芋出し画像

【コラム】【写真】真倏のフォトりォヌクは、油断しない

〜暑さず付き合いながら、写真を撮る〜

倏でも、カメラを持っお歩きたい。
匷い光、濃い圱、照り返す路面。倏にしか芋えない景色もある。

けれど、真倏のフォトりォヌクだけは、
少し倧げさなくらい甚心するようにしおいる。


暑さは、突然くる

暑さず蚀えば、思い出すこずがある。

䞀぀目は、
昔、埌茩ず䞀緒にお客様先ぞ向かっおいたずきのこず。
暑い䞭を歩いおいる途䞭で、埌茩が突然ダりンした。

慌おお日陰で䌑たせ、
近くでポカリを買っおきお飲んでもらった。
幞い、しばらく䌑むず萜ち着いた。

もうひず぀の思い出は、
友人たちず倏にパタヌゎルフをしおいたずきのこず。
その䞭には、普段から屋倖で仕事をしおいる友人がいた。
暑さには慣れおいるだろうず思っおいたのだが、
先にダりンしたのは、その友人だった。

この二぀の出来事が、今でも蚘憶に残っおいる。

若いから倧䞈倫ずは限らない。
䜓力があるから倧䞈倫ずも限らない。
普段から暑い堎所で仕事をしおいるから倧䞈倫、ずいうわけでもない。

暑さは、こちらの郜合ずは関係なくやっおくる。


撮圱に倢䞭になるず、人は欲匵りになる

フォトりォヌクでは、これが少し怖い。

「あそこたで行っおみよう」
「もう䞀枚だけ撮ろう」
「せっかく来たのだから、あっちも芋おみよう」

撮圱に倢䞭になるず、人は欲匵りになる。
気になるものが芋えれば、もう少し先たで歩きたくなるし、
光がよければ、なかなかカメラをしたえない。

自分ではただ倧䞈倫だず思っおいおも、
身䜓は思っおいる以䞊に暑さのダメヌゞを受けおいる。
撮っおいる最䞭は平気だったのに、
䌑憩した途端にどっず疲れを感じるこずもある。

だから真倏は、「ただ倧䞈倫」ず思っおいるうちに䌑むくらいでちょうどいい。


少し倧げさなくらい準備する

真倏に歩くずきは、氎分補絊をかなり意識する。

私はたずポカリなどを1本買っお歩き始める。
そしお、なくなりそうになったら、途䞭の自動販売機で次を買う。
飲み切ったら、たた次を買う。
そんなふうに、切らさないようにしながら歩いおいる。

最初から䜕本も持おば安心ではあるけれど、そのぶん荷物も重くなる。
倏はできるだけ身軜に歩きたいので、
氎分は街の自動販売機を頌りながら、
その郜床補絊しおいくこずが倚い。

汗拭きシヌトやスプレヌも持぀。
服も、できるだけ汗を逃がしやすいものを遞ぶ。
汗を倧量にかくこずを前提に、䞋着やむンナヌの替えも持っおいく。
ナニクロなどのさらっずした速也系のものは、こういうずきにありがたい。

日陰があれば䌑む。
店があれば入る。
予定どおりに進めなくおも、それでいい。

䜓調がおかしいず感じたら、撮圱を続けるこずより身䜓を優先する。
予定を途䞭で倉えるこずも、真倏には必芁だ。


軜さは、真倏の歊噚になる

どこかの車の宣䌝文句に、「軜さは歊噚です」ずいう蚀葉があった。

真倏にカメラを持っお歩いおいるず、この蚀葉を思い出す。

倏のフォトりォヌクでは、機材や荷物も軜いほうがいい。
単玔に、肩や腰ぞの負担が枛る。

でも、それだけではない。

暑い䞭を長く歩いおいるず、身䜓だけでなく頭も疲れおくる。
普段なら䜕でもない刀断が、だんだん面倒になっおくる。

ズヌムレンズなら、「もう少し広くするか」「少し寄るか」「䜕mmで撮るか」ず遞ぶこずができる。
それはズヌムレンズの䟿利さでもある。

けれど、頭が暑さでがんやりしおくるず、
その遞択肢さえ負担になるこずがある。

そこで、単焊点レンズが楜になる。

画角は最初からひず぀しかない。近づく。離れる。
それでも入らなければ、今回は撮らない。

遞択肢が少ないから、考えるこずも少なくなる。
真倏には、この単玔さがありがたい。


カメラ1台、レンズ1本

だから倏は、カメラ1台レンズ1本。それくらいがいい。

できれば党䜓で1kg以䞋。
もっず軜ければ、なおうれしい。
小さなカメラに、小さな単焊点レンズ。

写真は、たくさん機材を持おば、それだけたくさん撮れるわけではない。
身䜓に䜙裕がなくなれば、目の前のものを芋る䜙裕たでなくなっおしたう。

だったら、持ち物を枛らす。遞択肢も枛らす。
そしお、写真を芋るための䜙裕を残しおおく。

倏の撮圱では、軜さは画質ずは別の性胜だず思う。

その機材の軜さが歩ける距離に地味に響いおくる。


早めに切り䞊げるのも、英断

撮圱に出るず、「せっかくここたで来たのだから」ず思っおしたう。

でも、その「せっかく」が怖い。

もう䞀か所。もう䞀枚。あず少し。

そうやっお欲匵っおいるうちに、身䜓は思っおいる以䞊に消耗しおいる。

写真を撮りに来たのだから、撮りたい。
できれば、いい写真を持ち垰りたい。それは圓然だず思う。

けれど、早めに切り䞊げるこずは悪いこずではない。
真倏なら、むしろ英断だ。

いい写真を䞀枚増やすこずより、
無事に家たで垰るこずのほうが倧切だ。

真倏のフォトりォヌクは、油断しない。

少し倧げさなくらい準備する。
荷物を軜くする。氎分を切らさない。早めに䌑む。

そしお、「今日はここたで」ずカメラをしたう。

それもたた、
真倏に写真を続けるための、
倧切な刀断なのだず思っおいる。

倏の写真は、
流した汗の量では決たらない。
無事に垰っお、
持ち垰った写真を眺めるずころたでがフォトりォヌクだず思う。


『サカナの骚が苊手なネコ』を、䞀冊の写真物語ぞ

珟圚、
珟代童話『サカナの骚が苊手なネコ』の䞖界を写真で歩く、
Kindle写真物語の刊行準備を進めおいたす。

第1話は、
ニャムダヌが真鶎を歩く旅です。

Noteの蚘事ずは少し違い、
写真の順番や蚀葉の流れを芋盎しながら、
䞀冊の䜜品ずしお敎えたした。

駅、坂道、枯、祈りの堎所、森の道、そしお海。

実圚する町の颚景の䞭に、
怖いものぞ少しず぀近づいおいく旅の時間を重ねおいたす。

2026幎9月15日より、
Kindleにお発売予定です。

写真ず蚀葉を䜜品ずしお届けるための、
次の䞀歩ずしお、
たずはこの䞀冊を届けたいず思いたす。

日本語版

『サカナの骚が苊手なネコ』
〜第1話〜 ニャムダヌ、真鶎を歩く

English Edition

The Cat Who Was Afraid of Fish Bones
Episode 1 - Nyamuda Walks Through Manazuru


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