【Kindle絵本制作記③】「余白」を絵本にしたかった。ChatGPTと一緒に物語の設計図を作った話
前回の記事では、
アイコンから生まれたキャラクター「ヨハク」が
誕生するまでを書きました。
(まだ読んでいない方はこちら👇)
ターコイズブルーの瞳。
白いヒゲ。
ちょっと不思議なおじさん。
「よし、キャラクターできた!」
そう思ったんです。
でも。
今思えば、
そこはスタート地点でした。
「やりたい!」の次にやってくるもの
キャラクターはできた。
で、
これどうやって絵本にするの?
調べてみると、
Kindle出版には最低24ページというルールがあるらしい。
24ページ。
いや待って。
そんなに何を書くの?
(10ページくらいで終わる予定だったんだけど)
MediBang Paintを数日で挫折した記憶がよみがえります。
あの嫌な感覚。
「また途中でやめちゃうんじゃない?」
45歳になっても、
心の中にはそんな声が住んでいます。
でも、伝えたいものは決まっていた
不安はありました。
でも、
今回だけは諦めたくなかった。
なぜなら、
ヨハクに込めたテーマだけは、
最初から決まっていたからです。
余白。
説明しすぎないこと。
答えを押し付けないこと。
急がせないこと。
今の世の中、
情報なんてAIですぐ調べられます。
だからこそ、
少しくらい考える余地があってもいい。
そんな絵本を作りたかったんです。
ヨハク

子どもが見たら、
「このヒゲのおじさん誰?」
って笑う。
お父さんやお母さんは、
色やデザインにちょっと癒やされる。
本棚に並べたら、
つい集めたくなる。
そんな妄想だけは、
どんどん膨らんでいきました。
(妄想だけは得意)
頭の中はぐちゃぐちゃだった
ただ、
問題はここからでした。
テーマはある。
キャラクターもいる。
作りたい空気感もある。
なのに、
話がまとまらない。
「水色の感じで」
「風が吹いてて」
「迷子になって」
「誰かと出会って」
自分でも何を言っているのかわからない。
頭の中に材料だけ散らばっている状態でした。
ChatGPTという軍師
そんな時、
助けてもらったのがChatGPTです。
私は思いつくことを全部投げました。
ヨハクのこと。
余白というテーマ。
好きな絵本の雰囲気。
届けたい気持ち。
まとまっていません。
本当にそのまま。
すると返ってきたのは、
文章ではなく、
設計図でした。
「あ、この順番なら読める」
「あ、このページで止まれる」
「あ、このあとめくりたくなる」
バラバラだったものが、
少しずつ一本の物語になっていく。
感動しました。
💡ちなみに、
私が実際にChatGPTへどんな指示を出して
ストーリーを作ったのかは、第4話で詳しくまとめています。
試行錯誤したプロンプトや考え方も公開しています。
「余白」が物語になった瞬間
特に印象に残ったのは、
短い一文でした。
「ヨハクは とまりました」
それだけ。

でも、
それが良かったです。
何を考えたのか。
なぜ止まったのか。
説明しない。
その余白こそ、
作りたかった世界観だったからです。
あえて正方形を選んだ理由
サイズも最後まで悩みました。
Kindleでは縦長が一般的。
でも、
どうしても違う気がしたんです。
私が見せたいのは、
物語よりも「間」。
だから選んだのは、
3000×3000pxの正方形。
左に短い文章。
右にはイラスト。

その何もない空間も含めて、
ヨハクの世界にしたかったんです。
完璧じゃなくていい
コンセプトはできた。
物語の種もできた。
でも、
次の瞬間にはまた新しい悩みが出てきます。
「ChatGPTにどう頼む?」
「電子版と紙版は?」
「Canvaの設定は?」
終わらない!
本当に終わらない!!
それでも、
もうやめたいとは思いませんでした。
少しずつでも、
前に進んでいる感覚があったからです。
次回はいよいよ制作編。
ChatGPTをどう使ったのか。
Canvaでどうレイアウトしたのか。
そして、
なぜ見開き6000pxで作ることにしたのか。
実際に私が試したことを、
失敗談ごと全部公開します。
(失敗談の方が多い気もします)
この制作記はマガジンにまとめています
「Kindle絵本なんて自分には無理だろうな」
そう思っていた45歳の会社員が、
AIと一緒に一冊の絵本を作るまでの記録です。
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