ビリー・ザ・キッド
絶体絶命からのnoteクリエイター召喚
1881年のアメリカ・ニューメキシコ州、サマーナー。
私の名前は、ビリー・ザ・キッド。
……と言っても、あの有名なガンマンではない。
私は、寂れた旅芸人一座の座長だ。
とはいえ、うちの劇団は、すこぶる評判が悪かった。
団員は次々と夜逃げ。
残ったのは、使い古されたサボテンのハリボテと、錆びかけた拳銃が数丁。
そして私。
以上。
劇団というより、もはや廃品置き場である。
そのうえ、町の保安官から最終通告まで届いていた。
「今夜までに未払い分の借金を返せ」
さもなくば、劇場の土地を差し押さえる。
締め切りである。
しかも、絶対に延長されないタイプの締め切りだ。
「いよいよ、どうにもならなくなったな……」
私は酒場の隅で、テキーラをあおった。
ポケットの中身を確認する。
金。
ない。
弾。
ない。
希望。
もっとない。
借金の総額は、私がこれまで撃ち抜いた的の数より多い。
そもそも、銃撃戦で解決できる金額ではない。
どう足掻いても、万策尽きた。
私は天井を見上げた。
「神様……」
返事はない。
「悪魔でもいい……」
返事はない。
「誰でもいいから、助けてくれ……」
そのときだった。
ふと、昔の記憶が蘇った。
かつて、怪しげな魔術師から渡された古びた羊皮紙。
魔術師は言っていた。
「本当に人生が行き詰まったときだけ使え」
私は懐から、その羊皮紙を取り出した。
震える手で広げる。
そこには、こう書かれていた。
『絶望の淵に立たされたとき、現代の言霊を操る最強の異世界人、三人を召喚せよ』
私は羊皮紙を見つめた。
「……三人か」
今の私には、選択肢などない。
私は羊皮紙を床に放り投げた。
そして、最後の力を振り絞って叫んだ。
「頼む……!」
「私の代わりに、この絶望的な現実を、面白おかしくエッセイに仕立て上げてくれぇーっ!!」
ザシュッ!
空気が裂けた。
酒場の床に、巨大な魔法陣が浮かび上がる。
眩い光が酒場を包み込む。
風が吹き荒れ、テーブルの上の酒瓶が倒れた。
酒場の客たちは悲鳴を上げ、店主はカウンターの下へ潜り込んだ。
そして
光が収まった。
そこには、三人の男が立っていた。
一人はスマートフォンを握っている。
一人は、何やら真剣な顔でメモを取っている。
もう一人は、周囲を見渡しながら呟いた。
「……ここ、どこ?」
私は三人を見つめた。
三人の頭上には、なぜか光る文字が浮かんでいる。
『noteクリエイター』
「お、お前たちは……?」
三人のうち一人が、静かに答えた。
「文章を書く者です」
「文章……?」
私は首を傾げた。
「銃は?」
「ありません」
「馬は?」
「ありません」
「金は?」
「ありません」
「…………」
私は頭を抱えた。
「本当に大丈夫なのか、これ」
すると、三人のうち一人がスマートフォンを掲げた。
「でも、文章ならあります」
私は少しだけ顔を上げた。
「……そうか」
私は三人を見渡した。
そして、静かに頷いた。
「よし」
「はい」
「頼んだぞ」
三人も頷いた。
こうして――
1881年、ニューメキシコ州サマーナー。
絶体絶命の旅芸人一座に、
三人のnoteクリエイターが召喚された。
あとは、この三人に――
この世界の物語を、託すだけだ。
この企画のルールとしては、
・前走者の表題の最後の文字から始まる表題
・ハッシュタグ『#エッセイしりとり』を忘れず
・可能であればバトンを3人にまわす
・どうしても忙しかったらパスでOK
・文字数は 140〜3,000 程度
私の前が
つむじゴール再び
私は、
ビリーザキッド
でしたので次は、
「ど」からはじめてください。どじゃないんだそうです!
「と」からだそうです!
「ど」でも良いらしい!
又三郎くん、召喚しちゃいました。
君ならなんとかしてくれると思って、
呼んじゃいました。
次は、工場長様、勇者になってみてください!
多忙であれば、無視しても大丈夫なので、安心して参加してください。
次は、
お疲れ様様、
多分私の師匠です。
これで寝れますね!
