【純ジャパで中1からタイのインターに入学 Vol.5】入学3か月で「トップスチューデントになる」と言われた娘
こんにちは。タイに8年住んでいるAomimi(アオミミ)です。
2018年、夫の駐在に帯同して、夫・私・次女の3人でタイのチョンブリ県シラチャに住むことになりました。
中学1年生だった次女はタイのインターナショナルスクールへの進学を希望し、パタヤにあるイギリス式インターナショナルスクールに入学しました。
『あなたの娘さんはトップスチューデントになります』
入学3か月の面談で、EALの先生から突然そう言われました。
インターに入学して約3か月。
少し学校生活にも慣れてきた頃、最初のターム(学期)が終わりに近づいてきた頃に初めての三者面談がありました。
日本の学校とは少し違い、体育館のような大きなホールに各教科の先生がブースを構え、事前に予約した時間に5分ほどずつ話をするスタイルです。
すべての先生と面談する必要はなく、話したい先生にだけ予約を入れます。
インターで初めての面談ということもあり、私も少し緊張しながら会場へ向かいました。
ホールには待合スペースがあり、お茶やスイーツまで用意されていて、まるでイベントのような雰囲気でした。
何人かの先生とお話ししましたが、多くの先生は笑顔で
「娘さん、頑張っていますよ」
「まだ始まったばかりですし、これからですね」
という励ましの言葉をかけてくださいました。
そんな中、一番印象に残ったのがEAL(英語サポート)の先生との面談です。
娘は当時、全授業の半分ほどEALのクラスを受けていました。
以前少し話した時から「この先生は本当によく子どもを見ている」と感じていたので、お話しできるのを楽しみにしていました。
面談が始まると先生は突然こう聞きました。
「娘さんは、この学校にあと何年くらいいますか?」
私は少し戸惑いながら、
「たぶん5年くらいです」
と答えました。
すると先生は安心したような表情になり、
「それなら大丈夫です。あなたの娘さんは、この先トップスチューデントになります」
と言ったのです。
えっ?英語もまだできないのに?
その頃の娘は、まだ英語で自由に話せるレベルではありません。
EALに入って、まだ3か月。
「どういうこと?」
と驚いている私に、先生は紙に2本の矢印を書きました。
一本は、ゆるやかに右肩上がりの線。
「これが一般的な生徒の成長です」
そしてもう一本は、45度くらいの勢いで伸びる線。
「これがあなたの娘さんです」

先生は続けました。
「もちろん今すぐではありません。でも、このペースなら長い目で見て必ずトップスチューデントになります。だから、できるだけ長くこの学校にいてください」
先生が見せてくれたジャーナル
先生は娘が毎日書いているジャーナルを見せてくれました。
入学当初は、
「今日は○○をしました。楽しかったです。」
「○○を食べました。おいしかったです。」
そんな2〜3行ほどの日記でした。
ところが3か月経つころには、ノート3〜4ページにわたる物語のような文章を書いていたのです。
もちろん内容自体は難しいものではありません。
それでも、インターで英語を学び始めてわずか3か月でここまで表現できるようになったことに、先生は大きな成長を感じていたそうです。
日本語で育てた力は無駄にならなかった
この時、私は初めて
「中学生からインターに入学したことは、ある意味正解だったのかもしれない」
と思いました。
娘は日本の小学校で、母語である日本語の読み書きをしっかり身につけていました。
小さい頃から本を読むことが大好きで、漫画もよく読み、国語が一番好きな教科でした。
通信教育では作文コースを受講し、文章を書くことも楽しんでいました。
「物語を読む力」
「自分の考えを文章にする力」
その土台があったからこそ、英語を学ぶにつれ、それを少しずつ英語でも表現できるようになっていったのだと思います。
日本とインターの文化の違いも実感
もう一人、忘れられない先生がいます。
理科(Science)の先生です。
授業中ほとんど発言できていなかった娘に向かって先生は、
「どうしてそんなに静かなの?話せる?」
と聞きました。
娘が答えると先生は笑いながら、
「ちゃんと話せるじゃないか。話せるなら授業でも参加しなさい」
と言いました。
授業の受け方、授業において生徒に望まれる姿勢は
日本の学校:先生の授業を静かに聞く。必要なとき以外は発言しない。
インター:積極的に発言し参加する。発言していない生徒は評価されない。
文化の違いを強く感じた瞬間でした。
不安だった親子にとって、大きな励まし
日本の学校の面談でも褒めてもらうことはありました。
でも、ここまでストレートに将来性を認めてもらったのは初めてでした。
娘も私も、本当にうれしくて舞い上がってしまいました。
「中学生からインターに入るなんて無謀だったのでは」
そんな不安を抱えていた私たち親子にとって、この面談は大きな自信になりました。
……もっとも、数年後には「三者面談=娘が先生に授業に関する不満を伝える場」へと変わっていくのですが、それはまた別のお話です(笑)。
娘がその後実際に「トップスチューデント」になったかどうかは、また続きを楽しみにしていただければと思います。
一見順調そうに見えたインター生活ですが、そんなに甘いものではありませんでした。
次のエピソードでは娘がインター生活を楽しいと思えなくなったときのことを書こうと思います。
お子さんの英語教育やインター入学を考えていらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。
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