【Kindle絵本制作記④】AIで絵本を出版したい人へ。私が遠回りしながら覚えた制作手順
第0章|夢物語を「データ」に変える時間

Amazonに並ぶ未来だけは見えていた
ヨハクが生まれた日。
まだ1冊も完成していないのに、
頭の中にはもう完成した未来が見えていました。
Amazonに並んでいる絵本。
スマホで読んでくれる人。
そして、
誰かの本棚に置かれている紙の絵本。
ただ、
ひとつ問題がありました。
いや、
ひとつどころじゃありません。
その時点で私は、
電子書籍を作ったこともなければ、
絵本を書いたことなんてない。
えっ?
絵本ってどーやって作るん???
Kindleで作れるってのは知ってるけど
俺にできるのか!?
って状態でした。
頭の中には漠然とだけど完成した絵本がある。
でも現実は、
パソコンの中にいる「ヨハク」が一人。
夢はある。
だが、
知識はない。
経験もない。
おー、絶望的😱
今振り返るとよく始めたなと思います。
でも、
ここで気付きました。
出版って、
結局は「データ作り」なんですよね。
どれだけ素敵な物語を思いついても、
どれだけ愛着のあるキャラクターがいても、
最終的には
0と1のデータにならなければ本になりません。
ここから始まったのは、
夢を追いかける物語というより、
45歳会社員による
「データとの格闘記」
でした。
そして私は、
この時まだ知りませんでした。
この先、
何度も同じ画像を作り直し、
何度もサイズ設定で失敗し、
最後には650MBという巨大な壁にぶつかることを。
第1章|ストーリーより先に必要だったもの

Kindle絵本、24ページ問題
最初は簡単だと思っていました。
絵本なんだから、
お話を書けばいい。
ところが。
全然足りない…。
本当に足りない……。
「こんな話どうかな?」
と思って書き始めると、
10ページくらいで終わる。
頑張っても15ページ。
気付けばヨハクが散歩して、
空を見上げて、
なんか気付いて終わる。
Kindle絵本には最低24ページというルールがある。
つまり、
思いつきだけでは完成しません。
ChatGPTを編集者にする
そこで登場したのがChatGPTでした。
ただ、
ここで大きな勘違いをしていました。
最初の私は、
「面白い話を書いて」
とお願いしていました。
すると、
ちゃんとした話が出てきます。
でも。
なんか違う。
すごく優等生。
すごく説明的。
すごく良い子。
でも、
ヨハクじゃない。
私が作りたかったのは、
説明する絵本ではなく、
読んだ人の中に余白が残る絵本でした。
そこでやり方を変えました。
物語を書かせる前に、
世界のルールを教える。
・悪役を出さない
・感情を説明しない
・説教しない
・余白を残す
すると、
急に空気が変わりました☺️
ChatGPTが作家から編集者になった感覚。
ここからようやく、
絵本の土台作りの始まりです。
第2章|最大の敵はAIではなく「一貫性」だった

ヨハクが毎回別人になる問題
ストーリーができた。
さあイラストだ。
ここからが地獄でした😣
AIで画像を作るたび、
ヨハクの顔が変わる。
髪型が変わる。
ヒゲが消える。
メガネが変わる。
帽子の形まで変わる。
ついには飛行し出した😱
昨日まで主人公だった人が、
今日は見知らぬ街のおじさんになっている。
そんな感じです。
1枚のポスターなら素敵。
でも絵本は違います。
ページをめくるたびに
主人公が変身したら困る。
どうしても譲れなかったもの
さらに困ったことがありました。
瞳です。
私はずっと、
ターコイズブルーの瞳にこだわっていました。
Threadsのアイコンでも使っている色です。

理由はうまく説明できません。
でも、
ヨハクの瞳はその色じゃなきゃダメだった。
なのにAIは、
高確率で黒目にしてくる。
何回やっても黒。
また黒。
今日も黒。

頼むから青にしてくれ~😭
ターコイズのブルーにしてくれぇぇ
押し入れから出てきた救世主
そこで私は、
あるものを引っ張り出しました。
ペンタブです。
数年前に買って、
数年前に挫折したやつ。
押し入れの奥で
完全に眠っていました。
(正確にはクローゼットだけど)
まさかここで再登場するとは。
ペンタブも思っていなかったでしょう。
AIで作る。
人間が少しだけ直す。
この組み合わせで、
ようやくヨハクに命が宿り始めました。

第3章|サイズを甘く見ると最後に泣く
一番地味で一番重要な話
絵本作りで一番楽しくない話をします。
それは、サイズ調整です。
でも、
一番大事です。
なぜなら、
ここを間違えると全部やり直しだから。
本当に全部です。
作った後では遅かった
最初の私は、
イラストを先に作っていました。
たくさん作って、
並べて、
満足していました。
ところが。
Kindleで見ると切れる。
紙にするとズレる。
文字が見づらい。
綴じ目に巻き込まれる。
次々と問題発生。
その時の気持ちはまるで、
ラスボスの城間近でセーブデータが消えたド〇クエです。
先に決めるべきだった
そこでようやく理解しました。
絵本は、
イラストを作る前に
サイズを決める。
これが正解でした。
私は試行錯誤の末、
電子版は見開き6000×3000pxにしました。
もっと早く知りたかった。
この設定を最初に決めていたら、
何十時間も節約できたと思います。
そしてこの頃の私はまだ知りません。
完成目前で、
今度は「850MB問題」が待っていることを。
「本を作るだけなのに容量って何だよ」
そう思っていた頃の話です。
ちなみに、この制作記で作っている絵本はこちらです。
実際の完成形を見てから読むと、
この後の失敗談が少しイメージしやすいかもしれません😊
この記事では、そんな失敗や遠回りも含めて、
AI絵本を出版するまでの過程をまとめています。
■こんな悩みを持っている方へ■
❶ AIで絵本を作ってみたいけど、何から始めればいいか分からない
❷ ChatGPTやCanvaを使っているけど、出版までの流れが見えない
❸ 絵は描けないけど、自分の絵本を出してみたい
❹ AI絵本制作で実際に何につまずくのか知りたい
❺ 「いつか出版したい」を「実際に出版したい」に変えたい
◆この先で書いている内容◆
❶ ChatGPTを使って24ページの絵本を組み立てる考え方
❷ AIイラストでキャラクターの一貫性を保つコツ
❸ ターコイズブルーの瞳を再現した手動修正の手順
❹ Canvaで電子版・ペーパーバック版を作る具体的な設定
❺ Kindle出版前に知っておきたかった失敗ポイントと対策
この先は『制作記』です。
手順書というより、
45歳のおっさんがAI絵本を出版するまでに何度も遠回りし、
何度もつまずき、
そのたびに試行錯誤してきた記録です。
「全部いい話になってしまう問題」
「ヨハクが毎回別人になる問題」
「瞳だけどうしても思い通りにならない問題」
「完成したのに出版できない問題」
実際に私がぶつかった壁を、
その時の感情や失敗談も含めて、
時系列でそのまま書いていきます。
結果的に解決できた方法も書いていますが、
正解を教える記事というより、
一緒に出版までの道のりを追体験する記事だと思って読んでいただけたら嬉しいです。
もし今、
同じところで立ち止まっている方がいたら、
どこか一つでも参考になる部分があるかもしれません。
では、私が最初にぶつかった壁からお話しします🥸
ここから先は
¥ 980
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
