あなたを責めたり貶めたりするための経験ではなく、
より良い未来、望む未来をもたらすために、
生活の中で偏った思い込みや考え方を整えるための変化の時間であり、
身軽になっていくための経験なのです。

これは、セッションを進めていくうえで、
とても大切な前提であり、

ご依頼者さまを否定したり、評価したりするためのものでは、
決してないからです。


「おかず2種類って、ひどくない?」


たとえば。
私自身、こんな経験をしたことがあります。

10年以上前のことです。

当時、私は娘に、毎日お弁当を作っていました。
いつも、3〜4品のおかずを詰めていて、

ある日、次女の好きなおかずを入れようと思い、
そこに時間をかけた分、おかずが2種類になった日がありました。

でも私は、
「好きなものを入れたから、きっと喜んでくれるだろう」と、
そう思っていたんです。

その日の夕方、

帰ってきた次女が、お弁当箱を出しながら、
ぽつりと、こう言いました。

「おかず2種類って、ひどくない?」

私は、感謝の言葉を期待していたわけではありません。

ただ、「喜んでくれていたらいいな」と、
自分のなかで、勝手に完結していました。

だから、予想もしていなかった言葉に、
驚きと一緒に、ショックを受けたんです。

「え、ごめんね」

そう返したものの、
「なんで、こうなったんだろう」と、

その夜、お風呂で一人、泣きました。


泣きながら、気づいたこと


泣きながら、気づいたんです。

私は、すごく身勝手な解釈と期待を、
次女に、押しつけていたんだなぁと。

次女から、ひどい言葉を浴びせられたわけでも、
傷つけられたわけでも、ありません。

たしかに、ショックだったし、悲しかった。
だから、一人で泣いた。

でもこれは、
私にとって、必要な時間だったんです。

「独りよがりに、なっていない?」
「コミュニケーションって、大事だよ?」

そう、教えてくれる時間。

相手の想いや感覚は、相手にしかわからない。

どんなに、感覚で受け取ることがあっても、
正解は、相手のなかにしかない。

そのことを、忘れてはいけないよ、と。

一人で思い込んで、完結してしまうことのリスクを、
改めて思い出させてくれた出来事でした。


その「その人像」は、誰が描いたもの?


私にとっては「指摘」というかたちでしたが、
シチュエーションは、良くも悪くも、さまざまです。

たとえば。

この人は、こんな感じ。
こういうところがある。
きっと、こう感じているだろう。

そんなふうに、受け取った印象だけで、
「その人像」を、思い込んでしまうことがあります。

そうすると、

必要以上に、相手の評価を下げてしまったり、
本当は望んでいないことを、正しいと思って進めてしまったり。

反対に、

「あの人は、私のことをこう思っているだろう」と、
勝手に悲観して、自己評価を下げてしまう人もいます。

でも、「その人像」は、
いったい、誰が描いたものでしょう。

相手が、相手の言葉で、そう言ったのか。
それとも、自分の感覚やイメージで、そうだと思い込んだのか。


確認してみるのも、いいかもしれない


人との関わりにモヤモヤを抱えているとき。
「あの人、苦手だな」と感じることがあるとき。

その気持ちの正体を、
相手の口から、相手の言葉で、たしかに耳にしたのか。

それとも、自分の感覚やイメージで、
「きっと、そうだ」と思い込んではいないか。

責める必要も、答えを急ぐ必要もありません。

ただ、そっと、
確認してみるのも、いいかもしれません。

私が、お弁当のおかずで気づいたように。

自分のなかだけで完結していた「正解」は、
案外、相手のなかの「正解」と、
違っていることがあるから。

あなたが今、
誰かに抱いている「その人像」。

それは、相手の言葉から受け取ったものですか?
それとも、あなたが一人で、描いたものでしょうか。

見えている印象と、本当のところ。
その「あいだ」について、別の角度からも綴っています。
今のあなたに、しっくりくる気づきが見つかりますように。


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美結(みゆ)|“目に見えない関係性”を読み解く人 応援、ありがとうございます。いただいたチップは、執筆や対話・探究を続けるための活動費に使わせていただきます。